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法 政
明 治 11

【投手】
(法大)●伊藤(2敗)‐太田
(明大)○岡田淳、中野、中村‐相沢

【本塁打】
法:大塚1号ソロ(4回・岡田淳)
明:江川ソロ(7回・伊藤)

負の連鎖は止まらない…4連敗でBクラス決定
 


初の3番で今季1号!!
大塚は三本間でガッツポーズ!!

(春季リーグ戦、対明大2回戦、法政大3−11明治大、6月2日、多摩G)

 勝利の女神は法大を見放してしまった…。ついに迎えた春季リーグ最終戦。優勝はなくなったが、全日本大会への望みはまだ絶たれていない法大。連勝すれば全日本大会出場の可能性も見込めたが、その夢も初回で儚く散ってしまった…。

 今日の先発は今季いまだ白星のない伊藤(経2)。自身の今季初勝利を懸けて、全日本への望み懸けて上がったマウンド。しかし、自身の手でそれを摘み取るとは誰しも予想できなかった。1回、先頭・長谷部、2番・香取に連続四球を許すと、3番・相沢のバントを伊藤が送球エラー。ノーヒットで先制を許してしまう。なおも1死満塁とし、7番・小林には走者一掃のタイムリー3ベース。続く8番・岡田淳の犠牲フライでさらに加点され、1回終了時点で6−0。明大に試合の主導権を完全に握られてしまう。

 何とか序盤で追いつきたい法大だが、明大先発・岡田淳の前に3回まで打線は沈黙。4回に今季初の3番に抜擢された大塚(社2)の今季1号が飛び出すも、5回まで得点はその1点のみ。着々とそして確実に全日本大会出場の道から法大は逸れていく。

 伊藤は3回にも2失点、5回にも失点しこの時点で今季自身ワーストの8失点。彼の気持ちは1回で完全に切れてしまった。今日の彼のピッチングがそれを表していた…。


 何とか追いつきたい法大だが6回の今日2打点目となる大塚のタイムリー、8回の西出(社3)のタイムリーで2点を返すのが精一杯。明大2番手・中野、3番手・中村からもつながりを欠き、最後まで追いつくことはできなかった。

 7回にも伊藤はダメ押しのHR、タイムリーを浴び終わってみれば11失点。「今日勝たないと4年生は全日本に行けないで引退だったんですが…試合を壊してしまい申し訳ないです」。今日が法政にとって負けられない試合だっただけに、悔しさは誰よりも大きいに違いない。伊藤にとって今日の最終戦は忘れたくても忘れられない試合になったのではいないだろうか。

 今日で全試合が終了。結果は4位。これが連覇を果たしている法政なのかと思うほどの成績である。ひとつとして実力の拮抗が目立ったことが挙げられる。そしてもうひとつは法大が王者としてのプライド忘れてしまったことだ。頂点に君臨し続ける者は常に他の誰よりも努力し、常に誰よりも高い位置に存在しなければならない。春季の法大はそれが足りなかった。それがこの結果に反映されたのだ。しかし、法大の実力はこんなものではないはずだ。夏を越えた時の彼らは春季の屈辱を払拭する活躍を見せてくれるに違いない。いや、そうでなければならない。六大学の頂点に立っている姿こそ――法政のあるべき姿なのだから。



11失点完投の伊藤
彼にとって、試練の一日となった
(塚本 太夢)

 

▼選手コメント


★伊藤(自身ワーストの11失点…今季は未勝利で終了)
−今日は厳しい試合となりましたが、いかがでしたか?
今日勝たないと、4年生は全日に行けないで引退だったんで勝ちたかったんですが、試合を壊してしまい…申し訳なかったです。

−今日は思わぬ大量失点ということでしたが。
今シーズンはずっと初回の立ち上がりが悪くて。明治戦まで日があったので投げ込みもしてきたんですが…投げ込み不足です。走り込みも足りないし、ダメでした。

−一番の課題は何だと思いますか?
コントロールですね。フォアボールで初回にランナーをためて、けっきょく打たれてしまったので。もっと走り込んで下半身を強化して、コントロールをよくしていきたいです。

−チーム全体の雰囲気はいかがでしたか?
初回にあのようなピッチングをしてしまったので、よかったとは言えないですね。

−今のチームに足りないものは何だと思いますか?
優勝した慶應は、チーム力がとてもあって。個々の実力は自分達のほうが上だと思うんですが、野球は一人でやるスポーツじゃないので、もっとみんなで慶應を見習って謙虚さを忘れずにやっていきたいです。

−最後に次の公式戦までは日が空きますが、一言お願いします。
毎回、同じ反省をしていて進歩がないので、もっと走り込んで投げ込んで、秋はピッチャー陣全員が失点ゼロを目標にしていきたいと思います。


★大塚(今季初の3番。期待に応えるHR!!)
−今日の試合を振り返っていかがでしたか?

