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重戦車相手にFW陣奮闘 明大とドロー


080511meiji2.jpgチーム2本目のトライを挙げた木島
(撮影・平井 貴史)     
法大Aスタメン
PR浅原 拓真情3
HO川口 顕義社3
PR佐藤 雄介経3
LO内田 健太社3
LO井上 雄大経3
FL田渕 泰平社3
FL中村 和宏社4
NO.8山根 有人人3
SH日和佐 篤現3
10SO文字 隆也社3
11WTB竹下 祥平経1
12CTB近藤 乙輝社2
13CTB岸和田 玲央社4
14WTB木島 大祐経4
15FB城戸 雄生経4

5月11日(日)       春オープン戦      県営熊谷ラグビー場
 法    大  
 19

 
14
5
3T3
2G2
0PG0
0DG0
5
14
 明    大  
19

 

  肌寒い熊谷で、春好調の法大は明大と対戦した。同志社相手に圧倒したFW陣にとって試金石となる試合だったが、FW陣はメイジの「重戦車」に一歩も引かず奮戦。一方で、最後の攻撃のつめに課題を残し選手権ベスト4相手に引き分けという結果となった。

               ◇           ◇

 今日の相手はセブンズ、B・Cチームの試合とも敗戦を喫している明治大学との一戦。雨の振る試合開始前、円陣を組む法大の選手たちからは「勝ちにこだわる」というチームの目標が感じられるような気合いの入った掛け声が聞かれた。

 試合がスタートして早々、重戦車とも呼ばれる明大にスクラムからライン際まで押し込まれる。何度も立て直し耐えるも、中村(社4)がシンビンとなり一人少なくなったところを12分にスクラムを押し込まれ先制トライを許す。その後も、相手チームのパスワークを断ち切れずに、自陣に攻め入られる。

しかし、そこで流れを変えたのが、岸和田(社4)の出血による一時退場で代わりに出場した宮本(経3)が大きくゲイン。これで相手陣へ飛び込むと、開始26分でスクラムから文字がボールを掻きだし相手を交わし、岸和田、城戸(経4)へとパスを繋ぎトライ。これで自分たちのペースをつかんだのか、その後も上手くパスやキックを使い、前半終了間際にはFWがモールで押しこみ、文字(社3)から城戸、木島へ渡り2本目のトライを決めた。14−5とリードし折り返す。

 前半の勢いのまま波に乗りたい法大であったが、後半1分も経たないうちに、明大のゲインから展開されトライを奪われる。「FWの集中力が続かなかった」と木島(経4)が語ったように、その後も自陣で接点の弱さから苦しいDFを繰り返し、追い討ちをかける2本目のトライで逆転された。

 選手交代で仕切りなおしを図る法大は、明大の強い当たりを食らうも、回避しようとした文字のキックを城戸が拾い独走すると、最後は相手の隙を抜けて川上(社2)がトライ。同点に追いつくも、均衡状態が続き攻めきれず試合終了。前半のスピードのある攻撃、そして後半の粘りはAチームでは負けないという気持ちの強さが生み出したように見えた。しかしまだ満足のいくものではない。個人としてもチームとしても、成長し次こそは白星を。

(水野 真彩)
080511meiji1.jpg 明大相手にモールで押し込むシーンも見せたFW陣(撮影・平井 貴史)

◆駒井監督

─今日の試合を振り返って
明治はやはり一人ひとりが強かったですね。ジャッカルプレーなんかも訓練されていますし、ボディーコントロールも良いです。
なのでディフェンスが食い込まれたときに止めるので必死でした。そこを修正していきたいと思います。
でも去年と比べてブレイクダウンが入るようになってきましたね

─法大のFWは良くがんばっていたように思うが
スクラムはもう少し頑張れるかなと思って期待していたのですが、いまいちでした。レフリーのイメージも多少はあったんでしょうが。
1番に鎌田を入れてやっと安定してきましたね。FWが互角以上かそれ以上にやっていければと思ったのですが、
去年ベスト4のチームにこれだけできたのは良かったです。今日はベストメンバーではなかったのですが、そういった意味では層が厚くなったのかなと思います。

─先程修正したい部分があるとのことだが、具体的には
細かいところですね。当たり方とか倒れ方とか。あとキックオフを制されるととても高い確率でトライされるという意識があまりないので、
その意識を変えないとベスト4には行きづらいのかなと思います。

