前半戦終え3勝2敗 進化した法大バレー
躍進のキーマンの一人・尾形(撮影・野津原 竜太)
(平成20年度関東大学バレーボールリーグ戦 9月13〜23日東海大学湘南体育館他) |
「勝負は秋」。春の終わり、選手たちが口々に揃えてそう語ったリーグ戦がやってきた。 開幕戦、春悔しい負け方をした筑波大にきっちりリベンジ。そして2戦目、相手は全日本北京五輪代表の清水を擁する東海大。しかし法大は1、2セットを連取し、最後は力尽きたが、優勝最右翼の相手をあと一歩まで追い詰めた。 2週目の相手は国武大、早大。早大戦後、古田(法3)が「リズムに乗れなった」というように、共に立ち上がりに躓き、今までの法大であればずるずると負ける展開に。しかし一度立ち直ると、その後は危なげなく力の差を見せつけ連勝を飾る。 そして火曜日の日体大戦。第1セットは日体大のサーブが走り落とすが、法大も中島、白岩のセンター線が好調で2セットを奪い返す。3セット終盤もリードしたが最後は競り負け後がなくなったが、4セットでは圧倒。勝負はファイナルセットへもつれ込むがまさかのレシーブミスが出てあと1歩届かず。通算3勝2敗でリーグ戦を折り返した。結局強豪相手に競り負けはしたものの、今季の法大は何かが違う。そう思わせてくれた前半戦の戦いだった。 一体何が変わったのか。吉田監督が「自分たちから崩れなくなった」というように、最大の変化はサーブレシーブの安定に尽きる。東海大戦でも、速いジャンプサーブに崩されるシーンは春先よりも格段に減っている。 そんなチームの注目選手としては和内(営2)、尾形(法2)の2人を挙げたい。和内は「リベロがコート内に2人いるようなもの」と吉田監督が語るように持ち味は高いレシーブ力だ。また上背こそないが時間差攻撃などアタックの面でも大きく貢献している。 尾形は東日本インカレから台頭。「セッターに関してはもはや贅沢な悩みといった感じ」(吉田監督)と岡本主将を脅かすほどの大きな成長を遂げた。中島の高校の後輩でもあり、息のあったセンター攻撃が目立つ。今季はセッターに関して尾形、中島両方を使い分けていくと吉田監督は語り、データ主体な昨今のバレーボールにとってタイプの違う「司令塔」が2人いるのは大きい。またリベロに関しても根岸(営4)と斎藤(営3)の競争が熾烈。こちらも対戦相手に合わせて併用されており、選手層は確実に厚くなっている。 今週末は春の4強、順大と中大と対戦。「上位チームとやると勝負所でミスが出てしまう。それを含めて今の結果が自分たちの実力」(中島)ではあるものの、「がっぷり四つに組んで勝負出来るまでにはなっている」(吉田監督)と地力はいい勝負ができるまでに成長している。リーグ戦も混戦模様なだけに、なんとしても勝利を挙げたいところだ。
| (野津原 竜太) |
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