スポーツ法政サッカーTOPリーグ順位表> 07年11月17日順大戦

優勝への望みを繋なぐ勝利!!

攻撃の核としてこの日もチームを牽引した

出場停止明けで、きっちりゴールという結果を残した菊岡


関東大学サッカーリーグ戦 第2節
法政大学 VS 順天堂大学
○2007.11/17 13:40 多摩市立陸上競技場 晴 観衆450人 



法政大学
前半
順天堂大学
後半

 
時間
大学
得点者
アシスト
44分
法大
菊岡拓朗

【警告】

26分【法大】土岐田 洸平
3分【順大】岡本達也
17分【順大】関 直也

法政大学 順天堂大学
12 GK  若田和樹(2) 30 GK  祖母井 志門
3 DF  吉田正樹(4) 4 DF  森 英次郎
DF  福田俊介(3) 19 DF  金子拓也→岩澤(81分)
DF  中野桂介(4) DF  村上佑介
DF  元木数馬(4) 14 DF  島嵜 佑
20 MF  堀越寛人(2)→向(69分) MF  竹岡雅師
23 MF  富井英司(2) MF  三浦旭人
14 MF  山本孝平(3)→永露(87分) 20 MF  関 直也→山本(67分)
11 MF  菊岡拓朗(4) 17 MF  増田孝輔
10 FW  市川雅彦(4) 11 FW  福士徳文→慶田(67分)
13 FW  土岐田 洸平(4)→稲葉(76分) 13 FW  岡本達也
サブ
GK  露木 亮(4) GK  渡辺彰宏
27 DF  倉田健生(1) 18 DF  岩澤大介
18 DF  畠山 彰(3) DF  青木 祥
MF  向 慎一(4) 23 MF  花輪明樹
26 MF  鴇田将己(2) MF  綿引大夢
24 FW  永露大輔(2) 16 MF  慶田光彦
FW  稲葉久人(4) FW  山本拓実
監督
照井博康 吉村雅文

※( )は選手の学年です。

<勝利至上主義の戦い>
 前節、宿敵流経大との死闘を制し、何とか優勝戦線に踏みとどまっている2位の法大。試合は残り2試合で、首位明大との勝ち点差は3。優勝できるかは明大の結果次第であるが、残りの2試合、負けはおろか引き分けさえ許されない戦いが続く。対する順大はここ3試合で3連敗を喫していて、リーグ戦8位という成績。7位までに与えられるインカレの出場権獲得に黄色信号が灯っている状態である。目標こそ違うものの、こちらも法大と同様、残り2試合絶対に負けられない状況だ。チャンスをしっかりとものにし、目標に近づけるのはどちらのチームか。勝点3という結果だけしか許されない勝利至上主義の戦いが今始まった。

 <掴んだ一点>
 試合が開始されると、終始法大ペースで展開されていく。前半6分、富井が右コーナーから精度の高いセンタリングで好機を演出。しかし、それに法大選手は上手く合わせることができない。続く前半10分には、中野からのやわらかいパスに山本がヘディングで合わせ落とすもその後が続かず、なかなかシュートまで持ち込めない。ピッチ内の選手たちから「なんとなくやるな」という声が聞こえてくるように、高いボールポゼッション率を生かせず、なかなか決定的なチャンスを生み出せない。そんな中、前半26分に土岐田がファウルを犯し、痛恨のイエローをもらう。これにより、土岐田は累積で次節、最終戦の出場停止が決まった。試合は前半の終りが近づいても攻めあぐねる法大と、なんとか失点を防ごうとゴール前を固める順大という構図が続く。このまま、両チームともにゴールを割れずに前半が終了するかと思われた矢先、ついに先制点が生まれる。前半44分、右サイドからの山本のクロスを市川が拾い、至近距離からシュートを放つ。シュートは相手GKに弾かれるが、そのこぼれ球に反応した菊岡が右足で押し込み、待ちに待った先制点を叩き込んだ。前半終了間際の貴重な先制ゴール。絶好の時間帯に法大は大きな一点を奪った。得点後の順大の数少ない攻撃に対しても法大DF陣は危なげなく対処。無失点に抑え、前半はそのまま1−0で終了。攻撃のキレこそ見れなかったが、リードした状態でハーフタイムを迎えた。

