スポーツ法政サッカーTOPリーグ順位表> 07年10月27日駒大戦

豪雨の中の死闘 駒大に屈する

市川(写真手前)のゴールも報われなかった

首位決戦に敗れ、法大は首位から陥落した


関東大学サッカーリーグ戦 第18節
法政大学 VS 駒澤大学
○2007.10/27 12:00 江東区夢の島競技場 雨 観衆400人 



法政大学
前半
駒澤大学
後半

 
時間
大学
得点者
アシスト
32分
法大
市川雅彦
土岐田 洸平
47分
駒大
高崎寛之
塚本泰史
81分
駒大
八角剛史

【警告】

13分【駒大】塚本泰史
29分【法大】福田俊介
52分【駒大】山崎健太
54分【法大】中野桂介
   75分【法大】福田俊介
80分【法大】堀越寛人

【退場】

29分【駒大】菊地光将
64分【駒大】山内達夫
75分【法大】福田俊介

法政大学 駒澤大学
12 GK  若田和樹(2) GK  山内達夫
DF  吉田正樹(4) DF  中山友規
DF  福田俊介(3) DF  伊藤 龍
DF  中野桂介(4) DF  塚本泰史
DF  元木数馬(4) 35 DF  湯川貴嗣
23 MF  富井英司(2) MF  菊地光将
MF  本田拓也(4) MF  八角剛史
14 MF  山本孝平(3)→堀越(78分) 15 MF  山崎健太
11 MF  菊岡拓朗(4)→鴇田(87分) MF  田谷高浩→岡(65分)
10 FW  市川雅彦(4) 11 FW  小林竜樹
13 FW  土岐田 洸平(4)→稲葉(86分) FW  高崎寛之
サブ
GK  露木 亮(4) 22 GK  岡 大生
20 DF  堀越寛人(2) DF  鈴木寿穀
27 DF  倉田健生(1) 26 DF  金 正也
MF  向 慎一(4) 14 MF  榊原 浩一朗
26 MF  鴇田将己(2) 15 MF  島田祐輝
FW  稲葉久人(4) 10 FW  東平大佑
24 FW  永露大輔(2) 12 FW  三島康平
監督
照井博康 秋田浩一

※( )は選手の学年です。

<上位対決初戦>
 現在、首位の法大は今節から上位陣との対決をむかえる。上位対決初戦の相手は勝点1差で法大を猛追している2位駒大。この試合は勝者が単独首位となる首位決戦となった。前期は同じ境遇で敗れ、首位に立てなかっただけに勝って雪辱を晴らしたいところだ。豪雨という最悪のコンディションの中、この重要な一戦はキックオフを迎えた。試合序盤は荒れたピッチに苦戦し、両チームとも攻撃の形をなかなか作れない。そんな中、先にチャンスを創出したのは駒大だった。7分、FKのこぼれ球を遠目からシュートを放ち、セットプレーから流れを掴む。一方、荒れたピッチに得意のつなぐサッカーができず、苦戦が予想された法大だったが、10分を過ぎたあたりから徐々にペースを掴みだす。14分、山本のヘディングシュート。18分、菊岡の直接FK。次々とチャンスを創出し、駒大ゴールを脅かす。ディフェンス陣も高い位置でラインを保ち、駒大の強力攻撃陣に思うようなプレーをさせない。攻守両面で法大優勢で試合が進むと32分、駒大菊地が1発レッドで退場し、数的優位になった法大にさらに流れが傾く。そしてこのファウルから得たFKのこぼれから最後はエース市川が押し込み、先制点を挙げる。これで4試合連続のゴールとなった市川は得点ランキング2位に浮上した。勢いに乗った法大はその後も市川、菊岡、土岐田らを中心に駒大ゴールを再三脅かすが、最後の最後で決め手を欠き、追加点は奪えず前半終了。1点リードで前半を折り返した。

 <まさかの逆転負け>
 攻勢だった前半の勢いそのままに早いところ追加点を奪い、1人少ない相手に対して勝負を決めてしまいたい法大。しかし、後半始まってすぐのところでその目論みはあっさり崩れる。47分、ゴールに向かうFKを駒大高崎にうまくヘディングで合わせられ、同点に追い付かれてしまう。試合は振り出しに戻り、仕切り直しを強いられた法大は58分、前半にも見せた富井とのコンビネーションでから抜け出した菊岡が角度のない所からシュート。ゴールラインを割ったかと思われたが判定はノーゴール。さらに攻め続ける法大は、菊岡のスルーパスに抜け出した市川が絶好のチャンスを得るものの、枠を捕えきれず勝ち越しゴールを奪えない。押し気味だが、得点を奪えない展開の法大に64分、さらなる追い風が吹く。駒大ペナルティエリア付近のルーズボールを山本がキープ。これを飛び出していた駒大GKがたまらずファウルを犯し、このプレーで本日2人目の退場となる。これで2人多くなった法大が攻撃を強める。29分、市川のシュートのこぼれ球を土岐田がクロスすると、本田、菊岡がつめるがネットを揺らせない。法大は水溜まりのピッチでいつも通りにとはいかないものの、懸命にボールを繋いで攻撃を繰り出した。しかし75分にこの流れを変える転機が訪れる。福田がこの日2枚目のイエローで退場してしまう。守備の要を失った法大は、ディフェンスラインの修正のため、山本に代えて堀越を投入。ここから守勢に回っていた駒大が法大ゴールに迫りくる。36分、吉田が危ない場面をクリアーしCKに逃れる。しかし、このCKの場面で堀越が相手選手をペナルティエリア内で掴んでしまい、ファウルを取られ、PKを献上してしまう。これを決められ、残り10分という所で逆転されてしまう。点を取るしかなくなった法大は土岐田に替えて稲葉、菊岡に替えて鴇田を送り出し最後の勝負に出る。しかし、勝負所を知り尽くした駒大の粘り強く、時間をうまく使った巧みなディフェンスの前に得点を奪えず、1ー2で敗戦。この3試合ぶりの敗戦により法大は首位から陥落した。

