スポーツ法政サッカーTOPインカレ> 08年1月10日中京大戦

中京大粉砕!!圧勝でいざ聖地国立の舞台へ

うなだれるキーパーをしり目にガッツポーズの山本 この日は1得点2アシストの活躍を見せた菊岡

2得点としっかりと結果を残した山本           ダメ押しゴールを決めた菊岡


全日本大学サッカー選手権大会 準決勝
法政大学 VS 中京大学
○2008.1/10 13:20 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 曇 観衆500人 



法政大学
前半
中京大学
後半

 
時間
大学
得点者
アシスト
17分
中京大
高橋昌大
斎藤和樹
19分
法大
山本孝平
菊岡拓朗
36分
法大
富井英司
菊岡拓朗
47分
法大
山本孝平
市川雅彦
89分
法大
菊岡拓朗

【警告】

21分【中京大】高橋昌大
54分【法大】本田拓也
79分【法大】元木数馬

法政大学 中京大学
GK  若田和樹(2) GK  辰巳正拒
DF  吉田正樹(4) DF  那須川 将大
DF  福田俊介(3) DF  森本 良
18 DF  新井隆法(3)→堀越(58分) DF  諸江健太
DF  元木数馬(4) 12 MF  後藤雄平
MF  富井英司(2)→富井(88分) MF  鵜飼建吾→上田(44分)
MF  本田拓也(4) 28 MF  星野 悟
MF  山本孝平(3)→永露(76分) 16 MF  福井悠太→竹中(84分)
11 MF  菊岡拓朗(4) 18 MF  平山照晃→森本(58分)
10 FW  市川雅彦(4) 21 FW  高橋昌大
FW  土岐田 洸平(4) 26 FW  斎藤和樹
サブ
12 GK  露木 亮(4) 17 GK  森 真也
28 DF  倉田健生(1) 20 DF  小川史人
23 DF  堀越寛人(2) 8 DF  川上尚輝
17 DF  畠山 彰(3) 6 MF  上田一志
13 MF  向 慎一(4) 11 MF  森本 良
15 FW  鈴木良平(4) 14 MF  伊藤竜二
24 FW  永露大輔(2) FW  竹中康雄
監督
照井博康 澤入重雄

※( )は選手の学年です。

<東海地区の雄を圧倒>
 準々決勝で今季のリーグ戦で2連敗を喫した東学大に対して2−1の逆転勝利を収めた法大。夢の国立のピッチに立つためにも、この準決勝は何が何での勝利を収めたいところだ。準決勝の相手は中京大。中京大はグループリーグで関東王者の明大を下しており、大会に波乱を巻き起こしている曲者だ。果たして法大はこの曲者である中京大に勝利し、決勝に進むことができるのか。決戦の火蓋が今、切って落とされた。
 試合が始まると中京大は得意のサイドのスピードを活かしたカウンターサッカーに徹し、法大の両サイドの深くまで攻め込み、チャンスを創出する。対する法大は出だしの動きが硬い。ボールをあまりキープすることができず、いつもの流れるようなパス回しが見られない。試合のイニシアチブを握れず、苦戦していると、前半17分にまさかの失点を喫する。法大のクリアミスから生まれたピンチを最後はゴール前で中京大・高橋に押し込まれ、先制点を献上してしまう。準々決勝の東学大戦に続いて、先制点を奪われる展開。会場に嫌な空気が漂い始める。しかし、失点を喫したことで目覚めたのか、法大はここから本領を発揮する。直後の19分、パス交換から左サイドに流れた菊岡がペナルティエリア付近からクロスを上げる。そこにフリーで駆け込んできた山本が頭でしっかりと合わせ、同点に追いつく。スコアをタイに戻すと、先程のまでの硬さがまるで嘘だったかのように法大は華麗なボール回しを披露。中京大を圧倒し始める。前線のコンビネーションから何度もチャンスを作り出し、会場を沸かせる。そして36分、会場のどよめきは歓喜に変わる。菊岡が中央で待つ市川とワンツーで抜け出すと、サイドを駆け上がったフリーの富井にラストパス。それを富井がしっかりと決め、2−1と逆転に成功する。法大らしい見事なパス交換から生まれたゴール。完全に相手の守備網を切り裂いたこの得点は相手に精神的ダメージを与えたことだろう。前半は逆転後も法大の攻撃は続き、一方的な展開のまま2−1で終了した。

