


【馬術部】 総合9連覇!!
6月3・4日に三木ホースランドパークにて行われた第49回関西学生総合馬術大会。9連覇のかかる大事なこの大会、関学は見事団体制覇を果たし、全日出場への切符を手に入れた。個人優勝は惜しくも逃したが、熊倉健司(経3)が個人2位、森田優(商4)が3位、潮谷巴(社4)が4位に入る活躍で団体優勝に貢献した。
春学での悲劇から1カ月。全日出場のかかる今大会は、部員全員が勝ちにいく気持ちを高めて臨んだ。初日は調教審査と余力審査が行われた。調教審査は他大会で言う所の馬場競技で、馬匹の精確な挙動等が審査される。ここではエース森田と月緑が減点59.0で2位通過を果たす。春学後、月緑と新しくコンビを組んだ森田。調整期間は3週間しかなかったが、息を合わせた演技での2位だった。
余力審査(障害競技)は熊倉・月峰コンビがノーミスの演技。翌日への影響を考え、ペースを抑えた走りでの減点0通過はコンビ歴3年の成せる技だと言えよう。減点8で森田、西脇万美子(社1)が続くが、ここでアクシデントが発生。西脇騎乗の月雅が演技中に暴走し、足をひねってしまう。演技終了後検査が行われたが、月雅の耐久審査出場には黄信号が点灯した。波乱含みの初日は、トップ関大にわずかな差をつけられての2位で終了した。
2日目、最後の審査、耐久審査は広大な自然を活かしたクロスカントリーで争われた。初日の影響から西脇・月雅コンビはインジェクション(負傷)により棄権。部内での成績上位3組に入っていた西脇の棄権は関学にとって大きな痛手。残りの4組の内3組が無反抗での走りを要求されるという、優勝への厳しい条件が突きつけられた。関学1番手は熊倉。主力として絶対にミスが許されないというプレッシャーを跳ねのけ、見事減点0。水障害での難しいショートカットを成功させ、タイム減点も0であとの3組に望みをたくす。続く主将・岡村邦寛(文4)と月母衣がまさかの3反抗で失権。冷静さを欠いた騎乗に岡村の顔からは悔恨の念が浮かぶ。いよいよ後のなくなった状況でエース森田の登場。気迫を全面に押し出し、コースをトップスピードで駆け抜ける。不安要素は多々あったものの、思い切った走りが功を奏し、減点0で完走。エースの名に恥じぬ走りで望みを繋いだ。
部員全員の祈り、願いを背負って月汐にまたがった潮谷。最終走者の彼女らの走りに全てがかかっている。想像を絶するプレッシャーの中、走りだした潮谷。各障害を丁寧に飛び、水障害が目前に差し迫る。難易度の高さゆえ熊倉以来挑戦する者のなかったショートカット。「シオは絶対飛べる」月汐を信頼した潮谷は、迷わずショートカットの道を選んだ。丸太を飛び越え、バシャっという着水の音。水しぶきとともに再び高く空へ舞った月汐。ショートカット成功―。審査員・部員・OBが見つめる中、彼女らは颯爽と障害を通過した。その後わずかなタイム減点があったものの、ノーミスで完走。関大とのギリギリの首位争いを制し、見事団体9連覇を果たした。
演技終了後、厩舎にて選手達の話を聞く事ができた。個人2位の成績を残した熊倉は、疲れ等も計算に入れた戦い方で団体優勝に大きく貢献した。昨年から更に大きく成長した理由には、意識の差があるという。「ミネとは3年目のコンビなので、ミスは許されない。上の人が抜けた分、自分がしっかりしないと」と話す彼の目から、チームの中心としての底知れぬ自負心が感じられた。主将・岡村は「まず団体で勝てた事が1番。大事な所で失権してしまいくやしい。皆に救われました」とコメント。優勝を喜びつつも、悔しさの残る表情を見せた。そして優勝への最大の功労者と言って間違いない潮谷。「恐怖心との戦いだったが、練習通りに演技できた。大会通してシオに助けられっぱなしでした」と勝利の立役者は控えめながら笑顔で話した。
「守っていては勝てない。攻める気持ちが大事。それがこの結果に繋がった」と話したのはエース・森田。気持ちがまとまらず敗れた春学から、確かに部の雰囲気は変わりつつある。次々と行われる戦いに、攻める気持ちを失わず、王者として、常勝軍団としての強さを取り戻せるか。次の舞台は関大馬場での関関戦。今大会が終わった直後から、すでに戦意は十分。絶対に負けられない戦いに向け、彼らは闘志を燃やし続ける。
王者関学ここにあり!と感じました。春学の敗退から見事立て直すのはさすがだと思いました。来る総合関関戦馬術の部でもライバル関大に絶対勝利してください!!
Posted by: 秦 賢太郎 : 2006年06月13日 00:18