厚かった全国の壁

平成17年度第54回全日本大学サッカー選手権大会 Bブロック
法政大学 VS 中京大学

○2005.12/25 14:20 中京大学豊田キャンパスサッカー場 晴 観衆約250人 


1
法政大学
1 前半 1 2
中京大学
0 後半 1

 
時間
大学
得点者
アシスト
17分
法大
向 慎一
33分
中京大
藤井仁詩
野沢和良
53分
中京大
神丸洋一
与那嶺 光

【警告】

7分【法大】森川宏雄
66分【中京大】野沢和良
70分【中京大】神丸洋一


         
法政大学 中京大学
1 GK  清野智孝(4) 1 GK  小田木 克成
2 DF  森川宏雄(4) 29 DF  那須川 将太
3 DF  吉田正樹(2)→柘植(84分) 7 DF  松田 勉
4 DF  雑賀友洋(3) 3 DF  大村真也
5 DF  橋元 圭一郎(4) 12 DF  望月悠平
6 MF  田森大己(4) 13 MF  与那嶺 光→塚本(87分)
8 MF  蔭地弘貴(4)→鳥澤(77分) 28 MF  藤井仁詩
11 MF  谷田悠介(4)→本田勇(87分) 8 MF  野沢和良→蒲谷(67分)
18 MF  向 慎一(2) 9 MF  神丸洋一
16 FW  稲葉久人(2) 22 FW  田原 明
26 FW  山本孝平(1) 16 FW  渡辺憲司→高橋(32分)
サブ
35 GK  千葉航一(3) 17 GK  山本 剛
19 DF  本田 勇太郎(3) 5 DF  伊藤圭佑
27 DF  江ア一仁(1) 6 MF  塚本翔平
28 DF  福田俊介(1) 18 MF  好 光玲
17 MF  常盤亮介(3) 15 MF  山本元太
23 MF  鳥澤和正(4) 11 FW  高橋昌大
13 FW  柘植佳孝(4) 14 FW  蒲谷広樹
監督
照井博康 城山 喜代次

※( )は選手の学年です。


 

 <両者譲らぬ立ち上がり>
 インカレ、グループリーグ3日目。法大にとっては不安材料を多く抱えた試合となった。前節リーグ得点王の井上が怪我、中盤の要である本田(拓)が退場処分となり攻守の軸2人が不在。メンバーには気持ちの面でも不安がのし掛かっていた。そんな中試合は始まった。序盤両者ともゴール前まではボールを運ぶものの決定的な場面を作るには至らない。
 しかし17分、ゴール前からこぼれてきたボールを向がうまくコースを突いたミドルシュートで決め先制をあげる。だが33分相手がゴール前までボールを運び、後ろに下げたところを走りこんできた選手にフリーでシュートを打たれ同点とされてしまう。その後は序盤同様、お互い決定機を作れないまま前半を終えた。

<最後の瞬間>
 後半、とにかく勝たないことには次への道が開かない法大は積極的に攻め続けた。だが、8分相手FKからゴール前で体に当ててコースの変わったシュートは無情にもゴール右隅へ決まってしまう。そこから法大は捨て身の攻撃をし続けるが決定力を欠き、ゴールを決めることができない。逆に相手にカウンターを受け危ないシーンを何度も見せるが、雑賀、田森を中心に何とか凌ぐ。終了が近づくにつれ法大は完全に焦り平常心を失っていった。そして最後の瞬間が訪れた。

<来季への大きな課題>
 この試合で見えてきた来季への課題。それは中心選手を欠いたときの試合展開だろう。本田、井上という絶対的存在ができたことによりチームがそこに頼りすぎていた。本田がいなければゲームメイク、ラストパスの供給者がいなく、井上がいなければチャンスをものにできない。累積や怪我で彼らを欠いたときどのようにカバーしていくのかを考えなければ優勝は遠い存在となってしまう。しかし来季は怪我からエース市川や後期から力を付けてきた菊岡なども復帰する。明るい材料もある。来季こそ今季果たせなかった夢を叶えてくれるはずだ。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「今日は残念な結果になってしまった。(本田拓也、井上平を欠き、)中盤が間延びしてタメを作れなかったのが敗因だね。後半は逆転されて焦りも出た。厳しい陣容のなかでどう戦っていくのかが課題だったのだけど、上手く行かなかったね。」



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シーソーゲームをものに出来ず…1勝1敗に

平成17年度第54回全日本大学サッカー選手権大会 Bブロック
法政大学 VS 関西学院大学

○2005.12/23 14:20 中京大学豊田キャンパスサッカー場 曇 観衆約150人 


2
法政大学
1 前半 1 3
関西学院大学
1 後半 2

 
時間
大学
得点者
アシスト
1分
関西学院大
小松創太
小松 塁
21分
法大
谷田悠介
55分
関西学院大
新保和也
57分
法大
稲葉久人
88分
関西学院大
小松 塁

