帝京相手になにもできず 法大完敗
![]() 突破を計るも相手に捕まるFB城戸 (撮影・平井 貴史)
|
まさに完敗・・・毎年恒例となっている帝京大との練習試合が29日、行われた。 春シーズンを締めくくる一戦であったが、法大はいいところなく敗戦。夏合宿を前に脆さを露呈する結果に終わった。 ◇ ◇ FWが1対1でどんどん食い込まれていく。タックルミスで大きく相手にゲインされ、外に振られあっさりトライを許す。せっかく敵陣深くまで攻め入ってもマイボールのラインアウトを全く確保できず、相手ボールにされる。「ラグビーの根幹であるセットプレーがまったくうまくいかなかった。また1対1で受けに回ってしまった」と中瀬コーチが試合後語ったように、まさにこんな光景が80分続けば、この結末は当然だった。 試合開始から帝京大のFW戦ので優位を生かしたすばやい展開に、法大ディフェンスは後手後手に回る展開となる。法大も敵陣深くまで幾度も攻めるものの、ラインアウトがことごとく失敗。またゴールライン手前でしぶとく相手の粘りに遭い、最後はターンオーバーされるなど、トライを取り切ることができない。なんとか39分、城戸のカウンターから最後は川口がフォローし一矢報いて前半を折り返した。 後半なんとか反撃の糸口を見出したい法大だったが、前半の構図は変わるどころか、ますます鮮明となっていく。FW戦が劣勢で終始自陣に釘付けでは頼みのBK陣も沈黙するしかない。終盤には認定トライにスクラムトライまでも献上。最後までラインアウトの不安定さを修正できず、またフィットネスの差を痛感する結果となった。 当初の滑り出しに比べれば、けが人続出などで終盤伸び悩んだ感もある。だが連戦連敗だった去年に比べれば、課題がはっきりしている分まずまずの状態で春シーズンを終えたと言っていい。「春は個人スキルの向上がメイン。サインプレーや組織という面ではこれから」(中瀬コーチ)と、まだまだ今日出た課題を修正し、伸びていく可能性をこのチームは秘めている。 だが一方、いきなり大東大と開幕戦で当たり、中盤戦で東海大、関東学院大ら強豪と戦う日程になったリーグ戦。帝京戦ような戦いぶりでは、勝利は危うい猛者たちと戦うまで残された時間は少ない。網走、菅平と続く夏合宿でどこまでチームを仕上げられるのかが例年以上に重要となる。試金石となるであろう夏のオープン戦を楽しみに待ちたい。
| (野津原 竜太) |
◆駒井監督 ◆WTB木島副将(ゲームキャプテン) オープン戦最終戦で、B・Cチームで負けてたんで、Aチームは勝ちたかったんですけど、完敗しまい悔しいです。 ─オープン戦全体を振りかえってみて いいスタートは切れたと思うんですけど、強いチーム、慶応や帝京に対して、自分たちはやりたいようにプレーできなかったし、 FWに関しても対応できてなかったです。こちらの弱みを見せてしまい、情けないです。 ─慶応・帝京が強いということだが、具体的に何が 慶応はセットプレー。帝京は個々の接点の強さとFWの全体的なスキルですね。 ─今後の課題は 一つ一つのタックルの弱さを中心に、自分たちに足りないところを確認できたと思うので、今日の負けを無駄にせず、 この悔しさをバネに頑張っていきたいです。 ─これからオフに入るが、夏へ向けて一言を とにかくできないところを修正するのみです。 合宿で課題をこなしていきたいです。 ◆FB城戸(経4) 完敗ですね。最初のテリトリーの取り合いでは地域を取れたんですけど、セットプレーが全然できてなくて 自分たちで堕ちていってちていってしまって流れに乗れませんでした。 ─FWについては いつも一発で止めていたのに、今日は止められませんでした。食い込まれてばっかりで BKがディフェンスしずらかったです。前に出られず後ろでディフェンスしてしまいました。 ─FBとしてどういう指示を 内からのディフェンスとプレッシャーを意識するように指示しました。 ─オープン戦を総括すると 滑り出しはよかったです。上のレベルで自分たちのラグビーをすること、前に出るディフェンスが課題ですね。 ─夏はどういう取り組みを 一対一で当たり負けしないことと、組織的なディフェンスを完成させてリーグ戦に臨みたいです。 ◆LO井上(経3) 力の差を感じました。特にコンタクト、基本的な力の強さが相手にはあった気がします。 ─帝京大のFWの印象は ミスが少なかったです。そしてなによりも当たりが激しかった。 ─ブレイクダウン後も相手の球だしが早く感じられたが それも相手のFWが体を張ってとめていたおかげです。 ─今日でオープン戦が終わりだが、全体を振り返ってみてどうか 去年よりはスクラムのできも、一人一人の個人の意識も高いです。でも課題もあるんでそれを一つずつ直していきます。 ─ラインアウトのミスが今日は多かったが ラインアウトは修正しないとまずいです。まず練習でやれていることをしっかりやっていきたいです。 ─最後にこれからの夏の練習に向けて一言お願いします まず基本となる土台をもう一度しっかり鍛え直して大学日本一目指して頑張ります。 ◆SO文字(社3) FWのラインアウトとスクラムが全然だめで、BKのディフェンスミスもですね。 ─今日のゲームプランは パスで振ろうと思ったんですけど、ほとんど攻めても取られてズルズル行きました。 ─帝京大の印象は FWが強いので、食い込まれたので返さないと勝てませんね。 ─トライまでの形をつくれなかったが ボールを動かせてないので。FWでは勝てないのでBKで勝たないと。マイボールの時間がなさすぎでした。 ─夏は何に重点を置くか ディフェンスのルールを守ることですね。ブレイクダウンが全く取れてませんし。セットプレーの安定もです。
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||