TOP > ラグビーTOP  >リーグ戦対東海大


あと2分… ノーサイド間際の逆転負け


突破を試みるもタックルに遭うFB城戸ノーサイドの笛に天を仰ぐWTB舩木
(撮影・野津原 竜太)     
法大スタメン
PR浅原 拓真情3
HO山森 裕之社2
PR鎌田 秀社4
LO井上 雄大経3
LO栗林 宜正現2
FL有田 将太社4
FL光安 俊貴経2
NO.8宮田 脩平経1
SH日和佐 篤現3
10SO文字 隆也社3
11WTB竹下 祥平経1
12CTB宮本 賢二経3
13CTB岸和田 玲央社4
14WTB舩木 拓也経3
15FB城戸 雄生経4

10月11日(土)       関東大学リーグ戦      秩父宮
 法    大  
 16

10
6
2T3
0G2
2PG0
0DG0
0
19
 東  海  大  
19

【得点】▽トライ 城戸、舩木 PG 日和佐2 ※法大のみ
【選手入替】 後17小田(社4)←浅原、後17荻山(社3)←宮田脩、
後29山根(人3)←井上、後29川口(社3)←山森

  リーグ戦を2連勝し迎えた相手は、昨年完敗した東海大。山場である今日の一戦に勝って勢いづきたかった法大であったが、前半の好攻撃も後半に続かず、試合終了2分前にまさかの逆転負けという結果に終わった。
               ◇           ◇

 試合開始から、法大は個々の接点の強さや積極的なタックルが目立ち、セットプレーの安定感も前回の試合から修正が加えられ良いムードで試合を進めた。対する東海大も一歩も譲らない攻撃で、均衡状態が続いた開始10分過ぎ、ここで流れを変えたのは法大。自陣10mのラックからCTB岸和田が抜け出すとFB城戸がフォローし先制トライ。ゴールは成功ならずも、その後もスクラムで押し負けない強さを見せピンチも凌いでいく。相手にボールを持たれても果敢に前へ出るディフェンスでしっかりと相手を仕留めていく攻撃的姿勢で、東海大のミスも増える中、2度目のチャンスをつかむ。WTB竹下が大きくゲインし相手陣に抜き出ると、SH日和佐から、SO文字、WTB舩木へと渡りトライ。2本目のゴールも外れたが、10−0で前半を終えた。

 自分たちのペースで試合を進め折り返した後半、ペナルティーゴールで3点を加えたのち、前半と同様に当たりの強さを見せるが、20分過ぎに事態は一転。法大のフィットネスの弱さからか、自陣に攻め込まれる場面が増え、あっという間にライン際にモールで押し込まれ5点を返される。その後、流れを止められずすぐに1トライを奪われる。残り10分で13−12と追いつかれ必死で相手に食らいつくが、「集中力も落ちていたし、精神的な焦りや弱さが、荒いディフェンスやミスにつながった。」(PR鎌田)というように勢いを失う。37分には日和佐がPGを決め4点差としたが、その直後のキックオフを東海大ボールにされ、終了間際こぼれ球を東海大FLリーチに持っていかれまさかの逆転。ロスタイムでの粘りも虚しくノーサイドとなった。

 相手に主導権を握らせない完璧とも言ってとれる前半の攻守であったが、後半に崩れ、勝てる試合を逃してしまった。無念の敗退に、選手全員が肩を落とした。「前回の課題を克服し、弱点を補強することはできていた。ただ後半まで持ちこたえる体力とモチベーションが無かった…。」と口々に語る選手たち。良い結果には繋がらなかったが、粘り強いディフェンスからは大きな成長が伺えた。明らかに今までとは違う個々のパワーを感じる。"インディビジュアル・レボリューション"そのスローガン達成に近づいているのかもしれない。「何をすべきか」は見えている。更なる向上を目指し、残る試合を全勝で飾ってほしい。

(水野 真彩)
随所に好プレーを見せたWTB竹下 随所に好プレーを見せたWTB竹下(撮影・野津原 竜太)

