悲願の優勝叶わず

第79回 関東大学サッカー1部リーグ 第22節
法政大学 VS 順天堂大学

○2005.11/27 12:00 西が丘サッカー場 晴 観衆約1500人 


1
法政大学
1 前半 0 1
順天堂大学
0 後半 1

 
時間
大学
得点者
アシスト
29分
法大
橋元 圭一郎
本田拓也
49分
順大
谷内謙介

【警告】

58分【法大】吉田正樹
71分【法大】森川宏雄

【退場】

25分【順大】森 英次郎


         
法政大学 順天堂大学
1 GK  清野智孝(4) 1 GK  佐々木 真裕
2 DF  森川宏雄(4) 2 DF  谷内謙介
3 DF  吉田正樹(2) 3 DF  村上佑介
4 DF  雑賀友洋(3) 4 DF  小宮山 尊信
5 DF  橋元 圭一郎(4) 28 DF  森 英次郎
6 MF  田森大己(4) 6 MF  飯島 槙
7 MF  本田拓也(2) 10 MF  佐藤 健太郎
11 MF  谷田悠介(4)→土岐田(73分) 14 MF  島嵜 佑
15 MF  菊岡拓朗(2)→向(9分) 20 MF  慶田光彦→多田(45分)
10 FW  井上 平(3) 11 FW  渡邉哲也→竹岡(84分)
16 FW  稲葉久人(2)→山本(80分) 13 FW  福士徳文
サブ
35 GK  千葉航一(3) 21 GK  渡辺彰宏
19 DF  本田 勇太郎(3) 12 MF  竹岡雅師
25 DF  福田俊介(1) 16 MF  高石翔太
18 MF  向 慎一(2) 18 MF  花輪朋樹
13 FW  柘植佳孝(4) 9 FW  多田 源一郎→青木(77分)
14 FW  土岐田 洸平(2) 15 FW  青木 祥
23 FW  山本孝平(1) 22 FW  深井勇人
監督
照井博康 吉村雅文

※( )は選手の学年です。

<優勝への光明>
 優勝がかかった前節の駒大戦で3対1というスコアで負けを喫し、自力優勝がなくなってしまった法大。その前節の悔しさを胸に後期リーグ戦最終節となる順大戦に臨んだ。 序盤、順大のミスが目立ち、法大に幾度となくチャンスが訪れるが、それをものにできず得点に結びつけることができない。さらには9分、これまで最高のアシストで試合を動かしていたMF菊岡(経2)が負傷し、交代を余儀なくされるという法大にとっては厳しい試合展開となる。優位に立ったかと思われた順大も法大のミスに対しカウンターで何度もチャンスを演出するが得点には至らない。
 試合が動いたのは25分、MF本田拓(現2)のスルーパスを左サイドから飛び出したFW稲葉(経2)が受け取り、絶好の得点チャンスを得る。そこで先制点を入れさせたくない相手ディフェンスは稲葉に対し危険なスライディングでボールを奪おうとするも、反則を取られ一発退場。人数的に優位に立った法大は29分、本田拓のコーナーキックからの絶妙なクロスに、DF橋元(工4)が頭で合わせ法大は先制点を得る。それに対し順大も必死に反撃に出るが、先制点を得て気持ちの上でも優位に立った法大がそのまま守りきり、1−0の法大優勢のまま前半終了。法大は、非常に良い形で前半を終える。

 <来期への橋渡し>
 後半開始。先制点を得たことによって流れを引き寄せていた法大に危機が訪れる。後半が始まって間もない49分、ペナルティエリア内でDF吉田(営2)が反則を取られ相手にPKを与えてしまう。そのPKを難なく決められ、後半開始後あっという間に同点にされてしまう。
 その後法大は、決死のプレーで追加点を狙うも、絶対に勝たせまいと守備を固めた順大を相手に点を決めることができない。さらにキャプテンであり法大の中盤の要であるMF谷田(社4)と前半よい動きをしていた稲葉を下げ、FW山本(経1)とFW土岐田(社2)を投入するが不発。その後もFW井上(経3)にゴール前でフリーになるという絶好のチャンスがめぐってくるも得点にはいたらず、そのまま無情のホイッスル。前半流れを引き寄せながらも、後半で同点にされて以後は焦りが隠しきれなかった法大。1―1の引き分けという結果に終わり、同時に駒大の優勝が決定。優勝は来期へと持ち越しとなった。

