


11月29日、国立代々木競技場第二体育館に於いて行われた、第59回全日本学生バスケットボール選手権大会2回戦(対、法政大)。関学は真っ向から攻めていった。だが、関東のオフェンステクニックが上回り88ー69で敗北を喫した。
インカレ2回戦の相手は関東6位の実力を持つ法大。関東の壁をぶち壊すためには強い気持ちとスタミナ、それぞれが出来ることを精一杯やることだ。関学はまず、応援で観客の度肝を抜かす。会場にKGコールが響く中、試合が開始された。
第1ピリオド、法大の巧みなゲーム運びに関学は気合の入ったディフェンスで対応するが、ファールを重ねてしまう。中盤に差し掛かかり、点差が少しずつ開けてくる。関学は、SG橋本(経1)のドライブやC秋田(商3)のインサイドでの得点で喰らいつくが15-24の9点ビハインドで終える。
第2ピリオド、関学はより一層激しいディフェンスで法大のオフェンスにプレッシャーを掛け相手の勢いを崩す。そして、SG稲垣(法1)の3Pシュートが立て続けに決まり関学に流れを引き寄せる。また、前半も残りわずかとなったところで再度SG稲垣が3Pを決め、点差を一気に縮めた。しかし、残り2秒で法大F信平の3Pシュートが決まり35-44。点差を縮められないまま後半へと折り返した。
第3ピリオド、PG劉(社4)を筆頭に速いパス回しでゴールへと攻めPF松本(経4)の3Pシュートで追い上げをかける。だが、法大の速い展開についていけず関学はファールを連発。更なるリードを許すこととなってしまう。そして、第3ピリオドを55-71で終了。
第4ピリオド、若さゆえの勢い溢れるSG記(社1)の3Pシュート、ドライブで20点近く開いていた点差を10点差まで縮める。チームに勢いをつけた。また、PG劉がリバウンドを徹底。速いペースでゴールへと攻めるがシュート率が伸び悩み、得点をそれ以上縮めることができない。最後は関東の実力を見せつけられ69-88で敗北を喫した。それと同時に、主将・劉をはじめとする、エースPF松本ら4年生の幕は閉じた。彼らの目にはさまざまな思いのこもった涙が流れていた。だが、これで終わりではない。彼らとともに全日の舞台を戦い抜いた若き立役者たちが彼らの思いを引き継ぎ、更なる飛躍を遂げてくれるだろう。新たな関学バスケットボー部の更なる活躍に期待していきたい。
試合後のコメント
主将・劉「悔しい。勝つつもりでいたし、最後スタミナが切れてしまったから。でも、後悔はない。(インカレを)楽しめた。応援は日本一」
11月27日、国立代々木競技場第二体育館に於いて行われた、第59回全日本学生バスケットボール選手権大会(対、新潟工業短期大)。関学は前半、相手のディフェンスに手こずり、なかなか点差を広げられずにいた。しかし一転、後半関学はインサイド陣の厚いカバーでディフェンスが良くなる。その流れでオフェンスも勢いに乗り、最後は91ー70と大差をつけ勝利した。
インカレ1回戦の相手は北信越1位の新工短大。第1ピリオド、関学は相手のあたりの強いオールコートのマンツーディフェンスに手こずる。だが、その状態でも関学はいったんボールを手にするとシュートまで持ち込み確実に得点へと結びつけていく。そのまま、24ー23とわずかにリードした。
第2ピリオド、関学のディフェンスは徐々に本来のねばり強さを見せ相手をゴールへと近づけない。しかし、新工短大に速いターンオーバーで追い上げをかけられる。だが関学は焦ることなく、プレッシャーディフェンスで相手のミスを誘う。そのすきに点差を広げたいところだったが、関学もミスを連発してしまう。両チームともに苦しい時間帯が続いた。そして、41ー40で前半終了。後半へと折り返す。
第3ピリオド、関学は相手のミスからファーストブレイクにつなげ加点していく。そして、一気に流れを引き寄せた。関学のプレッシャーディフェンスで相手のシュートを封じ込め、徐々に点差が開き始める。そして、61ー50で最終ピリオドへつないだ。
第4ピリオド、関学は戻りをより速くしディフェンスを徹底、リバウンドを確実に制す。それにより、オフェンスも一層動きが良くなった。また、新工短大のオールディフェンスに慣れ始めた関学はインサイドでも得点を決めていく。関学の勢いは衰えることなく、91ー70と20点差をつけ勝利、2回戦進出を決め
た。
試合後のコメント
主将・劉(社4)「前半は相手に合わせてしまった。後半はインサイド陣が頑張ってくれてディフェンスが良くなった。次もいつも通りのプレーで頑張る」
11月25日、長居陸上競技場において行われた関西学生アメリカンフットボールDiv.1秋季リーグ最終戦。関学と立命館大学は6戦全勝での対戦となった。互いに全力を出し切った優勝決定戦を31―28で制し、関学は2年連続49回目の関西制覇を決めた。
試合で先制したのは立命大。しかし直後の関学攻撃、RB河原がランTDで同点に持ち込む。第2Qに入り、関学が立命大エンドゾーン目前に迫る。残り1ヤードを争う力のぶつかり合いを制し、QB三原(経4)がエンドゾーン内へ。逆転を果たした関学は続くK大西(経4)のキックオフで秘策を披露する。大西が「昨年の甲子園ボウルで使うつもりだった」と語る虎の子のオンサイドキックを放ち、DB磯野(経4)が見事キャッチ。会心のスペシャルプレー成功で攻撃権は再び関学に。ざわめく立命大サイドに追い打ちをかけるかのようにWR秋山(文4)への裏パスを通し、48ヤードTDを決める。スコアを21-7とする。しかし立命大エースRB松森のキックオフリターンが関学DEFを突破、あわやTDのところでK大西が意地のタックルで制止する。関学はTOをはさんで建て直しを図るが立命大に押し切られTDされてしまう。さらに三原のパスをインターセプトされ、一気に迫る立命大。ところがここでのFGは枠の外へ。次の関学シリーズでTE水原(商4)がTDで追加点を決め、28-14でハーフタイムを迎える。
後半レシーブの立命大がTDを決め、もう一度突き放したい関学だったが、このシリーズはパントで終わってしまう。ところが次のプレー、立命大のパスをDB藤本(商3)がインターセプト。立命大の追撃の芽を摘んだ関学は、K大西の23ヤードFGで点差を10とする。だが粘る立命大、即座にTDで3点差に詰め寄ると、DEFが奮起する。これ以上点を取らせないという堅い守りを見せ、関学OFFは苦戦を強いられる。TDされたら逆転―。極限の重圧の中、立命大の猛攻に耐える関学DEF陣。懸命に守るものの絶対防衛線まで残り14ヤードに追い詰められる。もう後がない、そんな状態からの立命大のランプレーに、DEF陣が意地のタックルを見せる。強烈なタックルを受けた立命大RB山城の手からこぼれたボールを、DL平澤(商1)が全力で確保。値千金のファンブルリカバーで攻守逆転した関学はランプレーでじっくり時間を消費する。QB加納(商3)がパントを蹴った時点で残り時間は56秒。立命大はパスプレーに最後の望みを懸ける。永遠に続くかと思うほどの長い1分間を守りきり、タイムアップ。31-28と、立命大から3点差で逃げ切り、2年連続49回目のリーグ制覇を達成した。
関学は立命大のために用意した、まさに「とっておき」のプレーを連発した。印象的だったオンサイドキックに加え、1Qに見せたWR榊原(経4)のパスフェイクからのラン、2QにはQB三原からQB浅海(社2)、そして再び三原へのリターンパス。WR榊原の受けたミドルパスのボールをRB河原へつないだプレーでは、30ヤードゲインを実現した。数々のスペシャルプレー、トリックプレーで立命大のペースを乱し、序盤から優位に立った。また、明確に差を分けたのは両チームのキッキング能力だった。3点差での勝利は、FGでついた差であり、好パントが立命大オフェンスをフィールドの奥へと押し込んだ。
この日のために1年をかけ、徹底的な準備をしてきた関学が勝利をつかんだ。関西王者の座に今年も君臨した関学は、12月16日、再びこの長居を舞台に学生日本一を賭けて戦う。
試合後のコメント
鳥内監督「今日までこれたのは立命の存在があったから。いいライバルがいなかったらここまでがんばれなかった。甲子園ボウルへは、立命が出たほうがよかったと言われないように準備するだけ」
主将・岡田(商4)「勝利の実感はまだない。ただ、立命がおってくれたからここまで強くなれた、という感謝の気持ちを部員全員に持ってほしい」
QB三原「ほっとした。前半は準備してるものが出せたが、後半はパスも通ってなかった。立命は最強の相手だったが、準備と練習の量で上回ったから勝てたと思う」
K大西「オンサイドキックの成功は嬉しさとともに安堵の気持ちがあった。途中、足がつったが、どんなに痛くてもやりきりたかった」
RB河原「立命のディフェンスはスピード速いのはわかっていた。体もいつも通り動いて、自分の考えてる走りができた」
DB藤本「集中してプレーしていたが立命は動きが速かった。だけど後半は周りが見えたし、ちゃんと動けたのでインターセプトにつながった」
DB磯野「オンサイドのキャッチは、大西が最高のキックをしてくれたから取るだけでした。甲子園ボウルでも流れを変えるプレーをしたいです」
