準々決勝 対創価大
まさかの逆転負け。準々決勝で姿を消す。

第55回全日本大学野球選手権大会 4日目 VS 創価大  準々決勝
6月10日(土) 神宮球場

創価大
法  大

(創)大塚、○勝又― 小早川

(法)小松、●平野貴― 渡辺

[本] (創)小早川(4回ソロ=小松)



 雨により1日流れて迎えた全日本選手権の準々決勝。法大は、初戦で阪南大を8対3で下した創価大と対戦した。
 なんとしても先制点を奪いたい法大は2回、6番・大澤の左越適時打で1点先制を先制する。続く3回にも3番・大引の左越え適時二塁打と、相手捕手の二塁悪送球によって2点を追加。3−0とする。しかし、先発小松の調子がぴりっとしない。4回に創価大・小早川にソロ本塁打を許すと、5回には自らの暴投により一点を返され、一点差とされてしまう。ここで、金光監督は流れを変えるため関東学院戦で完投した平野を投入。しかし、その平野も6回、2死から3連打で2得点を取られ、一気に逆転されてしまう。
 一方、打線も3回途中から登板した創価・勝又に抑えられ、7回までチャンスも作れない。8回になり、ようやく2死満塁とするも、8番・谷中がライトライナーに倒れ無得点に終わる。3対5のまま迎えた最終回。法大は1死1,3塁と同点、さらには逆転サヨナラのチャンスを作る。しかも、打席には3番・大引と願ってもないチャンス。誰もが大引のバットに期待した。しかし、大引は併殺打に倒れゲームセット。

 法大の日本一への戦いはこれで終わった。金丸、須藤、両主力の抜けた穴は確かに大きかったのかもしれない。しかし、日本選手権を通して、守備でも攻撃でもつまらないミスが少なくなかった。また今日の試合でいえば、創価大の選手の方が勝ちたい気持ちが上回っているようにも見えた。
 春季リーグと日本選手権を通して、選手達は多くの収穫を得たが、逆に課題も見つけただろう。その課題を修正すれば、六大三連覇、そして神宮大会で悲願の日本一が見えてくるはずだ。全国の法大ファンがその時を待っている。

*選手・監督の試合後のコメント*

小松投手(先発投手) 「(今日の試合を振り返って)立ち上がりは良かった。全体的にも良かったのだが、相手の勢いに圧倒されてしまった。(初めての全日本選手権、試合前に緊張はあったか)リーグ戦の方がピリピリしてたので、リラックスしていた。(球数少なく降板だったが、特に理由などはあったのか)次の試合の事を考えて、監督の計画があったのだと思う。(秋までに取り組むことは)制球力やピンチでの投球。あとは体作りもやっていきたい。(来季へ向けての意気込みを)負けたとは思っていないので、来季も日本一目指して頑張りたい。」

平野投手(6回から継投) 「(今日の試合を振り返って)自分のピッチングがチームに迷惑をかけた。(全日本選手権全体を振り返って)全く自分のピッチングが出来なかった。チームに申し訳ない。(昨日は調子が悪いと言っていたが、今日はどんな気持ちで試合に臨んだか)調子が悪いのはしょうがないので、気持ちでいこうと思っていたが、全く自分のピッチングができなかった。(秋までの課題は)全部。甘さがあるし、技術的にもまだまだ。自信を無くしかけそう。だがそんなこと言ってられないので、もう一度、夏に自分を追い込んで取り組む。(来季への意気込みを)絶対日本一になるために頑張りたい。」

大澤選手(先制打) 「(今日の試合を振り返って)悔しい。(2回の先制適時打について)まだチームのヒットが1本も出ていない状況だったので、真っすぐが来たら振りぬこうと思っていた。そしたら2球目に真っすぐが来てうまく叩けた。(8回の敬遠四球について)自分で打ちたかったが、後ろを信じてぐっとこらえた。和泉もつないでくれたし、谷中もいい当たりだったし、しょうがないと思う。(この春はどんなシーズンだったか)リーグ戦は悔しい思いをした。選手権は試合に出れてよかったが、日本一になれなかった悔しさが大きい。(全日本選手権は好調だったが課題はあるか)リーグ戦は長期戦なので調子が上下してしまう。調子をうまく持続させていきたい。(秋はどんなシーズンにしたいか)とにかくチームが勝つこと。リーグ戦V3を達成して神宮大会で日本一になりたい。」

