


【アメフト部】 甲子園への道07第11回
ファイターズで戦う部員たちの素顔に迫るこの企画も11回目。今回はファイターズの勝利の鍵を握るスカウトチームのお二人にお話をうかがいました。

―お二人の役割を教えてください。
林:スカウトオフェンスリーダーとして、対戦相手オフェンスを研究して真似し、関学ディフェンスの練習相手をしています。
前田:自分はスカウトディフェンスリーダーなので、逆に関学オフェンスの練習相手をしています。
―スカウトチームの役割を教えてください。
林:次の対戦相手をイメージさせる「仮想チーム」を作り上げます。練習は関学同士やっても意味がないので、相手を作り上げ、実践に近い感覚を持てるようにすることです。
―それでは、普段の練習内容について詳しく教えてください。
林:次の対戦相手OFFがしそうなプレーをし、関学DEFがより実践をイメージ出来るようにすることですね。
前田:スカウトDEFは関学OFFを止めることです。相手を進ませないという点で、スカウトOFFよりは受身かもしれません。
―相手の情報はビデオから得るということですが、どのような点に注目して見ているのですか?
林:相手OFFが使っている体型やプレー、一人一人のクセを探したりしています。
前田:同様に、相手の個性や守り方にもチームの特徴があるので、そこに注目しています。
林:暇さえあれば、ビデオはひたすら見て研究していますね。そのうちにふとした瞬間、新しい発見が見つかるという感じです。
―実際の試合はどこに注目していますか。
林:自分は分析スタッフとしての仕事もしているので、試合中はそっちに集中していますね。
前田:自分も試合中はキッキングリーダーとして、場面ごとに(パントをするかFGをするかなどを)インカムでコーチと連絡を取り合い、指示をしています。
―では試合中、出ている選手に対してはどのような思いを感じていますか?
林:不安なことは全て前日に言ってあるので、試合本番は特にないですね。
前田:しいて言えば、試合で結果を出して欲しいということですかね。
―スカウトチームとしての心構えや大切なことを教えてください。
前田:毎日の練習が試合と思って臨むことです。それくらいの気持ちを入れないと務まりません。下級生にも、1軍選手を相手にするので、抜群に上手くなるチャンスだと伝えています。その分レベルの高いものを要求していますね。自分たちの気持ちの入れようが、本番の試合につながりますからね。
林:近年のフットボールは戦略が複雑になってきていて、分析スタッフやスカウトの力が大きく関わってくると思います。スカウトチームが強いと、毎日のレベルが上がり、チームも強くなります。実際の対戦相手よりも強かったと言われることもあり、そのときはうれしいですね。日本一のスカウトチームになれれば、日本一のチームになれるわけですから、今まで以上に研究して、練習に反映させていきたいです。
―リーグ戦も残り2戦となりました。スカウトチーム目線での攻略方法とは何でしょうか。
前田:京大は気持ちを前面に出してくるチームで、スカウトDEFとしてもその怖さがわかるので、今までの5戦以上に意気込んでいます。
林:京大はタックルが強く、そこからファンブルにつながるなど潰される可能性があります。練習から対処して、本番に臨みたいです。また、立命大は全体的に能力の高いチームなので、細かいクセまで捉えていきたいです。目指すものはその先なので、そのためにも雰囲気も練習から変えていくことが大事だと思っています。4人の4年生スカウトを筆頭に、気持ちを出して引っぱっていかなければ、と思います。
前田:立命戦はこれまでと同じような練習ではダメですね。勝ってきていることも忘れて、1からです。まずは京大戦、やります。
―最後に、お二人の意気込みを聞かせてください。
前田:勝つために何でもします!気持ちを出していきます!!
林:スカウトチームのレベルを高め、スカウトチームが関学ファイターズを勝たせます!!
◆林俊也(はやし・としや)。法学部4回生。滝川高出身。172㌢76㌔
◆前田竜(まえだ・りゅう)。商学部4回生。関西学院高出身。175㌢74㌔