11月25日、近鉄自動車学校に於いて行われた全日本学生自動車運転競技選手権大会。関学は男子団体の部で全国3位に輝いた。個人では、藤永努(商4)が小型乗用Bの部で見事優勝!また、小型貨物Aの部では新居田雅大(商4)が3位と大健闘した。4年生である2人は、有終の美を飾った。
【個人成績】
小型乗用Aの部…久保裕貴(経3) 5位
小型乗用Bの部…藤永努 1位
小型貨物Aの部…林武宜(経3) 6位
小型貨物Bの部…新居田雅大 3位
【女子個人成績】
小型乗用の部…水本翔子(法1) TO
小型貨物の部…西嶋夕貴(社1) 5位
《全日本総合杯》
【団体】
1位 慶應義塾大
2位 関学
3位 同大
【男子個人】
3位 久保裕貴
試合後のコメント
藤永努「サポートしてくれたチームメイトのためにも絶対勝とうと決めてました。(優勝できて)めちゃめちゃうれしかったです」
11月25日に長居第2競技場で行われた関西学生ラグビーAリーグ最終戦。試合は近大に終始ペースを握られるも、ロスタイムに逆転トライを決め劇的勝利を収める。奇跡ともいえる白星を挙げ、全国への可能性を残した。
迎えたリーグ最終戦。勝てば大学選手権の関西第五代表戦、負ければ入れ替え戦。高みを目指す彼らが全国の舞台に行くためには絶対に負けられない戦いである。
関学のキックオフで試合開始。前半、序盤から近大にペースを握られ攻め込まれる場面が続き、近大に先制点を許してしまう。だが14分、パスをつなぎ左端にトライを決め、難しいゴールとなるもFB佐藤が難なく決め同点に追いつく(7-7)。そのまま折り返した後半も近大ペースとなり連続してトライを決められ、暗雲が立ち込める。
しかし27分、ゴール前10m中央ラックよりパスをつなぎPR小野がトライ(ゴール成功14―19)。関学がこのプレーでペースを引き込み、ここから果敢に逆転のトライを狙いにいく。しかし点が入らずロスタイムに突入しラストワンプレーに。会場に緊張感が漂う。パスを回し徐々にゴールラインへと陣地を伸ばすも、近大のディフェンスの前になかなかトライを決められない。そしてパスを受けたFL有馬が倒されもう終わりかと思われた。だが空いたスペースに小野が走り込み、パスを受けて中央に同点トライを決める。そして佐藤がゴールを決め奇跡の大逆転(21-19)。これで関学サイドは皆総立ちになり、歓喜に沸いた。
関西第五代表戦出場が決定した関学フィフティーン。彼らが見据えるものは全国だ。
試合後のコメント
主将・西尾風太郎(商4)「勝ててよかった。前半は悔いが残るが後半は自分達のラグビーが出来た。関西第五代表戦はリーグ戦の反省を踏まえて臨む」
小野貴弘(社3)「トライしたときは真っ白。ゴールしか見えてなかった。次戦はいつも通り関学らしいプレーをする」
①今年はアウェイとなった最終戦。しかし、試合開始前から吹奏楽部の力強い演奏で、盛り上がりは抜群だ。選手たちも淡々と練習をこなし、決戦にそなえている。
②立命大キックでスタート。
③立命大RB松森が中央突破で先制。0ー7。
④関学RB河原、中央突破で7ヤードを走りTD。7ー7。
⑤秋山へのパスなどで敵陣12ヤードまで進み1Q終了。7ー7。
⑥2Q、9分53秒。エンドゾーンぎりぎりでの押し合いを制しQB三原がTD。14ー7。
その後オンサイドキックで再び関学の攻撃。
⑦9分41秒、48ヤードのロングパスを受けWR秋山がTD。21ー7。
⑧9分50秒、立命大RBが右オープンを駆け抜けTD。21ー14。
⑨8分26秒、QB三原の右方向のパスを立命大DBがインターセプト。敵陣23ヤードより立命大の攻撃。
⑩7分17秒、立命大が37ヤードのフィールドゴールを狙うも不成功。
⑪2分30秒、ゴール前1ヤードからTE水原がDEFのすきをついて左方向に走り込みTD。28ー14。
⑫28ー14で2Q終了。関学リードでハーフタイムへ。
⑬第3Q立命大WR本多が左方向のパスを受けTD。28ー21。
⑭2分47秒K大西が23ヤードFGを決め3点追加。31ー21。
⑮残り5秒、立命大RBが中央突破で10ヤードTD。スコアを31ー28とし第3Q終了。
⑯試合終了。31ー28で関学の勝利!!
11月24日、慶応大との定期戦(於・関西学院大学ボクシング場)が行われた。昨年度は1―6で敗北を喫した関学だったが、今年は4―3で勝利を収めることが出来た。
4年生が引退し、新チームとなってから初めての公式戦となったこの試合。まず登場したのはフライ級の岡竹真路(文3)。序盤は劣勢だったが、徐々に調子が上がってくる。第3R終盤では猛ラッシュを浴びせ、応援席の興奮も最高潮に。結果は岡竹のポイント勝ちとなり、続く選手たちの士気も高まった。
次にバンダム級の田中晃史(商2)がリングに登場した。相手の動きにほんろうされ、なかなか自分のペースをつかめない。手数の面では若干劣り、ポイント負けを喫した。続くフェザー級の米田祐一郎(法3)も、積極的に攻めこむも力及ばずポイント負け。悔しさをにじませる関学勢。
しかしその連鎖を断ち切ったのがライト級・橋本大輝(経3)。第2Rでは少し押されてしまったが、最終Rではすばらしいファイトを見せ、ポイント勝ちを決めた。この流れに乗って行きたい関学、続いて同じくライト級の本多秀典(総3)がリングに上る。だが緊張からか力んでしまい、体が思うように動かせない
。立て続けに2回ダウンを取られ、RSC負けでリングを去った。
続いてはライトウェルター級の國方亮太(商3)。冷静な姿勢で相手をいなし、自分のスタイルを守る。第2Rでは2回のダウンを奪い、RSC勝ちとなった。
この時点で試合は3―3。残るは主将であるライトウェルター級の肥田記卓(文3)のみ。勝利への期待を一身に受け、肥田はリングへと足を踏み入れた。試合が始まるやいなや、猛攻撃をしかける。一気にコーナーへと追い込み、パンチを浴びせる。1回目のダウンを奪い、ガッツポーズを見せた。直後にも2回のダウンを奪い、第1R始まって1分でRSC勝ちを収めた。見事、新チームは初戦を勝利で飾ることが出来た。
試合後のコメント
肥田「3-3の場面で回ってきた時はプレッシャーだった。個人的にも、主将としても勝ちたかった。(試合での猛攻撃について)早く終わらせるつもりでしかけていった。結果としてチームも勝ててよかったです。新チームが勝ちから始まって、自身にもなりいい雰囲気が出た。2週間後にある明治大との定期戦も勝ちに行きたい。リーグ戦の目標は、2部優勝は当たり前、1部昇格を狙います」
岡竹「伸び悩んだ時期もあったが、今日の試合では今まで続けてきたことが全部出せた。次もこの調子でいきたいです」
11月24日に琵琶湖西岸コースで行われた、びわ湖大学駅伝(第69回関西学生対校駅伝競走大会兼西日本大学招待)。関学は健闘するも、記録4時間23分33秒で総合8位、関西6位の成績に終わった。

関学体育会の中で強化指定部に選ばれ、この日のために鍛錬を重ねてきた関学長距離陣。まだ肌寒い早朝、闘志を燃やし、有辺圭佑(社1)がスタートラインに立った。1年生とは思えない勢いのある走りを見せ、8位でタスキを渡す。第2区の山下孝雄(理4)は、貫禄の走りで順位を3つ上げ5位に。さらに上位に食い込むべく、続く第3区の上山剛史(社3)、第4区の加藤秀和(社3)が快走を見せた。第5区の楠本正輝(法1)が上位集団との差を広げてしまうも、第6区の前田隼矢(文1)が走り終えた時点で今だ5位に付けていた関学。しかし、第7区の鴨川亮(経4)が、いつも通りの走りができず順位を8位に落とす。そして迎えた最終区、タスキ託されたのは揖場康司(文4)だ。懸命に追い上げを計るも、結果8位でゴールした。
今回のびわ湖大学駅伝が最後の駅伝となった駅伝主将・鴨川。悔しさをかみ締める一方、「来年に託します」と後輩の成長に期待を見せた。悔しい思いをプラスに変えて、来年に向けて前進していく。
11月24日、鶴見緑地球技場に於いて行われた関西学生サッカーリーグ最終節。同大と2―2で引き分けた関学は、インカレ出場権を獲得した。
関学は開始から圧倒的にボールを支配し、ゴールを狙う。しかし一瞬の隙から左サイドを崩され、ゴールを許してしまった。なんとしても取り返さなければならない。DF金子(経4)、DF志田野(総4)が積極的なオーバーラップを見せ、チャンスメイク。右からのクロスを志田野が頭で合わせ、見事同点に追い付いた。
失点後は同大のシュートを0本に抑えた関学。ボールを保持しながらも追加点が奪えず、このまま1-1で前半を終えるかと思われた。しかしロスタイム、CKからMF青戸(文3)がゴール前に折り返し、FW北野(法4)が懸命に右足を伸ばす。ぎりぎりで当たったボールはネットを揺らし、逆転ゴール。直後にホイッスルが鳴り、最高の形で前半を終えた。
後半が始まっても依然関学ペースだった。何度かカウンターをくらうもののDFが体を張って、ゴールを死守する。突き放したい関学だったが、3点目を奪うことができなかった。そして徐々に疲れが見え始め、ボールが前にいかない。ディフェンスラインが下がり、危ないシーンも。逃げ切りたい関学だったが後半42分、フリーでペナルティエリア内に進入を許す。たまらずDFがファール。PKを与えてしまった。会場中が見守る中、GK原田(商3)が逆をつかれ同点。そのまま試合が終了し、2-2で引き分けた。
