2006年09月14日
夢は全国制覇、男たちの“熱き”劇場/関学大
<関学スポーツ編集部:有島弘記>
8月29日から9月3日にかけて、石川県小松市の「木場潟カヌー競技場」において全日本インカレが行われた。僕は大会9月1・2日を取材し、夜はカヌー部の宿舎に泊めてもらった。
JR大阪駅から特急電車に揺られること2時間半。JR小松駅に到着すると、大阪のどんよりとした曇り空とは打って変わり、青空が広がっていた。
そして会場に着くと、そこは緑に囲まれ、何とも穏やかな雰囲気が漂っていた。しかし、その穏やかな雰囲気も一転、カヌー部名物の熱烈な声援がそれをかき消してしいた。情熱の波が、戦いに臨む選手たちを大いに後押ししていた。
15時頃、この日のレースは終了し、会場を後にする他大学の選手たち。それを尻目に関学の選手たちは、各々明日のレースに向けて、練習を始めていた。
陽も傾き、人気のなくなってきた会場で練習に励む選手たち。強豪と呼ばれる大学は、スポーツ推薦者で固められた集団。一方の関学は数人のスポーツ推薦者はいるものの、大多数は大学からカヌーを始めた集団。
そんな「経験豊かな」強豪大学に勝つためには、どうすれば良いのか。相手より少しでも練習して、その差を埋めるしかない。明日のレースに向けてパドルを漕ぎ続ける彼らの勇姿を見て、僕は彼らの「全国制覇」達成への強い意志を感じていた。
宿舎へと戻り、19時から選手とともに夕食をいただいた。「お刺身、肉じゃが、天ぷら」と、どれもおいしく、お腹は満腹感でいっぱいとなった。
22時には消灯。そう聞いていたが、1年生に「10時になりましたら、大広間へお越し下さい」と、別室で過ごしていた僕を大広間へと招待してくれた。
そこで待っていたのは、「夜のカヌー部」だった。女人禁制、写真ではお見せできない1年生による芸出しは、体を張った「下ネタ」全開のものだった。でも、この芸出しが笑顔の絶えないカヌー部の雰囲気を作り出しているのだと思った。
翌朝6時に朝食。選手たちの朝は早い。レースは8時半から開始され、SK-2【1000メートル】には、関西チャンピオンペア、稲川・込茶組が登場。レースは残念ながら4位に終わったものの、写真の通り、彼らは持てる力をすべて出し切った。
レースは9時40分頃から、強風のため中断となる。レース再開は16時からと待ち時間は6時間を越えた。
この日のラストレースは、K-4【1000メートル】。各チームの主力4名がひとつの艇に乗り込み、順位を競う。関学は序盤先頭に立つが、日体大、大正大に先を許して3位に終わる。しかし、男子カヤック部門の総合成績は、最終日を前にして2位と、トップの日体大を射程圏に捉える絶好の位置につけた。
この日のレースも終わり、選手たちに挨拶して、会場から駅へと向かおうとした時、僕はなぜだか、明日の快挙を予感した。チームの雰囲気、選手たちの表情、そのすべてが僕にそう思わせたのだ。
翌日、携帯電話が鳴った。昨年の主務さんからの電話だった。興奮気味の声で、「勝ったで! 全国制覇やで!」。その知らせを聞いて、僕の目頭が熱くなっているのが分かった。
僕は「チーム」という言葉がこれほど似合う部を今まで見たことがない。現役そしてOB、OGが心の底から支え合う。彼らは最高のチームだ。僕はこのチームを取材できてほんとに、良かった。この夏は僕にとって最高の夏となった。
September 14, 2006 01:50 PM
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コメント
石川県ではお世話になりました。編集4回の田中です。全国制覇おめでとうございます。僕も本当に嬉しくて興奮しました。“一致団結”が関学カヌー部のチームカラーだと思います。このカラーをこれからも持ち続けて2連覇、3連覇と記録を伸ばして行って下さい。最後に本当に全国制覇おめでとうございます!!!!!
投稿者 田中 陽介 : 2006年09月19日 22:42
カヌー部全国制覇本当におめでとうございます!有言実行。体育会メーリングリストで吉報を聞き思わずガッツポーズがでました。昨年のリーキャンでも日本一になるために真剣に話し合っていた姿が今でも鮮明に覚えています。これからも2連覇3連覇と常勝関学カヌー部を築き上げてください!4回生の方々お疲れ様でした。
投稿者 秦 賢太郎 : 2006年09月20日 22:52
アリシお疲れ。
田中くんにも、高橋にもよろしく。
WEBはええ感じじゃないの。
紙媒体の方も期待してんで。
勿論、来年も連覇を狙ってるんで、
カヌー部にこれからも暖かい応援を。
ほな、いい記事待っとくわ~。
投稿者 : 2006年09月24日 21:59
