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準決勝で惜敗 東日本制覇ならず…

拓大戦・宮本相手をかわしインゴールへ迫る宮本(経3)(撮影・平井 貴史) (第10回 東日本大学セブンズ大会 5月5日 秩父宮ラグビー場)

 3年ぶりのチャンピオンシップ優勝を目指して挑んだ東日本セブンズ。1回戦は昨年度コンソレーション決勝の再戦となる青学大とのカードとなった。あの敗北から1年。絶対に負けられない初戦はセブンズ主将である木島(経4)の独走トライを皮切りに、終始相手をお家芸のランニングラグビーで圧倒。一方的な試合展開でチャンピオンシップに進出した。

 迎えたチャンピオンシップ1回戦は、先の試合で立正大に同点と食らいついた新潟大。前半は3トライを挙げるもなかなか前に出られない場面が続くが、後半はペースをつかみ相手を次々とかわしてトライの山を築き上げた。相手を完膚なきまでに粉砕し、2回戦進出を果たす。

 次の相手は昨年度優勝校の拓大。昨年度リーグでも僅差での黒星を喫した相手だ。それだけに「勝ちたい気持ちが強すぎて熱くなってしまった」(木島)影響か、試合は文字(社3)を含む計3人がシンビンとなるなど険悪なムードで試合は進む。それでも法大は時間を経るごとに落ち着きを取り戻し、苦しみながらも31−5で勝利し、法大はついに準決勝へ。

 準決勝の相手は、今週末も対戦が予定されている明大だった。開始直後に先制トライを奪われると、その後は明大の強力なプレッシャーにより自陣でのプレーが続く。3分にはモールを押し切られてトライを献上。また法大はパスミスも多く、せっかくの好機を逸する場面が相次いだ。それでも後半2分に岸和田(社4)が相手ディフェンスをすり抜け、大きくゲイン。木島がフォローし1トライ差まで追いつく。が、ここまでの疲労からか動きが鈍りミスを連発。試合終了間際に同点のチャンスを得るも自滅し、12−17でノーサイドとなった。

 セブンズシーズン最後の試合で、高いポテンシャルを見せながらも惜しくも準決勝で敗退となった。関西での2試合同様、最後に踏ん張りが効かないのが相変わらず気になる。しかし、法大にとって「王座奪還」への近道は、勝ち試合からも負け試合からも試合ごとに「勝つ」ための何かを学び、生かすことだろう。勢いだけにとどまらず、本物の王者となるためには貪欲なまでの勝ちへの執念が鍵となるはずだ。
(森 明子)
セブンズキャプテン木島新潟大戦で相手を抜き去る木島(撮影・林崎 裕也)
法大出場選手
山根 有人人3札幌山の手
岸和田 玲央社4御所工業
城戸 雄生経4報徳学園
和田 洋経3東福岡
文字 隆也社3伏見工業
木島 大祐経4正智深谷
宮本 賢二経3東福岡
日和佐 篤現3報徳学園
川上 龍介社2日大藤沢
竹下 祥平経1東福岡
田渕 泰平社3法政二
中村 和宏社4法政二

5月5日(月)       第一試合      秩父宮
 法    大  
 50

 
21
29
8T1
5G0
0PG0
0DG0

 青  学  大 

 
5月5日(月)  CHAMPIONSHIP1回戦   秩父宮
 法    大  
 52

 
19
33
8T0
6G0
0PG0
0DG0

 新  潟  大 

 
5月5日(月)  CHAMPIONSHIP2回戦   秩父宮
 法    大  
 31

 
19
33
5T1
3G0
0PG0
0DG0

  拓    大  

 
5月5日(月)  CHAMPIONSHIP準決勝   秩父宮
 法    大  
 12

 

2T3
1G1
0PG0
0DG0
17
 明    大  
17

 

◆駒井監督

─今日の試合のご感想をお願いします
勝てる試合を勝たせられなかったのは私の責任です。シードもないのに、ベストメンバーを上手く使っていけなかった。
戦術的ミス。そのせいで岸和田とかは最後の方足が止まっている状態だった。

─拓大戦は両チームから一時退場者が出るなど、ゲームが荒れた印象を持ったのですが…
両者エキサイトしてしまったのが悪い方向に出てしまったと思います。去年拓大に(リーグ戦で)負けてるという思いがあって、
「勝つ」っていう意識が強かったんでしょう。相手も同じだと思います。

─今日はルーキーの竹下選手(経1)が出場していますが…
同大戦で負傷した舩木(経3)のかわりです。1年生だからという訳ではなく、ポテンシャルの高さで選んだ結果竹下が出ることになりました。

─明大戦に関してはどのようなご感想を持たれましたか
そんなに負けていなかったです。確かに明大は今回対戦した中ではコンタクトが強く、うちにとって
1つのチームの出来具合の指標となるチームです。次の試合はFWがどれだけ通じるかだと思います。

─石岡では主にどんなことに取り組みましたか
関西で学んできたゼネラルディフェンス、スキル、サイン、シークエンスを重点的に、今までやってきたことと合わせて
再確認しながらやりました。内側を抜かれないディフェンスだとか、細かいところももちろん取り組みましたね。

─では最後に次の明大戦に向けて一言お願いします
明治を越える。何度も言っているように勝ちにこだわる。でもそういった気持ちの中にも冷静さを持つ。
今できることを無理しないでやることが重要だと思います。