結果、関学は4位で今リーグを終えた。インカレへの出場権は得たものの、課題の残る内容であった。残り1ヶ月、再び鍛え直し、全国の地でK.G.の力を見せて欲しい。
試合後のコメント
主将・木村(法4)「勝ちきれない。勝てた試合があったかもしれないが、この結果が実力通りと思う。インカレまでにいい状態の時のもどせるようにしたい。まだサッカーをできるチャンスをもらった。ものに出来るようにする」
志田野「無我夢中でした。村上(社2)がいいボールを上げてくれたので、決められてよかった。やっとチームの力になれた気がする。最後はインカレのために気持ちで守りました。まだまだ課題はあるが、1ヶ月でしっかり修正して、日本一を目指したい」
11月23日、長居球技場に於いて行われた第18回関西ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝戦。女子はリーグ1位通過の同大と対戦。序盤、関学の流れで試合を展開していくも、後半流れを手放してしまい6ー7で敗北を喫す。男子は強豪・京大とサドンデスに持ち込むほどの激戦を制し、9ー8で勝利。涙の関西制覇を成し遂げた。
男女ともに迎えたファイナル3決勝戦。勝てば関西制覇という大一番の試合に、今日も観客席は多くのKGサポーターで埋めつくされていた。
そんな中、まず女子の試合が始まった。試合開始まもなくは両者ともシュートが得点に結びつかないまま試合は進む。しかし開始7分、AT渡邊(商3)がDFを次々と抜き去りシュート。関学が先制点を奪った。だがその直後、相手のゴールが決まり1-1の同点となる。関学サポーターの声援が力となったのか、中盤でAT渡邊、AT山本(法3)によるシュートが決まりまたも一歩リード。相手に関学ゴールを攻められるが、ここはG森川(文4)のセーブ力で見事シュートをはね返す。だがその後も関学ゴール前での攻撃が続き、1失点してしまう。だが前半終了直前、1ON1を制しエース・AT岡村(総4)がゴール。4-2とリードし前半を終えた。
後半に入り、またも点を奪ったのは関学の主将・AT若井(社4)だった。ゴール裏からのパスをよい形で受け取り、5点目を追加。このまま関学のペースで試合を運びたかったが、ここから一気に流れは同大へ移っていった。この後まさかの4点連続失点。攻められ続け、グランドボールとなってもボールを奪うことができない。残り3分の場面でフリーシュートのチャンスが訪れるも決まらず。またもやめぐったフリーシュートではAT山本が見事決め、6-7まで追いついた。試合時間残り2分半。緊迫した試合展開に、会場全体がフィールドに釘付けとなる。声援も激化する中、同志社にフリーシュートが与えられてしまったが、失敗。そこから関学ボールとなり、あと1点を狙いにいこうというところで、無情にも試合終了のホイッスルが響いた。
試合後、主将・若井は「今日はこんなにたくさんの方に来て頂き、応援ありがとうございました。1点差という結果でしたが、関西制覇は達成できませんでした。でも私たちにはまだ全日という残された試合があります。全日へ向けてここからまた戦い抜いていきたいです」と涙ながらに観客席にあいさつした。
試合後のコメント
主将・若井「前半は関学ペースの試合でした。でもハーフタイムをはさみ後半はむこうに流れを持っていかれ、追いつけず負けてしまった。女子が勝って男子の力になりたかった。男子が関西制覇できたのに女子ができなくてとても悔しいです。次の全日1回戦では自分たちのいいところを全て出していいプレーが出来ればいいです。これからも日本一という目標にむかって頑張っていきます」
11月20日、リーグ第7節・立命館大学戦を週末に控えたファイターズが第3フィールドで記者会見を行った。
3年連続の両校全勝で迎えた直接対決。昨年、関学は5年ぶりに関西制覇を成し遂げ、連覇が期待される。それに対し、鳥内監督は「去年とは全然違うチーム」とピシャリ。挑戦者の気持ちではなく、挑戦者であるべき。つまり受身になっては勝てない相手と立命大の脅威を語る。関学チームの出来は、「どれだけやっても足りない」と厳しい分析も。OFFに関しては、QBとWRのつながりは関西No.1と称するだけに、それを支えるOLの力に懸かっている。DEFは毎年繰り出される未知のプレーにどこまで対処できるかが鍵になる。
以下は選手の意気込み。
LB佐藤(社4)「全体では、立命を相手として考えるとまだ練習が足りないし、どこまでやっても足りないと思う。立命のLB松森は戦術を超えてて、個人能力で一発もっているから警戒している」
DL國方(法4)「ライン戦で絶対勝つ。ラインでどこまで勝負できるかが鍵。今までやってきた自分たちのプレーをしてあたるだけ」
DB笠原(経4)「立命は関西トップクラスのチームだと思う。想像を高いところにおいておかないといけない。一発のプレーは脅威があるが、それを絶対許したらいけない」
QB三原(経4)「この1年は立命戦のことだけ考えて準備もしっかりしてきているから、不安はものすごくある反面、楽しみ。立命のディフェンスは、サイズ・パワー・スピードが格段上の相手だ」
OL岡田(商4)「細かい部分の調節へと切り替えつつある。今からどれだけこだわっていけるか。キャプテンになってからは『一人ひとりがファイターズ』、みんなで勝つ責任を持つのでなく、一人ひとりが勝つ責任を持つんだということを伝えてきた」
RB横山(文4)「新チームができてから、立命の準備はしてきている。パニックを起こさないように、1年間蓄えてきたことを出すだけ」
WR榊原(経4)「立命のDB陣は、プレイリードが速く、他とは次元が違う。リターナーとしても、取ったボールを敵陣に入れて有利に立ちたい」
11月19日、グランドプリンスホテル新高輪に於いて行われた大学・社会人ドラフト会議。宮西尚生(商4)は、3巡目で北海道日本ハムファイターズから指名を受けた。これは、昨年阪神入りした清水誉(07商卒)に続く2年連続での関学硬式野球部からのプロ入りである。
日本ハムという球団に指名されたわけですが、感想は?
―率直に嬉しいです。
指名を受けるまでの1時間20分、ちょっと長かったですが。
―ずっとすごい緊張で、選ばれるのかなと不安になったところでした。
日本ハムの印象は?
―ずっと優勝争いをしているし、日本シリーズを何度も戦っているいいチームだと思います。(同学年に梨田監督の息子である梨田和利(経4)がいることについては)縁があるなと思いました。
梨田監督のイメージは?
―イメージはまだよくわからないですが、息子さんが友達ということもあって、勝手に親近感があります。
兵庫を離れて遠い北海道が本拠地になるわけですが。
―修学旅行でしか行ったことないですが、綺麗でいいところという印象があります。
地元を離れる不安は?
―不安はないと言ったら嘘になります。でも、ここからスタートなので頑張ります。
プレ五輪などの国際試合での経験は?
―目に見えての結果はないですが、いつかその経験が力になると思っています。
現時点での課題は?
―課題と言えばすべてが課題。その中でも基礎体力をつけてもう一回り体を大きくしたいです。
プロ野球での目標とする選手は?
―尊敬しているのは工藤選手。40歳を越えていても投げられるのは、やっぱりフォームもきれいだということ。1番の目標は、変わることなく市尼の先輩の金刃選手です。
金刃選手にはどんな報告をしますか?
―プロに行けることになったと報告します。
対戦してみたいバッターは?
―1軍の選手は全員と戦って、全員を抑えたいです。
最後に自分のセールスポイントを教えて下さい。
―自分は、球もちがよく、キレとテンポで抑えていく投手だと思っているので、プロでもそこを生かして頑張りたいです。
昨年好評をいただいたアメフト部リレーインタビュー「甲子園への道」。最終回は、主将・岡田拓郎さんのインタビューです。甲子園への切符を賭けた最大の決戦を前に、キャプテンとして、一人の男として彼は「感謝する気持ち」を強く感じていました。

―関立戦まであとわずかですが、チームの状態はどうですか?
まだ、あげられると思う。士気が落ちてもないし、まだまだこんなもんじゃない。
―岡田さんも含め、4回生にとって次が最後の試合となるかもしれませんが
そうやね。だからやり残し、言い残しのないようにやってる。練習も突き詰めてやって、仲間に要求できるものは全部要求して。あとからこうすればよかった、こう言えばよかった、とか思いたくないし。
―岡田さん自身の心境を教えてください
緊張してる。でもこれはいい緊張感やと思うわ。
―昨年の立命戦で納得いかなかったところはなんだったのですか?
昨年は全て出し切って勝てた、とは言えない。妥協せず、全部やりきって勝ちたい。「勝てた」じゃなく「勝った」と思える試合を。偶然じゃなく、必然の勝ち方をしたい。
―パンサーズの戦力をどうとらえていますか?
