スポーツ法政サッカーTOPインカレ> 07年12月19日吉備国際大戦

インカレ初戦、辛くも勝利

この日唯一の得点を決めた菊岡 右サイドを制し、勝利に貢献した元木

法大は苦戦を強いられたものの初戦を勝利で飾り、今後に向けて弾みをつけた


全日本大学サッカー選手権大会 グループD第1戦
法政大学 VS 吉備国際大学
○2007.12/19 13:50 駒沢第二球技場 曇 観衆200人 



法政大学
前半
吉備国際大学
後半

 
時間
大学
得点者
アシスト
75分
法大
菊岡拓朗

【警告】

48分【吉国大】大山泰雅
57分【法大】福田俊介
66分【吉国大】姜 暁一


法政大学 吉備国際大学
12 GK  露木 亮(4) 39 GK  村岡佳朋
3 DF  吉田正樹(4) 53 DF  松浦弘季
DF  福田俊介(3) 30 DF  伊藤祐也→浅田(65分)
DF  中野桂介(4) 4 DF  稲田圭哉
DF  元木数馬(4) 86 DF  堤 真吾
18 MF  新井隆法(3) 7 MF  山田政巳
13 MF  向 慎一(4)→富井(62分) 70 MF  大山泰雅
8 MF  山本孝平(3)→永露(74分) 21 MF  岡 正峻
11 MF  菊岡拓朗(4) 66 FW  姜 暁一
10 FW  市川雅彦(4) 19 FW  高橋正光
9 FW  土岐田 洸平(4)→鈴木(85分) 41 FW  木村将吾→安(88分)
サブ
GK  若田和樹(2) 96 GK  木下裕貴
17 DF  畠山 彰(3) 87 DF  浅田邦茂
23 DF  堀越寛人(2) 3 DF  徳留勝哉
6 MF  富井英司(2) 14 MF  岩永将生
25 MF  鴇田将己(2) 78 MF  田端勇介
24 FW  永露大輔(2) 61 MF  安 ジェウォン
15 FW  鈴木良平(4) 80 FW  弘田 大
監督
照井博康 河内勝幸

※( )は選手の学年です。

<インカレ開幕>
 全日本大学サッカー選手権(インカレ)が開幕した。3年連続の出場となるこの大会だが、法大は昨年、一昨年とグループリーグで敗退しており、もうここで敗退することは許されない。その注目のグループで法大は吉備国際大、関西学院大、九州産業大と対戦することとなった。どのチームも侮れない相手ばかりだが、グループリーグを突破することは今の法大にとってはたやすくなければならない。今季、総理大臣杯では全国3位、関東大学リーグ戦でも3位と優勝を狙える実力は持ち合わせているだけに今季を締めくくるインカレでは決勝トーナメント進出にとどまらずタイトルがほしいところだ。

 <苦しみながらも白星スタート>
 グループリーグ初戦の相手は吉備国際大。法大は初戦ということで硬さも見られたが、それ以上に相手の「引いて守ってカウンター」という徹底された戦術に苦しんだ。
 前半立ち上がり、福田のフィードを土岐田が頭で落とし市川がシュート、さらにDFに当たって跳ね返ったボールを新井がロングシュートと積極的な攻撃を見せ、格下と思われる相手にペースを握るかのように見えた。しかし、法大はその後菊岡、山本がサイドを突破し、ゴール前へ再三パスを送るが、人数をかけた相手ゴール前の壁は厚く、さらに肝心のラストパスも精度を欠いており、なかなかチャンスを得点につなげられない。逆にシンプルにボールを運んでくる相手のカウンターにピンチも見られる。前半24分には右サイドを深く切り込まれ、センタリングを上げられる。このボールは中の選手に合わなかったがヒヤリとさせられた。ボール支配率では上回るものの法大はゴールを奪えず、前半は0―0で折り返す。
 後半、相手の守備的な戦術は変わらないが徐々に運動量が落ち始め、カウンターに人数を掛けられなくなる。その結果、ピンチは減り、法大のポゼッションはさらに上がるが、相手を崩しきれず決定機を作れない。法大は62分、向に代えて富井を投入し、流れを変えようと試みる。すると富井投入後、それまで細かいパス交換しか見られなかったチームに大きな展開が見られ始める。そんななか迎えた75分、ペナルティエリアのすぐ外でボールを持った菊岡が相手を抜ききる前にシュート。ボールはゴール右隅に突き刺さり、菊岡の個人技で法大は相手ゴールをこじ開ける。ようやく1点を奪った法大。その後はボールをキープしうまく時間を使いながら試合を進める。終了間際には相手の猛攻を受けるがチーム全員で1点を守りきり、白星スタートをきった。

