TOP > ラグビーTOP


帝京相手になにもできず 法大完敗


080608kansai1.jpg
突破を計るも相手に捕まるFB城戸
(撮影・平井 貴史)
法大Aスタメン
PR鎌田 秀社4
HO川口 顕義社3
PR小田 正浩社4
LO井上 雄大経3
LO山根 有人人3
FL中村 和宏社4
FL宮田 脩平経1
NO.8荻山 和林社3
SH日和佐 篤現3
10SO文字 隆也社3
11WTB木島 大祐経4
12CTB宮本 賢二経3
13CTB岸和田 玲央社4
14WTB川上 龍介社2
15FB城戸 雄生経4

6月29日(日)       練習試合      帝京大学百草グラウンド
 法     大  
 5

 

1T7
0G6
0PG0
0DG0
19
28
 帝  京  大  
47

 


   まさに完敗・・・毎年恒例となっている帝京大との練習試合が29日、行われた。 春シーズンを締めくくる一戦であったが、法大はいいところなく敗戦。夏合宿を前に脆さを露呈する結果に終わった。

                     ◇           ◇

  FWが1対1でどんどん食い込まれていく。タックルミスで大きく相手にゲインされ、外に振られあっさりトライを許す。せっかく敵陣深くまで攻め入ってもマイボールのラインアウトを全く確保できず、相手ボールにされる。「ラグビーの根幹であるセットプレーがまったくうまくいかなかった。また1対1で受けに回ってしまった」と中瀬コーチが試合後語ったように、まさにこんな光景が80分続けば、この結末は当然だった。

 試合開始から帝京大のFW戦ので優位を生かしたすばやい展開に、法大ディフェンスは後手後手に回る展開となる。法大も敵陣深くまで幾度も攻めるものの、ラインアウトがことごとく失敗。またゴールライン手前でしぶとく相手の粘りに遭い、最後はターンオーバーされるなど、トライを取り切ることができない。なんとか39分、城戸のカウンターから最後は川口がフォローし一矢報いて前半を折り返した。

 後半なんとか反撃の糸口を見出したい法大だったが、前半の構図は変わるどころか、ますます鮮明となっていく。FW戦が劣勢で終始自陣に釘付けでは頼みのBK陣も沈黙するしかない。終盤には認定トライにスクラムトライまでも献上。最後までラインアウトの不安定さを修正できず、またフィットネスの差を痛感する結果となった。

 当初の滑り出しに比べれば、けが人続出などで終盤伸び悩んだ感もある。だが連戦連敗だった去年に比べれば、課題がはっきりしている分まずまずの状態で春シーズンを終えたと言っていい。「春は個人スキルの向上がメイン。サインプレーや組織という面ではこれから」(中瀬コーチ)と、まだまだ今日出た課題を修正し、伸びていく可能性をこのチームは秘めている。

 だが一方、いきなり大東大と開幕戦で当たり、中盤戦で東海大、関東学院大ら強豪と戦う日程になったリーグ戦。帝京戦ような戦いぶりでは、勝利は危うい猛者たちと戦うまで残された時間は少ない。網走、菅平と続く夏合宿でどこまでチームを仕上げられるのかが例年以上に重要となる。試金石となるであろう夏のオープン戦を楽しみに待ちたい。


(野津原 竜太)
080608kansai2.jpg 試合後うなだれるFW陣(撮影・平井 貴史)

◆駒井監督

─今日の試合のご感想は
ラインアウトとスクラムが相手に7割方支配されていてはゲームになりませんよ。スクラムのとき、
1番がアングルを変えて入ったりなどしていたのですが、他のメンバーが生かせていませんでした。
帝京さんはFWのプレッシャーが強いとのイメージがあるんでしょう。逆に向こうはうちのFWが弱いというイメージがあって。
捕らえ方の問題だったと思います。そのイメージを払拭しないことには不利な状態になるばかりなんですが…。
ただ、それを覆すだけのインパクトプレーヤーがいないのも事実で…。舩木(経3)にしても竹下(経1)にしてもけがしてますし。
3番の佐藤雄介(経3)もけがしましたし。でも仕方がないことなので、現状でやるしかありません。

─春の総括としては
出だしの関西遠征がいい雰囲気に終わって、そのまま春シーズンを終えるかと思ったんですが、
ここ一ヶ月グラウンド改修で十分な練習ができずにいたせいで、学生側に状況への甘えというか、
十分な練習ができないことを雰囲気が悪くなる理由にしてしまっている部分があります。
これからはメンタル面で強くならなければなりません。

─昨年同時期と比較して
去年の春に比べたら全然いいですよ。ただ、さっき言った部分に脆さがありますね。ピンチでどれだけ巻き返せるかが課題です。
この春で、力のある1年2年の目星はつきました。FLの田渕(社3)やCTBの近藤(社2)などもかなり伸びてきています。ただ、
彼らが今季芽が出たのは去年に比べてけが人が多すぎるからで、その穴でできたチャンスを上手く生かせた結果になりました。また、
けが人が多いことで体を張ってプレーする選手が多くなりましたね。その分、けが人が増えやすくはなりましたが。

─スキル面における現在の課題とは
ディフェンスのポストフローターなど、基本的な部分ですね。まだシークェンス(連続)の部分に着手していないので、
夏合宿前にコーチ陣と相談しながらまとめたものを見せて、合宿で鍛える予定です。