<もう負けられない>
 今節は優勝に向けて引き分け以上の結果が望まれただけに、痛恨の敗戦となってしまった。ピッチコンディションが悪く、法大の繋ぐサッカーが出来なかったにしても、相手が1人少ない状況で負けてしまったのには悔いが残る。これにより首位を駒大に明け渡し、明大とは勝点、得失点差で並び、総得点で上回ったため辛うじて2位に踏み留まるという結果となった。しかし、肩を落としている暇はない。11日後にはその明大との対決が待っている。前期は勝利しているものの、明大は天皇杯を勝ち続けている強豪で、技術も高い。厳しい戦いが予想される。だがもう負けは許されない。次節までにしっかり気持ちを切り替え、一戦一戦大事に戦って欲しい。上位対決はまだ1試合を消化したのみ。法大にとっての真の正念場はこれからだ。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康監督 「今日は内容は勝っていたと思います。でも勝負には負けました。コンディションも悪かったですしね。前半にあったチャンスを決めきれなかったのがいけなかったです。そして後半の入りがまずかった。早い段階で追加点を奪えていたらこのような展開にはならなかったと思います。今日の敗因は2人多くなったときにチャンスを作り出せずにいたことと、福田が退場してから流れが変わり、その流れを引き戻せなかったことですね。審判の判定はおかしかったところもあったと思います。でも判定に文句を言っても仕方ないので。まだ2位なので粘り強くついていきたいと思います。次の相手の明治はボールを回してくるいいチームなので、まずは守備からしっかりしていきたいです。後、4試合優勝目指して粘り強く戦っていきます。」
・DF吉田正樹主将(4年) 「前半で1点取って良かったけれど2点・3点目が取れなかった。それが逆転に繋がってしまいました。むこうが退場者を出して数的に有利だったのにこっちも退場者を出して、有利な状態を生かせず首を絞めてしまいました。(今日はいつもよりラインを上げているように見えましたが?)ボールが(雨で)裏までいかないんで高い位置でしていました。(次の明大戦に向けては?)優勝のチャンスはあるんで、まだ時間もあるし、勝てるように調整したいです。」
・FW市川雅彦(4年) 「もったいなかった。勝てた試合だった。ピッチのコンディション不良とかも影響があったが、相手の方が勝ちへの執念がまさっていた。数的有利の状況で決めきれなかったのが、響いた。残り4試合うちは、とにかく勝ち続けるしかないので、頑張るだけです。」
・MF本田拓也(4年) 「前半点を取ってからのいい流れの中でもっと決めていなければいけませんでしたね。ピッチが荒れてたんで(持ち味である)パスで繋げるプレーができませんでした。(首位転落ですが?)まだ4試合あるんで全部勝てるように頑張ります。」
・DF福田俊介(3年) 「今日は荒れた試合になった。今日の負けはもったいなかったです。今日の敗因は決めるところで決めれなかったことと、セットプレーでの集中力が欠けていたことですね。パスをつなぐチームスタイルだが、グランドコンディションが悪く、水たまりでボールが転がらず自分たちのサッカーができなかった。駒大は雨の中でのプレーに慣れていて、勝負強かったです。優勝できる位置にいて、もう一戦も落とせないので、これからの試合は絶対勝ちたいです。」
・MF菊岡拓朗(4年) 「今日はグランドの状態が悪く、サッカーにならなくて、気持ちの勝負だなと思ってました。…途中までは良いプレーが出来てたんですけど、最後は自滅してしまいましたね。(グランドの状態が悪い中で、どんなプレーを心がけてましたか?)パスが繋ぎにくかったので、相手の裏をつくプレーだったり、個人の打開力を発揮することを心がけてました。負けた後の試合は大切だし、次はグランドの状態も良いと思うんで自分たちらしいプレーで頑張りたいです。」
・FW土岐田洸平(4年) 「今日は勝ちゲームだったと思います。勝って2位と差を広げたかったです。駒沢が二人退場者を出したときフィールドプレイヤーは前線を増やして2点目をとりにいきたかったがベンチはそう思っていなくて噛み合わなかったのが痛いです。(失点について)もったいないファールからでふせげた失点だったと思います。次の明大戦はもう負けられないので絶対勝ちたいと思います。」
・GK若田和樹(2年) 「今日は相手が退場して有利な状態で進められたが、勝てなかったのが残念。グラウンドの状態が悪かったので、足下のパスよりシンプルに相手の裏を狙うことを心がけた。ディフェンス面では今日のようにセットプレーでやられることが多く、失点の時間帯も良くない。気持ちの問題だと思うので、気を抜かないことが大事。今後は一戦一戦しっかり戦って全部勝つことを目標にしたい。」
・MF富井英司(2年) 「グラウンドが悪かったので、法政のサッカーが出来なかったのが残念でした。グラウンド状況が良くなかったので、前に蹴るのみでした。水溜まりなので、とにかくバックパスだけはしないようにしました。負けてしまったので、士気を下げないで頑張りたいです。」
・FW山本孝平(3年) 「今日のピッチはサッカーをできる状態じゃなかった。普通にやれればもっと違った展開になったと思う。雨だったので簡単にやれという指示されたのでDFの裏にボールを放るようにした。 福田が退場して流れは変わってしまったが相手は9人だったので勝たないと…。これで追う立場になったし、駒大もどこかでこけるだろうから、あとは勝つだけ。」