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190号4面より(2006/4/3発行) 連載
田口壮インタビュー.gif

 1月23日、メジャーリーガー・田口壮が母校である関学へ帰ってきた!激励会前のわずかな時間でのインタビュー。学生時代の思い出や今季にかける抱負などをユーモアたっぷりに、熱く、そして力強く語ってくれた。
懐かしの学生時代

田口壮①.JPG ―久しぶりの母校はどうですか?
どんどん新しくなってきてるね。羨ましいよ。

―大学生活で一番の思い出は?
思い出というか、卒業式に出られなかったのが心残りだね。その時にはプロ入りしていてオープン戦で徳島にいたんですよ。卒業式に出たいのでオープン戦休ませて下さい!とはさすがに言えなくて(笑)。今でも卒業していない夢を見るくらい、悔いが残っているよ。

―食堂にはよく行かれましたか?
ビッグ・パパとかママとか今でもあるんだ。僕は東京庵がお気に入りでね。しょうが焼き定食をよく食べたよ。

―今、新グラウンドが建設されていますが、現在使われているグラウンドで何か思い出はありますか?
色々あるけど、1,2年生の時のグラウンド整備が懐かしいなあ。必ず平らにしないといけなくて。キャプテンが恐かったなあ。そうそう、一度、練習が嫌で水を出しっ放しにしてグラウンドを水浸しにしたことがあってね。もちろん、すぐにばれた上に罰として走らされた(笑)。

―田口ネットの噂(練習中、田口さんの打球がよくグラウンド外に飛ぶので、それを防止するためにネットが建設されたというもの)は本当ですか?
はは、そんな噂もあったね。たまたま僕のいた時期と工事の時期が重なっただけだよ。

―関学硬式野球部の様子は気になりますか?
やっぱりリーグ戦の結果は気になるね。インターネットで調べたり、知り合いからメールが来たり。リーグ情報は随時追いかけているよ。

―では昨年、優勝争いまで持ち込んだこともご存知ですか?
もちろん、知ってますよ。いつ優勝するんだろうと思ってずっと見てました。


憧れのメジャーで―

―それでは、アメリカでの生活についてお聞きしたいと思います。まずメジャー入りを決意された動機は?
メジャーは野球における最高の舞台。そこで自分を試してみたかった。限界だと感じたらその時やめれば良いから。

田口壮②.JPG ―日本に帰りたいと思ったことは?
一度もないですね。

―英語の方はどうですか。
日常生活には不自由はありません。チームメイトから学んだりもしています。日本語って1つのことを伝えるのに色んな言い方があるけれど、英語って言いたい事をストレートに伝えないといけない。そういう意味でも色々勉強になっているね。

―昔から得意だったのですか?
いや、すっごく苦手だった。大学での最初の英語の授業で当たった時「YES」しか言えなかったから(笑)。

―田口さんにとって昨シーズンはどんな年でしたか?
良い年だった。右肩上がりに毎年よくなってきていると思うよ。

―今季の目標を教えて下さい。
まずはレギュラーの地位を確立。それからワールドシリーズ制覇!

―最後に体育会員、そして関学生のみんなにメッセージをお願いします。
体育会員のみんなにはそれぞれのスポーツを一生懸命頑張ってほしい。体育会は礼儀や感謝の気持ち、上下関係を学べる良いところ。しっかりと学んでほしいと思う。一般の学生もこの時期は色んな人や色んな物に出会える時。興味のあることにどんどん挑戦してあらゆることを吸収していってほしい。


99 TAGUCHI
 田口壮。1969年7月2日生(現在36歳)。178㌢、74㌔。西宮北高校出身。92年商学部卒。外野手。右投右打。
 大学時代は4度ベストナインに選出され、首位打者も獲得。また、田口が打ち立てた通算安打123本というリーグ記録は、いまだに破られていない。
 91年、大型内野手としてドラフト1位でオリックス・ブルーウェーブ(当時)に入団。3年目に外野手に転向し、大きく躍進する。95~97、00、01年にはゴールデングラブ賞を受賞。彼の攻守にわたる活躍により95、96年にチームは連覇を果たす(96年は日本一)。また、シドニーオリンピックの日本代表となり、世界を舞台に打率3割5部9厘と実力を見せ付けた。
 FA権を取得した01年、田口はアメリカ大リーグ、セントルイス・カージナルスへ移籍。04年はワールドシリーズに出場するも敗退。世界一とはならなかった。
そして05年は自己最多の143試合に出場。確実に「田口壮」の名は広く知れわたり始めている。悲願のワールドチャンピオンへ。田口の才能はこれからさらに、発揮されるだろう。


<取材後記>
 目の前にいるのが、あのメジャーリーガーだなんて!私は嬉しさと緊張でいっぱいだった。取材はたった数十分。しかし、田口選手から発せられる言葉の端々からは、強く母校を愛する気持ち、常に前へ進もうとする姿勢が十分に感じられた。そして終始見せてくれる爽やかな笑顔。その表情や話しぶりから伝わってくる人柄にも魅了されたことは言うまでもない!田口選手の華々しい活躍が、海を越えて私たちの耳に届けられることを今後も期待している。

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田口壮プレゼント.gif
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