やっぱりめっちゃ強いチームやね。アスリート揃いで、えげつない選手ばっかりおるし。
―長居スタジアムでアウェーでの戦いになりますが、影響はありそうですか
確かにアウェー扱いやけど関係ない。距離的にもそんなに遠くないし、みんないっぱい応援に来てくれると思うしね。
―昨年主務の神林さんは前回の勝利を振り返って「勝った2点分は応援してくれた観客の力」と話していましたが、岡田さんはどう考えていますか
俺が言ったら笑える話かもしれんけど、ほんとに「観客の力」ってありうると思う。基本的には自分が勝ちたくてやってるんやけど、京大戦の前ぐらいから考えるようになった。友達とか家族とか、応援してくれてる人のためにも勝ちたいって。応援だけじゃなくて、あらゆることで自分らに携わってくれている人たち。その人たちに対する感謝の気持ちって力になると思う。
―チームスローガン「Depend On Me」は達成できていると思いますか
「自分でやる」っていう言葉の重要性に気付くタイミングは人それぞれやろうな。もう気付いている奴もいるやろし、おっさんなってから気付く奴もいると思う。でも、とりあえずその集大成が25日の立命戦になると思うわ。

―では最後にメッセージをお願いします
とにかく感謝の気持ちを伝えたい。みんなの応援があってこそ、ここまでやってこれました。立命戦でこれまでやってきたことを全部出し切って勝ちます。みんなを甲子園に絶対つれていきますので、応援よろしくお願いします。
◆岡田拓郎(おかだ・たくろう)。商学部4回生。滝川高校出身。OL(オフェンスライン)。180㌢120㌔。座右の銘も「Depend on me」。
11月18日、スカイホール豊田に於いて行われた第26回全日本女子学生剣道優勝大会。関学は苫駒大との1回戦を勝ち抜く。だが、続く日体大戦は惜しくも破れ2回戦敗退となった。
9月に行われた全関では準優勝だった関学剣道部女子。優勝を目指してきた彼女たちは、その悔しさをバネに練習に励み、今大会に臨んだ。
初戦は対苫駒大。中堅・船曳(文1)は上段を相手に積極的に攻め立てる。そして見事な2本勝ち。残る選手は引き分けで終わったため、船曳のこの一勝により試合は決まった。
続いて日体大戦。先鋒・高木(商3)は落ち着いた竹刀さばきで攻める。そして小手を決められてしまうがすぐに取り返し、引き分け。次峰・山路(文3)も積極的に攻めるもなかなか決まらず引き分ける。中堅・船曳は、慎重に攻めていくも、引き面を取られてしまい、そのまま敗れた。副将・池田(社1)は激しい打ち合いの末、引き分けに終わる。そして大将・川瀬(文4)に勝敗が託された。両者譲らぬ攻め合いの中、なかなか一本が決まらない。積極的に技を仕掛けていくも、時間切れとなってしまう。その結果、関学は1敗4分けで日体大に破れた。
この試合を最後に4年生は引退。目標としていた優勝を成し遂げることはできなかったが、全力を出し切った彼女たちは最高の笑顔を見せた。そして4年生は関学での剣道生活に幕を閉じた。
これから新体制となる関学剣道部は最高のチームワークを見せ、これからも活躍してくれるだろう。
試合後のコメント
主将・川瀬「試合は楽しみで仕方なかった。最後は自分たちらしく試合できた。本当にみんなに支えられてここまでやれてきた。みんなにありがとうと言いたい」
11月18日、鶴見緑地球技場に於いて行われた関西大学ラクビーAリーグ。関学は天理大に31-12で勝利した。
大学選手権出場をかけ、1つの黒星も許されない関学。序盤から勢いよく敵陣に攻め込む。先制点こそ奪われるも、決して敵にひけをとらない。前半24分、天理大のパスをSO渕本(社1)がインターセプトし、そのまま独走トライ(ゴール不成功5-5)。チームを勢いづける。すると36分にはNO8西川(文2)がラックよりボールを持ち出しトライ(ゴール成功12-5)。このリードを守り切り前半を終える。
迎えた後半。開始直後にトライを許してしまう。しかしあせることなく自分たちのペースで試合を運び、15分にはHO緑川(商1)が左中間にトライを決める(ゴール成功17-12)。その後は天理大に攻撃のチャンスを与えず、試合終了間際に1トライ、そしてロスタイムにもだめ押しの2トライを決めた関学。結果31-12と、天理大を大きく引き離し、勝利を収めた。
11月17日、三木総合防災公園陸上競技場に於いて行われた関西学生サッカーリーグ第8節。関学は、ライバル関大と対戦し1-2で敗れた。
開幕4連勝を飾ったものの、ここ3試合勝利なしと苦しい戦いが続く関学。今日の試合に勝てば、2年ぶりのインカレ出場が決まるだけに何としても勝利をつかみたいところだ。
前半は両チーム決め手を欠き、こう着状態のまま試合は進んでいく。関学はFW北野(法4)がキーパーと1対1になる場面もあったが、シュートは枠を外れ先制することができない。逆にロスタイムにはオウンゴールにより関大に先制を許してしまい、1点リードを許したまま前半を終了した。
関学は後半開始からMF青戸(文3)に代えて、スピードに定評のあるMF上村(商2)を投入。試合の流れを変えにかかる。すると、この上村の投入が攻撃のリズムをもたらした。右サイドの上村、左サイドのMF出口(社3)を基点に流れのある攻撃を仕掛けるようになる。そして後半9分、出口が粘ってゴール前へ上げたボールを、北野が右足でゴールへ叩き込み1-1の同点に追いついた。その後も攻め続ける関学だが、シュートを放つことができず追加点は奪えない。
すると、後半25分を過ぎたあたりから流れは関大へ。関学は防戦一方となる。必死にしのぐ守備陣だったが、後半36分にゴール前へ切り込まれ、勝ち越しゴールを許してしまった。インカレ出場を決めるためにも負けられない関学は、FW山本(法1)を投入するなど全員でゴールを目指し続けたが、結局追いつくことはできず1-2で惜敗した。
今日の敗戦により、明日の他校の結果次第では優勝の可能性がなくなってしまう。残りはついに1試合。インカレ出場、そしてわずかな可能性が残されたリーグ優勝へ向けて、最終節目指すは勝利だけだ。
試合後のコメント
成山ヘッドコーチ「最終節勝てば文句なくインカレに行けるので、そこに向けて頑張るしかない」
主将・木村(法4)「非常に悔しいです。結果を出すのは簡単にはいかない。最終戦は結果を出してインカレに出れるようにしたい」
一時は同点となるゴールを決めた北野「前半チャンスで外していたので、何とかしたかった。みんなが上げてくれるのを信じて、それを決められてよかった」
11月17日、関西大学アイスアリーナに於いて、第30回日本学生ショートトラックスピードスケート選手権大会が行われた。関学からは7名の選手が出場。北原良祐(商1)が男子500mで全国2位の好成績を収めた。
「公式練習から調子がよかった」という言葉通り予選から順当に勝ち上がった北原。迎えた決勝は、3コースからのスタートだった。合図とともに5人がせめぎ合い、第1コーナーで北原が転倒。再スタートとなった。「このおかげで逆に落ち着くことができた」と言う北原。再びレースが始まるとスタートダッシュで3位の位置につける。メダル圏内をキープしつつ、さらにアウトコースから果敢(かかん)に追い越しを図る。しかし、なかなか前の2人を抜くことはできない。北原は、勝負をラストの直線と判断。最後のコーナーを曲がると、残りの力を振り絞ってゴール。結果は判定にもつれこみ足先の差で、北原の2位が確定した。
試合後のコメント
北原(商1)「練習の成果が出せた。自分では3位か2位か分からなくて、結果を聞くまではひやひやしたが2位となれてうれしい」
11月17日、宝ヶ池球技場に於いて行われた、関西学生ラクロス選手権準決勝。女子は大国大と対戦し、9ー1で勝利。続く男子も14ー7で京産大を下した。こうして、男女ともに決勝戦への進出を決め、同時に全日への切符もつかみ取った。
試合後のコメント
女子主将・若井(社4)「去年の雪辱が晴らせて本当に良かった。結果だけ見れば圧勝だけど、内容的にはまだまだ。決勝に向けて、気持ち引き締めていきます!」
昨年のファイナル3準決勝では男女ともに敗れ、その瞬間から今年のチームが始動した。あれから1年。昨年の雪辱を晴らすときがついにやってきた。関学の応援スタンドは大勢の人で埋めつくされ、不安と緊張の中、まず女子の試合開始であるドローを告げるホイッスルが鳴った。
AT渡邊(商3)のドローで始まった今試合。開始直後から関学は果敢に攻められる。しかし相手のファールからフリーシュートのチャンスにキャプテンAT若井が決め、先制点を奪った。その後も積極的にシュートを打っていく関学。ここでまたしてもフリーシュートのチャンスが訪れた。AT松崎(経2)がしっかりと決め、メンバーも笑顔で抱き合い喜びを体いっぱいに表した。大国大の反撃にもG森川(文4)がナイスセーブを見せ、得点を許さない。激しいグランドボールの取り合いのシーンも見られ、両校の執念のこもったプレーが繰り広げられる。中盤にはAT渡邊、AT山本(法3)が得点し、大国大をますます突き放していった。前半終了間際にもパスをうまくつなぎ、ゴール前でパスを受け取ったAT岡村(総4)がすかさずシュート。5-0と点差を広げたまま後半へとつないだ。
後半も完全に関学ペースで試合は進む。順調に得点を重ね、9-0。このまま完封で勝利したかった関学であったが、試合終了間際に得点を許す。しかし時はすでに遅し。9-1で関学の勝利となった。1年越しの思いが叶った瞬間。試合後、応援スタンドへかけ寄った選手たちの顔はまぶしいほどの笑みにあふれていた。こうして来週のファイナル決勝と念願の全国への切符を手にした彼女たち。日本一を掲げる彼女たちは今日、また新たなるスタートラインに立ったのである。また、本日のプレーヤーオブザマッチには、1得点2アシストの活躍を見せたAT渡邊が選ばれた。
11月11日、加古川陸上競技場に於いて行われた関西学生サッカーリーグ第7節。現在2位の関学サッカー部は、首位の大院大と戦い、2-2で引き分けた。