西川選手 「今日の試合を振り返ってみて)今回の大会は自分があまり打つことが出来なくて悔しい。創価大のほうが必死に試合に臨んでいたと思う。気持ちの差が今日の敗因だと思う。(自らの打席の一人前で試合が終わってしまいましたがその気持ちは)自分まで回ってくればなんとか打ってやろうという気持ちだったが、自分の前の大引は相手のマークが厳しいので打てなかったことは仕方ないと思う。(今季を振り返ってみていかがですか?)自分はリーグ戦前に骨折してしまったがそれでもベストナインを獲得できたことはうれしい。優勝することが秋への目標だ。」

秋本選手 「(今日の試合を振り返って)エラーやバントミスが目立った試合だった。法政野球が出 来なかった。(8回、2死から二塁打を打ったが、どんな気持ちで打席に入ったか) 2アウトだったので、自分が塁に出て、チャンスを作り、同点に追いつこうと思った。(打った ボールは)フォークだと思うが、無我夢中だったのであまり覚えていない。(秋までの課 題は)自分のバントミスなどがチームに影響してしまったので、バントなどを磨いてミス を減らすこと。(来季への意気込みを)今回逃した日本一を目指して頑張りたい。)」

前原選手 「(今日の試合を振り返って)…ちょっと何も思いつかない。(初戦を終えた後、取り組んだり話し合ったことは)初戦はミスで点を取られてしまったので、集中してミスをなくしていこうと思い、昨日練習をした。でも結局今日もミスをして負けてしまったので、練習でミスをつぶしていって、秋に向けてのびるようにしたい。(今日のチームの雰囲気は)悪くはなかった。でも2点取られた後にふんばれなかった。チームとして、そういった時にふんばれるチームを作っていきたい。(初戦は途中から出場したが、全日本選手権全体を振り返って)2試合しかしていないのでなんとも言えないが、まだまだ目標としていた日本一をつかめなかった。そういった甘さがあるので、全体で練習を厳しくやっていく。(秋に向けての課題は)ミスを減らすこと。今回は点を取られても自分たちは取れなかった。単純なミスをなくしていく。(秋に向けての意気込みは)選手権では悔しい思いをしたので、秋もまた優勝して今度は神宮大会で借りを返す。」

谷中選手 「(今日の試合を振り返って)ミスが出たら勝てないと実感した。(8回に2死満塁のチャンスで回ってきたが)どうにかしたかった。打てなくて悔しかった。(当たり自体はよかったと思うが)当たりというか、なんでもいいからヒットがほしかった。(創価大の2投手の印象は)コントロールがよくて、変化球のキレもよかった。(全日本選手権全体を振り返って)優勝したかった。(秋に向けての課題は)ミスで負けたので、少しでもミスをなくす。個人としては、打てなかったので、チャンスに強くなること。(秋に向けての意気込みは)絶対日本一。」

渡辺選手 「(今日の試合を振り返って)ミスをしすぎた。(今日の小松、平野両投手の調子は)小松は良かったと思う。平野はリーグ戦の時と同じく、調子は良いとは言えなかった。(日本選手権を振り返って)緊迫した中、試合が出来て良かった。しかし優勝できなかったことは悔しい。(今春の個人的な収穫は)リーグ戦を通してフル出場出来た事は経験になって良かったと思う。平野は調子が悪く、小松は経験が無かったので捕手がしっかりしないと駄目だった。そんな中、リーグ戦で優勝したことは自信になった。(逆に来季へのチームとしての課題は)劣勢の場面で、10の力を出せるようにしたい。(個人としては)バッティングでへチームに貢献し、守備でもミスの無いようしっかりしていきたい。」

佐藤康選手 「(全日本選手権を振り返って)悔しい。(この春はどんなシーズンだったか)課題が残るシーズンだった。(その課題とは)基本的なことが出来ていなくてチームに迷惑をかけてしまった。(秋までに取り組むことは)初心にかえって一からやるだけ。(秋はどんなシーズンにしたいか)またリーグ戦で優勝して、日本一を目指したい。」

松原選手 「(今日の試合を振り返って)負け試合だった。個人としても、見逃し三振があったりと2番打者の仕事が出来なかった。(9回、1死1塁の場面では、どのような気持ちで打席に入ったか)先頭打者が出塁したのでなんとしても、なんとしてもつなげたかった。次の打者が大引さんだってので、とにかくバットに当てていこうとした。(日本選手権を振り返って)高校時代以来のトーナメント戦を経験できて良かった。ミスをしたら、負けることがよく分かった。(今季を振り返って)ずっと試合に出させてもらい、監督には感謝している。2番打者として出場し、多くの投手と対戦できたので良かった。(秋への課題は)簡単に、あっさりと討ち取られないようにしたい。しつこく、嫌らしい2番打者になりたい」

