まさかの敗戦 早々に姿消す…

全日本インカレ 決勝トーナメント2回戦
VS.福岡大学
12月12日(水) 東京武道館


法政大学
25 1セット 22
福岡大学
16 2セット 25
23 3セット 25
25 4セット 17
5セット 15


第1セットのスタメン
M古田 A小川 O中島
F白岩 G岡本 Q富田
*リベロはI根岸
*円内の数字は番号


 グループ戦を突破した法大はシードのため、決勝トーナメントは2回戦からの登場となった。だが、トーナメント初戦の相手が九州学連1部1位の福岡大と関西学連1部2位の大商大の勝者に決定。厳しい組み合わせとなった。結果、対戦相手はフルセットの激戦を制し、勢いに乗る福岡大に決まり、法大はいきなりの山場を迎えた。
 第1セット、勢いに乗る福岡大相手にブロックで先取点を奪われる。だが、試合の入りから集中しており、サーブカットは安定。レシーブも粘り強く上げ、序盤からリードを奪った。中盤、終盤で逆転、同点にされることもあったが、エース・古田の活躍で突き放し、終始落ち着いた試合運びでこのセットを取った。
 しかし第2セット、これで油断したのか、相手ブロックに捕まるなどいきなり4連続失点。出だしで一気に離され、レシーブが上がらない、スパイクが決まらないという悪循環に陥り、大差でこのセットを落とした。
 続く第3セットは、終始一進一退の攻防。ミスが多かったり、不可解なジャッジがあったりと共に流れをつかめずにいた。それでも法大は白岩、中島のクイックや古田のスパイクなどでリードを保っていた。だが迎えた23−21の場面。ここから富田が2連続ブロックされるなど、まさかの4連続失点で逆転を許す。あと2点というところからの逆転でこのセットを落とし、2−1とリードを奪うところが1−2と王手をかけられた展開に精神的なダメージも大きかった。結局このセットでの攻防が勝敗を分けることになった。
 二段トスをことごとく決めた古田の活躍により、第4セットは大差で奪う。しかし、反撃はここまでだった。第5セットは、相手のスパイクを止められず、ブロックにつかまりといいところなく進んだ。4−6の場面から6連続失点してしまうなど立て直すことができず、最後はこの日好調だった古田がブロックされ、6−15とこのセットを落とし試合終了。相手が相手とはいえ、決勝トーナメント初戦敗退とあまりにもさびしい最後だった。


◆◆  選手と監督のコメント  ◆◆

吉田監督
−試合を振り返ってみて敗戦はどこにあるか
 敗因は相手が初戦に勝って勢いがあったことと3セット目のリードしての終盤で連続ブロックされてから、攻撃が古田に集中する単調なバレーになってしまったこと。
−初戦敗退という結果について
 初戦敗退についてはインカレ前のチーム状態がよかっただけに残念。
−1年間振り返ってみて今年はどんな1年だったか
 今年は何とか1部に残留できたが、それ以外はいい結果が出ずに残念な1年だった。
−4年生は引退になるがどのような学年だったか
 4年生は1年時に同級生が二人辞めてしまって苦労したと思うが、残った5人はまとまってよくがんばっていたと思う。
−来年のチーム作りはどういった感じになるか
 来年はレギュラーが6人残るので早めにチームを固めて春から好結果を残せるようにしたい。

山田快主将(4年)
−こういう結果になってしまったが
 うーん、福大もよくやっていたかな。うちもそれなりに練習してきたし。
−組み合わせが決まったときの気持ちは
 ヤバイと思ったね(笑)。とんでもない激戦になるなと。
−3セット目を取られたのが痛かったと思うが
 そうだね。3セット目が尾を引いた。4セット目は取ったけど遅かったし、5セット目はそのままもっていかれた。まぁしょうがないね。
−やはり不完全燃焼ですか
 厳しく言えば、そうなるかな。やっぱりもう少しできたかなと。
−今年1年を主将として過ごしてきましたが、振り返ってみていかがですか
 きつかったね(笑)。去年2部落ちたこともあったし、誰かが外れて誰かが入ってというスタメンを固めるところからだったし、そこもうまくいかず、リーグ戦で結果が出なかった。それがここで出てきたかなと。まぁしょうがないかな。4年生は直紀も含めよくやっていたし、下級生がメインなので。しょうがない。
−自信の出場機会はあまりなかったが、その辺りは
 プレーは関係ない。それに関しては悔いはない。自分なりにプレーじゃないところでバックアップできたと思う。
−4年生はどういった学年でしたか
 最初はいざこざがあったりして、うまく結びつかないことが多かったけど、今年になって手を取り合ってよくできた。それが4年間での唯一の収穫。仲良くできたのではないかと。
−4年間で印象に残っていることは
 試合とか試合じゃないとかじゃなく、やっぱり練習が円滑に進まないとかかな。良くも悪くも2部を引きずっていたところもあった。4年間きつかったけどよかったとはいえない。結果と言ってたけど、最後に懸けてそれなりにやってきたけど結果は出せなかったという点ではダメだったなと。結果を出せなかったのが全て。そこはしっかりと受け止めている。
−悔いは残っていますか
 悔いは当然。結果を出せなかったことを受け止めないといけない。そこを来年につなげてがんばってくれるか、それをどう感じているか、来年に期待したい。
−来年のチームに一言
 やっぱり結束じゃなく統一。結束は一人ひとり結びつくけど、統一は誰か中心になって結びつく。来年の4年生が中心に統一して、一つに向かったバレーボールをしてほしい。