伊藤のせいで負けました(笑)

−今日はホームランが出ましたね!
すげー気持ちよかったです!フェン直かと思ったんですが、セカンドの審判が手回してたんで。それで入ったって知りました(笑)

−チームの状態はどうでしたか?
とりあえず初回のあの6点ですね。初回6点取られて追い掛ける形はしんどかったっす。

−明治のピッチャーはいかがでしたか?
そんな全然よくはなかったですね。最後の方はなめられましたね。そんだけ点差開いたってのもあったんですけど。でもあんだけのピッチャーも打てないんで、今年の法政は弱いですね…。

−チャンスで1本が出ていないようですが…
本当にそうです。チャンス作るのがやっとですね。作ってもいかすことができてないし。

−今季を振り返ってお願いします!
僕は昨年全然出てなかったんで。今年は全試合出て、試合長引いたこともあったんで全試合出るとしんどいなぁと思いましたね(笑)今季は慶応が優勝して…どこも同じぐらいのレベルってことですよね。とりあえず沢山試合しましたね。

−夏休みの過ごし方を教えて下さい。
夏休みは目標なくなっちゃったんで…。秋に向けると言ってもまだまだですし。でも秋に向けて練習するしかないですね。


★太田(大乱調の伊藤をリードし切れず…)

 
−今日の試合は思わぬ大量失点となりましたが、振り返っていかがですか?
初回の伊藤の立ち上がりが悪くて、なんとか助けてやりたかったんですけど、どうすることも出来ず、ずるずると6点取られてしまいました。そのあとはちょこちょこ取られながらも最低限に抑えられたので、そこはよかったと思います。

−キャッチャーから見て、伊藤くんはどうでしたか?
最近ずっと調子が良くなくて、フォームもいろいろ変えて、みんなや伊藤の意見でより良い投げ方を考えながらやってきたんですけど、未完成のままになってしまって。それで初回あんな感じになり、9回までばらつきがありました。これからに期待したいですね。

−太田さん自身は4打数2安打、昨日から好調を維持しているようですね。
自分は速い球が好きで、立教のようなピッチャーが苦手なんです。速球を投げる本格派のピッチャーは得意なんですよ。

−相手の2番手ピッチャーについては
遅かったですね(笑)意識はセンターから右だったんですが、待ちすぎてしまいました。

−今日の敗北でBクラス入り、全日本大会もなくなりましたが。
目標がないのは大変ですね。全日本大会での優勝をずっと目標にしていたので、目標がなくなってしまい苦しいです。でも個人個人の考え方で、自分自身に目標をもっていければ全日本がなくても頑張れると思います。

−最後に今後に向けての取り組みについて、一言お願いします。
キャッチャーが自分は今年で終わりで、1年に藤田っていうやつがいるんですが、明らかに試合慣れもしていないし、野球の技術もないし。でも他にキャッチャーが出来るやつも特にいないので、自分の持っている知識を全てあいつに教えていきたいです。


★山田(主将として春季リーグを振り返って)
−今日は3三振、エラーもありましたが。
調子自体はよかったです。その時の流れをものにできなかったって感じですね。

−今季チーム最多の11失点での敗戦ですが…
力がなかったってことですね。そして力がないのに練習をしなかった。指示しなかった自分にも責任があると思うんですけど。

−これでBクラス(4位)となりました。何か課題は見つかったでしょうか。
全日本に出られないんでAクラスとかBクラスとかはもう関係ないですね。1位にならなければしょうがないことですから。なのでAクラス、Bクラスとかは気にしていません。課題は…ピッチャーですかね。コントロール、スタミナ…勝負どころの強さっていうのがなかった気がします。

−最後に今シーズンを振り返ってひとことお願いします。
疲れました。選手のお守りは(笑)それだけです。


★本間コーチ(春季リーグ戦を終えて)
−今日の試合は振り返っていかがですか。
初回で決まりました。あの6点でほぼ試合は明治に持っていかれましたね。

−今季はBクラス入りという結果ですが…
紙一重の試合が多かったですから。それと4月からの取り組み方だと思います。なるべくしてなった4位でしょう。集中力、ベンチの中での取り組み方がよくなかったですからね。チーム一丸っていうのがどれほど難しいか分かりましたよ。

−今季を通して課題は見つかったでしょうか。
生活面、内面の取り組み方を変えなければならないってことでしょうか。人材の面では法政は他大よりも有利ですから、あとは内面のだらしなさです。夏はそういう面を改善していく時間になりますね。気持ちが変わればおのずと技術も変わっていきますから。

−最後に今シーズン振り返ってひとことお願いします。
キャプテンの山田はよくやってくれました。それに周りがついていけなかった。全員の意識の持っていき方で強くもなるし弱くもなる。プラスにも働くし、マイナスにも働く。その難しさがよく分かったシーズンでしたね。







エラーで打球を見失う山田









乱調の伊藤を終始、山田Iは鼓舞し続けた









バランスを崩しながらも
瀧口が
ランニングキャッチ!!









左翼で出場の斉藤。走塁でも魅せた









9回、意地の二塁打を放った太田

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