【警告】

18分【法大】田森大己
24分【関西学院大】守生健司
44分【関西学院大】金子雄太
54分【法大】雑賀友洋
63分【法大】本田拓也
66分【法大】本田拓也


【退場】

66分【法大】本田拓也

         
法政大学 関西学院大学
1 GK  清野智孝(4) 21 GK  原田和明
2 DF  森川宏雄(4) 27 DF  小野原 明男
3 DF  吉田正樹(2) 5 DF  山本悟史
4 DF  雑賀友洋(3) 3 DF  金子雄太
5 DF  橋元 圭一郎(4) 12 MF  木村哲也
6 MF  田森大己(4) 6 MF  守生健司
7 MF  本田拓也(2) 4 MF  本井靖浩
26 MF  山本孝平(1)→蔭地(73分) 11 MF  亀ヶ渕 鼓→小関(89分)
11 MF  谷田悠介(4) 8 MF  小松創太→北野(79分)
10 FW  井上 平(3)→向(67分) 14 FW  新保和也→金尾(83分)
16 FW  稲葉久人(2)→土岐田(78分) 10 FW  小松 塁
サブ
35 GK  千葉航一(3) 36 GK  東 良太
19 DF  本田 勇太郎(3) 32 DF  小関佑典
28 DF  福田俊介(1) 26 MF  大野博晃
18 MF  向 慎一(2) 15 MF  稲田瑞穂
8 MF  蔭地弘貴(4) 7 MF  鈴木貴八
13 FW  柘植佳孝(4) 29 FW  北野雄志
14 FW  土岐田 洸平(2) 34 FW  金尾和泰
監督
照井博康 阿部洋夫

※( )は選手の学年です。


 

 <一進一退の攻防>
 第1戦を大勝し、中1日で迎えた関西学院大(以下関学大)との試合。インカレBブロックでの予選突破に向け、法大にとって最大のライバルとなるのがこの関学大だ。特にFWの小松塁は一人でも仕事が出来る大型FWで危険な存在だが、予選突破をこの試合で決めたい法大は勝ちたいところ。一方の関学大も、前節の中京大戦を引き分けているために何としても勝利が欲しい。お互いに譲れない両校の勝負は、白熱した好試合を予感させた。
 試合が開始すると、法大は関学大のシステム3−5−2に対し対応が遅れたのか(法大のシステムは4−4−2)中盤をかき回され、なんと1分で先制点を奪われてしまう。これで波は一気に関西学院側へ傾いた。なかなかシュートまでいけない法大 に対し何度も好機を作り出す関学大。追加点を奪われるのも時間の問題かと思われた。しかし、関学大の攻撃を何とか防いだ法大は、攻撃の要となる本田拓、井上の調子が上がり始めると同時に前線でボールが繋がるようになる。すると21分、本田がPA内に蹴りこみ相手FPがクリアしたこぼれ球を、谷田が右足でシュート!これが同点弾となり、試合は振り出しに。その後もセットプレーからチャンスを重ねるなど、法大優勢で前半を終える。

<まさかの悪夢>
 前半開始直後に先制された法大は、後半先行していきたいところだったが、先に2点目を挙げたのは関学大だった。55分、ゴール前の混戦でGK清野が弾いたボールを頭で押し込まれ、またも追う展開に。しかし、絶対に負けられないと法大もその2分後、吉田→山本→井上とつなぎシュートがバーに弾かれたところを稲葉が頭で決め、再び同点とする。シーソーゲームの行方を一同見守る緊迫した展開を迎えた。
 後半も半分を過ぎ、3点目を先取するため両校凌ぎを削っていたその時、法大を悪夢が襲った。不動のゲームメーカー本田拓也が退場になってしまったのだ。この退場で法大イレブンは10人となり、しばらく困惑が続く。その後、今度はなんとゴールゲッターの井上が負傷交代。攻撃の要で、この試合でも卓越した能力をみせた2人を失った法大は完全に攻め手を欠き、追加点は奪えない。最後は決勝リーグ進出に向けなんとか同点で終わりたい一心で必死に守ったが、混乱状態のところを突かれ88分、関学大に決勝点を決められ試合終了となった。

<この試合を落とした代償>
 後半途中まで、白熱した好勝負となったこの試合。しかし、本田の退場・井上の負傷交代でその状況は一変してしまった。1人少ないとはいえまるで別のチームのようで、いかにチームとして2人に頼っているかが強く感じられる結果となったといえる。あまりに急なことで対処は難しかったと思うが、チーム全体の底上げが必要なことは間違いない。特に攻撃陣の底上げが急務となるだろう。
 この試合を落とした代償は、はっきり言って大きい。中1日での3連戦で疲労は溜まり、次節は本田が不在。井上もケガの具合によっては出られない。しかし、予選突破への道が閉ざされたわけではない。次の中京大戦を勝てばいいだけの事だ。絶対に勝ちたいんだという強い気持ちで試合に臨むことが出来れば、必ず結果はついてくる。頑張れ法大!!