─ではポジション別の課題で、FWは
まだセットプレーがベスト4クラスのチームに対して弱点になっているので、
目標とするベスト4以上に行くために、それらのチームと対戦したときも安定するセットプレーにしなくてはなりません。
今日新ルールでスクラムを組んだというのもあるんですが、安定していませんでしたし、
ラインアウトの獲得精度も鍛えるべき部分ですね。

─BKに関しては
Aに関してはだいぶコミュニケーションが取れるようになってきたんですが、B以下のチームではできていませんね。
あとAも含めどのチームにも言えることですが、やってはならないポカが多いです。
今日ハンドリングエラーが多かったのは相手のプレッシャーが強かったというのもあるとは思いますが。

─網走と菅平、それぞれの合宿の目的は
網走はとにかくフィットネスを鍛えること、菅平はシークェンスをまとめたところです。

─春シーズンが終わり、現時点でキーマンだと思う選手は
BKは文字、城戸ですね。FWは川口が引っ張っていけるようになればと思います。後は有田の復帰ですね。
彼のリーダーシップは大きいので、いるといないでは全然違います。8月には復帰できるでしょう。

─現時点でのチームの完成度は
50%ですね。夏で詰めていきます。まだまだ伸びしろはあると思いますよ。

─最後に夏合宿の意気込みをお願いします
去年みたいなことにならないようにがんばります。



◆WTB木島副将(ゲームキャプテン)

─今日の試合を振り返って
オープン戦最終戦で、B・Cチームで負けてたんで、Aチームは勝ちたかったんですけど、完敗しまい悔しいです。

─オープン戦全体を振りかえってみて
いいスタートは切れたと思うんですけど、強いチーム、慶応や帝京に対して、自分たちはやりたいようにプレーできなかったし、
FWに関しても対応できてなかったです。こちらの弱みを見せてしまい、情けないです。

─慶応・帝京が強いということだが、具体的に何が
慶応はセットプレー。帝京は個々の接点の強さとFWの全体的なスキルですね。

─今後の課題は
一つ一つのタックルの弱さを中心に、自分たちに足りないところを確認できたと思うので、今日の負けを無駄にせず、
この悔しさをバネに頑張っていきたいです。

─これからオフに入るが、夏へ向けて一言を
とにかくできないところを修正するのみです。 合宿で課題をこなしていきたいです。


◆FB城戸(経4)

─試合を振り返って
完敗ですね。最初のテリトリーの取り合いでは地域を取れたんですけど、セットプレーが全然できてなくて
自分たちで堕ちていってちていってしまって流れに乗れませんでした。

─FWについては
いつも一発で止めていたのに、今日は止められませんでした。食い込まれてばっかりで
BKがディフェンスしずらかったです。前に出られず後ろでディフェンスしてしまいました。

─FBとしてどういう指示を
内からのディフェンスとプレッシャーを意識するように指示しました。

─オープン戦を総括すると
滑り出しはよかったです。上のレベルで自分たちのラグビーをすること、前に出るディフェンスが課題ですね。

─夏はどういう取り組みを
一対一で当たり負けしないことと、組織的なディフェンスを完成させてリーグ戦に臨みたいです。


◆LO井上(経3)

─後半からの出場だが、試合を振り返って
力の差を感じました。特にコンタクト、基本的な力の強さが相手にはあった気がします。

─帝京大のFWの印象は
ミスが少なかったです。そしてなによりも当たりが激しかった。

─ブレイクダウン後も相手の球だしが早く感じられたが
それも相手のFWが体を張ってとめていたおかげです。

─今日でオープン戦が終わりだが、全体を振り返ってみてどうか
去年よりはスクラムのできも、一人一人の個人の意識も高いです。でも課題もあるんでそれを一つずつ直していきます。

─ラインアウトのミスが今日は多かったが
ラインアウトは修正しないとまずいです。まず練習でやれていることをしっかりやっていきたいです。

─最後にこれからの夏の練習に向けて一言お願いします
まず基本となる土台をもう一度しっかり鍛え直して大学日本一目指して頑張ります。


◆SO文字(社3)

─敗因は
FWのラインアウトとスクラムが全然だめで、BKのディフェンスミスもですね。

─今日のゲームプランは
パスで振ろうと思ったんですけど、ほとんど攻めても取られてズルズル行きました。

─帝京大の印象は
FWが強いので、食い込まれたので返さないと勝てませんね。

─トライまでの形をつくれなかったが
ボールを動かせてないので。FWでは勝てないのでBKで勝たないと。マイボールの時間がなさすぎでした。

─夏は何に重点を置くか
ディフェンスのルールを守ることですね。ブレイクダウンが全く取れてませんし。セットプレーの安定もです。




リンクバナ− スポーツ法政新聞会 〒102-0071 東京都千代田区富士見2−3−27
ハーモニ本館123号
TEL/FAX 03−5275−0396
e-mail: spoho-lj@infoseek.jp
広告掲載・定期講読・入部希望等、お問い合わせは上記までご連絡下さい
当ページはリンクフリーですが事前にご一報頂けますと幸いです。
左上のリンクバナ−をご自由にご使用下さい。
当サイトに掲載されている記事及び写真は全てスポーツ法政新聞会に帰属します。無断転載、二次使用は固く禁じます。