スポーツ法政サッカーTOPリーグ順位表> 07年11月7日明大戦

明大に痛い逆転負け 優勝遠のく

敗戦に肩を落とす法大イレブン

明大との大事な直接対決に敗れ、優勝に黄色信号が灯った


関東大学サッカーリーグ戦 第19節
法政大学 VS 明治大学
○2007.11/7 15:30 駒沢オリンピック公園総合運動場 第二球技場 晴 観衆500人 



法政大学
前半
明治大学
後半

 
時間
大学
得点者
アシスト
71分
法大
山本孝平
富井英司
82分
明大
坪内佑太郎
末廣将志
84分
明大
橋本晃司
田中政勝

【警告】

85分【法大】菊岡拓朗


法政大学 明治大学
12 GK  若田和樹(2) GK  関 憲太郎
3 DF  吉田正樹(4) DF  長友佑都
20 DF  堀越寛人(2) DF  石井秀典
DF  中野桂介(4) 14 DF  近藤慎吾
DF  元木数馬 DF  斎藤雅也→小林(59分)
MF  向 慎一(4)→永露(87分) 31 MF  増田洋平
23 MF  富井英司(2) 15 MF  坪内 佑太郎
18 MF  山本孝平(3) MF  根本茂洋→田中(54分)
11 MF  菊岡拓朗(4) 10 MF  橋本晃司
10 FW  市川雅彦(4) 11 FW  林 陵平
13 FW  土岐田洸平(4)→稲葉(70分) 27 FW  山本紘之→末廣(54分)
サブ
GK  露木 亮(4) 30 GK  早川弘幸
27 DF  倉田健生(1) DF  上川雄三
25 DF  笠原嵩太(2) 12 MF  横山 智
29 MF  山岸純平(1) 16 MF  小林裕紀
MF  鴇田将己(2) 33 MF  板倉大智
FW  稲葉久人(4) 23 MF  田中政勝
24 FW  永露大輔(2) 18 FW  末廣将志
監督
照井博康 神川明彦

※( )は選手の学年です。

<勝者が首位の決戦>
 前節、首位の法大は2位の駒大との首位決戦を迎えた。結果は1−2の逆転負け。豪雨の中の死闘となったこの試合に敗れてしまった法大は首位から陥落した。しかし、法大よりも日程的に早く行われた駒大対東学大の結果が引き分けに終わったことにより、今節、法大が勝利すれば再び首位に浮上できるというチャンスが巡ってきた。そして相手は法大と勝ち点差なしの3位明大。明大は3日前に天皇杯4回戦でJ1の清水エスパルスとPK戦にまでもつれ込む死闘を演じた紛れもない強豪。さらに明大も勝てば首位に浮上できるという同じシチュエーションにあり、試合前から激戦が予想された。優勝を争うライバルとの直接対決。そして勝者が首位に立つ決戦。会場はこの一戦の重要度を物語るように、平日にも関わらず満員の客で埋まった。果たして首位に立つのはどちらのチームなのか。運命のキックオフを迎えた。法大と同じくボールを繋ぐサッカーをする明大。しかし、技術レベルに関しては法大が一枚上手。さらには清水エスパルスとの死闘から中2日ということで序盤から明大の動きは硬い。そんな明大に対し、法大は得意の繋ぐサッカーを披露し、完全に主導権を握る。しかし、攻め込むも肝心なフィニッシュの精度を欠いたことと、相手GKの好セーブもあり、なかなか得点を奪えない。19分、菊岡からのパスを受けた山本のシュート。32分の菊岡の直接FKなど、惜しいシーンは多かったが、前半は攻撃陣が決め手を欠く。しかし、守備面では相手にやりたいことをさせない。ピンチらしいピンチは40分の五輪代表にも招集経験のある長友のドリブル突破からの左足のシュートだけに抑え、ディフェンスラインはこの日出場停止の福田の穴を感じさせない統率を見せた。前半は攻守両面においてほとんどが法大ペースのまま終了。勝負は後半に持ち越された。

