東京六大学選抜 VS 東京ヤクルトスワローズ


明治神宮外苑創建80年記念奉納試合
東京六大学選抜 VS 東京ヤクルトスワローズ  11月4日(土) 神宮球場

東京ヤクルト
六大学選抜

(ヤ)藤井、松岡、○佐藤、館山 ― 米野、福川

(六)宮本、相澤、久米、重信、小松、●大谷、加藤 ― 岡崎、細山田

[本](法) 大引(1回ソロ=藤井)

 球界史上初となるプロ対アマの対決として大きな注目を集めたこの試合。満員の 神宮球場のマウンドに立ったのは六大選抜・宮本(早大)、ヤクルト・藤井の両先発であ る。
 初回、先頭の青木を四球で歩かせると、青木は果敢に次の塁を狙い1死後、野口 の打席時に盗塁を決められる。野口の二ゴロの間に青木は三塁まで進み、続く4 番・畠山の右前適時打で早くも1点を先制されてしまう。プロの隙のない攻撃を 序盤早々見せ付けられたが、その裏。大引(法大)が負けじと六大代表の意地を見 せ付けた。フルカウントから粘った9球目。高めの直球を振り抜くと、打球は左 翼手の頭上を越えスタンドへ。先頭打者本塁打を放ち、すぐさま試合を振り出し に戻した。
 六大はこまめの継投で、ヤクルト打線を抑えていくが5回につかまる。この回か ら代わった重信(東大)が8番・城石、9番・米野に連続二塁打を与え、勝ち越し点を与 えてしまう。なおも1死三塁の場面で急遽マウンドに立ったのは小松(法大)。堂 々としたピッチングで後続を打ち取り、ピンチを切り抜けた。小松は6回も続い て投げ、ヤクルト打線を無安打無失点に抑える好投を見せた。 6回の裏、六大選抜は再び反撃に出る。1死一塁で3番・金森(慶大)の打席時に、一・ 二塁間に挟まれた一塁走者・前田を刺そうとした捕手の送球が高く逸れ、この間 に前田(早大)は一気に三塁まで進む。直後、金森が適時右前打を放ち、再び同点に追い 付く。
 点を取られたら取り返す、シーソーゲームで試合は終盤へ。7回、六大選抜は大 谷(早大)が登板する。先頭の8番・城石に四球を与えると1死後、青木の併殺コースか と思われた打球をこの回から代わったばかりの二塁手・上本(早大)がまさかの失策。2 者とも生かし、続く2番・田中浩の左前適時打で勝ち越しを許してしまった。 8回から登板した六大選抜の加藤(慶大)は、9回には古田を打ち取るなど気合いの入っ た投球を見せ、1点差のまま最終回の攻撃へ。3番からの好打順にサヨナラ勝ち の期待が膨らむが、三者凡退に終わり試合終了。
 惜しくも敗れたものの、互角、もしくはそれ以上の戦いで東京六大学の実力を十 分に発揮した試合となった。




*選手・監督の試合後のコメント*

大引選手(先頭打者ホームランを含む3安打)
−今日の試合の感想をお願いします
 この試合に出ることが決まった時から楽しみにしていました。1点差で負けたとはいえい いゲームが出来て満足しています。
−1回のホームランについては
 先頭打者ということでなんとか塁に出ようと喰らい付きました。粘って内側の甘いスト レートを振り抜くことが出来ました。フライかと思いましたが線審が腕をぐるぐると回し たときは感激しましたね。決して狙ってはいませんでしたが。
−プロの選手の印象はどうでしたか
 やっぱり投手の球が精密です。球速も表示に出てるよりも速く感じました。
−ではプロの打者の印象は
 打球が速いですね。それにただ力任せに振っているのではなくランナーがいれば進められ るように、ランナーがいなければ塁に出られるように、状況に応じたバッティングが出来 ているといった印象を受けました。
−ベストナインに選ばれたときにヤクルトの宮本選手と話をしたいとおっしゃっていまし たが、今日はだれかプロの選手と会話しましたか
 田中浩選手と少し話をしました。自分が高1のとき3年の先輩だったので。ただ、調子は どうだ、とかほんの少しでしたが。
−今日実際にプロと対戦してみて、劣っているなという部分とここは通用するかもしれな いと思った部分を教えてください
 今日はバッティングの調子が良くそこは自信になりましたが、年間を通してプレーの水準 を持続することがまだ出来ないと感じました。もっと調子を安定させなければならないで す。

