開幕直前 春季リーグ展望

 いよいよ今週の土曜より法大の春季リーグが開幕する。01年に優勝してから8シーズン優勝から遠ざかっている。今季のメンバーに優勝経験者はいない。投手に多くの主力が残った今季、守備を中心に天皇杯奪回を目指す。
 今回は、投手・野手と今季の戦力を分析していきたい。そして、優勝の可能性を探っていく。


◆投手編

 今季の中心はとうとう最上級生となった猪子匡史下敷領悠太福山雄の3人だ。3人とも2年から主力投手として活躍してきた。特に下敷領と福山。下敷領は、2年春に神宮デビュー。春秋通して5勝してエースとしての活躍が期待された昨年。ケガから思うような投球が出来ず今季復活を期しての投球になる。福山は昨年、1年間先発のマウンドを守った。秋季は勝ち星こそ恵まれなかったが、優勝争いを繰り広げるチームを支えた。今季もこの2人が第1戦2戦に登板することが予想される。また、猪子や昨シーズン1年ながら中継ぎとして活躍した平野貴志の登板も調子次第ではありえるだろう。他のもケガから復活した荒瀬啓介、1年よりベンチ入りを果たしている鶴岡慶治、この冬一番の成長株長江卓哉が脇を支える。

◆打撃編

 昨年より5人が入れ替わった今季の打撃陣。特に中心としての活躍が期待されるのが、キャプテン松浦健介大引啓次御手洗悠の3人である。今季キャプテンに任命された松浦は打線の軸として4番を任されることが予想される。昨春首位打者を獲得し、秋もわずかの差で首位打者を逃した大引にも昨年以上の活躍が期待される。そして、特に金光監督が期待をしているのが捕手の御手洗である。昨年も度々先発メンバーに名を連ねた。今年は投手を引っ張るだけでなく、打線も中軸を担うことが期待されている。
 この他のポジションは熾烈な争いをオープン戦通じて繰り広げた。足の使える選手が多い今季のメンバー。井上晴夫西川明金丸勝太郎須藤宗之の起用が考えられる。

◆他大学編

 今季優勝候補筆頭に挙げられているのが早大である。打線に武内、投手陣に大谷・宮本・越智と戦力は充実している。この早大を追って立大。小林・大川・日野と大黒柱3人が残った。多幡・比嘉という昨年までの打線の核の抜けた穴を埋められると怖い存在になる。また、明大は打線に多くの主力が残った。清代の次の投手が出てこられるかが優勝争いの鍵となる。昨秋の覇者・慶大は苦しい戦いが予想される。黄金世代と呼ばれた池辺・早川・中村が抜け打線は総代わりを余儀なくされた。合田・加藤といった投手陣がどこまで踏ん張りきれるか。昨年あと一歩の所で勝ち点を逃した東大は、大大黒柱・松家が抜けた穴をどう埋めるか。木村・甲子園経験のある楠井の出来が勝敗を分ける。

◆ ◆ ◆

 あと3日で幕が開く春季リーグ。今季の法大の戦力は十分に優勝が狙える位置にいる。先週の早立戦で早大が勝ったことから、第3週にある早大戦が最初に山となりそうだ。就任3年目を迎える金光監督。8季ぶりの天皇杯、そして日本一へ向け法大の挑戦がいよいよ始まる。



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