 <悲願の決勝進出!!>
 後半が始まると、開始早々にドリブル突破され、シュートを打たれたものの、その後はまた法大ペース。そして後半2分。市川からのスルーパスに抜け出した山本が再びゴールネットを揺らし、リードを2点に広げる。準々決勝の東学大戦の試合後に「インカレではまだ点を取ってないので、狙っていきたい」と語った通りにこの日、山本は2ゴールを奪う活躍を見せた。2点をリードし、決勝進出に大きく近づいた法大。しかし、このゴールの後から、徐々に得点の香りが消え始める。法大は後半25分の市川のフリーのシュートなど、チャンスを何度か作ったが、追加点を奪うことができない。決勝に向けて大量得点で勝利し、弾みをつけたいところだったが、3点目奪ってから空白の時間が続く法大。試合は終始法大ペースだったが、見せ場はあまりなく、観客のどよめく回数も徐々に少なくなっていった。このまま3−1で試合終了かと思われた後半44分、この悪い流れをついにこの男が振り払った。土岐田が前線でボールを相手との競り合いの中、キープするとそれを受けた菊岡が左サイドをドリブルで持ち込み、角度のあまりない所から逆サイドを射抜く4点目のゴールを決める。後半の中盤から中だるみしていたこの準決勝。最後の最後で菊岡がまたスタンドを沸かしてくれた。試合はこのまま終了。大会の台風の目となっていた中京大を全く相手に寄せ付けず、4−1の圧勝で法大は悲願の決勝進出を果たしたのであった。