<優勝へ、次こそ本来のサッカーを>
 白星スタートとはいえ、ゲーム内容は決して満足のいくものではない。個人レベルの差を考えれば大勝しても決して不思議ではなかった。しかし、初戦ということ、相手が引いてきたことを考えればまずは勝ち点3を取ったという結果を評価したい。2戦目の関西学院大は日本代表の監督経験を持つ加茂周監督が率いており油断はできない。一度の引き分け、敗戦が敗退につながることは過去の経験から選手達が1番わかっているはずだ。2年続けて予選リーグ敗退の法大は、今季さらに関東大学リーグ戦、総理大臣杯と2大会続けてあと一歩のところで優勝を逃している。2つの意味で3度目の正直なるか、黄金世代の最後を飾るに相応しい結果は優勝以外ありえない。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康監督 「今日は緊張がありました。ちょっとプレーが硬かったと思います。攻めきれず慌てる場面も目立ちました。相手が関東とは違ったプレースタイルだったのも影響しました。プレスにしても手を使ったプレーにしても。相手の狙いがカウンターだったので、その狙い通りにやられて冷や冷やするシーンもありました。(今後に向けて)これからの試合も一つ一つ勝って突破して行きたいです。次の関西学院大戦ではバックの裏をつくプレーを心掛けていきたいと思います。」
・DF吉田正樹主将(4年) 「簡単ではなかったですが、今日は勝てたことが何より大きかったと思います。初戦ということもあり、入り方があまりよくなく、運動量も少なかったと思います。そしてシュートで終われないシーンが多く、カウンターをくらう場面が目立ちました。そこをこれから改善していきたいです。(相手に関しては)守備的なチームでした。頑張って走られたのでやりづらかったです。(今後に向けて)これからの試合も一戦一戦集中して勝ちたいと思います。」
・GK 露木 亮(4年) 「(今季初出場なので)なかなかみんなとコミュニケーションがとれなかった。相手が引いて守ってカウンター狙いだったので、声を出し合って集中力を切らさないようにした。試合終盤、足が止まりかけて、相手がパワープレーにきたので、何度か危ない場面があったが、我慢してみんなで頑張って0に抑えたのは大きい。また、菊岡の得点が何よりも大きかった。(次節に向けて)2戦目だが、トーナメントのような気持で最後だと思って勝ちたい。」
・DF中野桂介(4年) 「相手が引いていてカウンター狙いでしたね。うちに対してはこういう戦い方をされると思うので、どう崩すかが大事だと思います。いい所を消されたかなと思います。初戦の難しさは個人的にはなかったんですけど、チームはちょっと硬かったなという気はします。(終了間際に危ない場面が続きましたが)リーグ戦でもこういうことがあったので、今日はリーグ戦の反省を活かせたと思います。今日出た課題を話し合って、コミュニケーションとって改善して、全力で臨みたいです。」
・MF菊岡拓朗(4年) 「今日は相手が引いてましたね。また、インカレ初戦ということもあって自分はリラックスして臨めたのですが、チームはミスが多かったりと緊張していましたね。(ハーフタイムで話し合ったことは?)もっとシンプルにシュートをうとうと話しました。また、ボールをとられた後の切りかえをしっかりしようということも話し合いました。得点に関しては、相手が引いてたからミドルをうてば入るかなと思っていたので決まって良かったです。明後日対戦する関西学院大は、去年2戦目であたって引き分けで終わり、その結果グループリーグ敗退になってしまったので、明後日の試合はしっかりと良い結果を残したいです。」
・MF富井英司(2年) 「途中出場で難しかったです。監督からはサイドでのプレーを指示されました。相手が引いててやりにくかったんですけど、点を取りたかったです。(関西学院大学の印象は)分かんないです。出場できたら、全力で頑張ります。」
・DF元木数馬(4年) 「初戦ということで多少の固さもあったし、相手が引いて守ってカウンターっていうことを徹底してやってきたので難しい試合でした。相手に関して情報は全く無くて、聞いたことが無いチームだからって油断だけはしないように臨みました。攻撃参加に関しては山本や土岐田にボールが入ったときのサポートが低い位置でしかできなかったのでまだ物足りないです。ボールの取られ方が悪かったし、相手がカウンターの時に1タッチ、2タッチなど簡単にプレーしてきたのでやりづらかった。前半点が入らなくて焦りからイライラしてたけど、ハーフタイムに監督から喝入れられて、1点入るまでがんばろうというと言われました。今の4年生は3回目のインカレで、昨年、一昨年と敗退しててリーグ戦の難しさをしっているので引き分けでも敗退の可能性がある。だから一戦一戦大事に戦っていきたいです。 」
・MF新井隆法(3年) 「前半は回せないし、中盤で潰せなくて良くなくて、後半もあまり良いサッカーは出来なかったです。ここ2、3試合は慎君と組んでやってたので、連携に関しては問題なかったです。(相手の印象は?)カウンター1本って感じでした。(リーグ戦終わってここまで)優勝出来なくて悔しい思いをしたので、みんな頑張っていたと思います。次は守って勝つという気持ちで、失点を0に抑えて勝ちたいです。」
・FW土岐田 洸平(4年) 「相手が引いてたんで崩すのが難しかったです。攻める気ないんじゃないかってくらい引いてたんで、くさびを受けて、なるべく前を向いてる選手を使うように意識してました。(リーグ戦終わってここまで)4年生は最後なんで自然と気持ちが入ってると思います。下級生はわかりませんが、じょじょに気持ちは入ってると思います。次勝ったらトーナメントにリーチなんで、勝ちたいと思います。」
・DF福田俊介(3年) 「今日は相手が引いてて、カウンターのをしてきたので難しかったです。最初はシュートの意識がなかったので、もって打っていきたかったですね。ボールを持ってる時間が長くて、取られたときのカウンターの対処の仕方は課題です。終盤、シュートで終われなくてカウンターで攻め込まれました。相手の中盤も多くて、人数をかけて勢いで攻めてきました。カウンターに対して対処ができればなと思います。(GKとのコミュニケーションは?)コミュニケーションはできていたと思います。声をかけられるところはもっとかけていきたいです。練習試合でも露木さんとはやっているので連携はできています。(次の試合に向けて)とにかく勝つこと。法大らしいサッカーをして、無失点に抑えたいです。優勝したいのは当たり前だけど、一戦一戦勝っていきたいです。」