ここまで勝ち点13で2位につける関学は、勝ち点1差で首位を走る大院大との天王山を迎えた。リーグ優勝へ向けて、是が非でも勝利を収めたい。
しかし開始早々の前半2分、左サイドを崩され大院大に先制ゴールを許してしまう。出ばなをくじかれる形となった関学だが、中盤で細かくパスをつなぎ、徐々にペースをつかみ始める。そして前半22分、左サイドでFW北野(法4)が倒されFKを獲得。キッカー出口(社3)がゴール前へクロスをあげると、こぼれたボールをFW金尾(経3)がキープし北野へラストパス。このボールを北野が左足でゴールへねじ込み1-1の同点に追い付いた。その後、ロスタイムにMF青戸(文3)の貴重なゴールで勝ち越した関学は、2-1と1点リードで前半を折り返した。
前半終了間際の得点で勢いづいたチームは、後半開始からリズムのある攻撃で大院大ゴールに迫っていく。だが、あと一歩のところで得点が奪えず、次第に流れは大院大へ。後半31分には、ゴール前でファールを犯しFKを与えてしまう。何としてもしのぎきりたいこのピンチだったが、ボールは無情にもゴール左隅へ吸い込まれ、同点に追いつかれてしまった。ここで終わるわけにはいかない。最後まで勝利を目指し、ゴールを目指し続けたイレブン。だが、エース・北野の負傷退場もあり、結局ゴールネットを揺らすことができないまま2-2で試合終了。首位再浮上をかけた大事な一戦だったが、勝ち点1を獲得するにとどまった。
試合後のコメント
主将・木村(法4)「やはり、失点が多くなると勝てない(ここ3試合で失点7)。あと2試合とにかく勝つしかない。優勝したいけど、まずはインカレ出場を決めることが大切。次は関関戦だし、絶対勝ってインカレを決めます!」
11月10日に、はびきのコロセアムで行われた第53回全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会(Ⅱ部)。関学からは5名の選手が出場し、77kg級・石田禎人(商3)の3位(2年連続)が最高成績だった。
62kg級には、今大会が公式戦初出場となった堀川昌平(文4)が登場。現時点での持てる力を発揮し、トータルで135kgを記録した。2名がエントリーした69kg級では、白井三志郎(法2)が途中棄権となるも、吉富淳一郎(法3)が昨年から28kg記録を伸ばし、12位に食い込んだ。
主将・林良則(文4)と石田の主力2人が出場した77kg級。林も昨年のトータル185㌔からトータル233㌔へと、大幅に記録を伸ばし6位入賞。一方、昨年同大会3位の石田はスナッチで2位につけ昨年以上の期待が膨らんだが、続くC&ジャークの記録で逆転を許し、3位に終わった。
【成績】(見方:スナッチベスト+C&ジャークベスト=トータル)
・62kg級
14位 堀川 60kg+75kg=135kg
・69kg級
12位 吉富 91kg+104kg=195kg
途中棄権 白井
・77kg級
3位 石田 111kg+145kg=256kg
6位 林 103kg+130kg=233kg
試合後のコメント
3位の石田「(最後の試技に失敗し3位)成功以外考えていなかった。調整ミスだったと思います」
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11月10日に神戸ユニバー記念競技場に於いて行われた関西学生アメリカンフットボール秋季リーグDiv.1第6節。関学は45―7で京都大学を下し、リーグ戦全勝で立命大との最終決戦をむかえる。
今までの戦績は関係ない。京大は関学戦になると豹変する。全員がそう意識を統一し、完璧かと思えるほどの準備と心構えをもって挑んだ伝統の関京戦。ふたを開けてみれば、力でも気持ちでも京大を圧倒するファイターズの姿があった。
京大レシーブで始まった試合。だが、早々にLB古下(商2)がパスインターセプトで攻撃の芽を摘みとる。訪れた先制のチャンスをQB三原(経4)からWR秋山(文4)へのロングパスTDでものにすると、早くも流れは関学へ傾く。主将・岡田(商4)率いるOLが走路をこじあけ、RBが中央を突破。だが、京大も持ち味の力強いタックルでパスキャッチ後の前進を許さない。TDを狙うRB浅谷(商3)のランプレーにも強烈なヒットでファンブルを誘発する。だが、こぼれたボールはWR松原(商1)がナイスリカバーしTDとなった。直後の京大のシリーズは、京大主将・宮下の好リターンで始まったものの、LB佐藤(社4)が冷静な判断とブリッツでエンドゾーンへの侵入を許さない。さらにWR榊原(経4)が左オフタックル付近を駆け抜けTD、K大西の46ヤードFGで一気に点差を広げる関学。このまま完封勝利か―。だが、前半残り2分からの三原のパスを京大DB田畑がインターセプト。70ヤードを走りTDを奪われてしまう。スコアは24―7と、京大が息を吹き返したところで前半が終了した。嫌な形で前半を終えてしまった関学だが、後半開始直後、WR榊原が会心のキックオフリターンTD。誰もが待ち望んだビッグプレーに榊原本人もガッツポーズを決め、京大サイドを沈黙させた。完全にモメンタムを引き寄せた関学はその後も2本のTDを決め、45―7で勝利した。
試合後のコメント
鳥内監督「早い時間で流れがつかめたのがよかった。しっかり準備した成果が出た」
主将・岡田「個人的にはライン勝負に勝った実感はあるが、OLユニット全体として勝たなければ意味がない。また一から組みなおして、生まれ変わらなければ立命には勝てない」
11月6日、リーグ第6節・京都大学戦を4日後に控えたファイターズが第3フィールドで記者会見を行った。会見には7人の4年生が出席し、その思いを打ち明けた。
前節、立命大に0-55で大敗を喫した京大。彼らに、エースQB・三原(経4)は一層の警戒心を強める。「リーグ全勝同士でぶつかる京大よりも今の京大のほうが怖いかもしれない。先を断たれた彼らは関京戦を気持ちのはけ口にするだろう。気合いが全く違うと思う」と語る。全ての選手が同じ思いを抱いていた。「京大は関学を殺しに来る」。代々そう言われてきた京大の評価は変わることはないようだ。「京大は気持ちのチーム。力で勝っていても気持ちが弱ければやられる」と話したのはRB横山(文4)。その言葉の背景には2004年シーズンの関京戦がある。立命大に勝利を収めた関学は、慢心から京大に敗北を喫し、甲子園出場を逃した。そのあやまちを繰り返さないために、先日行われた合宿で彼らは当時の試合をビデオで研究したという。だが、チームに気の緩みはない。LB佐藤(社4)が「気持ちの部分でどれだけつめれるかの勝負。油断できない」と話すように、それまでのスコア、戦績は関係なく、「殺しに来る」強さを持った京大を全員が意識しているようだ。京大というチームを主将・岡田は「日本一を目指すうえで、ただの過程にある相手ではなく、プライドを賭けて戦うべきチーム」と認める。往年のライバルとの対戦にむけ、戦意は高まっている。
QB三原「立命大が強いチームなら、京大は怖いチーム。秋に入ってうちのOLは成長した。京大DLは関西屈指だが、いい勝負ができると思う」
OL岡田「昨年から両サイドのTが抜けて、OLユニットが課題と言われ続けてきた。そういうのもあって、やっぱり関京戦はライン戦で勝ちたい。楽しみにしといて下さい」
WR榊原(経4)「春の関京戦はけがで出られなかったので、試合は楽しみ。あたってくるLBが多く、DBが混乱させてくるが、三原と同じ感覚を持てるようにしたい」
RB横山「強い京大しかイメージしてない。魂を込めてぶつかってくるので気持ちで負けないようにしないと。積み上げてきたOLとLBがどれだけやってきたかの勝負」
DL国方(法4)「ノーハドル、ショットガンと京大はいろいろやってくるが、鍵になるのは伝統のランやオプション攻撃だろう。ここでDEFがダメなら先はない。DL・LBでしっかりランを止めたい」
LB佐藤「僕らが京大に負けた事のある最後の代。そういう意味で下級生の油断や慢心も怖い。しっかりとイメージすることが必要」
DB山本(法4)「DBはずっとタックルが課題だった。その集大成として気持ちを込めたタックルをしたい」
ファイターズで戦う部員たちの素顔に迫るこの企画も11回目。今回はファイターズの勝利の鍵を握るスカウトチームのお二人にお話をうかがいました。

―お二人の役割を教えてください。
林:スカウトオフェンスリーダーとして、対戦相手オフェンスを研究して真似し、関学ディフェンスの練習相手をしています。
前田:自分はスカウトディフェンスリーダーなので、逆に関学オフェンスの練習相手をしています。
―スカウトチームの役割を教えてください。
林:次の対戦相手をイメージさせる「仮想チーム」を作り上げます。練習は関学同士やっても意味がないので、相手を作り上げ、実践に近い感覚を持てるようにすることです。
―それでは、普段の練習内容について詳しく教えてください。
林:次の対戦相手OFFがしそうなプレーをし、関学DEFがより実践をイメージ出来るようにすることですね。
前田:スカウトDEFは関学OFFを止めることです。相手を進ませないという点で、スカウトOFFよりは受身かもしれません。
―相手の情報はビデオから得るということですが、どのような点に注目して見ているのですか?
林:相手OFFが使っている体型やプレー、一人一人のクセを探したりしています。
前田:同様に、相手の個性や守り方にもチームの特徴があるので、そこに注目しています。
林:暇さえあれば、ビデオはひたすら見て研究していますね。そのうちにふとした瞬間、新しい発見が見つかるという感じです。
―実際の試合はどこに注目していますか。
林:自分は分析スタッフとしての仕事もしているので、試合中はそっちに集中していますね。
前田:自分も試合中はキッキングリーダーとして、場面ごとに(パントをするかFGをするかなどを)インカムでコーチと連絡を取り合い、指示をしています。
―では試合中、出ている選手に対してはどのような思いを感じていますか?
