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191号4面より(2006/4/3発行) 連載
生涯現役でいたい
「泳いでないとウズウズする」という柴崎。水泳を始めたのは、0歳だった。気づけば、彼女にとって泳ぐことは生活の一部になっていた。
そんな柴崎はインターハイ出場をはじめ、多数の輝かしい戦績を持つ。高校時にはジュニアオリンピックで6位という結果も残した。日本最高峰の大会・日本選手権へも6年連続で出場。まさにトップクラスのスイマーだ。
しかし大学入学後、環境の変化に戸惑ったという。高校までスイミングスクールで練習していた柴崎。大学で初めて部活動として競泳に取り組むことになる。コーチに言われるままの練習とは違い、大学では自分で考えて実践することを要求された。「どうしていいかわからなくて、スランプにもなった」と彼女は当時を振り返る。 しかし、つらい状況においても彼女は常に前向きだった。自分に足りないものを考え、泳ぐことを楽しみながら一つずつ改善していった。
そして今春の日本選手権。柴崎は日本10位という結果を残した。「全く緊張もなく、冷静に泳げた」。張り詰めた決勝の空気さえも楽しむ余裕があった。100%の力をぶつけた泳ぎは、彼女のベストタイムを1秒以上も縮めていた。
世界記録が更新され続ける競泳。記録は力だけでなくフォームや体調など些細なことが大きく影響する。柴崎は「速くなる要素がまだまだあるから考えることができる。そこがおもしろい」と魅力を語る。初めは戸惑った〝自分で考える〟ということも、今では楽しみと自信に変わった。
そんな柴崎の目標は、30歳を超えても国体に出場すること。「ずっと水泳に関わっていきたい」と夢を語った。これから先、経験がさらに彼女を成長させるだろう。そして数十年後も変わらず生き生きと泳ぎ続ける柴崎の勇姿があるに違いない。
◆プロフィル◆
柴崎愛子(しばさき・あいこ)文学部4回生。箕面高校出身。身長161㌢。長距離自由形。趣味は写真を撮ること。
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