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194号6面より(2006/12/15発行) 硬式野球部
「木で言うなら幹」。そう清水が例えるほど、彼の大学4年間を語る上で欠くことのできない存在―それが、硬式野球部の本荘雅章投手コーチだ。
2人の出会いは、本荘コーチ(当時監督)が足を運んだ小野高校の練習試合だった。その日、清水は本塁打を放つなど大活躍。だが本荘コーチが注目したのは別の点。ある時ボールがブルペンからフェアゾーンへ。それにいち早く気付いたのが清水だった。本荘コーチはその視野の広さに惚れこんだという。
本荘コーチの熱心な誘いもあり、進んだ関学では1年生の春から試合に出場。今ではゲームメイク能力に長けた清水だが、当初は大学レベルには達していなかった。リード面では、ストライクが入らないと、投手と同じように四苦八苦。1球ごとにコースも球種も変えていた。そんな時、本荘コーチからのアドバイスや試合での経験で意識が変化。打者に合わせたリードができるようになった。また、今では清水の代名詞である二塁送球も、本荘コーチの指導があった。以前は速い球を投げるために力んでいた清水。そこで本荘コーチがモーションを小さくすることを助言。初めはその変化に不安を抱えた清水であったが、本荘コーチとの二人三脚でものにした。格段にタイムを速めたという。
2人の関係は、〝信頼〟という言葉だけでは足りない。一野球人同士、男同士として互いに尊敬し合っているのだ。「清水といっしょにプロの世界を見たい」。本荘コーチは目を輝かせた。恩師の夢を、これから清水が体現していく。
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