林:不安なことは全て前日に言ってあるので、試合本番は特にないですね。
前田:しいて言えば、試合で結果を出して欲しいということですかね。
―スカウトチームとしての心構えや大切なことを教えてください。
前田:毎日の練習が試合と思って臨むことです。それくらいの気持ちを入れないと務まりません。下級生にも、1軍選手を相手にするので、抜群に上手くなるチャンスだと伝えています。その分レベルの高いものを要求していますね。自分たちの気持ちの入れようが、本番の試合につながりますからね。
林:近年のフットボールは戦略が複雑になってきていて、分析スタッフやスカウトの力が大きく関わってくると思います。スカウトチームが強いと、毎日のレベルが上がり、チームも強くなります。実際の対戦相手よりも強かったと言われることもあり、そのときはうれしいですね。日本一のスカウトチームになれれば、日本一のチームになれるわけですから、今まで以上に研究して、練習に反映させていきたいです。
―リーグ戦も残り2戦となりました。スカウトチーム目線での攻略方法とは何でしょうか。
前田:京大は気持ちを前面に出してくるチームで、スカウトDEFとしてもその怖さがわかるので、今までの5戦以上に意気込んでいます。
林:京大はタックルが強く、そこからファンブルにつながるなど潰される可能性があります。練習から対処して、本番に臨みたいです。また、立命大は全体的に能力の高いチームなので、細かいクセまで捉えていきたいです。目指すものはその先なので、そのためにも雰囲気も練習から変えていくことが大事だと思っています。4人の4年生スカウトを筆頭に、気持ちを出して引っぱっていかなければ、と思います。
前田:立命戦はこれまでと同じような練習ではダメですね。勝ってきていることも忘れて、1からです。まずは京大戦、やります。
―最後に、お二人の意気込みを聞かせてください。
前田:勝つために何でもします!気持ちを出していきます!!
林:スカウトチームのレベルを高め、スカウトチームが関学ファイターズを勝たせます!!
◆林俊也(はやし・としや)。法学部4回生。滝川高出身。172㌢76㌔
◆前田竜(まえだ・りゅう)。商学部4回生。関西学院高出身。175㌢74㌔
ファイターズで戦う部員たちの素顔に迫るこの企画も10回目。伝統の関京戦を前に意気込みを語っていただくのは、OLの上村圭史・寥孝祐の2人です。彼らの熱い思いをご覧ください!

―まずはOLというポジションについて教えて下さい。
上村:目立たないとは言われます。主将ともよく話してるんですが、自己満のポジションだと思います。1対1でできるのが魅力ですね。
寥:クレバーでないと出来ません。OFFを背負って、前線で戦うポジションです。
―OLパートの雰囲気はどうですか。
上村:どこよりも活気があふれてますね。単純に言うと元気。OLが沈んでるときは全員が沈んでるし、練習においても重要なパートです。
寥:どこよりも使命感と自分のこだわりを持って取り組んでるパートです。
―では、自分の持ち味を教えて下さい。
上村:人より特に優れてるところはないですが、自分としては独特な器用さ、ですね。人と違うというか、人と同じようにはできないので。
寥:スピードは負ける気がしないですね。スピードと筋力を生かしたプレイです。
―次戦は京大ですが、今の心境はどうですか。
上村:僕らが1年生のときに1回やられてます。だからその恐ろしさは言われ続けてきました。すごい気持ちでぶつかってくるので、そこだけは負けないようにします。
寥:春の試合の結果はほんまに関係ないと思います。全員が全力で取り組まないと勝てない相手です。
―京大戦、立命戦となるとチームの雰囲気がいっそう張り詰めてきますが、それはなぜですか。
上村:京大や立命は絶対に負けられない相手だから、ですね。、立命に対しては去年のシーズンが終わった時点で今年の戦い方を考えてきました。だからやっと戦えるなという感じです。
寥:今までの相手と比べると、確実に強い。今まではミスをしても勝てたけど、京大・立命は1つのミスが命取りになる可能性がある試合なので、気を引き締めて取り組みたいですね。
―では、残り2戦での個人的な目標・OLとしての目標をあげて下さい。
上村:OLは5人全員がコミュニケーションを取れていないといけません。気持ちでいかないと試合には勝てませんから。だから僕は夏ぐらいからOLのやつらに「家族」になろうと言ってます。京大戦までには学年の上下関係なく、兄・弟という感じに近づけたらいいなと思います。
寥:まずは京大DLを圧倒し、そして立命に臨みます!
―最後に、ファンの皆様に向かって宣言をお願いします。
上村・寥:野村・白水ペアを超えます!
◆上村圭史(かみむら・けいし)。商学部4回生。桃山学院高出身。OL(オフェンスライン)。183㌢105㌔。
◆寥孝祐(りょう・こうゆう)。商学部3回生。関学高等部出身。OL(オフェンスライン)。180㌢103㌔。
11月6日、舞洲ベースボールスタジアムに於いて秋季関西地区大学準硬式野球大会決勝戦が行われた。関学は6‐0で兵庫教育大学に勝利し、春に続いて関西の頂点に立った。
関学 201 010 002 =6 H10 E1
兵教 000 000 000 =0 H2 E3
(関学) 塩澤、吉川-斎本
昨日の逆転勝利で勢いに乗る関学は、初回から打線が奮起する。相手エラーから1死2塁のチャンスを作ると、3番久保田将(経3)、4番畠嶋浩平(商3)、5番村田侑右(文3)のクリーンナップ3連打で、幸先よく2点を先制。3回にも村田のタイムリーで1点を追加すると、5回には6番斎本竜也(商3)が犠
牲フライを放ち、完全に試合の流れをつかむ。先発した塩澤直樹(商2)も、打線の援護を受け好投。初回こそピンチを招くものの、ここを併殺で切り抜けると、その後は7回までを被安打2に抑え、完全に兵教大打線を封じ込めた。そして後を受けたのは吉川孝介(社3)。この秋のリーグ戦から、抑えを任されている彼は、今日もまさに“守護神”の名にふさわしい快投を披露。8回に3者連続三振を奪うと、最終回も簡単に2人を打ち取り、あとアウト一つまでこぎつけた。迎えた最後の打者も、カウント2-1から空振り三振に斬ってとりゲームセット。この瞬間、通産3度目となる秋季関西選手権優勝が決まった。
新チームにおいて、初めての大会となる秋季リーグ戦、関西選手権をともに優勝という最高の形で締めくくった軟式野球部。だが、本番は全日出場がかかる春の戦いである。旧チームが果たせなかった全国1勝、そして全国制覇へ向けて、チームの更なる奮起を期待したい。
試合後のコメント
主将・杉原俊彦(経3)「優勝は素直に嬉しいです。今日はみんな調子がよくて、小刻みに得点を取れたことがよかった。今後、年内は技術強化、そして年明けからは体力作りを中心にトレーニングに励みたいと思います」
10月31日から11月4日にかけて東京馬事公苑にて行われた全日本学生馬術三大大会。関学は馬場で松田(社1)が初出場ながらも6位に。総合でエース・熊倉(経4)が個人6位、団体が6位入賞を果たした。 3種目の総合成績7位と関学馬術部の底力を見せた今大会。これで引退となる選手たちの顔には満面の笑みが浮かんだ。
○全日本学生賞典障害飛越競技
初日に行なわれた障害馬術競技・一走。豪快かつ華麗に障害を飛越する全国の学生馬術界の人馬たちが名を連ねた。そんななか、今年の春学で関西制覇を成し遂げたエース・熊倉健司(経4)が関学一番手として乗馬・月緑とともに先陣を切る。しかし障害落下が二本、減点8という内容に終わる。鞍を降りた後「完全に乗り手のミス」ともらした。続く西脇万美子(社2)&月母衣(ホロ)は減点24の走行。そして三番手の尾崎功章(法4)&月雅の番でアクシデントが起こる。終盤の障害でバランスを崩し落馬、その際に頭から地面にたたきつけられてしまったのだ。幸い大怪我には至らなかったが周囲には安否を心配する声もあがった。最後は主将・松尾孝司(経4)&月翼が減点16で完走し「明日は頑張るよ」とコメントを残した。
2日目は障害馬術競技・二走。前日の一走との合計成績で結果が決まる。検査入院となった尾崎は二走を棄権し、三人のみとなった関学。西脇は減点20、松尾は減点12で完走する。この二組が減点数を昨日よりも減らして走行したことがチームにとって大きな意味を持っていた。「総合成績でこれがからんできたら(結果を左右するかも)。まだ見せ場ある」。主将はこう語った。そして最後の熊倉は減点8で終える。月緑はかつての全日学優勝馬とあって満点走行はできるベテラン馬。「良い状態に作っていくことができなかった」と悔しさをにじませる。けれどもこの一年間の安定感を振り返れば、彼のなかに昨年のような絶望に近い感情は無かった。「惜しいけど、それが実力」―。そう言い残し、成績23位で全日学の障害馬術を終えた。
【障害・結果】 熊倉&月緑…23位 西脇&月母衣…36位 松尾&月翼…29位
○全日本学生賞典馬場馬術競技
3日目に行なわれた馬場馬術競技。そこには望んでいた〝夢〟舞台にたどり着いた女性の姿があった。松田有加(社1)&月夢-、夏学で見事優勝を果たし自ら全日学への切符をつかんだ。その彼女は予選(St.G賞典)では目立ったミスもなく演技をこなす。さすがに緊張あってか「自身なかった」と語るも、いざ得点率が発表されると「もっと出るかなと思ってた」との感想。関東のジャッジの厳しさを感じると同時に、自らの演技への自信をのぞかせた。その得点率57.6%で翌日の決勝へと駒を進めた。またこの日関学から出場した古峨淳明(社2)&月皚(シロ)は思うように力が出せず、得点率51.3%で26位に終わった。