<逆転優勝に望みをかけて>
 優勝が最終節にもつれた時の得失点差を考えて、1点でも多くこの試合で得点をしておきたい法大。後半も主導権を握り敵陣でボールを支配する。しかし、前半同様、なかなか決定的なチャンスを作ることができない。一方、前半ほとんど機能していなかった順大は後半22分に攻撃陣を一度に2人を交代し、攻めに出る。すると順大が息を吹き返し、攻撃が次第に機能していく。流れが変わり、守勢に回った法大だったが、DF陣やGK若田の活躍、また順大選手のミスにも助けられ、相手に得点を与えない。奪われた試合の主導権を取り戻すため、法大も後半25分、堀越に代えて向を投入。その後、後半32分にも土岐田にかえ稲葉を投入。攻撃的な選手を送り込み、追加点を奪いにいく。稲葉は投入後すぐにスピードを活かしたドリブルで相手陣営を崩しシュートをするものの、そのシュートは枠を捉えることができなかった。残り時間が少なくなると、法大は前線に市川とスピードのある稲葉を残し、守備を固めてカウンターに切り替える。試合終了間際には捨て身の攻めに転じた順大に対し、何度か危ないシーンも見られたが、守備陣は最後の最後まで集中を切らさず、そのまま1−0のままタイムアップ。法大は優勝に向けて最低限の勝利という結果を得て、次の日の明大の結果を待つこととなった。
 そして次の日に行われた、明大対流経大の試合は2−0で明大が勝ち点3を得た。この結果優勝の可能性が残っているのは明大と法大の2校に絞られた。しかし、引き分け以上で優勝が決まる明大が断然優位な状況であり、法大が優勝は非常に厳しくなってしまった。今年4月から始まったリーグ戦も次節でいよいよ最終節を迎える。例え法大の試合前日の明大の結果により優勝の可能性がなくなったとしも、今までの集大成として全力で悔いが残らない試合をすること。それが、最終節に法大に最も求められていることだ。選手たちにとってリーグ戦最後の試合が最高のものとなり、みんなの笑顔が見られる。そんな試合になることを最終節の早大戦で期待したい。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康監督 「勝ててよかったです。早稲田との試合でも順大は引いていたので、引いてくることは予想してました。前半の終了間際のいい時間帯に得点できたのは大きかったです。決まらないと焦りますからね。後半は堀越が調子が悪かったのもあり、バランスが悪くなりました。順大も前に出てきましたし、押されましたね。でも無失点で乗り切れた。駒や明治に逆転負けした経験を活かして、最後まで集中を切らさずにできました。明治も優勝のプレッシャーがあるはずです。辛抱強く(明治が負けるのを)待つしかありませんね。次は4年生は最後のリーグ戦なので悔いのないようにプレーしてほしいです。相手の早稲田はうちにずっと勝ててませんし、かなり強い気持ちを持ってくるはずです。その気持ちに負けないように戦っていきたいです。」
・DF吉田正樹主将(4年) 「前半相手が下がってて、そこで決めたかったんですけど中々点とれなくて…終了間際に1点とれて良かったです。後半は始め法政ペースだったときに点とれなくて最後はペースもってかれちゃったんでダメでした。でも今日は上がりやすかったですね。最近走れるんで!!後半の試合途中には監督から時間を伝えられて、その時間帯にあった動きを考えてプレーしました。明大の結果次第では優勝目指せるんで、最終節もしっかり勝ちたいです。」 
・FW土岐田 洸平(4年) 「前半の最初の方にイエローが出て、次の試合に出れなくなってしまったので4年間の最後という気持ちでプレーした。相手のディフェンスは1試合通して引いていたので攻めづらかった。カウンターやセットプレー頼みになってしまった。個人的にはシュートを打つことができなかったことがフォワードとして残念。まだ、優勝の可能性は残っているので、他力本願になるが勝って結果を待ちたい。」
