秋季リーグ戦            対東京大学2回戦                  

小松完封!Aクラス確定まであと1勝!

東  大
法  大 0



(東)安原、●前田、山下、濱田圭、白鶴 ― 大坪

(法)○小松(2勝1敗) ― 石川

  
    ランナーを背負いながらも見事完封した小松         リーグ戦初ホームランを放った加治屋 



 終わってみれば11残塁とチャンスを生かしきれず、昨日は引き分けに終わった 法大。もう、あんな試合をするわけにはいかない。誰もが同じ想いを抱き、迎え た第2回戦。前回の登板で早大に完投勝利したエース・小松が先発を任された。
 初回、1番・前代にいきなり安打を許す場面が見られたが、後続をシャットア ウトし、無難な立ち上がり。3回表にも先頭打者の8番・大坪を内野安打で出塁 させると、犠打や安打などで2死1、3塁とピンチを迎える。しかし3番・高橋 を打ち取り、なんとか無失点で切り抜ける。
 その裏、法大は1死から4番・佐々木の四球、5番・松本哲の左前安打で1死 1、3塁のチャンス。ここで6番・石川の内野ゴロの間にまずは1点を先制する 。
 続く4回裏には、1死1塁から1番・亀谷が右越えの適時二塁打を放ち1点を 追加。さらに3番・加治屋の左前安打で加点し、3対0とする。
 そして6回裏、加治屋の公式戦初となる本塁打が飛び出す。さらに7回裏には 、1死1塁で9番・小松が左越え二塁打で自ら点を加える場面も見られた。この 小松から1番・亀谷、2番・難波の3連打、さらには暴投など敵のミスも重なり 、一挙に4得点。計8得点と、まさに昨日のうっぷんを晴らすような打撃だった 。
 投げては先発の小松が、走者こそ背負うものの粘りを見せ、東大打線に付け入 る隙を与えない。6回表、2死満塁の場面では6番代打・秋末を空振り三振に仕 留めるなど、まさに気迫の投球。尻上がりに調子を上げていき、123球の完封で今 季2勝目。最後となる先発に花を添えた。  
                                                      (松本 紀子)




            〜試合後コメント〜



完封で今季2勝目を挙げた小松選手
−今日の試合を振り返っていかがですか
 序盤から苦しいピッチング でしたが、悪いなりに投げれました。
−先発を監督に言われたのはいつで したか
 金曜日です。
−先発は志願でしたか
 いえ、( 自分からは)何も言わなかったです。監督は、きのう勝つのを想定して、最後の 試合はお前と言われました。
−完封についてはいかがですか
 や っぱり今日勝てば東大に4季連続完封だったので、それは意識しました。
−序盤苦しんでいたように見えましたが
 調子がずっといいことはない ので、こういう試合を投げるのも大事なので、悪いなりに投げようと思って投げ ました。
−きのう今日と東大打線が良かったですが、東大打線に対する印 象は
 東大は東大のスイングがあり、特にすごいとは思わなかったです 。いつもの東大の印象でした。
−注意したバッターはいらっしゃいますか
 高橋と内海ですね。よく振れていたので。
−ピンチで監督がマウンドに 来たとき、何を言われました か
 回りでみんな守っているからしっかり投げるように言われました。
−キ ャッチャーの 石川さんからは何を言われましたか
 「踏ん張りましょう」ということ です。
−7回に自らタイムリーを放ちましたが
 バント失敗して いたので、思い切って振ろうと思いました。
−きのうの加賀美さんの力投 に関して、どのように思いましたか
 彼は今季頑張っていたので、なん とか味方が点を取ってあげないといけないと思います。
−最後に明日に向 けての意気込みをお願いします
 大学野球最後の試合なので、全力でチ ームが一つになって、なんとしても勝って、有終の美を飾りたいです。