<聖地国立で魅せる黄金世代のラストダンス>
 ついにここまで上りつめた。法大は決勝に進出し、聖地国立のピッチを踏む権利を得た。ここまできたらもう優勝しかあり得ない。黄金世代と謳われたこのチームも未だ無冠。夏の総理大臣杯、リーグ戦、共に3位に終わり、選手たちは悔しい日々を過ごしてきた。しかし、悔しさを噛みしめる日々はもう終わりだ。新しい歴史を切り開き、大学サッカー史に法大の名を刻むのは時がきたのだ。決勝の相手は準決勝で大会3連覇中の駒大との壮絶な試合を制した早大に決まった。早大は兵藤、渡邉千真などのタレントを擁し、大学サッカー界随一の攻撃力を誇る紛れもない強豪。相手にとって不足はない。果たして法大は最大の敵、早大を打ち負かし、大学サッカー界の頂点に立つことはできるのか。1月13日、聖地国立のピッチで黄金世代が最強の座を証明してくれることを信じている。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・照井博康監督 「28年ぶりの決勝進出を決めることができ、よかったです。(最初の失点について)失点で慌てたというより、今日はとにかく入り方が悪かったです。最悪でした。(すぐに同点に追いつきましたが)勝ちたいのだから攻めるのは当然です。4年生は最後なのだし、もっと勝ちにいくところをアピールしなければいけませんでしたね。後半になり、リードが広がると少しうちのペースが落ちましたが、試合中ずっといい状態をキープし続けることは難しいことです。強いて言えば、もう少し早く得点を決め、相手を諦めさせられればよかったかなと思います。(山本選手の活躍について)相手が3バックだったので、サイドを突くのを狙いました。ゴールしましたが、もっと取れたとも思います。(決勝の相手早大について)早稲田とは何回もやっています。相手よりも法政のサッカーをやることを心がけていきたいです。私が法政の選手だったころは決勝(第26回大会決勝、法政大学対大阪商業大学)で負けてしまいました。なので、今度は絶対に優勝したいと思います。」
・DF吉田正樹主将(4年) 「入りがよくなかったが、点取られた後取り返したので良かったです。後半は良かったと思います。4年からのパスを2、3年が決めてくれて、いい感じでチームが出来ていると思います。(2部からついにインカレ決勝まで来ましたが?)1年生から試合に出てて、ここまで来るとは想像してませんでした。積み重ねてきた結果だと思うので、嬉しいです。(国立に対する想いは?)自分はやったことがないので楽しみです。(次が最後の試合になりますが?)実感がわいてないです。言われると最後なんだなぁと思います。最後は勝って終わりたいです。早稲田とやれるのは嬉しいです。いいサッカーをしていて(法政と)同じようなサッカーをするので、やりやすいと思います。面白いと思います。リーグ戦最終節のリベンジをしたいです。本当に最後になるんで一生懸命頑張りたいです。観てる人も面白いと思うサッカーをしなければいけないと思います。いいサッカーをして勝ちたいです!」
・DF元木数馬(4年) 「決勝にいけて嬉しいです。1年生から結構出てて、スタッフ、先輩が培った力のおかげだと思います。歴史に名を残せるように優勝したいです!(試合を振り返って)入り方が悪くて、自分も立ち上がりの調子は悪かったです。(早稲田との決勝ですが?)こないだ(リーグ戦最終節)負けるまで勝ってたので、最後は勝ちたいです。挑戦者という気持ちで望みたいです。大学サッカーも最後なんで、楽しんでしっかり勝ちたいです!」
・FW土岐田洸平(4年) 「4年で最後なので、決勝に行けて嬉しいです。(立ち上がりについて)立ち上がりはダメでした。普通にやれていれば、失点をすることもなかったと思います。(前線からのプレスについて)イチ(市川)と組むときはプレスやディフェンスの動きを意識しています。4点目のシーンもディフェンスから始まり、自分が潰れた後に、拓朗(菊岡)がしっかり決めてくれたので嬉しかったです。(決勝の相手、早大について)リーグ最終戦は僕は出れなかったんで、早稲田との試合は4年間負けを経験したことはありません。なので、いいイメージを持ってやれると思います。国立でプレーするのは初めてです。勝つことはもちろんのこと、楽しんでプレーしたいと思います。」
・FW市川雅彦(4年) 「今日は、立ち上がりの入りが悪かった。相手に先制されて、まずいと思っていたが早めに同点にし、その後に逆転とうまくいったので、徐々に落ち着いた。ハーフタイムに喝を入れられて、後半はうまくゲームをすることができた。本当は、はじめからそれができなきゃいけないが。今日は、東学大とは違い守りはあまりきつくなかったので、楔に入ったりパスをうまくつないだりと自分たちのサッカーをやれた。ただラストパスの精度やシュートは、もっとしっかりやらなければいけない。決勝の早稲田は、リーグ戦で最後負けているので借りを返す。大学最後の試合になるが、1年半プレーできなかった思いもあるし、全力でやりたい。そして最後は試合を楽しみたい。」
・MF本田拓也(4年) 「今日も試合への入りが悪かった。東学戦のあとからみんな雰囲気もよく練習できている。早稲田に対しては悪い印象はないので今までやってきたサッカーを全部やるだけ。1年間、大臣杯、リーグ戦とタイトルが取れそうで取れなかったので優勝にかける思いは強い。ここまでくるのが大変だったので悔いの残らないように全力でやりたい。」
・MF山本孝平(3年) 「立ち上がりは気をつけろと言われていたが点をとられてしまった。プレッシャーのかかる試合で勝てば国立、負ければ終わりという意識も多少はあった。(1点目は)いいボールがあがってきたのでファーであわせるだけだった。(2点目は)市さんからいいパスが来て落ち着いて逆側に決めることができた。今日は2点取れてチームに貢献できた。(国立は)すごい大きいスタジアムなので会場にのまれないようにしてやりたい。(早稲田は)リーグ戦では最後に負けているがお互い似ているのでおもしろい試合になる。(このチームでは最後の試合)今年は試合にもずっと使ってもらっていて、例年以上に思い入れはあるので最後、がんばりたい。」
・DF福田俊介(3年) 「前半はちょっと緊張もあって、立ち上がりが悪くてまずいかなって思ったんですけど、だんだんと自分たちの流れになって後半の半分過ぎてからは、パスもつながって自分たちの流れで点が取れたので良かったです。(ディフェンスついて)ほんとに失点のとこぐらいで、あとは集中して守れてたと思います。次は優勝出来るように、早稲田には後期負けてるんで集中して頑張りたいです。」
・DF新井隆法(3年) 「ちょっと立ち上がりが悪くて、失点してしまったんですけど、そのあとはみんな落ち着いてパス回したりできていたので良かったです。でも正直やっぱ1失点したというのは良くなかったです。(相手の印象は?)思ってたよりカウンターのチームだったけど、そこを気をつければ大丈夫だったので、落ち着いて抑えられたと思います。早稲田には後期最後で負けてるんで、勝って優勝して終わりたいです。 」
・MF菊岡拓朗(4年) 「今日は立ち上がり良くなくて、先制点を取られたのは反省ですけど、点が取れて悪くなかったです。セカンドボールや球際をもっと厳しく行きたかったです。(先制を許したシーンは?)マークの受け渡しがうまくできなくてやられました。(同点としたあとは主導権を握れたが)自分達は持ってからが強いので、ポゼッションからリズムを作れました。相手よりフィジカルもテクニックも上だと思ってるので、そのまま結果に反映されたのだと思います。(1得点2アシストの大活躍でしたが。)点に絡めたのは良かったんですけど、消える時間もあったので運動量を増やしてもっと気を遣いたいです。(決勝に向けて)コンディションの調整ですね。疲れをとって、最後1試合楽しく、勝って終わりたいです。」
・MF富井英司(2年) 「自分が点とれて流れをつくれて良かったです。うまく仕上げてきてプレスできたので、ボールを支配できました。得点はたまたまいいパスがきたからです。法政らしいつなぐサッカーができました。決勝は、出れたら100%以上の力を出したいと思います。リーグ戦で負けて悔しかったので、是非勝ちたいです。」」