王手から逆転負け・・・届かぬあと1セット
| 3回戦 |
| 3
法政大学 |
19 | 1セット | 25 | 1 福島大学 |
|---|---|---|---|---|
| 25 | 2セット | 14 | ||
| 25 | 3セット | 18 | ||
| 25 | 4セット | 16 |
| 準々決勝 |
| 2
法政大学 |
25 | 1セット | 22 | 3 中央大学 |
|---|---|---|---|---|
| 25 | 2セット | 23 | ||
| 18 | 3セット | 25 | ||
| 18 | 4セット | 25 | ||
| 4 | 5セット | 15 |
(平成21年度 東日本大学バレーボール選手権大会第3日 6月20日 新田東総合運動場宮城野体育館)
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3回戦の相手は福島大。準々決勝でいい入り方をするためには、ここでつまづく訳にはいかない試合だ。しかし、第1セットを落としていきなり苦戦の様相となる。それでも、第2セット以降は本来の力を見せつけ圧倒。1セット失いはしたが、準々決勝へ弾みは付けた。 そして勝負の準々決勝。相手は同じく順当に勝ち進んできた中大だ。昨年は準優勝し、春季リーグも2位と、まさに上位の中の上位。秋季リーグでの復活を期す法大としては、上位進出への狼煙を上げるためにも勝ちたい一戦だ。 法大は13−13とされたところで3連続ポイント。その後も再び3連続得点し、19-15と主導権を握る。対照的に中大は20点台に入るとミスを連発。20点以降の法大は中島・金澤が2得点ずつ奪う活躍できっちり第1セットをものにする。 |
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田中が終盤に捕まったのが響いた(撮影・平井 貴史)
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続く第2セットは開始から4−0とリードを奪い、このセットも完全に法大のムード。その後は1度もリードを奪われることなく終盤へ。23−22とされたところでタイムアウトを取って落ち着かせると、田中が切ってセットポイント。最後は中大のサーブミスで法大が2セット連取し、念願と言える準決勝に王手をかけた。 相手に流れを渡すことなく、一気に決めてしまいたい第3セット。中大は選手交代で守りを固めてくる。出だしは2−1とリード先行するが、4連続失点で相手を勢い付けてしまう。選手交代も好を奏し、中大は精度の高いレシーブからコンビプレーが冴え、粘り強いつなぎもあって法大は1、2セットの良いリズムを失い、主導権は中大の手に。 流れを取り戻したい法大であったが、5−4とリードを奪って勢いを取り戻したかに思えたが次々とミスを犯し、タイムアウトを挟んで7連続失点。エース田中が厳しいマークに逢って沈黙すると、得点源を封じられた法大は完全に勢いを失い、10−14から中大が5連続得点で更に突き放しに掛かると、第4セットも勝負あり。 スコアの上では互角だが、法大の圧倒的不利は拭えない。1点目をミスで失うと、次々決められ1−5。ファイナルセットは15点勝負であり、早くも絶体絶命。その後は3−7としてから6連続失点。もはや万策尽き、ファイナルセットは4−15のワンサイドゲーム。またしても上位の壁が立ちはだかった。 悔やまれる惜敗で終わった東日本だが、その分の収穫はあった。開幕前から先発として練習してきた富田主将の体調不良という大誤算のなか、急遽佐藤を入れて乗り切り、中大にあと一歩まで肉薄して見せた。上位に対して競れなかった春とは大きく異なり、「やれる」という手ごたえを掴んだのは確か。スーパーエース古田を欠く間にコンビを高め、全員バレーに大きく近づいたであろう。国際舞台で成長を続ける古田が融合すれば、このチームの可能性は無限大。橙の誇りを取り戻す戦い・秋季リーグでの躍進は、開幕までのチーム作りに掛かっている。 |
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| (平井 貴史) | |||||||||||||||||||||||||
◆吉田監督
−またもや上位からあと1セットが取れませんでした
そうですね。中大さんは強い相手なので。1、2セットに関してはいい立ち上がりでレシーブも上がってましたけど、3セットの出だしでつまづいて一気に押し切られてしまいました。最後は集中力も切れて、力不足でしたね。
−法政が1、2セットでやっていたことを、3セット目以降は中大にやられてしまった格好ですが
向こうはメンバーを変えてレシーブを固めてきたということも含めて、3セット目以降は向こうにミスがなかったということですね。
−3セット目に入って、中大は白岩さん(08年度卒、現東京ヴェルディ)の弟さんが決めだしました
1、2セット目に比べてサーブで攻められて、うちが決めきれないところを切り返されて離されてしまいましたね。
−最終セットは途中で気持ちが切れてしまったんでしょうか