<次の舞台を見据えて>
 引き分けに終わり優勝を逃した法大。今節において、さまざまな課題は浮き彫りになったといえる。GK清野(経4)が話していたように前節や今節のような大舞台における「試合慣れ」。さらには今節、順大がシュート本数5本に対し、法大は14本と3倍近くのシュート本数があるにもかかわらず得点はわずか1得点に終わっている。このような「決定力」の欠如という課題もあるだろう。これらの課題の克服は容易なことではない。しかし今まで幾度となく困難を乗り越え、1部昇格元年に2位という高順位につけた法大だ。電光石火のごとく1部の舞台で主役となった法大は、必ず次なる舞台、インカレでも最高のパフォーマンスを見せてくれるに違いない。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「今日は優勝がかかった試合で勝つしかなかったはずなのに、気持ちが負けていた。チームに覇気がなかったように思う。序盤で菊岡が負傷交代になり、選手が少し動揺したね。練習してきた形だったし、(菊岡には)期待もあったから。とにかく今日は納得できない試合になってしまった。まだウチは(優勝するには)力不足ですね。 」
・DF谷田悠介 主将(4年) 「今日は本当に残念な結果になってしまった。みんなすごく勝ちたい気持ちがあったけど、それによってみんな『自分が何とかしないといけない』と思っちゃってチームとしてのまとまりが無くなってしまったんだと思う。後半、追加点を奪いに行こうとしていたところでPKを取られ、出鼻を挫かれたのも痛かった。インカレではこの悔しさを晴らしたい。駒大を倒して優勝します! 」
・GK清野智孝(4年) 「今日はとにかく決定力不足。勝ちたいという気持ちが出てなかった。全員が力を出しきって優勝出来なかったのならともかく、力を出しきったわけではないので悔いが残る。観客がいっぱい来ていて注目の集まる試合なんだから、楽しんでやればいいのにみんなそれが出来なかった。インカレは4年間最後の大会。みんなとプレーできるのも最後なので、一試合でも多くやれるといいなと思う。 」
・DF森川宏雄(4年) 「今日は勝つしかなかったのに、なぜかみんなの気持ちがひとつにならなかったし、前面に出なかった。理由は自分でも良く分からないんですが…。今日の敗因はそこにあると思います。インカレは、最後の大会になるので自分たちの力を出しきって終わりたいです。 」
・DF橋元 圭一郎(4年) 「今日の試合は自分で点をとれていい勢いだったが、今日はチームがいつもと違っていた。攻守共にちぐはぐで、時間が進むにつれて焦りがでて自分達のプレーができなかった。やはり経験不足と勝ちへの執念の差が優勝に足りなかったものだと思う。今期個人としてはあまり納得のいくプレーができなかった。2、3年の頃はのびのびとしていたが、4年になって色々と責任を負うことが多くなってその辺が影響した気がする。インカレでは関東2位ということは意識せずチャレンジャーという気持ちで臨み、いい形で大学でのサッカー生活を締め括れるように頑張りたい。 」
・MF田森大己(4年) 「今日の試合は優勝への焦りが試合途中から出てしまい、チャンスを逃してしまった。今期を振り返ると前期は2部昇格からのチャレンジャーとしての気持ちでやってきたが、後期は受身となってしまい、その油断から初戦を落とすなど不振が続いた。優勝できるチャンスだったので悔しい。まだインカレが残っているので、予選を1試合1試合負けないような試合をし、駒沢へのリベンジをしたい。 」
・MF本田拓也(2年) 「追いつかれてから、焦りはあった。そんな中でも決めなくてはならない。今日の試合は個人的にキレがよくなかったので自分では持っていかず、パスやサイドからセンタリングなどを心がけていた。2位という結果には優勝するチャンスがあったので満足はできない。来年もチャンスがあるとは限らないのでチャンスが巡ってきたときに優勝を決めたかった。インカレではリーグで優勝できなかった分、優勝したい。 」


