第82回 日本学生選手権水泳競技大会 9月1〜3日 東京・辰巳国際水泳場

水泳インカレ
四年生の意地、藤本、新槙アベック銀!!

 
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<大会3日目>

 大会最終日、この日活躍が目立ったのは今大会が学生生活最後の大会となる4年生だった。
 まず、400m個人メドレーに出場した藤本が主将の意地を見せ念願の銀メダルを獲得した。予選を2位で通過した藤本は、スタートから隣を泳ぐ学生王者佐野(明大)に食らいついていった。「優勝も狙っていたけど、佐野君との実力差は大きかった」と言うものの「4年間を形にすることができた。これで後輩にも示しがつく」と、表情には充実感が満ち溢れていた。
 このレースに刺激されたのは女子チームのエース新槙。
 女子100m自由形には新槙、青木の二人が法大から出場した。50mのラップは2コースを泳ぐ青木がトップで折り返した。しかし、ここから新槙が貯めていた力を一気に解き放った。脅威の追い込みは、惜しくも優勝には手に届かなかったものの藤本と同じ銀メダルを獲得した。
 100m背泳ぎでは、初日に200m背泳ぎで日本記録を更新した中野が銅メダル。メダル以外でも、100m自由形予選で同タイムで8位となった山田がスイムオフを制し決勝に進出。また、菅原と安江が200m平泳ぎでB決勝に残るなど確実に4年生がチームに貢献した。
 そして、最大の盛り上がりは女子400mリレーで訪れた。
 第一泳者はメンバーで唯一の一年生青木。個人種目では悔しい思いをしていた青木だが、リレーでは大車輪の活躍だった。予選での起死回生の“ゴボウ抜き”に引き続き、このレースでは見事トップでバトンをつないだ。しかし、このあと大混戦ながら順位を7位まで落としてしまう。絶体絶命かと思われたこの時、チームを救ったのは新槙だった。「気合で泳いだ」と、残った力を搾り出し4人抜きの離れ業をやってのけた。ガウンを着て表彰台に登った4人の胸にはブロンズのメダルが輝いていた。
 最終的にこの大会は男子が総合6位、女子が総合5位と目標の3位以内には届かなかったが「最高のインカレ」と4年生が声をそろえて言うように満足のいく大会となった。形にもして見せた4年生の気持ちが、必ず後輩に受け継がれたに違いない。



藤本翔太主将のコメント
「優勝も狙えるチャンスがあったが、佐野君との実力差は大きかった。それでも、自己ベストが出たので満足している。大会初日に(中野)高が日本新記録を出して、チームが一気に波に乗った。チームが一つになれたのは高のお陰。(銀メダルを獲って)4年間を形にすることが出来た。これで、後輩にも示しがつく。(4年間を振り返って)入部したての頃は、環境もガラッと変わって戸惑ったけど、そんな時も周りのメンバーが励ましてくれた。主将になっても、チーム発足時は自覚が全然足りなかった。4年生同士で何度も話し合って、チームとしての目標を再確認した。この大会では最高のチームとなった。」

宮尾寿恵女子主将のコメント
「(バトンを受け取った時)ラストレースだったんで、全力を出してアンカーにつなげようとした。みんながいたので信じていた。総合3位を目標にはしていたが、1人1人が頑張ってくれた。(主将として)1年間本当に早かった。インカレを目標にやってきたが、みんながいてくれてよかった。個人の結果は本当に情けなくて、みんなに申し訳なかった。でも1人1人頑張ってくれて、シード権を確保することが出来てよかった。


新槙香奈子のコメント

「昨日の悔し涙を、最後のレースでうれし涙に変えたかった。日本選手権でも悔しい思いをしていたので、どうにか結果を出したかった。目標は優勝だったけど、このメンバーで表彰台に登れてうれしかった。入部して以来仲間に本当に恵まれた。みんなの支えを強く感じた。悔しいことも、うれしいことも含めて充実したインカレだった。あっという間の3日間だった。」


中野高のコメント
「大学生活最後にして、最高のインカレになった。一人一人が自分の力を出し切れたと思う。今年は、この大会に向けて練習してきた。ちゃんと練習してきてよかった。満足いく大会になった。」


山田卓のコメント
「大学に入ってからインカレとかの大きな大会で決勝に残ったことがなかったので素直にうれしい。自分の中では、スイムオフを決勝のつもりで泳だ。それがチームに勢いをつけることになったのでよかった。
自分のレースがなくても、一緒にやってきた仲間に多く点数を取ってもらえるように最後までチームのために応援した。」


菅原怜のコメント
「一年生からインカレにずっと出てきて、最後のインカレで点数がとれてチームに貢献することができてよかった。ここまでくるのに苦しいことがたくさんあったが、練習後のストレッチなどが効いていい結果が得られたのだと思う。自分のやるべきことはすべてやってきた。あとは一緒にがんばってきた後輩にがんばってもらいたい。」

大会最終日結果一覧
(結果は決勝のみ)
    
種目
氏名
順位
記録
女400m個人メドレー
広瀬 歩美
4:58.47
男400m個人メドレー
藤本 翔太
4:21.18
男200m背泳ぎ
中野 高
55.01
女100m自由形
青木 慧
56.99
女100m自由形
新槙 香奈子
56.65
男100m自由形
山田 卓
51.59
女00mリレー
青木、名倉、宮尾、新槙
3:50.18
男800mリレー
吉井、井上、中野、内田
7:31.75