スポーツ法政サッカーTOPインカレ> 07年12月23日九州産業大戦

同点に持ち込まれるも、グループリーグ突破!

土岐田の縦への突破が光った 菊岡の得点がチームを後押しする

鋭いドリブルでチャンスを演出した土岐田        3試合連続となるゴールを決めた菊岡


全日本大学サッカー選手権大会 グループD第3戦
法政大学 VS 九州産業大学
○2007.12/23 13:50 平塚競技場 晴 観衆300人 



法政大学
前半
九州産業大学
後半

 
時間
大学
得点者
アシスト
4分
法大
市川雅彦
-
11分
九産大
朴 俊慶
-
37分
法大
本田拓也
-
48分
法大
菊岡拓朗
本田拓也
78分
法大
新井隆法
本田拓也
79分
九産大
奈良崎千喜
原田敬太
82分
九産大
平吉直樹
宮本敬輔
88分
九産大
永嶺貴彦
-

【警告】

32分【九産大】永嶺貴彦
67分【九産大】増本賢佑
69分【九産大】山口大将
75分【九産大】山口大将
75分【九産大】庄崎 歩
85分【九産大】新内 健太郎
88分【法大】永露大輔

【退場】

75分【九産大】山口大将


法政大学 九州産業大学
1 GK  若田和樹(2) 1 GK  庄崎 歩
3 DF  吉田正樹(4) 2 DF  宮本敬輔
23 DF  堀越寛人(2) 4 DF  増本賢佑
5 DF  中野桂介(4) 5 DF  清水 淳一郎→花田(83分)
2 DF  元木数馬(4) 16 DF  山口大将
18 MF  新井隆法(3) 6 MF  原田啓太
7 MF  本田拓也(4)→富井(80分) 8 MF  奈良崎 千喜
8 MF  山本孝平(3)→鈴木(70分) 14 MF  新内 健太郎
11 MF  菊岡拓朗(4) 17 MF  石田健一
10 FW  市川雅彦(4)→永露(79分) 7 FW  朴 俊慶→平吉(79分)
9 FW  土岐田 洸平(4) 9 FW  永嶺貴彦
サブ
12 GK  露木 亮(4) 20 GK  溝ノ上 一志
17 MF  畠山 彰(3) 3 DF  藤 淳二
22 MF  西 和也(2) 19 MF  梅原 慎太郎
6 MF  富井英司(2) 11 FW  平吉直樹
13 MF  向 慎一(4) 18 FW  花田卓也
24 FW  永露大輔(2) 23 FW  澁山 勇希
15 FW  鈴木良平(4) 25 FW  財津雄太
監督
照井博康 籾井徹司

※( )は選手の学年です。

<魅せたスーパーゴール>
 関西学院大に大勝し、決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めた法大。グループ首位を走る法大はこの試合は引き分けもしくは2点差の負けでもも突破が決まるという非常に有利な状況だ。しかし、グループリーグ最終戦の相手はこの試合に勝つことでトーナメント進出の可能性が浮上する九州産業大。モチベーションの高い相手だけに決して気を抜くことは許されない。さらにこの日はディフェンスの要である福田を累積警告で欠き、守備面にも不安が残る法大。決勝トーナメント進出の期待と、少しの不安が交錯する中、グループリーグ最終節はキックオフを迎えた。
  試合が始まるとトー ナメント進出へ勝つしかない九産大に序盤から積極的に攻めこまれる。しかし、得点を奪うために前がかりになった九産大に対し、法大は前半4分に早々に得点を奪う。ラインが高めの九産大ディフェンスの裏を吉田からのパスが市川へと通り、市川はキーパーと一対一になったところを冷静に決めた。早い時間帯に先制点を奪うことに成功した法大だったが、その7分後、右からのセンタリングを中にいた朴に鮮やかなボレーを決められ、1−1。試合はすぐに振り出しに戻る。その後は、九州産業大ペースになり、サイドを崩されチャンスを作られる。しかし、ゴール前に人数をかけた守備で得点は許さない。法大も攻め手を欠き、中々得点を奪えない。両者共に得点が奪えず、試合は均衡していたが、その流れを断ち切ったのは法大の至宝、本田拓也のスーパーゴールだった。37分、ハーフウェーライン付近で堀越からのパスを受けた本田は、キーパーが前に出ているのを見て、この位置からロングキック。ボールはキーパーの頭上を越え、本田から遥か遠くに位置するゴールに吸い込まれていった。目の覚めるようなスーパーゴール。このゴールでペースを取り戻した法大はその後も相手ゴールへと攻め込み、いい流れのまま前半を1点リードで折り返した。