翌日の決勝(自由演技)は予選を勝ち上がった10組の人馬で争われる。どれも高い演技力を兼ねそろえた実力ある人馬である。そしてむかえた本番。「5番、松田有加-」の場内アナウンスの後、自ら選曲したBGMが馬事公苑インドア・アリーナに流れる。それは彼女が高校時代に国体優勝を飾ったときの曲を、愛馬・月夢に合ったイメージにアレンジを加えたものだった。軽快でテンポの良い音楽のなか彼女は華麗なる演技を披露する。「今年一番の演技」は芸術点で他にひけをとらない数字を出した。技術点が届かず結果6位となるも、存分にその実力と可能性を見せ付けた。思い起こせば一年前の全日学。観戦に来ていた少女は関学スポーツの取材に「夢は全日学に出て優勝することです」と照れくさそうに応えた。そして今年、念願の〝夢〟舞台にたどり着いた。けれども、ハッと気づく。そう、まだ彼女は〝夢〟を叶えていないのだ。「来年の目標は-?」。我々の問いに彼女は笑いながら応えた。「表彰台に立つことです」。意外や謙遜なコメント、これも来年への自信の表れか。
【馬場・結果】 松田&月夢…6位 古峨&月皚…26位
○全日本学生賞典総合馬術競技
本来なら、それは無かったはずだった。〝総合の悔し涙〟から5ヶ月、これまでの功績を称えられての特別措置で関学は今大会出場の機会を得た。大会4日目、いよいよ全日学最後の種目である総合馬術競技が始まった。関学はエース・熊倉&月緑が唯一の経験者ともいえ、松尾&月翼をはじめ西脇&月汐、佐棟健太(社1)&月峰は初の東京馬事公苑での総合となる。不安視はされていた。だが、ふたを開けてみれば調教審査(馬場)を終えた時点で3位。関西9連覇王者の遺伝子がいまだ残っていることを感じさせた。
大会最終日、朝から馬事公苑内のコースが熱気で溢れる。午前中は白熱の耐久審査(クロスカントリー)が行なわれた。調教審査の順位を活かすためには、ここでいかに減点をせずに完走できるかが鍵となる。その関学は先陣を切った熊倉が減点0走行で完走。鞍を降りた後、嬉しさをあらわにした笑顔で後続の応援に駆けつけた。続く西脇は調教審査でチームトップだったが、池に着水し減点を犯してしまう。関学自慢の総合馬・月汐だけに手痛い結果となった。3番手の佐棟はタイム減点のみで完走。最後は幻の関西総合王者・松尾がクロスカントリーに臨む。だが完走した後、彼の顔には陰りが見えた。何が起こったのか-。「あのコーナーが…」そう連呼する主将。アナウンスされるスコアは障害減点20を表している。それは松尾と月翼のペアがこの一年間で初めて犯した一反抗だった。「個人的にはこれが全て」、そしてチームにとっても大きなダメージとなる減点で耐久審査を終えた。
残すは余力審査(障害)のみ。疲労が目に見える人馬たちが文字通り余力を絞って競技に臨む。同時にそれは、選手たちにとって全日学最後の〝乗りおさめ〟を意味していた。昨年の同競技で二反抗失権と絶望を見た熊倉が関学一番手でスタート。観客席に向かってぼそりと口を開いた後、本馬場へ向かった。それはエースの意地が雪辱を果たす運命を呼び寄せたのか。関学のエースは堂々の減点0で走行を終える。自然と生まれるガッツポーズ、総合での総減点0という結果に喝采が挙がった。二番手・西脇は減点8走行で終え、終始チームの一員として団体に貢献した。次の三番手・佐棟は二反抗、初の全日学は良しとは言えない内容に終わった。この時点である事実が判明する。団体として得点を構成するには最後の松尾が何としても帰ってくることが絶対条件になったのである。昨年と同じシチュエーション、これは主将の宿命なのか。「緊張はなかった」。それは松尾と月翼の「止まらない」信頼の表れだった。落としたバーは一本のみ、減点4でチームの元へ帰ってきた。試合後、涙する主将。嬉し涙か、いやそれもある。だが「悔し涙だよ」とこぼした。耐久審査の一反抗-悔やんでも悔やみきれないそのミスは、新月の誇る最高の人馬が犯した最初で最後の失敗。「もっとやれるチームだった」。集大成の全日学でここまで悔しさをのぞかせた彼はやはり、最後まで〝闘将〟と呼ぶにふさわしいリーダーであった。
結果、総合馬術は熊倉が個人で6位入賞。「これ以上は望めない」。そう満足気に話した。団体では現状で出せるだけの全ての力を出し、6位入賞を飾った。
【総合・結果】 熊倉&月緑…6位 松尾&月翼…24位 西脇&月汐…40位
3種目の総合成績を合わせ、関学は全日学を7位で締めた。
出場した4年生レギュラー、熊倉・松尾・尾崎は今大会で三日月マークの入った鞍上から身を降ろす。熊倉は年内に個人で出場する大会を残しているが、松尾と尾崎はこれで引退となる。「ノンセレクションのオレらでもここまでやれた」。2人はエース・熊倉とともにレギュラーとして一年間安定した結果を残し続けてきた。誰もがうなずく。今年の関学を引っ張っていたのは、まぎれもなく彼ら〝三銃士〟であった。その彼らは後輩たちにそれぞれの思いを託し、新月旗の下での競技生活を終えた。
11月4日に行われた関西大学バレーボール連盟男子秋季リーグ対同大戦(於・立命大)。第1セット、関学は粘りをみせるも21―25で落とす。続く第2セットは両校全く譲らない展開。中盤に5連続ポイントを許すが立て直し、最後は小野耕路(社3)のスパイクが決まり、26―24で奪取。第3セットは、穂
森荘一郎(商3)のトスを小野、佐々木剛(社1)などが確実に決める活躍を見せ、25―11で圧倒した。関学有利で迎えた第4セットは、7点目から11点目まで立て続けに得点を重ねる。終盤までもつれるも最後まで集中力を切らさなかった関学。29―27で同大を振り切り、セットカウント3―1で勝利を収めた。この勝利で関学は見事1部残留を決めた。
試合後のコメント
山崎監督「6人中4人が1年生という1年生の多いチームでやってきて1部残留できたが、そのことに関しては上級生の理解があったからだと思います」
主将・穂森「(リーグ戦を通して)最初、立命大に勝てたことが大きかった。精神的にも良かった。それが練習の雰囲気も変え、勢いに乗ることができました」
小野「今日は勝てば1部残留、負ければ2部降格が決まる試合だったので勝てて良かった。1部残留の目標は達成できたので良かったです」
11月1~4日に岐阜メモリアルセンターに於いて行われた、全日本大学対抗テニス王座決定試合。最終日、男女ともに3位決定戦に臨んだ。男子は近大に対し6ー3で見事勝利。女子は筑波大と接戦を繰り広げ、3ー2で勝利を収めた。
4日間に渡って行われた王座決定試合。男女ともに出場を果たし、全国の舞台で熱戦を繰り広げた。その最終日、関学は男女そろって3位決定戦に挑んだ。
男子は近大との対戦。関学は関西の覇者として、負けられない試合である。試合展開は、両校とも譲らない接戦となった。しかし、関学は確実に得点を重ね、結果は6―3で関学の勝利。見事王座3位を決めた。
女子は筑波大との対戦となった。残る試合はS1のみとなった段階で、2-2の接戦。勝敗はS1の加藤夕香子(社3)に託された。緊迫した雰囲気の中、互角の戦いを繰り広げた。王座3位を決めたい関学は、次第に応援にも熱が入る。最終セットまで持ち込み、最後は相手のアウトで関学の勝利。王座初出場にして、3位の座を獲得した。
4年生にとっては、引退試合となったこの試合。男女ともに王座3位となり、笑顔で幕を閉じた。これから新チームを始動する彼ら。今後の活躍に多いに期待がかかる。
10月31日~11月4日に行われた、第72回全日本学生ヨット選手権大会(於:柳ヶ崎沖ヨットハーバー)。関学の470級は安定したスコアを守り切り、創部初となる全国制覇を成し遂げた。
10月31日~11月4日に柳ヶ早崎沖で行われた第72回全日本学生ヨット選手権大会。関学は慣れない琵琶湖の環境に戸惑いながらも、チーム力で克服し、470級で41年ぶりとなる全国制覇を成し遂げた。
大会初日は無風状態のために、試合が中止に。選手たちは出ばなをくじかれたが、ここで集中力を切らすことなく2日目を迎えた。470級は8時出艇。風の変化が激しいため10時ごろ試合開始の旗が揚がる。待ちに待ったスタート。フライングをしてしまう艇が続出するが、関学の3艇は、落ち着きのあるスタートを切った。市野(商2)の艇を中心に3艇一丸となり、レースを展開する。第1マーク、第2マークを順調に進み、市野・中野(社1)組が4位でゴール。7位に牛尾・門田(経3)組、続いて酒井(法2)・佐藤(社2)組がフィニッシュ。第1レースで最高の走りを見せる。合計得点で他大学に差をつけて、1位を獲得した。彼らはモチベーションが上がり第2レースへ向かう。しかし風向きが変わってしまった。風が読めず酒井・佐藤組が順位を落としてしまう。監督の指示でメンバーチェンジを行った。そして、気を取り直し挑んだ第3レース。関学はペースを取り戻し、スコアを伸ばす。しかし2位の早大との得点差は13点、気が抜けない状況で初試合が終わった。
3日目も風が不安定なため、長時間湖上での待機を余儀なくされる。この間も、風の情報を集めレースを待つ。湖に出てから5時間後、試合が開始された。風は微弱、風向きの予測が難しいコンディション下で、ここまで順調だった早大もペナルティーを2艇出してしまう。しかし関学はノーペナルティーで切り抜け、レースを終える。関学は早大との点差を39点と、差を広げることができた。
最終日も風が安定しない中、レースを試みる。しかし風がやみ続行が不可能に。湖に出てから5時間後に試合終了の合図が琵琶湖に響く。この瞬間、関学の優勝が確定した。