◆木島セブンズ主将
木島

─セブンズキャプテンを終えたご感想は
今年のセブンズチームはスピードがあって良いチームだったんですが、目標である東日本制覇ができず悔しいです。

─キャプテンとしてこのチームでやってきて楽しかったことと辛かったことはありますか
楽しかったことはこのメンバーでセブンズができたことで、辛かったことは遠征や合宿が立て続けで、
疲労は溜まっていくし、セブンズの練習時間がなかなか取れなかったことですね。でもみんなその中でも頑張ってくれました。

─石岡ではどんなことに取り組まれましたか
セブンズではできるだけコミュニケーションを取って、連携部分の確認をすることが多かったです。
あと東日本優勝するために1対1で勝負して、法政らしいスピード感あるラグビーができるようにもしました。15人制では
ファーストゲームの立命戦のときに決めたチーム内での決めごとを守れるように心掛けたのと、内側を抜かれないディフェンスを意識して練習に取り組みました。

─各対戦校の印象とは
青学は去年コンソレーション決勝で負けたというイメージがあって、絶対負けられないという思いがありました。
拓大はリーグでもライバル校なので、勝ちたい気持ちが強すぎて熱くなりすぎましたが、後半は冷静になるよう心掛けました。
明大は個々の力が強くて、1対1で負けていた部分があった。でも気持ちでは負けていなかったので、自分たちの持てる力は出せました。

─今日の反省点とは
セブンズは今日で終わってしまうのですが、15人制でも生かせる部分はあると思います。今日明大に負けて、
ここで強くならないと15人制でも勝てないと思うので、15人制に向け気持ちを切り替えて頑張りたいです。

─では最後に、1週間後に迫った明大戦に向けてひとことお願いします
セブンズで負けた分も含め、監督もよく言っていることですが勝ちにこだわっていきたいです。

◆岸和田
岸和田

─試合を振り返って
明治戦は悔しいです。ディフェンスに関しても、オフェンスもさすが明治。ただ去年よりは、ベースが出来てると思います。

─どのような気持ちで今日は臨みましたか
今日、気をつけたことは特にないんですがとにかくチームに貢献したいと考えていました。明治にもBKの走力は負けてないです。これが15人制にもつながってくると思います。

─今後の目標は
同じリーグ戦では、東海、関東が負けられない相手。もちろん全国選手権優勝したい。

◆城戸(経4)
城戸

─試合を振り返って
今日は、みんなランニングラグビーが出来たんですけど、明治戦でうちの流れが止められてしまった。

─明大の印象は
明治にはディフェンスを広げられて、ラインを切られた。フォワードのコンタクトプレイはさすが明治。

─神戸製鋼の指導を受けたとのことですが、具体的にどのようなことを教わりましたか
神戸製鋼には前に出るディフェンスとか教えてもらって、使えるディフェンスのシステム、オフェンスのシステム両方増え増したね。

─今年は例年にない滑り出しですが…
今みんなが去年とは違うと感じていますね。去年は何も考えていませんでした。

─最後に次の明大戦に向けてコメントをお願いします
来週の明治戦は、勝ちにこだわる。どんな形でも勝ちにこだわる。結果にこだわりたい。

◆文字
文字

─敗れた準決勝を振り返って
自分が抜かれたとことキックミスですね。反省してます。

─疲労の影響は
他のチームも同じなので。2トライとられたのはコミュニケーションができてませんでした。自分のミスもありました。

─今日のキックの調子は
駄目でした。キックオフはよかったんですけど、ゴールが駄目でした。もっと練習してあげていきます。

─雨の影響は
最後のキャッチミスはそうですけど、そんなに。もっとボールコントロールをしっかりやらないと。

─準決勝までは順調な勝ち上がりだったが
青学・拓殖とは差がありすぎたので。明治と競ってミスが目立ちました。勝てた試合だったので悔しいです。

─拓大戦は相手が2人シンビンになったが
外に振ったら2枚余ってたので楽に行けました。

─神戸製鋼とはどんな練習をしましたか
ターンオーバーを先にBKに振って外から攻める、縮こまらずにフィールドを使い切って逆に振るなどの練習を繰り返しやりました。

─成果はでましたか
同志社戦では出ました。セブンズではそんなに練習してなかったので。

─BKの手応えは
今年のBKは強いので、点をとっていけるようにがんばりたいです。

─立命館・同志社相手にいい勝ち方をしてきましたが、チームづくりは
まだまだ最後のところで抜かれているので、最後まで集中を切らさずにやっていかないと。

─11日のオープン戦では明治と再び戦いますが
BKで勝負していきたいです。今年の明治はFWがそんなにいい人材が揃っていないので、BKで点をとって勝ちたいです。

◆竹下
竹下

─今日全体の試合を振り返ってどうでしたか
あまり出る時間が少なかったんですが、楽しくプレーできました。

─セブンズの手応えは何かありますか
一言で勉強不足です。先輩に追いつけるようにとにかく練習します。

─具体的には
スピードです。パスをつなぐ速さとか本当に毎日勉強です。

─セブンズのメンバーにはいつ決まったんですか
石岡合宿のときです。

─その合宿と関西遠征ではどんな練習をしましたか
基礎のフォーメーションの確認です。

─最後に来週の明大戦、オープン戦の意気込みを聞かせてください
一試合、一試合とにかく自分のベストを尽くして頑張ります。



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