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まさかの大苦戦 中大に辛勝


タックルを受けボールをこぼす宮本タックルを受けボールをこぼす宮本
(撮影・野津原 竜太)     
法大スタメン
PR浅原 拓真情3
HO山森 裕之社2
PR鎌田 秀社4
LO栗林 宜正現2
LO高山 眞光工4
FL有田 将太社4
FL光安 俊貴経2
NO.8宮田 脩平経1
SH日和佐 篤現3
10SO文字 隆也社3
11WTB油嶋 勇樹
12CTB宮本 賢二経3
13CTB岸和田 玲央社4
14WTB舩木 拓也経3
15FB竹下 祥平経1

11月16日(日)       関東大学リーグ戦      前橋
  法      大    
 27

8
19
4T2
2G1
1PG0
0DG0
7
5
  中      大 
12

【得点】▽トライ 鎌田、文字、竹下、山森  ゴール 文字3  PG 文字 ※得点者は法大のみ
【選手入替】 後12山根(人3)←高山、後15佐藤雄(経3)←鎌田、後36小田 (社4)←佐藤雄


 「今までにないほど無様な内容」。試合後、有田主将はこう振り返った。宿敵・関東学院大戦の劇的勝利から2週間。モチベーションが低下したのか、選手の動きは重く、思わぬ苦戦を強いられた。

               ◇           ◇

 雨のぱらつく前橋。エース・城戸、副将・木島を欠くなか、文字のキックオフで試合が始まった。法大は試合開始から敵陣内で攻める。11分、岸和田が大きくゲインし、PKからのラインアウトでインゴール付近に迫るものの、反則でチャンスを失い、主導権を握ることができない。

 すると19分、均衡が破れる。中大にハイパントで食い込まれると、左に振られ、ラックから突破を許しトライを献上。まさかの先制点を許してしまった。それでも28分、文字が角度のない位置からPGを決め反撃の狼煙をあげると、前半終了間際に鎌田が執念のトライを決め、なんとかリードを奪ってのハーフタイムを迎えた。

 後半はそれまでとは打って変わり、開始1分足らずでトライ。日和佐−文字とつなぎ中央へトライ。このまま一気に法大が流れを掴むかに思えたが20分、自陣10メートル付近で日和佐がキックをチャージされ、そのままトライ。痛恨のミスから失点し、3点差とされてしまった。

 しかし、中大に傾きかけた流れを法大は再び引き戻す。29分に敵陣5メートルでスクラムから日和佐が右へボールを持ち込んで竹下へラストパス。竹下がこれをトライし8点差とすると、33分にも日和佐のパスを受けた山森が掴まれながらもインゴールへ。試合はそのままノーサイド。苦しみながらもなんとか勝利を収め、逆転優勝へ望みをつないだ。

 残すは拓大との最終戦のみとなった。昨季の開幕戦で敗れた相手だが、今季は入替戦圏内に沈んでいる。大学選手権前の最後の試合でもあり、内容を伴って圧勝したい。2004年以来のリーグ戦優勝へ、絶対に負けられない戦いは続く。


(平井 貴史)
ダメ押しのトライを奪った山森 ダメ押しのトライを奪った山森(撮影・野津原 竜太)

◆駒井監督

 関東学院とやって勝ったので、やり遂げた症候群にならないよう、この試合が今シーズンで一番重要な試合になると言っていたが、
全部ではないものの気持ちが抜けている部分があった。ただ、中央さんもうちのことを良く研究していて、苦戦した部分が多かった。
中央さんは得失点差がかかっているので、必死さが余裕のあるチームと、何が何でもなんとかしなければならないチームとの差として
出てしまった。 LOは井上がウエイト中にギックリ腰になってしまって、ジュニアで頑張っていた、運動量のある高山を選んだ。
木島も顎を骨折して急遽入院したため、ジュニアから元FBでキック処理ができる油嶋にした。PR陣もテストしたかった。
中央さんはサイズが大きいスクラムを持つので、どれだけ崩せるかが課題だった。


(中大は)大きな体と低いタックルで攻めてきて、
 1対1が強かった。もっと行けると思ったが、スクラムで崩せなかったのは誤算。結果SOにいい形でボールが供給できなくなり、
前半中盤から後半中盤リズムが崩れた。また、今日多かったハイパントも勉強させられる部分があった。毎回言ってはいるが、
前半開始20分間でゴール前に行かれると、耐えられずトライを許すところも課題。


(サントリーとの合同練習)スクラムに関してはトップ1、2のチームなので、当初はスクラムを勉強させてもらおうという目的だったが、
あちらの清宮監督から全ポジション練習に来てはどうかと 提示され、結局BKも含む30人が参加した。1対1では絶対に負けない
ということをサントリーは掲げていて、それに沿った練習をした。
 FWの前3人は長谷川コーチや清宮監督にスクラムについての質問を熱心にしていた。しかし、今日は試合に成果が生かせていなかったのが
残念だった。 (次は拓大戦)昨年は苦汁を嘗めさせられたので、今年は絶対に勝ちます。セットプレー、内側からのディフェンスなどが
できていなかったので、自分達のラグビーをすることを目的にして、次の試合で思いの丈をぶつけます。


