内田初優勝!種目はなんと“個人メドレー”

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個人メドレー初挑戦にして表彰台の真ん中に立った内田


〔第83回 日本学生選手権水泳競技大会 9月9日 東京・辰巳国際水泳場〕

 大会3連覇を果たした佐野秀匡(ミズノ)ら強豪が卒業し、誰もが優勝を狙える種目となった400メートル個人メドレー。 このタイトルをなんと自由形が専門の内田がつかみ取った。
 これまで大舞台ではあまり個人メドレーを泳ぐことがなかった内田だが、 今年の法明立定期戦ではその実力を披露するなど、虎視眈々とこの日のために準備をしていた。 そして、迎えた予選。他のこの種目を専門としている選手たちを抑えて、 初出場にして堂々のトップ通過を果たす。
 昨日に続き、決勝では第4コースを泳ぐこととなった内田。 最初のバタフライでは2位、背泳ぎを3位と序盤からトップを争う力泳を見せる。 平泳ぎで遂にトップに立った内田はぐんぐん伸びていき、300メートルのターンでは2位に1秒差をつけた。 こうなれば後は自由形が本職の内田のもの。 そのままトップを独走し、あっさりとインカレ初タイトルを掻っ攫った。
 4月の日本選手権では決勝進出を果たせず、遂にはやめるところまで行き着いたという内田。 だが、両親らとの話し合いを通じて、再び北京五輪を目指すことを決断した男はこのインカレにかけていた。 夏場には世界競泳のために来日していたパク・テファン(韓国)とも練習し、大きな刺激を受けた。 そして、この3日間。内田は3度の表彰台に立ち、3つのリレーでもチームを引っ張った。 「復活の兆しがあればいい」。その思いは確かな形となって表れた。


内田翔選手
「優勝を狙っていました。 昨年までの先輩たちは強くて、 今年は(強豪が)誰もいなくなって(実力が)下がったので優勝を狙える大会だった。 4月は御先真っ暗って感じだったが、昨日の200メートルで(復活の)兆しが見えたので、 北京を狙っていきたい。 (今年は)すごいこれにかけていて、 試験が終わってから切り替えて練習して、始まったらすぐで、あっという間でした。 (表彰台の頂点に立った感想は)サイコー。それだけです。 800メートルリレーのメンバーには一人4年生の先輩(池田副将)がいて、笑顔で終わらせたかったが、 もう少し自分が押し上げられれば良かった。 (佐藤久佳(日大)が日本新を出したが) まだ僕は出していないんで、200メートルで出して、100メートルは久佳、 200メートルは翔と、兄弟みたいに背負っていけたらいい。 世界水泳とか正直見ていなかったが、記録だけ見ても俺が行かなきゃ、て思ったので、 代表に戻れるようにしたい。北京は絶対に出る。 あと、今日は法大の仲間や見に来てくれた僕の友達にいいところが見せられて良かった。」


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