・DF福田俊介(3年) 「今日は負けたら優勝が無くなる試合だったので、プレッシャーに勝てたことが大きいです。 相手が引いていたので、1点勝負になると思っていました。点を取られたら駄目と思ってましたし、みんな踏ん張ってやれたと思います。(セカンドボールが拾えてたが)跳ね返したボールを拾う意識が高かったので自分達の大きな展開に持っていけ、ボールを支配できた。今日の収穫は失点しなかったことす。今まではラスト15分での失点が多かったので、粘れるようになったと思います。(最終節の意気込みは?)一丸となってやりたい。ラスト一戦は明治次第とわかってるので、早稲田に勝って絶対優勝したいです。」
・FW市川雅彦(4年) 「今日は相手が守ってきていて、攻めづらかった。また、(相手が)裏にけってきていて前でためをつくらないと厳しかったので、前線がくさびでうけて、サイドを上げさせ、そういう所から崩そうとした。しかし、形は良かったのに中々決められなかったので、苦しい試合になってしまった。(1点は取れたが)その後、相手のパワープレーに冷静に対処できずに、危ない場面をつくってしまった。決める所を決めてもっと点を取っていれば、もう少し自分たちのサッカーができたと思う。(最終節に向けて)4年間の最後なので勝利で飾りたいし、優勝したい。」
・MF山本孝平(3年) 「前半から相手が引いていたので積極的にシュートを打っていけと指示された。順大は守ってカウンターのサッカーをしてきたので2対1の場面を作り、サイドから崩すことを意識してやった。右サイドだったが左サイドに流れたり流動的に動けた。優勝は明治次第でもう勝つしかないし、最終戦まで一週間あるのでしっかり調整していきたい。」
・MF菊岡拓朗(4年) 「相手がひいて守っていてくずすのが大変だったけどそこは我慢して自分たちでリズムをつくっていけた。点を取れたのはよかったが2点目を早く決めなきゃいけなかった。そうすればもっとはやく試合が決まっていたはず。まあ勝ったという結果が一番ですね。自力優勝は無理だか明治も流経も試合を残しているので他力本願ではあるが優勝の可能性は残っているのでとにかく自分たちの勝ちだけを考えていました。自分たちが勝ち続ければ結果は付いてくると思います。(ベストメンバーで戦えない試合が続いていますが)誰が出ても変わらないってわけではないですが選手層が厚いのは自慢できるところだし試合に出ていない選手のモチベーションも高いので誰が出ても大丈夫なようにはなっています。」
・DF中野桂介(4年) 「今日は相手が引いてきて、崩すことが難しかったんですが、1点取って勝ったので次に繋がったと思います。(攻撃参加への意識について)相手が引いてくるのが分かっていたので、後ろからの攻めが重要になってくるとは思っていました。攻められていた時は、簡単にやって失点しないことを意識していました。次も勝って明治の結果を待ちたいと思います。」
・FW稲葉久人(4年) 「勝てて良かった。次に繋がるんで。(前半の印象は?)相手ラインが下がっていたからなかなか難しいと思った。でも1点とっていけると思いました。(途中から入る時にどのような指示を受けましたか?)自由にやれ。あと守備をしっかりするよう言われました。(入った時に心掛けた点は?)時間も少なかったんですが、足で仕掛けて前線で体はってキープしようとしました。(次節の最終戦に向けては?)カード累積で土岐田が出ないから、自分が(スタメンで)出るかもしれないし頑張りたい。最後は法政らしいサッカーをしていきたいです。」