僕は死角で見えなかったんですけど、審判の判定で吸い込みみたいなものをブロックと判定されてしまって、それから選手がカリカリしてしまって、序盤に離されて追いつけなくなったという感じですね。
−去年から、あと1セット取ればという試合が続いています
そうですね。ベスト8までは順調に来れたんですけど、やはり上位の壁というのがありますね。ただ、結構準々決勝では全くセットが取れないことがあったので、そういった意味ではなんとか序盤のところではやれたので、これをうまく秋にいい形でつなげられればとは思いますね。
−佐藤選手との連携はよかったのでは
そうですね。練習ではずっととみた選手で行く予定だったのですけど今日も体調が悪くて、急に出たということでは彼が気の毒だったとは思いますけど、ある意味いい経験はできたんじゃないかと思います。
−終盤の田中選手は思うようなプレーができませんでした
かなりマークされてしまって決め切れませんでした。こればっかりは周りとのバランスもあるので、ある程度は仕方がないというところですかね。
−古田選手が不在の間、コンビプレイがよくなったのでは
まあ、そうですね。古田は決定力がありますから、レシーブですとか繋ぎの部分をしっかりしていけば、秋に古田がいい状態で戻ってくれれば先が開けるんじゃないかと思います。いろんな選手を使えましたし、収穫はそれなりにあったと思います。
−チーム力を挙げた法政に、秋は全日本で成長した古田選手が戻ってきます
そうですね。ただ、どの時期に戻れるか、いい状態で戻ってこれるかということを考えると、古田抜きでやる場合も考えなくてはならないかと思います。
−秋季リーグに向けて、これからの時間は
また企業合宿を10日ぐらい組んでますけど、前半戦に使ったメンバーを試しながらいい者を使って、リーグの本番までにチームをしっかり固めて、春のようなことがないような出だしにしたいと思います。
◆中島副将
−あと1セット届きませんでした
残念ですね。
−去年から、もう1セット取ればというところで逆転負けをしています
今までフルセットで負けてるのは格下だったり力の拮抗してるチームだったんですけど、今日は初めて中央といい試合ができたのはよかったけど、やっぱり勝ちたかったですね。
−1回でも勝てば違うのでは
練習でやってたことが本当に試合で出て自身にはなったんですけど、やっぱり1回勝って秋リーグにつなげられなかったていうのは残念です。
−1試合目は2セット目以降から圧倒。2試合目の入りにつながったのでは
やっぱり最初は富田で行こうと思ってたんですけど、具合が悪くて出れなくて、1セット目はそういう部分で確認しながらやって2セット目からはちゃんとできたので、大分良い形で入れたんじゃないかと思います。
−富田選手のポジションに入った佐藤選手はバックアタックも打っていました
トーナメント戦なので1回負けたら終わりじゃないですか。だから、勝つチームよりも負けないチームを目指してやってたので、そういう意味ではやっぱりまず守備からやっていこうということで今回は富田が本当はスタメンだったんですけどそういう風にいかなくて。むずかしかったなぁ、という感じです。
−1、2セット目はAカット(綺麗にセッター返るレシーブ)からのコンビ、厳しいボールもつながりました
レシーブのフォーメーションとかも大分こだわってやってきて、あれは本当に中央大学みたいなチームに有効なフォーメーションだと思ってやってきました。その形がはまったというか、自分たちのやりたいことができて楽しみながらバレーができましたね。
−中大は3セット目に選手交代をしてから、序盤の法政のようなプレーをしてきました
やっぱり元からつなぎに関して中央大学はうまいので、途中まではそこにうちが近づいて追い越したと思ったんですけど、あの選手が出てきた瞬間に持っていかれちゃったので、本当にあそこがターニングポイントだったと思いますね。
−古田選手が不在の間、コンビプレイがよくなったのでは
やっぱり古田がいないのは戦力として痛いんですけど、最初からいないとわかってて練習してきましたから。そういうのは言い訳にしないで、いないならいないなりのバレーを目指してやってきたので、それが形になってこういう結果に繋がったので、それはすごい嬉しいですね。
−この期間でチームが底上げされたと思いますが
古田はエースで高いトスを打ってたんですけど、全員が同じくらいの早いトスを打つっていう自信にもなったし、今後それをもっと取り入れることもできるようになったので、幅としてはすごい広がったんじゃないかと思います。
−チーム力を挙げた法政に、秋は全日本で成長した古田選手が戻ってきます。そして秋季リーグです
それがうまく発揮できると嬉しいんですけど、やっぱりそれはそれで今回の形通りには多分なれないとは思うんですよ。古田が入ったことによって少し変化があるので、その中でベストな形っていうのを見つけられたらいいと思います。
◆斎藤副将
−去年から、あと1セットが届きません
悔しいですよね。やっぱり1、2セットみたいにもうちょっと繋げれたら。
−1、2セット目はAカットも入って、厳しいボールもつながりました
2試合連続だったので、体力的に3セット目は厳しかったです。