≪3選手ベスト11&井上得点王受賞!!≫


MF谷田悠介(社4)、MF本田拓也(現2)、FW井上平(経3)の3選手がベスト11を受賞しました。井上は14得点で1部得点王にも決定し、ベスト11とのダブル受賞となりました。
◆各選手の受賞コメント◆
谷田 「まさか自分がベスト11を受賞できるなんて思ってもいなかったから驚いています。この借りを返すためにも、インカレでは優勝したいです。」
本田 「(受賞した今の気持ちについて一言どうぞ)そりゃうれしいっすよ!」
井上 「得点王は市川がケガでチームを離脱したから獲れたものだと思っているので、来季が本当の意味での勝負になる。」


■次節の対戦■

◆第54回全日本サッカー選手権大会 予選リーグ Bブロック◆
12/21(水)vs福山大 in名古屋市立瑞穂北陸上競技場 14:20〜キックオフ!!


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優勝は次節へ持ち越し

第79回 関東大学サッカー1部リーグ 第21節
法政大学 VS 駒沢大学

○2005.11/23 14:10 大和市営大和スポーツセンター競技場 曇 観衆約650人 


1
法政大学
1 前半 2 3
駒沢大学
0 後半 1

 
時間
大学
得点者
アシスト
7分
駒大
宮崎 大志郎
11分
駒大
原 一樹
25分
法大
田森大己
森川宏雄
78分
駒大
田谷高浩

【警告】

40分【駒大】阿部 琢久哉
46分【法大】吉田正樹
52分【駒大】原 一樹
53分【駒大】赤嶺真吾
61分【駒大】笹岡新伍
82分【法大】土岐田 洸平


         
法政大学 駒沢大学
1 GK  清野智孝(4) 1 GK  牧野利昭
2 DF  森川宏雄(4) 15 DF  阿部 琢久哉
3 DF  吉田正樹(2)→山本(75分) 2 DF  桑原 靖
4 DF  雑賀友洋(3) 5 DF  廣井友信
5 DF  橋元 圭一郎(4) 4 DF  石井晃一
6 MF  田森大己(4) 16 MF  八角剛史
7 MF  本田拓也(2) 25 MF  田谷高浩
11 MF  谷田悠介(4) 33 MF  島田祐輝→笹岡(53分)
18 MF  向 慎一(2)→土岐田(79分) 7 MF  宮崎大志郎→菊地(89分)
10 FW  井上 平(3) 11 FW  原 一樹
16 FW  稲葉久人(2)→福田(83分) 9 FW  赤嶺真吾→巻(72分)
サブ
35 GK  千葉航一(3) 21 GK  三栗寛士
19 DF  本田 勇太郎(3) 17 DF  塚本泰史
25 DF  福田俊介(1) 13 MF  菊地光将
17 MF  常磐亮介(3) 8 MF  赤尾直和
13 FW  柘植佳孝(4) 30 MF  東平大佑
14 FW  土岐田 洸平(2) 28 MF  笹岡新伍
23 FW  山本孝平(1) 12 FW  巻 佑樹
監督
照井博康 秋田浩一

※( )は選手の学年です。

<異様な空気>
 今年度最高の注目カード、法大vs駒大戦の天王山は普段とは違った雰囲気となっていた。観客数は普段の倍以上。そして緊迫した空気。そんな中、試合開始のホイッスルが鳴った。試合開始から駒大は早いプレッシャーで、法大の持ち味である中盤でのパス回しをさせない。また、駒大は執拗にリーグ屈指の2トップ原、赤嶺にロングボールを合わせ、セカンドボールを拾う作戦。自分たちのサッカーができない法大選手たちは落ち着きを失い、ミスが目立った。そして7分。駒大が後方からPA(ペナルティエリア)内に入れてきたロングボールを橋本が競り負け、ヘディングで落とされてシュートを打たれ、GK清野がはじいたところを押し込まれてしまう。その直後、またもPA内で混戦になったところで相手を倒してしまい、PKを取られる。駒大は冷静に決め、2点差とされる。しかし、法大も25分にCK(コーナーキック)から森川が競り勝ったところを田森が押し込み1点差とした。その後は落ち着きを取り戻した法大は互角の戦いを演じ、前半終了を迎えた。

