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193号3面より(2006/11/22発行) 連載
仲間のためにできること

中島康介.jpg  小学3年から野球を始めて14年。中島は今年の春季リーグ戦後、勉学に励むため、プレーヤーとして野球を続けることに終止符を打った。そして秋季リーグ戦後からは監督からの誘いもあり、データ分析係に。もちろん、一度引退した自分を周りが受け入れてくれるのか、不安な気持ちもあった。しかし、そんな不安とは裏腹に温かく迎え入れてくれた部員たち。仲間に対して感謝すると同時に、仲間のために自分ができることを精一杯やろうと心に決めた。

 これまでも部員が交代でデータ分析を行ってはいたが、専属として役割に就いたのは中島が初めて。彼は、データをより良く活用するためにどのようなことをすれば良いのか試行錯誤した。試合会場では、自分専用のビデオカメラに気になった点を収め、メモをとる。そして、今までのデータを土台に、確率を出すなど、数字として表すことでより詳しいものに仕上げた。その他、ビデオを擦り切れるほど見直し相手の癖や特徴をつかみ取る。自分のデータをもとにして戦っている選手のために、中島も全力で分析に励んだ。

 「試合で選手たちが結果を出している姿を見ると、心の底からうれしさが込み上げてきた」と中島は振り返る。決して表舞台に立つことはないけれど、彼はグラウンドに立つ選手とともに戦っていた。  

選手だけでは勝てない。中島は今回の経験を通して、いかに選手を支えるスタッフが大切かを学んだ。もちろん選手である以上、プレーすることにこだわりをもつことは当然である。しかし、中島の功績は、今後の関学硬式野球部にとって、必ずや活躍の原動力となるであろう。選手だけでなく、スタッフ、部員全員が一致団結してこそ真の勝利があるのだ。

◆プロフィル◆
中島康介(なかしま・こうすけ)法学部4回生。1984年4月13日生。今治西高校出身。身長170㌢。体重68㌔。趣味:アウトドア全般。座右の銘:「信」は力なり。