佐藤弦 「(全日本選手権を振り返って)楽しかったが悔しい。(今日の試合の9回、チャンスを作った四球について)とにかく最後だったので後ろに繋げたかった。(今後の課題は)率が悪いのでチームに貢献できるようにゼロからやっていきたい。(具体的に秋までに取り組むことは)肩をケガしているのでそれを治して100%の状態で臨みたい。(秋の目標を)優勝。(個人的な目標はあるか)勝利に貢献できるプレーをしたい。」

大引主将 「(今日の試合を振り返ってみていかがですか)先に3点先制できたことでこちらのベンチが満足してしまったことがまずかったと思う。(相手投手の印象は)コーナーを丁寧に突くピッチングでこちらが先制して受け身になったところをきっちり抑えられてしまったことが敗因だ。(相手の応援が賑やかでしたが気にはなりましたか)今日はこちらは応援がなかったのでまた明日につなげられればと思っていた。向こうの勢いに圧倒されてしまった。(中盤のピンチではチームメイトにどのようなことを言いましたか)3対2で試合を折り返したが引っ繰り返されないように踏張ろう、ここで踏張り切れば上にいっても戦えると話した。(この大会で収穫はありましたか)須藤、金丸と主力が抜けてしまったが大澤や和泉、佐藤弦が穴を埋めてくれたことはよかった。(今季を振り返っていかがですか)リーグ戦優勝できたことはよかったがそこで満足してしまったのだと思う。もっと気持ちが入っていれば勝てたはず。自分の心の甘さが敗因だ。(ベストナインや首位打者を獲得したことについては)今日ですべてチャラになってしまったと思っている。(今後の課題と目標は)9回までなにが起こるがわからないのが野球なので最後まで気持ちを集中出来るようにしたい。走攻守全てを向上させなければならない。もう一度、一からやり直しだ。」

田中助監督 「(今日の試合を振り返っていかがですか)やはりミスしたほうが負け。ミスしてしまったことが大きい。それが敗因だ。(今季のチームを振り返ってどうですか)チームの状態はよくなかったがそのなかでも六大連覇出来たことはよかった。しかしこれからはもっともっと強い法政を作らなければならない。監督ならやってくれると思う。(秋に向けての課題は)全てのレベルアップが必要だ。走攻守、それに投全ての。そうしなければ神宮大会で優勝することは出来ないし、六大学野球での連覇も難しいと思う。」

金光監督 「(今日の試合を振り返って)ミスをしてしまったため負けてしまった。(打線に元気がなかったが)リーグ戦から粘りにかけていた。(8,9回とあと一本の場面があったが)あと一本だが、そのあと一押しが足りなかったのだと思う。(6回から平野投手を投入しましたが)5回に流れが向こうに行きかけていたので、流れを断ち切るために平野に変えた。(試合後、選手達にはどのような言葉を)ミスをしたら勝てないことを頭に入れ、よく考えてやっていこうと話した。(やはり金丸、須藤、両選手の穴は大きかったかのでしょうか)確かに大きかったが、それをいいわけには出来ない。故障者が出ても勝てるチームにならなければいけない。この2人が、試合に出れず一番悔しがってるのだと思います。(今季を振り返って)リーグ戦をと通してチーム状態が良くない中、勝ち点4だったがよく優勝出来た。打撃でも守備でも、ミスを無くし神宮大会で日本一になれるようにしたい。」



注:この成績はスポーツ法政新聞会独自のもので公式記録と異なることがあります。


2回戦 対関東学院大
平野が完投勝利。準々決勝に進出!

第55回全日本大学野球選手権大会 3日目 VS 関東学院大  2回戦
6月8日(木) 神宮球場

関東学院大
法  大 ×

(関)大竹、●多田、内田 ― 江口

(法)○平野貴 ― 渡辺

[本] (法)大澤(1回3ラン=大竹)

 悲願の日本一を狙うべく臨んだ全日本大学野球選手権大会。法大は2回戦からの登場となった。相手は関東学院大。初回2死二、三塁から5番・江口の内野安打でいきなり先制されてしまう展開になるも、法大もその裏、5番・佐藤弦の四球押し出しで同点。続く6番・秋本の犠飛ですかさず逆転すると、7番・大澤が弾丸ライナーの3点本塁打を放ち、一挙5得点で流れを掴む。先発の平野は2回以降、安打こそ許すものの安定したピッチングで完投。得意のスライダーで相手に的を絞らせなかった。打線も2回にも2点を挙げ、うまく逃げ切り初戦突破。続く相手は創価大と決まった。