小川直紀副将(4年)
−試合後に涙も見せていたが
 悔しかった。負けたくなかった。今日もいつもどおりやりました。
−今年は1年間副将を務めたが、1年間を振り返って
 チームをまとめるのは難しいなと。まとまりがあるチームにしようとしたが、まとまらなかった。まとめることだけはしっかりやろうとしたけど、みんなが同じ方向に向かっていかなかった。
−今日で4年間が終わったが印象に残った試合はあるか
 どれっていうのはないですね。それより今日負けて悔しかった。(2部降格なども味わったが)そこまでじゃないです。
−上位リーグ時代を知る4年生が去り、残るのは入れ替え戦しか知らない年代。法大が強くなるにはどうすればいいと思うか
 僕らが1年のときの4年生は今と雰囲気は変わらないけど、個々の力が強かった。個々の力が強くなるか、1部の強いところみたいにまとまるかですね。(まとまるには)一人一人がわがままを言わないようにすることですかね。
−今後の抱負をお願いします
 (社会人でもバレーを続けるので)行ったチームに貢献できるようにしたい。

竹内文哉選手(4年)
−敗退をベンチで見届けたときの気持ちは
 終わった…。最後にうちのいいバレーができていなくて、それを外から見ているのは苛立ちや不安な気持ちなどで複雑だった。
−今日の試合は出場機会がなかったが
 点数に余裕があれば出れたのかもしれないが、あの展開では監督も交代を指示することができなかったのだろうと思う。ただ、個人的には出たかった。
−引退の気持ちは
 全てが終わってしまった。最後は複雑な思いや不甲斐なさのほうが多かったが、その事を引きずりたくはない。
−今年1年はどんなシーズンだったか
 勝ちたいと思い続けた1年。最後の1年ということもあり結果にはこだわりたかったが、(結果を)残すことができなくて悔しかった。
−4年間振り返ってどうだったか
 言葉では言い表せないほどの思いがある。結果を残せていないのが心残り。
−4年生はどういった学年だったか
 プレーで引っ張ることができなかった。今まで見えなかった弱点やダメな部分が見えるようになったが改善することができなかった。力不足だと痛感した。
−バレーボールは続けるか
 バレーで就職はしないが、何かしら関わっていたい。趣味として続ける予定。
−下級生にメッセージを
 いい思い出は残すことができなくて、課題ばかりしか残せなかった。そういった意味でとても申し訳なく思う。ただその課題を来年は解消させて、是非いい結果を残してほしい。特に、今の3年生たちには力を借りっぱなしで本当に助けられた。来年は団結した負けないチームを作ってほしい。期待しています。

鈴木雅史選手(4年)
−4年間を振るかえると
 最後はまとまっててよかったと思う。
−印象に残っている試合は
 2年のまだ出ていたときの東海大戦。
−4年間を共にした仲間はどんな存在か
 一生のパートナー。
−下級生にどんな言葉をかけたいか
 今年は最低の結果。最低レベルをクリアしての1部残留だった。今より上の順位 を狙ってほしい。
−どんなチームになってほしいか
 まとまって団結力のあるチームになってほしい。
−4年生の仲間になんと言いたいか
 人数が少ない中でよくまとまっていた。ありがとうと言いたい。

