遠かった、全国への道…

第29回 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 
関東代表決定戦 Bブロック 2回戦


法政大学 VS 東洋大学

○2005.6/18  15:00〜 流通経済大学グラウンド 晴 観衆約100人 


3
法政大学
2 前半 0 4
東洋大学
1 後半 3
0 延長前半 1
0 延長後半 0

   
時間
大学
得点者
アシスト
32分
法大
井上 平
33分
法大
井上 平
蔭地弘貴
57分
東洋大
渡辺 悟
安川洋介
59分
東洋大
堀切良輔
安川洋介
60分
東洋大
安川洋介
堀切良輔
68分
法大
田森大己
本田拓也
98分
東洋大
安川洋介

【警告】

 52分【法大】本田 勇太郎
54分【法大】雑賀友洋
64分【東洋大】白山貴俊
72分【東洋大】亀山恒亮
75分【東洋大】荒深 翔
85分【東洋大】白山貴俊
109分【東洋大】福田雄一

【退場】

85分【東洋大】白山貴俊

    
法政大学 東洋大学
12 GK  清野智孝(4) 16 GK  川和太陽
3 DF  吉田正樹(2)→稲葉(100分) 20 DF  川原達也
4 DF  雑賀友洋(3) 4 DF  福田雄一
14 DF  本田 勇太郎(3) 5 DF  亀山恒亮
17 DF  稲垣貴之(3)→橋元(4分) 6 DF  中里慎吾→白山(37分)
6 MF  田森大己(4) 10 MF  荒深 翔
7 MF  本田拓也(2) 2 MF  永田 潤一郎
8 MF  蔭地弘貴(4)→土岐田(69分) 7 MF  堀切良輔
19 MF  菊岡拓朗(2) 12 MF  渡辺 悟→小林(82分)
9 FW  市川雅彦(2) 11 FW  安川洋介→成毛(104分)
10 FW  井上 平(2) 9 FW  渡辺正嗣
サブ
35 GK  千葉航一(3) 1 GK  桑原和孝
5 DF  橋元 圭一郎(4) 3 DF  谷内悠真
24 DF  福田俊介(1) 8 MF  白山貴俊
20 DF  向 慎一(1) 13 MF  小林拓郎
23 MF  江崎一仁(1) 17 MF  小田佑樹
18 FW  土岐田 洸平(2) 14 FW  大上浩司
21 FW  稲葉久人(2) 30 FW  成毛克年
監督
照井博康 芳賀 敦

※( )は選手の学年です。

<リーグ戦無敗の勢い、そのままに>
 この試合に勝てば、次で負けても関東第5代表の座を巡るトーナメントに参加できる。もちろん、2連勝すれば関東第4代表の座を得る事ができる。そういう意味でもスカウトの注目も集まる総理大臣杯に出場するためには落とせない一戦だった。
 試合は序盤から主導権を握ろうとする両チームの思惑が見て取れた。身体と身体の接触する音が聞こえるような激しいプレスがピッチでは繰り広げられ、プレッシャーのきつい中盤では両チームともボールをキープできず、落ち着かない展開のまま時間が過ぎていった。
 試合が動いたのは前半の33分。市川が蔭地からボールを受け取り、巧みなフェイントからマーカーを外し、強烈なシュートを放った。キーパーがキャッチできず、弾いたこぼれ球を井上がきちんと押し込み先制点を奪う。それまで攻撃の形を作る事に苦心していたので、この先制点は大きかった。
 そして追加点の場面は、意外なほど早くに訪れた。1分後、橋元のスローインからサイドをえぐった蔭地がニアサイドで待つ井上にグラウンダーのパス。受け取った井上はコースを冷静に見極め、左足で狭いコースを打ち抜いた。その後、本田(拓)が抜け出し、キーパーと1対1になるシーンもあったが最後にドリブルでもたつき良い形でのシュートは打てなかった。このシーンが後に響いてくる事になる。

<暗転>
 後半開始。ハーフタイムで気持ちを引き締め直してきたのか、序盤から東洋大に押し込まれる。背の高い選手を中心にクロス、ロングボールを当てて、そのこぼれ球を狙うといったような作戦に後手を踏んでしまった。そして、悪夢のような3連続失点。後半の12分から3分で3点奪われ、逆転されてしまう。後半に何とかコーナーキックから同点に追い付くものの、延長戦開始早々に決勝点を奪われてしまった。法大も必死の猛攻を見せるもゴールラインを割る事は出来ず、試合終了。総理大臣杯への道は早くも閉ざされてしまった。

<このチームの行方>
 前期を無敗で終え、臨んだ選手権での初戦。試合は前半を終えた時点で2点のリード。昨シーズンから継続し、勢いを生んできた「挑戦者の姿勢」を見失う条件は揃い過ぎる程、揃っていた。思えば、去年は逆の立場ではなかっただろうか。1部の中大を倒し、2部で昇格を争っていた東海大を倒し、総理大臣杯に出場。そこには、この試合には見る事の出来なかった「挑戦者の姿勢」というものがあった気がする。チームは学年のバランスも取れ、一体感を感じさせた。
 チームのために、勝利のために、もっと貪欲になれる集団になれない限りは常勝という名の冠が付く事はない。思い返してみれば、現在の法大の中心を担っている市川雅彦・本田拓也のいる2年生世代(その他には吉田、菊岡、土岐田、稲葉なども顔を揃える)というのは大学に入ってからの敗戦経験が極端に少ない。それは敗戦の苦い経験を糧に、前に進んできた上の世代とは一線を画す。
 敗北に慣れる必要はない。引きずる必要もない。しかし忘れてはいけない。「敗戦を糧に」なんていうのは使い古されたフレーズだが、実行し続けられる者は少ない。このチーム、下地は出来上がっている。それを生かすメンタルは、後期までに作り直してもらいたい。そのための時間は、ある。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「1週間、空いちゃったからね…今日は稲垣の負傷が痛かったね。また後期にむけて、一からチームを作り直して、鍛え直します。」




※リーグ戦、後期の日程は発表され次第、掲載いたします。

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