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【馬術部】 集大成の全日

 11月1~5日に東京馬事公苑で行われた全日本学生馬術大会。障害では団体7位の結果に。馬場では森田が18位。総合ではノン・セレクションの主将・岡村と潮谷らの活躍もあり団体7位となった。馬術部が団体で臨む試合としては集大成となる今大会。結果こそ振るわなかったが、引退する4回生の選手たちには満足で終えられた大会であった。

○全日本学生賞典障害飛越競技大会

 初日、2日目に行われた障害競技。関学からは4人が出場した。個人の成績が団体の結果につながる。1番手・西脇万美子(社1)は初の大舞台。初日は緊張していたが、2日目は楽に臨めたという。乗馬・月翼の仕上がりも万全で、「乗り手のミス」と話す2走目の反抗とタイム減点が悔やまれた。合計減点34でチーム2番目の成績。続く、岡村邦寛(文4)は1走目で失権も、2走は減点16で完走し、主将として団体を構成した。次は関学№2の熊倉健司(経3)の出番。だが1走目でタイム減点があったうえ、2走目ではまさかの失権をしてしまう。乗馬・月峰の不調、熊倉の力不足が挙げられる予想外の結果はチームにとって痛手となった。そして関学最後に登場したエース・森田優(商4)は全日本ジュニア優勝の騎乗を見せるべく、月雅(つきみやび)とともに競技に臨んだ。その森田は両日、安定した走行を見せるも減点20・個人29位の成績。試合後、「課題が見つからぬまま臨んでしまった」と精神的、技術的な原因を述べた。この結果、関学は団体7位で障害競技を終えた。

○全日本学生賞典馬場馬術競技大会
 
 3日目は馬場競技が行われ、関学からは森田のみが出場した。森田は関西の馬場においても名を馳せる実力者。しかし関西レベルの演技も全日学では厳しく見られる。今回、関西では60%をはたき出せる良い演技を見せたが、結果は57、030パーセントに終わる。個人18位で決勝に進むことはできなかったが、満足のいく内容だったという。「馬が乗り手に集中してくれた」と笑顔で乗馬・月シロを褒めた。

○全日本学生賞典総合馬術競技大会
 
4日目に行われた調教審査(馬場)。ここで魅せたのは潮谷巴(社4)だった。競技を終えた時点でスコアはチームトップ。けれども、「もっと点数が取りたかった」と悔しげに語る。その反面で、岡村は落ち着いた走行ができず、主将ながらも思いの外に結果を残せなかった。
 
 そして5日目の最終日。残る耐久審査(クロスカントリー)と余力審査(障害)の2つで総合の結果が決定する。午前中に行われた耐久審査。過酷な走行を強いられる中、関学1番手の森田は障害減点0で完走する。乗馬は故障に苦しみ、ここ2ヶ月の調整のみで大会に臨んだ月緑。「さすが」と森田が語るように、月緑は経験を活かした走りを見せた。2番手の熊倉は開始早々の反抗も見られ、☆反抗で完走した。続くは、夏の関西総合で関学9連覇の決め手となった潮谷と月汐。期待される中、序盤は完璧な走行を見せる。だが中盤で経路違反と3反抗があり、大きく減点を取られてしまった。残るは岡村と月母衣(つきほろ)の1組。ここで岡村の徹底した安全策が功を成す。策として選んだロングの障害を見事と言うべきほど華麗にクリアしていったのだ。結果、1反抗で完走を遂げた。

 総合競技も残すところ余力審査(障害)のみ。ここでも森田は減点0でフィニッシュし、月緑とともに最後まで満足のいく内容を見せた。対称的に熊倉は3反抗で失権。終始、振るわない結果に終わった。続く、「帰ってくることしか考えてなかった」潮谷は減点16で完走。結果は付いて来なかったが、自分に合うという総合競技を充分に楽しんでいた。この3人を終えた時点で、熊倉の失権から団体として結果を出すためには最後の岡村次第、といことが判明。関学の運命は主将の手にゆだねられることになった。そして、運命の岡村の騎乗。周囲は固唾を呑んで見守った。そこで、主将・岡村が見せたのは完璧な飛越。終盤でバーを落とし減点8となるも見事、完走してみせた。この結果、団体を構成することができ、関学は総合団体7位で終えた。

 馬術部が団体で臨む試合としては集大成となる全日学。大会を通しての三種目総合結果は7位だった。

 今大会に出場したのは5人。その中でも、〝波瀾万丈の主将〟岡村、〝気合馬術の申し子〟潮谷、〝絶対的エース〟森田の3人はこれで引退となる。結果こそ奮わずとも、3人全員が悔いなく大会を終わらすことができた。来年からはOBとして関学馬術部を温かく見守る。そして、№2として団体に貢献すべきも今年1年間周囲の期待を裏切る形となった熊倉。今大会はボロボロの成績で終わり自分の技術不足を痛感した。来期のチームの柱となるには一からの出直しが必要とされる。最後に、この1年で着実に成長した西脇。試合の度に馬を乗り換たことで、自分の現状のレベルが把握できたという。来期からもチームの一員として、さらなるレベルアップを図る。

投稿者 kangaku : 2006年11月06日 13:48
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