2006年06月26日
裕唯、バンクーバーへ真っ直ぐに/早大
<ショートトラック:酒井裕唯>

「スポーツ科学に強い関心を持ち、オリンピックでの活躍を期待できる、優れた潜在能力を持つスーパーアスリートを求めています」(早稲田大学スポーツ科学部入試要項より抜粋)。酒井裕唯は、今年度新たに新設された『トップアスリート入試』で入学した。進路先が「早く決まったので成績が良かった」と、練習に集中できたことで昨シーズンはW杯に初出場を果たし、2年連続で世界ジュニア選手権にも出場。すでに世界のレベルを肌で感じ、日々の練習に打ち込むその姿はまさにトップアスリートだ。
そんなショートトラック界若手の最有望選手、酒井は進学に伴って練習環境も変わった。現在は主に東京都スケート連盟での合同練習に参加している。「氷の状態は(地元の)長野より悪い」そうだが、所属チーム、年齢、男女の垣根を超えての密度の濃い練習に「来て良かったなと思っています」と新たな経験に目を輝かせる。
また、毎日の生活も充実感を持って過ごしている酒井は「朝、起きるのが大変」ながらも大学を楽しんでいるという。そして、スポーツ科学部の学生としてこれから学んでみたいことは心理学。「心理面っていうのは競技にもすごく関連することが多くて、試合前に気が落ちていると、やっぱりその試合は自分の力が全然出せなかったりするんです」―。新たなトレーニングや勉学を通じたこれからの成長に、酒井自身が一番大きな期待を膨らませているのだ。

「できることを精一杯やって、練習では手を抜かない」のが信条。姉の智美選手についていって始め、その『かけひき』のおもしろさに惹かれたショートトラックは、いつしか楽しい遊びの枠を超えていった。「もっと世界と戦える選手になって、オリンピックに出たい」。トリノ五輪出場は叶わなかったが、もちろん次のバンクーバー五輪代表候補の筆頭。4年後の大舞台をただ真っ直ぐに見つめ、酒井は早大生アスリートとして新たなスタートを切った。
◆酒井裕唯(さかい・ゆい)1987(昭62)年12月7日生まれ。長野・岡谷東高出身。スポーツ科学部1年。早大進学を考えた理由は、末吉隼人選手(早大教育学部、トリノ五輪出場)に憧れたからとか。
June 26, 2006 11:11 AM
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