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「今日の結果は気持ちの問題だね。1人少ない中で混乱も確かにあったと思うけど、1人1人の動きが良くなかった。人工芝に慣れてない部分もあった。次節は勝つしかない。時間は少ないけど、もう1度立て直します。」
・GK清野智孝(4年) 「最悪の試合だった。リーグ戦で2位ってことで完全にテングになってたよ。人工芝だからやりづらいとかそういうことはなかった。チームの一人一人の一対一が負けてた。強く当たらなきゃいけないとこで強く当たらなかったりね。次は最後だと思って頑張ります。」
・DF吉田正樹(2年) 「今日の試合は実力やアウェーなど関係なく、気持ちで負けた試合だった。本田(拓)の欠場もあったが、そんなこと以上にもう少しみんな気持ちを入れて走り、プレーできたはず。次節はとにかく走り勝って、そして試合でも勝ちます。」
・FW稲葉久人(2年) 「前後半共に早い時間に失点してしまったのがよくなかった。自分としては前半はいい動きができていたが、一人少なくなってからはうまくプレーできなかった。」
・FW山本孝平(1年) 「個人的には悪くはなかった。ただやはりチームが負けてしまったので悔しい。(2失点については)みんなボールを見てしまっているのが良くない。(本田・井上がいなくなったことについて)攻撃の要の2人がいなくなったのと、10人になったことで攻撃陣としては困惑した。攻撃が単調になり上手く行かなくなってしまった。」


■NEXT GAME 第三戦■

12/25(日)vs中京大 in中京大学豊田キャンパスサッカー場 14:20〜キックオフ!!


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理想的な展開で初戦を終えた法大!

平成17年度第54回全日本大学サッカー選手権大会 Bブロック
法政大学 VS 福山大学

○2005.12/21 14:10 名古屋市立瑞穂北陸上競技場 晴れ 観衆約150人 


5
法政大学
3 前半 0 1
福山大学
2 後半 1

 
時間
大学
得点者
アシスト
19分
法大
井上 平
27分
法大
井上 平
33分
法大
稲葉久人
蔭地弘貴
66分
法大
山本孝平
稲葉久人
80分
福山大
広瀬泰志
今井大悟
85分
法大
稲葉久人

【警告】

19分【福山大】村崎翔太
29分【法大】本田拓也
54分【福山大】村崎翔太


【退場】

54分【福山大】村崎翔太

         
法政大学 福山大学
1 GK  清野智孝(4) 1 GK  戸田 進
2 DF  森川宏雄(4) 5 DF  山本博之
3 DF  吉田正樹(2) 16 DF  広瀬泰志
4 DF  雑賀友洋(3) 14 DF  中山 純
5 DF  橋元 圭一郎(4) 3 DF  村崎翔太
6 MF  田森大己(4) 8 MF  柏原 渉
7 MF  本田拓也(2)→向(78分) 22 MF  井上潤一
8 MF  蔭地弘貴(4)→柘植(68分) 17 MF  別役嘉亮
11 MF  谷田悠介(4)→山本(61分) 13 MF  古米孝治
10 FW  井上 平(3) 9 FW  藤本貴文
16 FW  稲葉久人(2) 10 FW  今井大悟
サブ
35 GK  千葉航一(3) 21 GK  木原成憲
19 DF  本田 勇太郎(3) 19 DF  須山雄太
28 DF  福田俊介(1) 18 DF  有馬真司
18 MF  向 慎一(2) 15 MF  岡本 史
13 FW  柘植佳孝(4) 25 MF  松平淳史
14 FW  土岐田 洸平(2) 11 FW  池田祐士
26 FW  山本孝平(1) 24 FW  伊藤瑞人
監督
照井博康 吉田卓史

※( )は選手の学年です。


 