 <まさかの連続失点>
 後半に入っても法大ペースは続き、3分には本田のフリーキックを菊岡が合わせ、追加点を奪う。その後、相手は疲れからかファールが増え、ゴール前でのフリーキックのチャンスが多くなる。更には30分に相手の選手の退場により数的優位になり、33分にはフリーキックから新井が決め、4−1とリードを広げる。3点リードし、数的優位と、俄然優勢な法大。このまま法大が主導権を握り、試合は進んでいくと思われたが、しかしここから決勝トーナメント進出へと気迫を見せる九産大の猛反撃が始まる。法大が4点目を奪った直後、原田の突破から最後は奈良崎にわたり、ミドルシュートを決められる。その後、法大は集中の糸が切れてしまったのだろうか、37 分、43分にもゴール前での混戦を相手に粘られ、得点を許し同点に追い付かれてしまう。その後の猛攻は何とか防ぎ逆転は許さなかったが、試合は4−4で終了。後味の悪い試合となってしまった。

<リーグ戦のリベンジを!>
 グループリーグ最終戦は引き分けに終わったが、ここ2年間果たすことのできなかったグループリーグ突破を決めた法大。攻撃陣は、菊岡が3試合連続ゴールで市川も3試合で3得点と、好調をキープしている。一方で守備陣は、リーグ戦でもなかった4失点を喫してしまい、心配の残る結果となった。しかしこれは5日間で3試合という日程からの疲れや福田の欠場が響いた結果。決勝トーナメントまでには立て直してくれるだろう。その決勝トーナメント一回戦の相手は、東学大に決まった。東学大とは今季リーグ戦で2戦2敗と苦手としている。しかしグループリーグで見せた攻撃力を存分に発揮すれば、勝てない相手ではない 。全国制覇の前にまずはリーグ戦のリベンジといきたいところだ。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康監督 「(トーナメント進出について)3年目でやっとという感じです。過去2年間はここで敗退してますからね。次に進めるという点に関しては満足しています。(今日の試合について)内容的にはリードの状態から同点に追い付かれてしまいました。まあ、負けたわけではありませんし、トーナメントでうわついた感じになるよりかはよかったと思います。気を引きしめる意味でも。攻撃に関しては前の試合で大量得点で勝っていて、次の試合は難しくなるものなんですが、よく点を取りました。価値があると思いますし、自信にもなります。(決勝トーナメントに向けて)相手は学芸ですが、リーグで2敗しています。リベンジを果たしたいです。学芸はカウンターのチームなので、今日の反省を活かして失点をせずに戦っていきたいです。」
・DF吉田正樹主将(4年) 「4−1まではとても良かったと思います。そっから3点取られて4−4になってしまったことはは反省点です。(失点の原因について)ラインをずるずる下げちゃって、相手に押し込まれてしまいました。(モチベーションについて)勝ったら2連休と言われていたんで(笑)、モチベーションは高かったと思います。4−1からずるずる取られる悪い癖が出てしまったと思います。(決勝トーナメントに向けて)優勝するためにしっかり準備をしていきたいです。」
・GK 若田和樹(2年) 「今日は点を取れて攻撃面では良かったと思うが追い付かれてしまい、結果的に決勝トーナメントに行けるが後味の悪い結果となってしまった。試合の終盤に相手に攻められた時にラインをずるずると下げてしまい、クリアしたボールを拾われてチャンスを作られゴールを決められてしまった。自分としても、最後の方は判断が悪く、安定した守備を最後までやっていくべきだった。決勝トーナメントでも今までと変わらず自分達のサッカーをやっていきたい。」