<まさかの逆転負け>
 後半が開始されると、またもペースを握ったのは法大だった。その中でも特に目を引いたのは市川。後半15分までに、ゴール前でのリフティングからのボレーやゴール前のこぼれ球を左足のアウトにかけたシュートを放つなど能力の高さを示す。どちらも決定的でありながらゴールを奪うことはできなかったが、市川のスーパープレーでさらに法大は勢いづく。そして71分。待ちに待った瞬間が訪れる。富井からのCKを山本が見事に頭で合わせて先制弾をたたき込んだ。沸き上がる法大ベンチ。このゴールで完全に試合をモノにしたかに思われた。しかし、その後の追加点のチャンスをことごとく外すと、ここまで守勢に回っていた明大が猛攻を仕掛けだす。中2日で疲れているはずの明大だったが、気持ちを前面に押し出したプレーで攻勢に出る。すると82分。GK若田のキックミスからボールをつながれ、ミドルを決まられ同点。さらには84分、この日も前線で奮闘していた明大の攻撃陣の核である橋本に決められて、あっさりと逆転を許す。信じられない10分間だった。それまでの70分以上を完全に支配していたにも関わらず、10分間の相手の捨て身の攻撃に押され、試合をひっくり返されてしまった。選手たちもまさに一瞬の出来事をにわかに信じられない様子で、得点を奪う気力はもう残されていなかった。そして試合はこのまま1−2で終了。法大はこの重要な一戦で痛い黒星を喫してしまった。