*選手・監督の試合後のコメント*

平野投手(完投勝利) 「(今日の試合を振り返って)最悪。上手くいかなかった。(今日の調子は)勝ったから良かったが、思った通りに投げられなかった。(それは緊張からか)緊張はしていなかった。技術的に上手くいかなかった。(関東学院大学打線について)あまり振れている感じではなかった。何とも言えない。(5点の援助をもらった後の2回は良いピッチングだったが)大澤が打ってくれたので気分的に楽になった。攻めていく気持ちになった。あの回は良かった。(リーグ戦の疲れは)疲れはない。(リーグ戦が終わってからの間、どんな調整をしてきたか)休みを取るようにして、5日間投げない日をつくったりした。オープン戦もあったので、とにかく疲れを残さないようにした。(次の登板へ向けて)やるしかない。技術がどうこういってられない。勝つために頑張る。」

大澤選手(3ランを含む3安打) 「(今日の試合を振り返って)まだまだ固かった。やるべきことができていないので次の創価大戦までに修正したい。(調子は)最近ずっと良かったので練習通りやればいいと思った。(1回の3点本塁打の感想は)打ったことより、チームがまだ2点しか入っていない場面で3点入ったのが嬉しかった。(感触はどうだったか)今までで一番良かった。(リーグ戦では左投手相手の試合に出場することが多かったが、今日は右投手相手。いつもとの違いはあったか)意識しなかった。外野は金丸さんと須藤さんが抜けてしまった影響が大きいが、代わりに出ていると思って必死にやった。(リーグ戦から全日本選手権までに特に取り組んだことは)選手権はDHがあるので、DHでもいいからと思ってバッティングだけに集中した。それで感じをつかんだことが今日につながった。(創価大戦への意気込みを)とにかく明日も勝つということだけ。」

渡辺選手(好リード) 「(今日の試合を振り返って)相手に対していつも通りにできてよかった。(今の調子は)絶好調。(4回には飛び出した二塁走者を刺したが)狙っていた。たまたまいいボールだった。(本塁でのクロスプレーもいくつかあったが)どれもアウトのタイミングだったので、落ち着いて捕ってタッチできた。(リーグ戦後、取り組んだことは)調子を維持することと、体調やコンディションの調整。ここまで来たら急に上手くはならないので、自分に今できることをした。(関東学院大打線の印象は)振ってくるバッターが多かった。それをうまくかわせてよかった。(今日の平野投手の調子は)あまりよくない。でも要所要所を締めて、まとめられた。(試合前に平野投手と話し合ったことや対策は)インコースに思い切って来いと言った。上手く攻められた。(明日の創価大戦に向けて)一戦一戦戦っていく。チームの勝利に貢献したい。」

大引主将 「(今日の試合を振り返って)苦しい試合だった。やはり終始法大のペース、というわけにはいかなかった。それでも大澤の本塁打など、少ないチャンスを活かして結果につなげられたと思う。(普段のリーグ戦とは異なり関東学院大が相手でしたが、特に対策などはありましたか?)打者はいつも通りだがバッテリー、特に捕手が昨日相手の試合を見に行って研究などをしてくれた。(全日本選手権に臨むにあたって課題はありましたか?)やはり怪我人が出てしまったのでその穴を埋めるために代わりの選手はもちろん、それ以外の選手も全員でカバーしていこうと思った。(チームの雰囲気は?)この大会は出場できるチームが限られているので楽しんでやることを心がけていた。それでも浮き足立って初回で先制されるなど集中できない部分もあった。(平野貴の調子はどうですか?)自分を含めエラーやバントミス等で足を引っ張ってしまった。それに審判がとるストライクゾーンが狭くて苦労したと思う。それでも要所を抑えるピッチングはさすがだ。(明日の創価大戦への意気込みをお願いします。)優勝を目指すというのはもちろんだが、自分も4年間で初めての選手権なので1戦1戦を大事に戦いたい。」

金光監督 「(今日の試合を振り返って)なんといっても大澤の3ランが大きかった。その前の打者もみんなつないでいこうとしていたので良かったと思う。(金丸選手と須藤選手が登録抹消されましたが)怪我をしてしまった為、やむおえず登録抹消になってしまった。2人の抜けた穴は大きいが、他の選手でカバーしていくしかない。今日は大澤がカバーしてくれた。(全日本選手権はDH制だが)オープン戦ではやってきたが、戦い方は違う。(序盤で5点差がついたが、平野投手を温存することは頭にありましたか)それは全くない。ゲームセットまで何が起こるか分からない。(明日の創価大戦へ向けて)今日でたミスを修正し、明日に望みたい」



注:この成績はスポーツ法政新聞会独自のもので公式記録と異なることがあります。


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