種村圭将選手(4年)
−今日で最後となってしまったが
 トーナメントは1回負けたら終わりだし、今年の(先発)メンバーは4年生が1人であとは後輩なんで、来年はこのことを思い出しながら戦ってほしいですね。
−1年間外から見ていたが、今年を振り返って
 練習でゲーム形式でやるときにBチームの方に入ってAチームのためにやっていけるかわからないながら一生懸命やっていけた。
−今日で4年間が終わったが印象に残っていることは
 毎日の練習ですね。4年間大学でチームメイトをやってこれたことがこの先もいい思い出になっていくのでは。
−一緒にやってきた4年生について
 入学当初の人数より減っていって今のメンバーになったが、このメンバーで最初から最後までやってきて、今回の大会で終われたのでいい仲間に出会えたなと。
−バレーは今後も続けるのか
 この先はないと思います。やればやるほどバレーをわかっていって面白さがわかっていった。
−最後に、法大が強くなるにはどうすればいいと思うか
 メンバーが後輩中心なんでこれからは後輩って感じでいるんじゃなくて、一人一人自覚を持って勝つことを考えながら練習していけば結果につながると思います。

岡本祥吾選手(3年)
−残念な結果に終わったが今の気持ちは
 4年生に申し訳ない。ここ最近目立った活躍していないし、今年1年間は考え直すというかそういう1年だった。それが7割くらい。来年こそはいい結果が出るようにというのが3割くらいですかね。落ち込んでる暇もないけど、かといって切り替えられる状態でもない。
−試合の入りはよかったと思うが、3セット目取られたのが痛かったのかと
 3セット目が勝負の分かれ目といったかんじだった。セットカウントが1対1の状態でどっちか王手をかけられるということで大きく変わる。5セット目までもっていって勝ちにいくのかと、2−1の状態で25点か15点かとどちらでいこうかという違い。心の余裕というか、ちょっとした気持ちの弱さが出た。
−何が足りなかったか
 うちはそんなにサーブが走るチームじゃない。かといってブロックもしっかりしていない。ブロックからの切り返しの練習をしてきたけど、福大はレシーブがよかったし、カットからの攻めに関してのサイドアウトがよかった。あっちはミスも少なかったし、どうしようもなかった。うちの負けパターンでやられた。
−後半は古田に頼らざるを得なかったように見えたが
 速攻はカットがきれいに入らなきゃ原則使えず、相手のブロックはマンツーマンだったので、古田にどうにかしてもらおうと。センター線のマークもきつかったし、どうしようもなくといったかんじです。まぁよくがんばってくれたと思う。
−今年はどのようなチームでしたか
 けが人とか状態が悪くて出れなかったりとか、いい時があまりなかった。選手にしても体であっても、気持ちであっても常に不安定だった。何もプラスにできなかった。いつも何か欠けているといった状態。本当にいつも何欠けているチーム。
−4年生はどのような人たちでしたか
 主に2、3年生がスタメンなので僕らががんばれば1秒でも多くコートに立てるのにそれさえもできなかった。不甲斐ない。プレーに関しては2、3年のほうが能力持っている。そんな中でも黙って、自分のことを精一杯やって何かチームにプラスになろうと常にしてくれた。いつも支えてくれる人たちでした。
−来年からは主将に就任するが、どういったチームにしていきたいか
 結構今年1年は準備の段階で何か力抜くというか、こんくらいの練習でいいんじゃないかということが多かった。結果が少しでもよくなるように準備の段階で、体的にも前のチーム以上の何かを身につけてやっていこうと。
−自信のほうは
 面子はそんなに変わらないけど、結果が出ないことが過去にはあった。準備の段階でその辺踏まえて。チャンスだとは思う。しっかりやります。

白岩克俊選手(3年)
−お疲れ様でした
 すいません、期待に応えられなくて。試合前に大商大と福岡大の試合を見て、見た感じ大したことないなと思ったんですけど、実際に見てみると身長が大きくて。思っていたより強かったです。4年生はメンバーは1人だけど、ベンチには3人入っていて、自分がコートに立っているということはベンチにいる人より何か優れたものを持っているということなのに、今回は出し切れなかった。4年生に申し訳ない。
−今年はレギュラーに復帰して定着したが
 序盤は調子が良かったが、時間が経つにつれて疲労やモチベーションの持ち方がわかってないなと思った。調子がいいときにモチベーションを持ち続けられたらと思うので来年に活かしたい。
−以前ブロックは今年は一番良いと言っていたが攻撃面については
 ブロックは練習では止めるけど、試合慣れしていない分、もう少しできるんじゃないかなと思う。まだ足りない。まだできると思う。
−今日で引退する4年生について
 例年に比べてやさしくて、選手同士の会話を聞いてくれる先輩たちだった。歴代でも後輩が多い中、有意義に、自由にやらせてもらえた。今までは上がガツガツ言って(チームを)動かしていたけど、今年はレギュラーが動かしていた。練習でも主力中心の練習をさせてもらえた。言ったことを受け止めてわかってくれたので一番いい時期に入ったと思う。ありがたい。
−来年は最上級生になる。どうやってチームを強くしていきたいか
 法政は他とちょっと変わっていて調子のいいときはいいし、悪い時は悪い。そのムラをなくすこと。練習の時から試合を想定して試合でもやるっていう雰囲気でやれれば。試合の時にできれば、って感じだとそれじゃ一か八かになる。普段から想定していって練習をしていれば安定してくると思う。
−ところで同学年の東海大の清水選手(9番)がワールドカップに出場したが
 はっきり言ってテレビとかで見ていても納得いくプレーをしている。思いっきりやるプレーを持っているし、消極的じゃない。見ていて、取られても納得いくプレーをしている。来年も彼が軸のチーム構成になると思うので止めるまでいかなくても、もっと練習して、ブロックで止められないならレシーブをしっかりするっていう練習をしていけば、いい感じで戦えると思う。
−来年の目標を
 岡本中心でやっていくと思うので、今までは最上級生じゃなかったが、一番上なら気を使う場面はなくなると思う。勝利を一番にやっていきたい。自分の売りは速さなんで、ブロックならより速さ動けるように、クイックならもっと速く打てるように速さを追求していきたい。相手のセンターにも止められない存在になってチームを盛り上げていけたら。

