


【馬術部】 新体制、出だし上々
1月6〜8日に三木ホースランドパークに於いて第32回兵庫県新春馬術大会が行われた。新年を迎え、新体制となった馬術部にとって最初の大会。新主将・松尾(経3)の馬場馬術優勝やチームの柱・熊倉(経3)の障害飛越優勝を筆頭に、その他の競技でも部員たちの優勝や躍動が見られた。関西制覇、そして全国へ向けて馬術部新チームが動きだした。
3日間にかけて行われる第32回兵庫県新春馬術大会。新体制となった関学馬術部は3日間を通して全20競技(障害飛越競技12・馬場馬術競技8)に出場した。
○ 1月6日~初日~
初日の第1競技小障害飛越CⅠでいきなり関学馬術部員が結果を出した。競技はローカル規定で行われ、減点ゼロで完走し規定時間57秒により近いスコアを出した選手が上位になる。昨年、同競技をタイム差コンマ数秒で完走し優勝した桂勇人(商2)が今回も減点0タイム差0.90の走行を遂げるも、徒歩退場のためまさかの失権をしてしまう。応援席が沸いたのも一瞬だった。そんな中、月景に騎乗した近藤忠司(経2)がタイム差0.65の走行を遂げる。他に1秒以内のスコアをあげる選手は現れず、そのまま近藤が優勝。「基本どおり」の走行が生んだ結果であった。
また、第ⅰ競技馬場馬術Ⅱ(2課目)では月鷹に騎乗した和田智子(社2)が競技中にメットが外れるというハプニングにも冷静に対処し、得点率57.647で優勝した。
初日に優勝したのはこの2人のみ。その他の競技でも関学馬術部は上位にくい込む成績をあげた。
○ 1月7日~2日目~
記録的な寒さが舞い降りた三木ホースランドパーク。競技馬場にも雪が積もり、試合中も雪が止まない。その状況でも選手たちは成績をあげていく。優勝こそ無かったが、関学馬術部は上位に名を連ねた。第7競技小障害飛越Cで二段階走行に進んだ鶴園悠(社2)が2位に。第9競技小障害飛越A-Ⅱでは新主将・松尾孝司(経3)が乗馬・月葵で同じく2位。馬場馬術競技においても山浦規子(商3)、古峨淳明(社1)がそれぞれ3位の演技を見せた。
○1月8日~最終日~
最終日は今年の団体を構成すると予想される主力の人馬たちが結果を残した。第17競技小障害飛越Aでは出場した7人のうち、4人がジャンプオフに進む。そして、月峰に騎乗した熊倉健司(経3)が減点0、タイム35.27の走行で暫定2位に。続く3位、4位にはそれぞれ松尾、西脇がついた。ここで1位の選手が順位には関与しないOPEN参加ということが判明し、順位が繰り上がる。この結果、熊倉の優勝となった。県大会ということもあり、本人も気負うことなく試合に臨んでいたが、この結果には素直に笑顔がこぼれた。昨年の汚名を返上すべく、復活に燃える新生・熊倉健司がここから始まる。また、この競技のすぐ後に行われた第ⅹ競技馬場馬術ⅢBでは松尾が他を寄せつけぬ演技を見せ、得点率58.400で優勝。主将となって始めての結果を残した。主将、そして副将が〝頼れる〟存在として関学馬術部を牽引する。
また、新株の選手たちが出場する第14競技ジムカーナーでは濱田幸乃(文1)が規定タイム差1.98で優勝。大学入学後、初めてのタイトルを手にした。彼女が将来、関学馬術部を担う、かもしれない。そして、馬場馬術の実力者として、3日間競技に臨んだ古峨はこの日も2位、3位と結果を残す。だが、確実に優勝が狙えると期待されていただけに本人の顔には陰りが見えた。この悔しさを胸に、彼は出直しを図る。今回騎乗した月駒とのコンビが再結成されるとき、そのときこそ彼の顔には光が宿るだろう。
馬術部新体制が迎える一発目の試合として注目されたのが、昨年の暮れから厩舎入りした月葵。今大会では松尾と西脇万美子(社1)が障害飛越競技で騎乗した。初めての大会ということもあり、若干不安視されていたが本番は落ち着いた走行を見せ、手ごたえを感じさせた。
「結果を出せた人も出せなかった人も次につながる大会になった」と松尾は語る。伝統ある関学馬術部を任された新主将が提唱した目標はやはり〝関西制覇、そして全日制覇〟。関学は昨年、自身の春学連覇を止めてしまっている。加えて前チームに比べての全体的な戦力低下もささやかれている。それだけに目標への道は険しく、立ちはだかる壁も高い。だが、やる価値はある、と松尾は強気だ。〝常勝〟関学復活へー。新・馬術部が始動した。