◆中瀬コーチ

 勝てたという結果はよかったと思う。ただ内容的にけして満足できる試合ではなかったので、修正していきたい。
立ち上がりでボールをキープして、敵陣でプレーできていたのに、ボールを雑に扱ってしまうという悪い癖、
簡単なハンドリングエラーやオフロードパスのミスなどが出たシーンがいくつかあった。また順目に展開しようとゲーム前に決めていたが、
動きだしの部分が悪くて順目に人がいないということがあったので、それでは話にならない。それからブレイクダウン。
今年はその強さ・精度にこだわってやってきているが、そこの部分で今日は(中大)に勝てなかった。またディフェンスのシステムで
いくつか規律を守れなくてディフェンスを破られてしまうシーンがあった。そこが一番残念。一番練習してきているところだったので、
いい結果が出なかったのが反省点。


 (選手たちにはメンタルの部分で難しい部分があった?)関東戦のあとということで、僕も難しいというのもわかっていた。
こうゆう展開になるかもしれないというのは想定内ではあった。ただ選手たちもそこはわかっていたとは思うし、別になめてかかっていると
いうわけではないと思うが、どこか動きだしの部分やタックルが高いとかそういった部分で出てしまったと思う。学生のラグビーでは
レベルの差がそこまでないので、ひたむきさで後手に回ると厳しい。選手たちもそこはやってみて一番わかったと思うので、
スキル・メンタルの部分でいい反省ができたと考えたい。


 (サントリーとの合同練習)セットプレーの確認とミニゲーム形式の練習をやった。セットプレーに関してはかなり手応えがあったようだし、
その日も雨だったので、雨の日におけるボールの扱い方とかは今日に活かせたと思うし、社会人とはやるというのは特にスクラムの面で
よかったとは思う。


 (今後に向けて)「我々はどういったラグビーをするのか?」というのを、もう一度再認識するいい機会だと思う。
自分たちがどうあるべきかというのをもう一回考え直して、法政らしいラグビーを目指したい。それが次に繋がっていくと思う。
拓殖には去年負けているわけだし、そこで勝ちきることを選手たちに言い聞かせたい。しっかり練習して次に備えたいと思います。


◆FL有田主将

 勝てたことはいいとして、今までにないほど無様な内容の試合で、本当にぬるさが出ていた試合でした。反省しなきゃいけない部分は山程あります。
最初にゲインできる場面があったのに取りきれなくて、その原因としては、やはり一人一人の気の緩みです。関東に勝ち終えて、
そこからの緩さが今日に反映していますね(前半を終えて、ハーフタイムではどのような話をしましたか)前半の修正と言うよりも、
前半を忘れるという感じで、とにかく後半から新たなスタートとしてやろうという風に話しました。
(次の試合へ向けて)リーグ戦ラストの試合になるので、気持ちを集中して臨みたいです。次の結果が選手権に影響してくると思うので、
いい形で試合を終えるように、切り替えて、もう一度立て直します。


◆SO文字

 (苦戦したが)FWが前へ出れてませんでした。雨が降らなかったから回そうと思ったんですけど、相手のディフェンスが思ったよりも良くて、
僕がもっと裏に蹴っていけばよかったかなと思います。(モチベーションについて)低かったですね。みんな頑張ろうとしてたけど、
カントーに勝って相手を舐めていました。(なにが問題だったか)うちは食い込まれていて、もっと前に出てゲインを切らさないようにやらないといけませんでした。
(後半の3つのトライについて)たまたまですね。もっとテンポよくいかないと。(主な改善点は)ブレイクダウン、寄せ、ハイパントの処理ですね。
もっと集散を早くしないと。(最終戦について)法政らしいプレーをして、勝って次につなげたいです


◆FB竹下

 気が少し抜けていて、皆だれている部分がありました。中大は一人一人の接点の強さがあって。気持ちでも負けていました。
(後半の展開とトライに対して)僕一人でなく、FWやスクラムでも圧倒できた結果です。(FBについて)後ろから指示が出せていないので。
もっと声を出していきたいです。(サントリーでの練習では)当たりも大きく、サントリーさんは一対一に力を入れていたので。
そこを学んだつもりでしたが、「つもり」じゃなく、実戦に生かせるようにしたいです。(課題と意気込みは)キック処理の部分が甘い。
FWに迷惑をかけてしまうので。最後も勝って良い形で選手権に行きたいと思います。


◆WTB油嶋

 (初出場について)緊張してたけど、練習してたのでいつも通りにいきました。そんなにたいしたことはできなかったけど、
Aチームに入っていけるようにしたいです。(苦戦したが)相手の接点が強くてうちも受け身になって、カントー戦みたいにできませんでした。
接点、気持ちの問題でした。(チームの雰囲気は)悪くないとは思うけど、カントーの時ほどではなかったです。ちょっと違うかなと思いました。
(後半はいいプレーが出た)最初のほうはBKで前に出て、FWも寄れてていいテンポでした。(最終戦への意気込み)出れたら活躍したいです。




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