スポーツ法政ラグビーTOP試合日程&結果> 07年8月26日早大戦

早大に惨敗…「組織力」の差を見せつけられる

 (8/28 更新)
〜夏季オープン戦〜
早大に惨敗し、うなだれる和田耕

8月26日(日)       サニアパーク菅平メインG
法   大 

 

0T11
0G9
−PG−
1DG−
33
40
早   大 
73

 

 「僕が思っていたことを早稲田にやられた…」駒井監督は試合後重い口を開きそう答えた。菅平合宿の締めくくりに、プレースタイルの似る対抗戦の王者・早大との記念試合に臨んだ法大。「個性派軍団」の異名に恥じぬほどの個々のスキル向上は見られたが、そのプレーはつながらないままノーサイドを迎えてしまった。
 試合開始当初から自陣深くに攻め入られひやりとする場面が続く。しかしその度に法大は「前に出るディフェンス」を実行すべく好タックルを連発し、相手の攻撃チャンスを次々と潰していく。ところが前半8分、相手にボールが渡るも法大はフォローが追いつかない。そのまま相手は独走。法大は早くも先制トライを奪われる。13分にはまたもディフェンスのほころびを突かれ、トライを献上。点差を14点に広げられた。
 その後法大は相手陣深くまで攻め入り得点の好機を作るも、逃していくという場面が続く。しかし、一矢報いたい法大は20分、ゴール付近ラックからSO文字(社2)へとボールをパス。そこで文字は受け取ったボールをゴールポスト目掛けドロップキック。DGは見事に決まり、法大は意地を見せ付ける。
 その後日本代表の経験も持つ相手FB五郎丸を幾度も止め、FWのセットプレーも春季以上の安定を見せるなど、文字のDGで流れは法大のものになったかと思われた。しかし、29分にマイボールラインアウトを取りこぼしたところから早大選手が突破。トライを奪われる。これをきっかけに早くも早大有利は決定的となり、終始ディフェンスの穴を突破され続け、気がつけば70点差の惨敗に終わった。
 両校とも現時点でのベストメンバーで臨んだ今試合。個人技がどう次のプレーにつながり組織全体に働くかという「組織力」が得点力・防御力の大きな差を生んだ。もうすぐ始まるリーグ戦で近年最悪の結果を出さないためには、早急にこの差を埋めなくてはならない。また、和田耕主将(経4)は試合開始から後半途中まで出場できるほどに回復したものの、持ち前の積極性やキャプテンシーが発揮しきれていなかったのも気になった点であった。強豪各校に大きく後れを取ってしまった法大。何がこのチームに足りないかは見えたはずである。この惨敗を急激な飛躍の起爆剤としてほしい。

8月26日早大戦1 8月26日早大戦2

***  選手と監督のコメント  ***

駒井監督:
―今日の試合を振り返ってみていかがでしたか
いや…。今日立て直そうと思ったのですが…。意図したことが(できなかった)。肉体的・メンタル的な落ち込みはある程度予想していましたがここまでとは…。
―連戦の疲れは影響していますか?
6戦して1勝しかできなかったのですが、ディフェンスは立て直せると感じています。今日もトライを立て続けに取られたわけではないので…。むしろ無得点、得点力がないことが心配です。取り切れていないというか…。今日も3・4本は(トライが)取れたと思います。
―現段階のチームの完成度は?
こちらが意図していることの50〜60%出来ていると思います。石岡で戦術や戦略(の面の強化)を、個人的スキルを含めやっていきます。
―合宿前に挙げていた目標についてお聞きします。まず、チームとしての目標が「チームプレー」とのことでしたが、どの程度達成できてるとお感じですか?
60〜70%ですね。
―FWは「セットプレーの安定」とのことでしたが?
(完成度は)80%です。後半のメンバーは試しに使ってみたのであまりまとまりませんでしたが、前半のメンバーは上手くいきました。
―BKは「前に出るディフェンス」とのことでしたが…
出来ていましたが、(相手を)仕留めてなかったです。特にラストディフェンスでそういったことが起きていましたね。
―これらの事は想定の範囲ですか?
半分は想定内です。
―現段階で調子が良いと思える選手を挙げていただけますか?
栗林ですね。
―栗林選手は開幕メンバーに入ると考えてもよろしいですか?
はい。完成度は1年生なので未知数ですが、私は彼のスピリッツ(精神力)の高さを評価しています。
―栗林選手は今日FLでの先発でしたが、LOとFLどちら中心で起用していくおつもりですか?
勿論(本職の)LOです。今日は早稲田のセットプレー、特にラインアウト対策でタワー(LO)の枚数を増やそうと。
―主将の完成度は?
調子が良くないですね。(持ち味である)積極性が見られなくて…。声出しは頑張ってくれているんですが。
―副将が怪我されたとのことですが、調子はどうなのですか?
開幕は絶望ですね。
―石岡合宿で克服すべきチームの欠点は?
チームの絆ですね。今は一人一人がバラバラですから。今までは個人の能力中心で決めていたので決定力に欠けましたが、これからは個々人の絆なども含めて出すメンバーを決めていきたいです。
―チームの雰囲気は合宿前と比べて変化はありましたか?
もっと悪循環になりました。やはり連戦が原因ですね。負けが積み重なって、どうしていいか本人達もわからない状態になっていますから。
―そのことについては学生に解決法を考えさせているということですか?
今まではそうでしたが、石岡では原因を学生に教えます。というか言わなきゃいけない状態まで来ています。指導陣の戦法が出来ていないのが問題です。要はみんなマニュアル人間なんです。今日もマニュアルが崩れたらズタズタでしたよ。今日は僕が思っていること(戦術)を早稲田にやられました。
―この夏はどの様なことに取り組まれましたか?
網走では走り込みとコンタクトを鍛え、菅平で多めに試合を組むといった感じでした。
―これからに向けてコメントをお願いします。
ここまで来たらどん底のどん底。だから救いは悔しくて泣いてた奴らがいることです。その悔しさをどれだけ(今後)出せるかですよ。これで勝つのは当たり前ではないという意識が芽生えたと思います。タックルが悪いというのは(学生も)分かっていると思うので。(最初)20分は良い試合が出来るんですよ。ダメージ食らって食い込まれたのも疲れからだと思いますが、疲れがあるのは向こうも同じだと思います。前半と後半20分の抑えがどれだけできるか。学生は経験が浅いので、知っていることも少ない。しかしその分未知数でもあります。どれだけ学生が(指導陣を)信じるかに懸かっていると思います。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1鎌田B 2垣内C 3北島C 4内田健A 5井上A 6光安@ 7栗林@ 8上野裕C 9和田耕C 10文字A 11田中B 12濱川C 13岸和田B 14城戸B 15荻尾C




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