─前半終了前に岸和田選手が交代となったが
足のけがです。今の状態だと80%のプレーしかできなかったとのことなので、ひどくなる前に大事をとって休ませました。

─次の筑波大戦に向けて
何度も言っているように『勝ちにこだわる』。また、そのために全員使い切るのではなくて、選んだメンバーを出していきます。
今回の明大との試合でAからDまで全員の実戦を見ることができたので、その中からいい選手を選んでいこうと思います。


◆中瀬コーチ

−今日の試合について
 基本的な部分を徐々に高めているの段階で、そこの部分を今日はチェックしていた のですが、関西で戦ったレベルよりも高い相手に対して、
できている部分もあったし、 出来ていない部分もあった。次のゲームに生かしていきたい。

−できていた部分とできていなかった部分について詳しく
 まずスクラム・ラインアウトといったセットプレーの安定性。 いかに正確にマイボールをキープできるか。それから相手ボールの時は
相手にプレッシャーをかけていけるか。 アタックではボールキャリアに対する働きかけと、ボディコントロール。 さらにサポートプレーをしっかりすること。
 それからディフェンスシステムを実践できているかどうか。 この3点が今日重要だったわけですが、相手がFWの強い明治ということで
ブレイクダウンで不安定な部分があり、また1対1で食い込まれる、前に出られるシーンがあった。 前で止めることができていなかった。

−前で止めるためには何が重要か
 まず最初のファーストタックルで前で止めることが大事。 最初に前で止められないと、守備ラインを作るときに後ろ後ろに作らざるを得ない。
後手後手に回ってしまう。だから最初にいい循環を作らなくてはいけない。

−後半最初に許したトライがまさにそうだったが
 キックオフというのは試合で一番集中しなくてはならないところ。 立ち上がりでああゆうミスはしてはいけない。またこれも練習です。

−BK陣の出来については
 一人一人の能力は高いのは僕もわかっている。ただ細かい部分で修正は必要。 特に仕掛けの部分。攻撃の起点を増やしていきたい。
今日も常にBKの攻撃の起点が文字だったが、 これから相手が強くなるにしたがって
相手からしてみれば 「文字さえ潰せば法政は怖くない」ということになる。もっと他の選手にも起点になって欲しい。

−ではその上で期待している選手は
 やはりCTBの選手ですね。

−ただ宮本選手にしろ岸和田選手にしろランナータイプのCTBのように思うが
 確かにそう。ただ彼らにもそういったことを勉強してもらう必要がある。文字に頼り切りになるのではいけない。


ーここで内容を変えます。法大に戻ってきたきっかけは
 何年か前から武村さんや駒井さんに戻ってこないかという声を掛けていただいていた。 ただ僕としても東京ガスで現役としてプレーしていましたし、
その後2年ヘッドコーチを 務めていましたので。ようやく一区切りついて戻ってくることができました。
ずっと社会人に指導していたので、学生相手に指導するというのは新鮮な気持ちでやれてます。

−どのくらいの頻度で指導を
 今のところ週末のみです。フルタイムで指導できればいいのでしょうが 大学側の支援の問題とか社業との兼ね合いもありそういう訳にはいかない。
他のコーチもそういう中で(ラグビー部に)携わってるのでしょうがないですね。 ただ週末だけですが、やるからには精一杯やらせてもらってます。

−その中で中瀬コーチはどのような点を指導しているのか
 FWとかBKとかそうゆうところではなく、チーム全体のゼネラルスキル、
例えばサポートだったり、ブレイクダウンのところ、それからディフェンスシステムとか そうゆうところを見てます。

−選手の特徴などはだいたい把握したのか
 関西遠征で神戸に40人ぐらいと一緒に行ったので、特徴とかはだいぶ見えたかなと思います。



◆No.8山根(セブンズ日本代表合宿にスポットトライアル選手として招集!)