松本朋之選手(3年)
−ピンチサーバーなど今年は出番もあったが、振り返って
 もうちょっとやれたかなと。(ピンチサーブで)ミスもしたし、もっとチームの流れを変えなきゃなと。(3年目でようやく起用されるようになったが)そういう意味では進歩できました。
−サーブにも自信があるのでは
 そうすね。でも、もっとサーブやレシーブを頑張りたい。
−今年の4年生について
 けっこうバラバラに見えていたけど、意外に仲が良かったなと。
−来期は副将に就任する
 もうちょっとバレー以外の部分を全体的に厳しくしないといけないし、挨拶とか態度とかバレー以外の部分をちゃんとすることがチームのレベルアップにつながると思う。
−来年の目標を
 上位で争えることとまとまること。なんだかんだでバラバラなんで4年生中心でまとまれば強くなれると思います

根岸慎紘選手(3年)
−今日の試合を振り返って
 最後は古田に頼っちゃったし、スパイクミスも目立った。カットも微妙だったし、自分も悪かったんで。2、3セット目は全然流れが来なくて4セット目にやっときたけど、うちらのミスで流れがいってしまった。
−今年はリベロとして1年間定着したが
 始めと比べてレシーブが上がるようになったが、肝心な時にサーブカットが返るか。(来期は)9割はしっかり返るようにしたい。
−何か4年生との思い出はあるか
 楽しい時間をくれました。やってて楽しかった。
−来年はどう戦っていきたいか
 粘って、本当に粘ってあきらめず最後までやること。今年はずっと2、3年のチームだったんで、来年はこのチームで上位リーグに入りたいと思うし、ミスだけを少なくしなければ流れも(相手に)いっちゃう。自分たちのミスをなくすことですね。

中島悠太選手(2年)
−今日の試合を振り返って
 残念の一言。
−今年1年を振り返ると
 今年は問題が多かった。解決していって最後の一ヶ月はまとまってきたから行け ると思っていたので、負けてしまったのは悲しい。
−4年生とともに戦った試合で一番印象に残っていることは
 リーグ通して全部。
−4年生はどんな存在だったか
 あまり出てないけど、底辺になって支えてもらった。こういう形で終わるのはすごい悲しい。
−新しいチームになるが、その中でどんな存在になりたいか
 下級生が入って来るので、試合によって波があってやる立場ではない。4年生には支える力があったので、やっぱり支えられるようになりたい。

古田史郎選手(2年)
−今日の試合を振り返って
 思いきりぶつかって出し切る。勝てなかったのは自分自身の力不足。悔しいし情けない。
−1年間を振り返って
 結果が出せず、成長してないように見えるが、精神的に前に進めた。最後に自分の力を出せなくて悔しい。それだけ。
−4年生はどんな存在だったか
 一人一人が自分を見てくれていた。精神的に支えられた。自由でわがままにやっていた自分をいい方向に引っ張って見守ってくれた。
−4年生にどんな言葉をかけたいか
 「お疲れさま」と「ごめんなさい」と言いたいけど、そのほうが申し訳ない。気持ちは切りかえて次がんばるしかない。謝ればいいという問題ではない。力がなくて勝たせられなくて申し訳ない気持ちでいっぱい。
−来年はどんなチームをつくりたいか
 自分次第のチームなので、力をつけるのもそうだし、チームにしたい。自分がしっかり中心になれる選手、人間になりたい。




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