◆駒井監督

 最初はプラン通りだった。試合前に雨が降っていたので、敵陣でのエリアマネージメントを特に意識するように指示した。
具体的には東海さんはキックが上手いので、キックでエリアを取ろうとするキック合戦になると思っていた。
外国人選手など、相手が孤立することがあったので、そのときを狙ったブレイクダウンのところの仕掛けが上手くいき、
前半は有利に立てた。後半は両方とも疲れが出ていたが、うちはディフェンスでミスが出て最終的にやられた。

(ハーフタイムの指示)相手は早いスタートの3チャンネルで来ると分かっていたが、チームに言うと飛び出してしまうので、指示しなかった。
スクラム(メンバー)をチェンジしたときにミスがあった。今までセットプレーが割と上手くいっていて自信をもっていたが、誤算だった。
交代メンバーと東海さんの相性が良くなかったようだ。噛み合っていなかった。
前半はディフェンスで我慢しきれていたが、そこで出し切ってしまったみたいで、FWはハーフタイムで既にバテバテだった。
後半割と攻めていたにも関わらず取られたのは、惜しい部分を取りきれなかったのも一因。去年の最初の方と同じ様だが。
(開幕から3試合全くメンバーが変わっていないが)負けていないから変える必要はなかったが、今日の試合で課題が見えてきて、
大分変えるところが分かってきたので、選手自身とも相談しながらオーダーをいじる予定。佐藤(雄介)のけがも治り、
木島も近々復帰できそうなので、使うことを考えていきたい。


◆中瀬コーチ

 結果として負けたというのは残念。練習で前半のラスト10分、後半のラスト10分の時間帯にどう戦うかを意識してやってきて、
ラスト2分でやられてしまったのは本当に残念です。 得点を取って帰ったあとのキックオフの大切と常々言っているが
そこでミスが出てしまったのが…選手には今日の負けから勉強して欲しい。
ただかなりちゃんとディフェンスのシステムも浸透してきて、ディフェンスに関しては春からずっと取り組んでいたこと、
やりたいことがほぼ実行できていた。そこに関しては手応えはあった。

(後半20分以降足が止まったが)うちのフィットネス不足というよりも、後半は東海もうちもお互いキツかったと思う。
そこでのミスとか小さい差が勝敗になってしまった。ただうちは前半あれだけ自陣でディフェンスをしなければならなくて、
FWが守備で消耗する時間多かったことが、最後にツケとして出てしまった。
もっと前半で楽に戦えたり、点差を広げたりできていれば…今日もそうだが、自分たちでボールを動かせばトライは取れている。
BKにはそれだけの能力を持った選手がいるので、もっとエリアを取って、アタックの時間を増やせていたら、
今度は逆に相手にダメージを与えられたと思う。今日はそこの差。 次はこの負けを断ち切って流経戦はしっかり勝ちたい。


◆FL有田主将

立ち上がりはかたい感じだったんですが、接点から法大ペースに持ち込んでなんとか勢いに乗れました。
ただ後半は疲れからミスが出て、セットプレイ・ラインアウトから崩れて最終的に負けてしまいました。
もったいないし、勝てるゲームを落としたのは痛いです。まぁ、後半崩れたのは、東海のプレッシャーが良かったのと、
思うように自分たちのプレーをできす、次にどんなプレーをしたらいいかという修正ポイントが頭に出てこなかったのが原因だと思う。

◆PR鎌田副将

 勝てる試合を落とした。課題がいっぱい出た。次の流経大戦までに修正しなくてはならない。
後半立ち上がりの粘りは良かったが、体力的な部分は毎回課題。あと今日は特にメンタル的な部分。僕自身も含むが、
最後10分のメンタルが足りなかった。東海大はFWで来ることが分かっていたので、しっかり意識していたのだが…。
前半はいい感じにスクラムが組めたが、後半はメンタル的な部分でスクラムが噛み合わなかった。
いつものパターンだと後半頭でボコボコになる、今日勝てば勢いに乗れるという思いが統一できていなかった。