この栄冠に河野監督は「みんなよくやった」と歓喜の涙を浮かべた。全国に出場する強豪チームには、関学より個人の実力が上の選手が多い。その上、琵琶湖を地元とするチームと経験差もでる。関学はこのハンデを補うために、チーム力の強化にポイントを置いた。夏の強い日差しの中も、31人が毎日海に出て練習を重ねる。お互いを信じ、チーム全員で優勝へのモチベーションを高めていった。その努力が実り470級で日本一という称号を手にした。この結果は日本一のチームワークを持った証である。
今回はスナイプ級が11位という結果に終わり、総合では全国6位と少し惜しい結果になった。しかし日本一のチームワークを持ったこのチームはますます活躍していくだろう。その上来年のインカレは西宮ヨットハーバーで行われる。慣れ親しんだホームでの開催に連覇の期待が高ぶる。監督は「これから新しい伝統を創っていきたい」とこれからの意気込みも話す。これからも飛躍し続けるヨット部にらますます目がはなせない。
大会結果
470級
1位 関西学院大学 240Pt
2位 早大 240Pt
3位 立命 254Pt
スナイプ級
1位 京産 204Pt
2位 日体 260Pt
3位 立命 288Pt
・
・
11位 関西学院大 500Pt
総合
1位 京産 538Pt
2位 立命 542Pt
3位 同志社 476Pt
4位 早稲田 603Pt
5位 日大 682Pt
6位 関西学院 711Pt
11月3日、鶴見緑地球技場に於いて行われた関西学生サッカーリーグ第6節。関学サッカー部は、阪南大と戦い、2-2で引き分けた。その結果、首位をキープしていた関学は、2位となった。
前節の敗北から1週間。立て直しを図った関学だったが、この試合も立ち上がりから苦戦する。阪南大に自陣でパスを回され、前線へボールを運ぶことができない。幾度となくピンチを迎え、前半13分ついに先制点を許してしまう。その後関学もセットプレーを中心に相手ゴールに迫るが、相手GKのファインセーブなどで同点に追い付くには至らない。逆に終了間際には相手にペースを握られ、ピンチを招いた。
後半開始からこの日けがでスタメンを外れていたMF小関佑典(商3)を投入し、流れを変えようと試みる。中盤でのパス回しを増やした関学に阪南大はミスを連発してしまう。後半11分に相手のミスパスを奪ったMF上村晋平(商2)が相手陣内にドリブルで持ち込みラストパス。ペナルティエリア内でボールを受けたFW北野雄志(法4)がゴールを決め、ついに同点に追い付いた。しかし3分後には今度は関学のミスからゴールを割られ、すぐにリードを奪われた。
再びリードを許した関学は苦しい展開。しかし阪南大も前半オーバーペースだったのか、徐々に運動量が落ちてきた。ここで負けるわけにはいかない。関学は走り負けずにボールを支配しようとする。後半37分にまたも上村が右サイドを突破し、中央へパス。FW金尾和泰(経3)がダイレクトでシュートを放つ。このシュートが左ポストに当たり、ゴールに吸い込まれた。2-2。またも同点とした。
その後も小関のボレーシュートなど惜しいシーンをいくつもつくるが、結局逆転は叶わず、同点で第6節を終えた。2位に転落したが、次節に1位の大院大との直接対決が控える。この秋リーグ天王山で勝利し、首位の座を奪い返して欲しい。
試合後のコメント
主将・木村哲也(法4)「後半はよく追い付いたと思う。だいぶ粘り強くなった。もう残り3戦しかないので精一杯やっていきたい」
11月3日、舞洲ベースボールスタジアムに於いて、秋季関西地区大学準硬式野球大会1回戦が行われた。関学は、甲南大に5-3で勝利し、5日に行われる準決勝へ駒を進めた。
関学 000 010 400 =5 H8 E2
甲南 001 000 200 =3 H8 E4
(関学) 塩澤、吉川-斎本
秋季リーグ優勝から一ヶ月。その流れのまま勢いに乗りたい関学は、初回、2回ともに先頭打者を出すが、あと少しのところで点に結びつかず0-0のままゲームは進む。しかし3回、バッテリーミスにより先制点を許してしまう。だが「気持ちを切り替えて取り返していこうと思った」という主将・杉原俊彦(経3)の言葉通り、5回に斎本竜也(商3)のタイムリーで同点とすると、7回には畠嶋浩平(商3)の2点タイムリーで逆転に成功。この回に一挙4点を挙げた。
また投手陣も健闘した。先発の塩澤直樹(商2)はノビのあるストレートを軸に、6イニングを1失点。6回には三者連続三振を奪うなど、好投を見せた。またリリーフした吉川も、7回こそ2点を奪われるがその後の8、9回は打者3人で抑える完璧なピッチングを見せ、勝利に貢献した。
試合後のコメント
主将・杉原「前半はランナーを出すもあと一本が出なかった。準決勝はどちらのチーム(大教大と大市大医学部の勝者)が来るかまだ分からないが、どちらが来ても自分たちの野球をやるだけです。次の試合も頑張ります!」
11月3日、堺市大浜公園相撲場に於いて第85回記念全国学生相撲選手権大会が行われた。まず行われた団体戦Cクラストーナメントでは1、2回戦と順調に勝ち進むも、次の準々決勝では今大会優勝校となった防衛大に2ー3で惜敗。続いて個人戦予選に大道(社1)と日高(文2)の2人が登場したが、両者ともに初戦敗退。格上の相手ではあったものの、悔しい結果に涙をのんだ。
試合後のコメント
主将・粟村(経3)「団体戦の1回戦は初戦にしては体が動いていたと思う。防衛大(準々決勝の相手)戦で思ったのは、これが自分たちの本当の実力なんだということ。自分たちは安定しておらず、むらのある相撲を取っている。つまり実力がついていないということだ。今は来年の西日本大会を一番の目標にしている。この大会でBクラスに上がれるよう、頑張っていきたい」
11月2~4日まで行われる関西学生秋期選手権加古川レガッタ(於・加古川)。初日は予選が行われた。準決勝進出は以下の通り。
◆女子シングルスカル
田中奈津紀(文3)
田尻千尋(文2)
◆男子シングルスカル
峰時(理2)
◆女子ダブルスカル
安原みどり(社3)・和田真衣子(経3)
また男子舵手つきフォア、新人男子エイト、新人女子舵手つきクォドルプルは敗者復活戦に臨む。
試合後のコメント
主将・斉木祥平(社3)「自分のクルーは離されて負けてしまい悔しかった。明日は勝ち上がれるよう頑張ります」
女子リーダー・安原「新体制は初めが肝心。予選を通ってほっとしている。アップがよく、自信につながった。決勝まで残れるよう頑張ります」
和田「絶対に最終日まで残りたいので、相手の背中を見てあがってこれるように頑張ります」
11月1日、明治大学ホッケーグラウンドに於いて全日本学生ホッケー選手権大会が行われた。昨日の駿河台大戦を4―1で下した関学は、東農大オホーツクとの対戦。接戦を繰り広げたが、惜しくも1―2で敗北した。これにより、今年度のインカレはベスト16止まりとなった。
降ったり止んだりの雨の中、始まったインカレ第2戦。負ければ終わりのトーナメント制、4年生にとっては引退を懸けた試合である。
試合開始早々にPC(ペナルティコーナー)を得た関学だが、得点に結び付けることはできない。その後は早いリスタートから東農大オホーツクがペースを握り、20分に先制点を許してしまう。我慢の時間が続き、何度もゴールをおびやかされる苦しい展開に。しかし山田栄仁(経3)のパスカットや、GK杉浦正樹(経3)の好セーブで何とかしのぎ、前半を0―1と何とか1点差で折り返す。
そして後半開始直後、中村紘也(経3)が切り込みゴール前で清水優(総2)へパス。相手GKともつれ得点には至らなかったが、PCを得る。しかしU―21代表のGKを前に、その厚い壁を破ることができない。そして後半10分に、またしても相手PCから失点。点差を2点に広げられてしまう。
だが、このまま終わる関学ではなかった。19分に、再び清水が倒されPC。これも完全に防がれはしたものの、徐々に自分たちのペースを作り上げる。29分には坂田剛敏(社2)がドリブルでゴール前まで持ち込み、福井康成(商1)がそこへ滑り込む。上手く合わなかったものの、ラスト10分で完全に試合の流れは関学へ。そして直後のPC、けがから復帰した岡川洋士(理2)のプッシュシュートが、ついに相手ゴールへと突き刺さった。待望の同点弾に、さらに勢いづく関学。休む間もなく、相手陣地へと切り込んでいく。「あと1点―」。そして残り30秒、ラストチャンスとも言えるPCを取った。ベンチからは、「DFも全員上がれ」との指示が挙がる。しかし、奇跡を予感させた10人での全員攻撃は、惜しくもクリア。1―2で試合終了を迎え、彼らのインカレが終わった。
結果は、昨年度同様のベスト16。ベスト8の壁は、容易に突破できるものではなかった。しかしこの全国の地で、大学からホッケーを始めた初心者も交えての関学が、「チームホッケー」を見せ付けた。これで4年生は引退を迎え、新チームが始動する。この経験を生かし、来年度のリーグ戦、そしてインカレでの、新チームの活躍を期待したい。
試合後のコメント
宮林監督「今シーズン一番の好ゲームだった。確かに相手チームの方がベスト8であるべきだろうし、その実力はあった。だが関学もゲーム内容としてはまったく悪くないし、来季につながるいいゲームができたと思う」
主将・森下「1―2で負けたのは悔しいが、最後に自分たちのホッケーができて良かった。今年のチームは、まとまれば強いチーム。来年も、技術面はもちろん、礼儀やマナーなど人間的にも良いチームにして欲しい」
新主将・中村「もっとチームを統一して、今年果たせなかった関西上位を目指して頑張っていきたい」