−今日はNo.8での出場でしたが
 高校の時にちょっとやったんですけど。監督やスタッフが考えてるんだと思います

−明大のFWの印象は
 強い。個々がレベル高い。これからの課題ですね。思い知った

−明大に勝つ為の課題とは
 走れるようになれば。…組織力ですね。慶應とまでは言わないが、組織力があれば

−チームの状態はいかがですか
 負けてはいないので。明日に繋がるとは思います

−セブンズの代表について、自身ではどこを評価されたと思いますか
 身長があったからじゃないですか(笑)

−意気込みは
 選ばれたのはラッキー。良いきっかけにしたい。他のチームの選手との練習は刺激になるし。セブンズは1対1も多いですけど、15人制にも生かせるように

−脚の具合はいかがですか
 同志社戦でもけがしたんですが…。走り込みます!

−これからの試合への意気込みを
 春に基礎をしっかりやって、秋に繋がるように


◆WTB木島副将(前半にトライを挙げる)

─今日の試合の感想は
勝ちにこだわった試合なので、同点という結果に終わり悔しいです。この負けを次に生かしたいです。

─FWの強い明大といわれていますが印象はどうか
セットプレイに差があったのと、2次3次攻撃の際にスピードがありました。
でも自分たちとそんなに大きな差があるとは思いませんでした。勝てない相手ではないです。

─では法大のFWはどうか
だんだんよくなってきているし、明大にも負けていないと思います。でも、後半の集中力が欠けるので、40分しっかり抑えれば勝てたと思うし、
今後の課題としてDFで抜かれないこと、そして集中を切らさないことが大事だと思います。

─BKのメンバーは去年と大きく変わらないのでやりやすさは
あります。声とか大きく出してくれるんでやりやすいです。

─今日試合が始まる前のチームの雰囲気は
明大にはセブンズ、B・Cチームでも負けていたので、Aは負けられない、そしてとにかく勝とうという気持ちが強く、みんな気合が入っていた。

─次の試合に向けて
今日の試合で接点の弱さが見えたし、FWで修正すべき点も見えたので、今日の試合を生かし負けないように改善していきたい。勝ちにこだわっていきたいです。

◆PR鎌田副将

─今日の試合を振り返っての感想は
練習どおりできたことでFWは結構よかったけど、課題も見つかったんでそれを改善しきたいです。

─具体的にはどんな改善点が
個々のコンタクトの強さをしっかりして、もっと1対1で勝てるようにしたいです。

─明治のFWの印象は
明治はセットプレーがうまいです。でも手応えも感じました。

─どんなところをFWは具体的に意識してプレーしているのか
セットプレーのときは特に8人がまとって、相手にぶつかるということです。

─最後にこれからの試合にむけて一言お願いします
とにかく勝ちにこだわって1つ1つの試合を全力で頑張ります。



◆S0文字

─試合を振り返って
キックで敵陣にいけませんでした。僕のミスなのでもっと練習して精度をあげていきたいです。
あと今日はFWが頑張ってくれて、BKとしては助けられました。

─審判については
僕らが何を言ってもしょうがないので、僕らが審判をコントロールできるくらいにならないと勝てないと思います。

─後半のゴールキックについては
入ってるように見えたんですけどね。風で流れたので、もっと風を読んで蹴ればよかったですね。もっと練習します。

─キックの調子はよくなかったのか
あまりよくなかったですね。ロングキックがあまり当たってませんでした。

─相手との間合いは
あまりプレッシャーはなかったんですけど、FWが食い込まれてたので、
もっとDFが前でプッシュアップしていけたらよかったですね。

─開始早々押し込まれていたが
立ち上がり相手が強かったので、うちのFWが退いてしまいました。すぐ開いて全員で守りました。

─外側に押し出すようにしたということか
そうですね。外側からは抜かれる気はしないので、内側をしっかり抑えてやりました。

─途中FWに一時退場者が出たがなぜか
何回も倒れ込みを言われてたので。

─今日の手応えは
自分のミスが多かったので少なくしていって、もっと周りを活かすゲームプランを考えたいです。
パスミスが多くて、ロングパスを相手に流されるものが多かったので、
パス・キックを一つひとつで出して相手を切るようにしたいです。

─15人の明治とやってみてどうだったか
FWは強いですけど、止められなくはない。BKはうちが強いので勝負できれば勝てました。

─良かった点は
外に振ってBKだけで持たせて、それが繋がってゴールが出せたことです。

─課題は
敵陣で勝負できなかったし、ずっと自陣でやってるとFWがしんどいので敵陣でやらせてやれば楽でしたね。

─土曜日の筑波戦に向けては
敵陣で勝負して、DFを内から出して内側は抜かれないようにしていきます。



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