 <序盤からの圧倒的攻勢>
 「点差以上の差があった」という言葉は敗者の側でよく使ってきた言葉だった。今日は違う。勝者の側から使わせてもらおう。言い換えれば「格が違った」とも言える。フィジカル、基礎技術、判断のスピードといった全ての点で法大が上回っていた。そして、試合の主導権は90分間法大の手から離れる事はなか った。例え、事故のような失点があっても。
 前半から、相手のDFは法大の攻撃のスピードについていけず、危険な位置で続けてファールを犯す。序盤からのPK奪取は誤審でも何でもない。一本目はキャプテンの谷田が外すが、直後の前半19分に二本目のPKを得て、井上がきちんと決めて、先制点。 先制から10分も経たないうちに、田森が左サイドから持ち込み、井上に渡す。巧みにDFを抜いて、キーパーのタイミングをずらし、ゴール右隅につま先で流し込んだ。
 攻撃の手は止む事を知らない。この日、久々の公式戦復帰となる蔭地が右サイドで対面したDFを思う存分翻弄した後に上げたクロスは正確に稲葉の元に向かって行き、稲葉は豪快なヘッドで叩き込んだ。

<攻撃の手を緩める事なく>
 後半始まって早々に相手の3番、村崎が稲葉のドリブルをファールで止め、この日2枚目のイエローで退場する。相手は10人となり、勝負は決した。直後、攻守に貢献の薄かった谷田に代えて、山本を投入。この選手交代によって攻撃が更に活性化する事になった。
 後半20分に稲葉が右サイドから、巧みなフェイントと持ち前のスピードを生かしたドリブルで再度をえぐり、中央でマークを外して待つ山本へ、マイナスのセンタリング。それを丁寧に打ち抜き、4点目奪う。後半33分には本田を代え、向を投入する余裕の采配も見せる。この後、相手コーナーキックのクリアが半端になり、失点するが、5分後に稲葉が追加点を奪った。そして、圧倒的なスコア差のまま試合終了。

<本田の存在と修正点>
 相手の研究不足なのか、本田が自由にボールを受けていたシーンが多く目に付いた。試合後の取材では「ボールをもらった後の展開の選択の悪さに不満が残る」とは彼の弁だがアシストの前の段階では、ほぼ確実に彼が絡んでいたし、チャンスも多く作り出した。相手は誰も彼の足枷とはなれなかった。
 彼の高精度のミドルパスと果敢な攻め上がりは、この日もいかんなく発揮された。彼をフリーにさせるという事はピンチに陥るという事と同義である。 チームとしては、4点目を決めた後にフィニッシュが雑になり、2点損をしたという点が少し気になった。
 決勝トーナメントに行くことは容易ではない。だからこそ、チャンスを無駄にする事は絶対に避けねばならない。 何はともあれ最高のスタートを切った法大。この先もスピードを緩める事なく、頂点まで駆け上がってほしい。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「ミスが多すぎたね。もっとミスをなくして決める時に決めないと。PKを外して、そこから立て直した点は評価できるけれど、まだまだ100%の力を出し切れていない。目標はもちろん優勝。4年生にも、『このインカレで終わりなんだから、これで終わっていいのか』といった話もした。これから強豪との試合が控えているから、全ての力を出し切っていきたい」
・DF橋元圭一郎(4年) 「今日は自分自身、思ったようなプレーができなかった。スコアは5−1だったけど試合内容に不満が残る。最後のほうの失点はいらなかったしもっと得点できた試合だった。だから今日、みんな笑顔がなかったんだと思う。勝ち点3をとれたことは大きいから、次は失点しないよう、もっといい試合をしていきたい」
・MF谷田悠介 主将(4年) 「立ち上がりは多少は緊張していたが、力の差はあると思っていたし、自分たちのサッカーをすることを心がけた。今日は、完璧に法政のサッカーができたとは言えないが、会場や開始時間の変更やグラウンドのコンディションなどいろいろあった中でも、5点を取って勝てたことは大きい。次の試合も、最初からDFラインを上げて攻めて行って、自分たちのサッカーをやるだけです」
・MF本田拓也(2年) 「かなりフリーでやらせてもらった。ボールをもらうまでは良かったが、その後の展開がチームとして見えなかった。相手にかなり引かれていたので、それをもっとうまく崩したかった。チームとしてもっとうまく機能するように話し合いたい」
・FW稲葉久人(2年) 「(2得点1アシストと絶好調でしたが?)後期、リーグ戦の時はよくなくて、インカレまでの期間、自主トレとかしていたのでその結果が今日出せたと思う。2得点ともいけると思って蹴った。次も勝つだけです」
・FW井上 平(3年) 「(2トップを組む)稲葉とは、2人で崩していく形をもっと作りたかった。その辺を意識してやっていたので、今日はできなくて残念。FWだし、点を取ることでチームに貢献したかったので、最低限の仕事は果たした」


■NEXT GAME 第二戦■

12/23(祝)vs関西学院大 in中京大学豊田キャンパスサッカー場 14:20〜キックオフ!!


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