◆HO山森

 勝てる試合でした。ラインアウトのミスが影響したので悔しい。ディフェンスが多くて後半はフィットネスがきつかったけど、
そこは我慢強くやらなきゃと思ってやった。後半20分以降は、メンバーが変わって相手にスクラムをコントロールされて
トライを許してしまって悔しい。去年はスタンドで大敗したのを見て、今年は絶対勝とうと思ってたので残念。
でも今日の試合は次に繋がると思う。残りは全部勝つ。

◆FB城戸

今日の課題はブレイクダウンの激しさだったが、前半は意識できたお陰で優勢に立てても、
後半はそのからみでペナルティや反則をしてしまい、こういう結果になった。
(東海大対策としては)ウィングに良いランナーが多いので、文字のキックを意識してプレーするようにした。
序盤から攻めの姿勢を意識していたが、自分が振った部分から攻められなかったのが反省点。
チームとしてはいい雰囲気のなかで取れなかったのが課題。フィットネスの差と言うよりは、
1人1人がペナルティの重みを分かっていなかったところに問題があると思う。

(今年はスタンドとの一体感が強く感じられるが)部で固まって意志統一が出来ていて、スタンドから観ていて気になるところが
あればどんどん出し合うようになっている。その点に関しては去年と比べ成長した部分。BKはもっと外で勝負したかった。それが悔しい。
後半はもっと散らしてから競っても良かった。(ファーストトライについて)FWがディフェンスでしっかり粘ったゲットをトライに
つなげられたということで、うちがスコアリングできる一番いい形で得点できたと思う。
日大戦からディフェンスではまだそこまで修正されていないと思う。サイドブレイクなどが課題。
ミスも要所要所で多い。この後は今日の長い映像を重ねた練習をしたい。
今日は負けたが、前の試合に比べ良い部分もある。後半残り20分も全員走っているイメージで勝っていきたい。


◆FL光安

 東海大のFWが強いのはわかっていたが、思っていたより近場で止めることができていい試合にはなったと思う。
特に東海大対策ということはしなかった。練習は今まで通り。接点で激しくいこうというのが今日のテーマだった。
タックルで倒したあと接点で絡むことを心がけた。ただ後半個人的にもチームからも疲れが出て声が出なくなってしまった。
その頃に立て続けに失点したこともあって、雰囲気が下がってしまった。そこで気持ちを盛り上げる選手がいなかった。
東海相手にこれだけ戦えたので、自信にはなった。次はしっかり勝てるようにしたい。


◆SH日和佐

 (今日の試合について)後半残り20分が前からの課題だったが、今日も足が止まってしまった。
気持ちの面で集中力がきれ、我慢できなかった。あとセットプレーの安定とBKのハンドリングミスも減らす必要がある。
とにかくもう20分攻めきれることがこれからの課題だ。
(ゲームプランについて)キックを使って敵陣で地域をとって組もうと思った。
東海は早いテンポで展開するのが特徴なんで、ブレイクダウン後の球出しも遅くして主導権を握ろうとした。
だが、残り20分は疲れで相手に早い展開で回され流れをつかめなかった。
(次の流経大戦にむけて)もう負けられないんで絶対勝ちます。


◆WTB竹下

 (今日の試合について)最後の20分ここで我慢しきれなかった。それにつきる試合だった。
寄りが遅くなり、相手にずらされる。その結果、プレッシャーが弱くなりタックルができなくなる悪循環だった。
1対1では負けていないし、本当最後20分だけ。
(次の試合にむけて)勝利に貢献できるようにウイングとしてトライを取りにいきます。




リンクバナ− スポーツ法政新聞会 〒102-0071 東京都千代田区富士見2−3−27
ハーモニ本館123号
TEL/FAX 03−5275−0396
e-mail: spoho-lj@infoseek.jp
広告掲載・定期講読・入部希望等、お問い合わせは上記までご連絡下さい
当ページはリンクフリーですが事前にご一報頂けますと幸いです。
左上のリンクバナ−をご自由にご使用下さい。
当サイトに掲載されている記事及び写真は全てスポーツ法政新聞会に帰属します。無断転載、二次使用は固く禁じます。