<もう勝ち続けるしかない>
 この結果により法大は3位に転落。そして勝った明大は首位に浮上した。勝ち点を奪えなかっただけでなく、優勝を争うライバルに勝ち点3をプレゼントしてしまった痛手は大きい。しかもこの試合で警告処分を受けた菊岡は次節出場停止。本田も足首捻挫のため戦線を離脱している状況だけに、次の流経戦は主力を二人欠く厳しい布陣で臨むことになった。今回の敗戦は本当に痛い。駒大、明大と試合を支配しているにも関わらず、追加点を奪えずに逆点を許した試合が続いているだけに選手たちも落胆の色は隠せない。しかし、下を向いている暇などない。優勝するためにはもう絶対に全試合勝たなければいけなくなったのだ。次節の相手は今節、早大に劇的勝利を収めた流経大。首位と勝ち点差が4とかなり優勝が厳しい状態の流経大だが、早大戦を見る限りでは優勝をまったく諦めていない様子だ。そして流経大は夏の総理大臣杯で法大の優勝を阻んだ宿敵であり、次節はその雪辱戦でもある。悲願のリーグ戦優勝のためには宿敵流経大に勝つことが大前提だ。土俵際に追い詰められてしまった法大。今こそ真価が問われる時だ。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康監督 「うまくいかなかったです。内容はよかったので、点を決めていれば…。駒との試合と同じ。やはり敗因は気持ちの弱さ。得点後に追加点を奪えなかったことですかね。ボール回せていてチャンスはあったので。1点入れた時に吉田に引くなよと伝えたのですが、ミスからドタバタしてしまいました。試合は支配できていたけれどもやはり勝たなければダメですね。もう3試合全部勝つしかありません。あきらめないでやること。選手にもそう伝えていきたいです。」
・DF吉田正樹主将(4年) 「(敗戦の要因は?)強さがなく、守りきれませんでした。追加点を取れず、結果逆転負けを喫しました。いいサッカーはできてました。大石さんも試合に勝って、勝負に負けたと言ってましたし。(今日はでフェンスラインに福田選手がいませんでしたが?)堀越が仕事をしてくれました。守備はできていたと思うけど、攻め込まれてしまって…。気持ちの面で足りてないとこがあったかもしれません。もううちは勝つだけなので。それで他の結果を待つだけです。」
・DF中野桂介(4年) 「90分戦ってきて、最後の10分間の間に2点取られてしまった。点を取った後の守備っていうのは課題だったのでまた同じ課題が出た。(明大に疲れはあったか?)相手はあまり前にでてこなかったので抑えてきてるのかと思った。やっぱり追加点を奪えなかったことが痛かった。でもDFとしては追加点を取れなかったことよりも1点を守りきれなかったことが悔しい。今日は何度かGKとの連携で危ない場面が見られたので修正したい。今日はCBのパートナーが福田ではなくホリ(堀越)だったけど普段と変わりなくやれた。ホリがしっかり体をはって前を狙っていたのでカバーしやすかった。相手の攻めも簡単に蹴ってくることが多かったので自分も前でカットすることを狙っていた。これから自分たちができることは勝つことしかないので他(チーム)の結果は期待しながら、自分たちはやることをしっかりやって残りの試合を勝っていきたい。」
・FW市川雅彦(4年) 「勝てる試合だった。内容はよかったが、結果が出なかった。前半は、相手のディフェンスのカバーリングがよく、FWで崩すことができなかった。後半は、立ち上がりから攻めていこうて話していたので、入りはよかった。1点取れてから、沢山チャンスがあったのに、決めることができなかった。相手のGKが当たっていたこともあるが、決めなきゃいけなかった。終盤は、セカンドボールが拾えなくなり厳しかった。攻撃がシュートで終われなかっのがまずかった。やはり相手の勝ちへの執念が優っていたと思う。残り試合を精一杯頑張りたい。』」
・MF向 慎一(4年) 「今日勝てば首位だったし内容も良かっただけに勝ちたかっです。(いきなりの2失点について)相手が前がかりになっておしこまれてしまい、やり方は変えていないんですけど攻めるなら攻める守るなら守ればよかったです。次節は勝つしか道はないので出れたら頑張ります。」
・MF菊岡拓朗(4年) 「今日の試合は内容が良かったのに、最後に失点してしまってもったいなかったです。(2試合連続の逆転負けになってしまいましたが、今日の試合で特に足りなかったものはなんですか?)試合内容は本当に良かったんで…勝負強さが足りなかったのかなと思います。」」
・GK若田和樹(2年) 「今日はいいサッカーをしているのに、最後の最後で粘れなかったので、もったいない試合だった。チームの雰囲気は勝てば単独首位だったし、相手も天皇杯で疲れていると思ったので、いけるという感じで良かった。内容がいいのに結果がついてこないので、気持ちの問題。勝ちきる勢いが足りない。もう負けられないので、これから一戦一戦しっかり勝つ。」
・MF山本孝平(3年) 「(得点)一本目は上に行ってしまったので、二本目は狙っていた。明治はあそこがあくのはわかっていたし、練習でもやっていることなので。うまくバウンドしてくれてよかった。明治はそんなに勢いも感じなかったし、前半からいつもどおりに入れた。DFラインがしっかりしていなかったのでDFの裏を狙った。(後半からFWになったが)今までずっとFWをやってるし、FWはゴールに一番近いのでもっとゴールを狙っていきたい。(次節)これでうちは3つとも負けられなくなったから、あと2日しっかりコンディションを整えて、いきたい。」
・DF堀越寛人(2年) 「残り10分までは良かったんですけど、最後の最後で集中力が切れてやられてしいました。人が今回いなくて出ることになって、少し緊張とかもありました。失点は運動量が落ちてセカンドをひろえなかったり、中途半端なプレーをしてしまったのが原因だと思います。残された3試合一生懸命勝ち点取りたいです。」
・MF富井英司(2年) 「失点した3分間は集中しなきゃいけないところだったけれども気を抜いてしまった。ボールはほとんど支配できたが、フィニッシュが駄目だった。失点の前に得点することが大事。優勝の可能性は残っているので勝つことだけを考えてやるだけ。次は総理大臣杯で負けている流経大なので、強い気持ちを持ってやる。絶対に勝ちたい。」
・FW土岐田 洸平(4年) 「(今日の試合を振り返って)自分の調子が悪いこともありましたが、1点リードした時にしっかり勝たないといけませんでした。勝ち切れないと優勝出来ないと思う。(今回の試合で足りなかったものはなんですか?)勝ち切れないこと。残り3試合は、1点差の試合をしっかりとものにしないといけないと思います。(次の試合に向けて)FWで出て最近点を取れてないんで、自分のゴールで勝てればいいです。」
・DF元木数馬(4年) 「今日の試合は80分は法政のサッカーができていたと思うが、乗り切れず、残り10分でやられてしまった。ここ2試合上位との対戦で気持ちの部分で負けてしまっているので気持ちの面でしっかりしたい。個人的には失点が続いているので守備をしっかりして、タイミング良く攻撃に参加したい。もう、優勝のためには勝つしかないので残り全て勝ち点3を取りたい。」