−3セット目以降はうちのやっていたバレーをやり返されました
そうですね。相手が一人代わってからはレシーブが安定してやられましたね。
−古田選手不在の間にチームは成長したともいますが
つなぎも出来て、ブロックも決まりごとがきちんとできたので、そういうところは良かったと思います。
−チームも成長し、古田選手も成長して帰ってきて秋季に臨みます
古田も返ってくるので、上位を狙って頑張りたいと思います。
◆尾形
−あと1セットでした
そうですね。1、2セットと自分たちのバレーをちゃんとやってただけに、もったいない試合でした。3セット目は相手にリズムを崩されて、そこから立て直せずにそのままズルズル行ってしまいました。
−1試合目は2セット以降は圧倒して、その流れを持ち込めたのですか
そうですね。朝の1セット目は自分たちのミスばっかりで自滅した形だったんですけど、2セット目からリズムを作れました。そこから2試合目もたぶん自分たちのいいリズムで入れたと思います。
−3セット目以降はうちのやっていたバレーをやり返されました
そうですね。1、2セットは粘り勝ちしてて、それで連続得点とかができてたんですけど。3、4セットは逆にやられてミスも出て粘り負けちゃって負けましたね。
−3セット目からは白岩さんの弟さんを中心に、相手のコンビが決まりました
サーブで崩せなくて、相手にコンビを作られて、それでうちのブロックも崩されてしまいましたね。
−5セット目は途中で気持ちが切れてしまったんでしょうか
そうですね。みんな疲れて集中力も切れちゃって、あんな展開になってしまいました。
−田中選手が苦しみましたが、それでもトスを上げ続けましたね
田中は法政のエース、という信頼がありますし、田中が決めると盛り上がるのでそういう考えで上げました。
−佐藤選手が入っての今大会でした
佐藤が入ったチーム作りをしてませんでした。練習では富田さんがスタメンという形だったんですけど、大会になって体調が悪くなって。富田さんはサーブカットをしてから攻撃に参加できるし、強打レシーブも上がるので、つなぎの面ではもっともっとできたかなとは思います。
−古田選手が不在の間、コンビプレーはが向上したのでは
そうですね。古田さんという絶対的なエースがいなくて、大きい選手もいないので、チーム一丸でコンビで仕掛けるしかなかったですね。コンビとブロックとつなぎを中心にやっていました。
−東日本まで成長したチームと全日本で成長した古田選手。はまれば秋は期待できますね
そうなればリーグ戦とかでも上位を狙っていけるチームになってくると思います。大会は終わりましたけど、古田さんが合流するまで頑張っていきたいです。
◆金澤
−あと1セットが取れませんでした
練習不足じゃないかと思います。
−第1試合は1セット落としつつも圧倒しての勝利。中大戦に流れを持っていけたのでは
そうですね。相手がどんなチームかわからないのもあるんですけど、(1セット目は)チームになってなかったので。でも2セット目からは先輩たちを中心にして切り替えられたので、それでいい形で(中大戦に)入れたので、(福島大に)1セット目を取られたのは気にならなかったですね。勝っていい形になったっていうので中大戦に良い運び方ができたんだと思います。
−Aカットが入り、繋げていた1・2セットでしたが
そうですね。相手の粘りとかに対しても自分たちが負けないぐらいの粘りができていたので、後半でちょとずつ抜けて勝てました。3セット目からはそれが出なくなっちゃって、相手はそのままのバレーをしてきたけど、それに対して自分たちは崩れちゃったから後半は何もできずに終わってしまいました。そこは秋に向けて新しい課題が出たので、練習していくためのいい試合だったと思います。
−古田選手がいない間にチームは成長したと思いますが
古田さんがいなくなって、どういうチームにするのかっていうのは悠太さん(中島)とかがこういうチームにして行こうっていうのは言ってきました。そうなる為にひとつひとつ練習してきたのが形になって、勝てませんでしたけど2セット取ったっという成果が出たので、やってきたことは間違いじゃなかったと思います。
−金澤選手はローテーションによって打つポジションが比較的変わることが多いと思いますが
そうですね。それが自分の仕事だと思ってるので。
−最後セットは途中で気持ちが切れてしまったんでしょうか
そうですね。5セット目は15点なので出だしが勝負なんですけど、そこで一気に行かれて切れちゃったのが結果なんですけど、そこを切れないようにしてやっていく為に練習でも緊張感を持ってやっていかなくてはと思いますね。
−劣勢だった3、4セット時のベンチは
先輩たちから声を掛けてもらったので、それが本当に大きな試合で支えになりました。ありがたいです。
−チームと古田選手。お互いに成長して秋季に臨みます。
お互いがこの期間にどれだけ伸びたかっていうのを、伸びた部分で繋げていってより目標としてる上位リーグに入れる良いチームを作って、上位4チームにチャレンジしていきたいと思います。
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