・DF元木数馬(4年) 「今日は(5日間で3試合目なので)みんな疲労がたまっていて、ケガ持ちの人もいたので大変だった。(内容について)4―1までは良かったが、序盤からラインが下がり過ぎていたこともあり、相手のパワープレーにやられてしまった。ラインをもう少し高く保つべきだったと思う。今日のような試合をしていたら、決勝トーナメントでは負けてしまうので、修正したい。(グループリーグについて)負けたら厳しい短期決戦で勝てたので(敗退した)去年・一昨年の反省を活かせたと思う。(決勝トーナメントに向けて)4年生は負けたら引退なので、強い気持ちを持って絶対勝ちたい。」」
・DF堀越寛人(2年) 「久しぶりに出て緊張してしまって、自分のプレーが出来ませんでした。自分が出た試合で負けなくてよかったです。いろんなポジションをやって悩むところもあって、どっちも中途半端になってしまっているので、どっちも対応できるようにしていきたい。自分の調子もあまり良くなくて、最近は試合にもでれなかったんですけど、今日も良くなかったんで、次はスタートからちゃんと出来るようにしていきたい。次も試合に出れたらチームに貢献出来るように、優勝出来るように頑張りたいです。」
・MF山本孝平(3年) 「ここ2年間はグループリーグを突破できていなかったので突破できてうれしい。 立ち上がりは相手のペースで試合してしまったが、徐々に自分たちのペースになり、カウンターで得点もできて、自分たちのリズムで試合できた。(個人として)前半は仕掛ける動きが少なかったのでもっと仕掛けていきたい。後半は縦に仕掛ける動きができたのであとはセンタリングの精度をあげていきたい。うち得点後に失点してしまうことが多いのでトーナメントではそこが命取りになるのでしっかり引き締めていきたい。(次の東学大は)今年、一度も勝っていないチームなのでリベンジしたい。」
・MF菊岡拓朗(4年) 「4‐1までは良かったんですけど、残り3失点が余計で後味の悪い試合になってしまいましたね。(失点の原因は?)4‐1になって気が緩んでしまったからですかね。あと攻守の切りかえをもっとしっかりやれば良かったです。自分の得点に関しては、セットプレーの前に本田とああゆう形でやろうと言ってて、堀(堀越)に自分のブロックをやってもらって、フリーになれて思い通りの形にはまりました。今日の試合は運動量が少なかったんで、次の試合はコンディションを整え運動量を増やしたいです。負けたら終わりなので悔いが残らないようにしたいです。」
・MF本田拓也(4年) 「前半最初のプレーから自分がミスをしてしまって、あまりいい立ち上がりではなかった。ミーティングとかで相手がどんなサッカーをしてくるかとかは全く情報はなかった。蹴ってくるサッカーだったけど、相手に高い選手もいなかったので怖くなかった。前半もう1、2点取れた。自分のゴールについては前半の途中からずっとGKが出てるな、と思ってて、思いきって打ちました。今日は1失点、2失点目はうちが得点を取った直後で、うちの悪いとこが出てしまったと思います。同点まどいってしまったのは、今日は引き分けでもいいって考えがみんなどこかにあったのかもしれませんね。2年連続でグループで敗退してて、初めての決勝トーナメントなので、最後の大会でもあるので一戦一戦大事にして決勝までいきたいです」
・FW市川雅彦(4年) 「今日は、4点目獲った後の失点が余計だった。自分は交代で下がっていたので、後の失点は見ていなかったが、同じような形からの失点だったみたいで、集中が切れていたんだと思う。今日は、始めから相手が点を獲りにくると思っていたし、相手の裏へのパスへの対応が雑なこともあり、裏を狙っていた。得点の場面では、マサキ(吉田)がよく見てて、いいパスをくれたので決めるだけだった。グループリーグ突破で、初の決勝トーナメントだが一個一個大事に戦っていきたい。」