 <白熱した戦い>
 後半、前半から飛ばしてきていた駒大に疲れが見え始める。徐々に試合を支配し始めた法大はサイドから崩していった。しかし、PA内で競り勝てず、ゴールが遠い。逆にカウンターを決められ、ゴールを許すも相手のハンドで助かる。その後は両者シュートの打ち合いになるもバーに嫌われるなど、ゴールが決まらない。両者決め手を欠いた後半だったが、ついに均衡が破られる。1点目と同じように駒大がPA内で打ったシュートをGK清野がはじき、決定打となる押し込みを決められてしまった。法大も攻撃的な選手交代で試合終了まで攻め続けたが、駒大の安定した守備に阻まれ、無念のホイッスル。

<最終節、逆転へ向け>
 直接対決に破れ、勝ち点差1で駒大を追う形となり最終節を迎える法大。次節の相手は順大。対する駒大は筑波大と対戦する。まだまだ波乱が起きそうな対戦カード。とにかく逆転優勝には勝つしかない。今節で見えてきた新たな課題。競り合いの弱さと、早いプレッシャーをかけられた時に自分たちのサッカーをいかにできるか。この2点を克服すれば、優勝を自分たちでものにできる本当の強豪チームとなるだろう。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康 監督 「今日は経験の面で駒大の方が上だった。ウチのチームはこういう舞台を経験したことが無いからね、選手も立ち上がり硬かった。シュートが2本バーに当たって、運がもう少し味方してくれていたら結果も変わっていたかもね。最終節はまずウチが勝って、(駒大に)プレッシャーをかけたいと思います。」
・DF谷田悠介 主将(4年) 「みんな気合いは入っていたんですけど、経験の差が出てしまいました。緊張というわけではないんですが、試合前はいつもと違う空気が流れていて。前半は2点取られたけど早い時間帯だったので、立て直してここから逆転してやろうって思っていました。ハーフタイムは、無理に前に行こうとしないで、サイドから崩すうウチのサッカーをしようと指示がありました。試合を通して、もうちょっと積極的にシュートを打っていけば良かった。ゲームメーカーの菊岡がいなかったのも大きいですね。次節は優勝を信じて勝つだけです。」
・GK清野智孝(4年) 「相手のサッカーをさせられたね。オフェンス力はほかのチームと比べてもそこまでではないよ。でも、ディフェンス陣が堅かった。向こうはこういう場に馴れてるからね。次節は勝つだけだね。勝ちにいくよ。 」
・DF森川宏雄(4年) 「今日の試合は勝ちたかったですね。後悔だけが残りました。自分が試合に影響を与えることができなくてふがいないです。ヘディングも前期のときと比べれば全然でしたし。相手のFW陣は結果的にやられてしまったんで、強かったんじゃないすかね。今日だけは気持ちを切り替えられそうにありませんが、明日からはまた気合いを入れて次の試合は勝ちます。4年で最後ですし、すべてを出し切ります! 」
・DF橋元 圭一郎(4年) 「今日の試合は駒大のサッカーになってしまったと思います。前半立ち上がりにバタバタしているうちに2失点してしまいました、途中落ち着いてからは1点返すこともできて良かったんですが。やっぱりみんな結果を意識しすぎて少なからず緊張していたし、動きも硬かったですね。相手はボールを放り込んでくる攻めをしてくるとわかっていただけに今日の結果は悔しいですね。後半はチャンスを多く作れましたが、結果から見ると完全に力負けです。もう僕らは次の試合を勝って、駒大の結果を待つだけなんで。とにかく次に集中したいです。 」
・MF田森大己(4年) 「今日の試合は開始直後に落ち着ければ最初の2点はなかったと思う。相手のプレッシャーが早くて中盤で回す自分たちのサッカーができなかった。あとはオフェンスでもディフェンスでも競り負けていたのが大きかった。時節、優勝にはとにかく勝つしかないので、色々考えずとにかく目の前の試合に集中する。 」
・MF向 慎一(2年) 「早い時間帯に点を取られて、それが痛かったですね。セカンドボールを狙っていって、ミドルシュートも常に狙ってました。次は勝つだけです。 」


■次節の対戦■

11/27(日)vs順大 in西が丘サッカー場 12:00〜キックオフ!!


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