西川選手
−今日の試合を振り返っていかがでしたか
 試合前のヤクルトのバッテ ィング練習を見た時から、やっぱり数段違って技術も上だなと感じました。プロ は改めてすごいと思いましたね。
−プロの投手はいかがでしたか
  変化球のコントロールがやっぱりプロの方がよかったです。
−では全体的 には大学野球との違いはどこでしたか
 プロはやっぱり基礎がしっかりで きていて、その上で派手なプレーができると思いました。学生にはないところで すね。
−他大の選手達とベンチに入ることは今夏の日米・世界大会以来で したが、ベンチの雰囲気はいかがでしたか
 雰囲気は皆とけあって、はず かしがったりする人もいなかったし、ムードはよかったです。日米の時に知り合 った選手もいたので気楽でした。
−このチームでの練習はしていたのです か
 いや、1回もしていません。
−チームワークはよさそうに見え ましたが
 各大学のいい選手が 集まっているんで、自然といいチームになったんじゃないですかね。
−今 日の試合を通して今後の課題は見つかりましたか
 自分も上でやりたいの で、力をもっとつけなければ、と思いました。体力面が全然違うんで、体作りを していきます。
−最後にこれからの野球人生に向けての意気込みをお願い します
 今はやっと引退したばかりなんですが…自分の夢はプロなので、21 日のドラフトを期待してます。

須藤選手
−今日の試合を振り返っていかがでしたか
 3−2で負けてしまった。もっと、試合に出たかったですね。
−プロの選手と対戦してみていかがでしたか
 バッターは、スイングスピードが速かったですね。
−大学のピッチャーとの違いはありましたか
 そうですね、プロの選手はキレがよかったですね。
−何か学んだことはありますか
 ヤクルトのバッティング練習を見て、バッティングのコツを学べました。
−ベンチの雰囲気はいかがでしたか
 特に違和感もなく、和気藹々と楽しかったですね。
−今日はたくさんのお客さんが入りましたが
 法政のいつもの試合よりも多かったですが、緊張はしなかったです。逆にワクワクしました。
−大学卒業しますが、今後の目標は
 学生が終わっり社会人になります。今日のプロと対戦した経験を活かして、自分なりに成長していきたいと思います。

大澤選手
−今日の試合にはどのような気持ちで臨みましたか
 最初は緊張してたんですけど楽しんでプレーできました。
−実際にプロと対戦してみていかがでしたか
 すごいとは思っていたんですけどやってみてやっぱりすごいなぁと。学ぶものが たくさんありました。
−プロの投手はやはり大学生と違いがありましたか
 ボールの質がまったく違っていました。(打者の)バッティングも根本的に違っ ていて実力の差を感じたので今後の野球人生に生かしていけたらと思います。
−5回にはチャンスで打順が回ってきましたがどんなことを考えて打席に立ちま したか
 結果を気にせず思い切り振っていったんですけど(併殺打となる)ショートゴロ という最悪の結果になってしまって申し訳なかったです。
−7回までの長い出場となりましたが
 5回で交替すると言われていたんですけどね。あれだけやらせてもらえて嬉しか ったです。
−他の大学の選手とチームメイトとしてプレーした感想は
 たぶんこれから先ないような貴重な体験ができたと思います。
−今日、特に印象に残った選手は誰ですか
 やっぱり古田選手ですね。あれだけファンを湧かせることができるのはすごいと 思います。
−この経験をチームに持ち帰り、どんなふうに生かしたいですか
 プロも大学生相手に必死になってプレーしてくれたので自分達も大学生らしく懸 命な野球をしたいとおもいます。

小松投手
−今日の試合を振り返っていかがでしたか
 思ってたより良いゲームで 、良い経験ができました。
−今日は得点圏にランナーをおいての登板でし たが
 相手はプロなんで、自分の球が打たれなくて良かったです。
−プロ野球選手と対戦してみて、大学野球との違いは何かありましたか
  一球一球の間合いとか雰囲気が違いましたね。良い経験が出来ました。
− 注意していたバッターはいましたか
 いや、特にいませんでしたね。デー タとかなかったんで。とにかく全力で投げました。
−プロから学んだこと は何かありますか
 やっぱり、コントロールが大事だいうことは実感しま した。
−他大の選手とベンチに入ることはあまりありませんが
 そ うですね、今まで敵同士だったので、こうやって交流できて良かったです。
−今日はスタンドからたくさんの声援がありました
 やっぱりファンの皆様の 声援や、応援団があっ てこその選手なので、応援してくれていることを本当に感謝しています。



▲トップページへ戻る ▲東京六大学野球トップページへ戻る