2安打を放った亀谷選手
−今日を振り返ってどうですか?
 腰が痛いです…。
−今日の調子はどうでしたか?
 なぜかヒットが出て…あれはまぐれ です。
−昨日に続き打率5割ですね。
 打率上がるのは良いけど、それより フォアボール選べたのが良かったです。出塁率高くしたいので。
−2本のヒットともに長打で打点もあげましたね。
 そうですね。チ ャンスの場面で打てたのは良かったです。
−昨日に続き1番スタメンでしたね。
 結構自分的にはやりがいがあ ります。やることが明確になるになるんで。出塁を意識するのは自分ではやりや すいなと。今後1番でいきたいとは思いますね。
−8回の打席で腰を痛めたようですが。
 明日にはなんとかなると思 います。3塁打を打った後から腰痛くて、ベンチで腰痛いそぶりを見せていたん ですけど気づいてくれなかったです。
−秋季の打率成績ベスト5入りも見えてきましたね。
 まぁ意識して もしょうがないですけど…頑張ります!(笑)
−小松さんを見ていてどうでしたか?
 たまに点取ったら次の回に点 取られてくずれる傾向が過去にあって、それを心配していました。フォアボール で満塁になって焦ったときもあったけど粘ってくれて良かったです。
−東大投手の印象はどうですか?
 打てそうなピッチャーだけど、各 ピッチャーごとにクセがありましたね。球はそんなに速くないので、巻き込まれ ないようにそれでひっぱりを意識しすぎないように取り組みました。
−ベンチの雰囲気はどうでしたか?
 はじめは昨日の感じでイヤなム ードになりかけたけど、つないで点取ってからは良い感じになりました。
−明日に向けておねがいします。
 ストレッチします!(笑)

ホームランを放った加治屋選手
−今日の試合を振り返っていかがですか?
 昨日引き分けてしまって 、今日は負けられない試合でした。気持ちを引き締めて試合に臨みました。
−リーグ戦初のホームラン出ましたね!
素直に、嬉しいです。とに かく無心で自分のスイングをしようと振った結果入ったんで良かったです。
−打った瞬間入ったと思いましたか?
 いや、いくとは思わなかった です。
−打った球は何でしたか?
 たぶん、低めのスライダーだったと思い ます。皆には、ボールっぽかったと言われました。うまくすくって打てたんで… 良かったです。
−ガッツポーズも出ましたね。
 あれは…はい。嬉しかったんで。
−昨日もヒット2本と、好調ですが維持できている秘訣などはありますか?
 センター方向中心に打っていくよう意識してます。
−昨日引き分けて、今日に向けて何かチームで話し合ったことはありますか?
 昨日は気持ちの面で抜けてた部分があったので、そういうところをなくそうと 。試合前にしっかり気持ちを作って、良い状態で臨みました。
−では、チームの雰囲気も良かったですか?
 そうですね。昨日と比 べて良かったと思います。
−明日勝てば4年生は最後ですが?
 気持ちよく送り出せるように、 自分達のできることをしっかりとやりたいと思います。
−明日に向けての意気込みをお願いします。
 絶対勝ちます。

1安打を放った難波選手
−今日の試合を振り返っていかがでしたか?
 チャンスで3回まわっ てきて、最初のチャンスで打てなかったが悔しいです。
−今の調子は?
 バッティングは悪くないんですけど、遅いボールに は体が早く開いちゃうんでそれを修正したいです。
−東大投手陣の印象は?
 スピードは速くないけど低めに来るので、 みんなそれにひっかかってしまって。それを見極めればもっと点が入ると思いま す。
−今日は2打点決めましたが。
 今季リーグ、チャンスで打ってなく て打点入ってなかったんで打点入ってよかったです。
−今日は小松投手が完封しましたが、後ろから見ていてどうでしたか?
 やっぱ最後の年なんで、見てて気迫が感じられました。
−明日に向けての意気込みをお願いします。
 4年生と野球やれるの は多分明日で最後なんでチーム一丸となって戦えればいいなと思います。

1安打を放った松本哲選手
−今日の試合を振り返っていかがでしたか?
 昨日の試合でも今日のような試合展開に持ち込めれば良かったです。
−1、3回のチャンスの場面ではどのような心境で打席に臨みましたか?
 余裕があり、捕えたつもりだったのですが、守備の正面をつくことが多かったので…。
−今日1安打でしたが、調子はいかがでしたか?
 1安打という感じではなかったのですが、結果的にそうなってしまったので、明日に繋がるバッティングをしたいです。
−昨日は引き分けてしまいましたが、今日何か東大対策を立てましたか?
 ピッチャーが右だとわかっていたので、その対策を立てました。
−東大投手陣の印象はいかがでしたか?
 打ちにいったら結果がでないので、全員受け身の気持ちで行けたので良かったです。
−最後に、明日に向けて一言お願いします。
 4年生が明日の試合で最後なので、ホームランを1本くらい打ちたいです。

1安打を放った長谷川選手
―今日の試合を振り返ってどうでしたか
勝てたから自分が悪くても良いです。
―昨日の延長12回の試合を終えて今日の試合はどうでしたか
最近、チームが打てていないです。今日は打線がつながったので良かったです。
―ベンチの雰囲気はどうでしたか
悪くないです。普通です。
―2打席目の安打が追加点につながってどうでしたか
全然ダメです。良いところに飛んだだけです。
―東大投手陣について
なめていてはまると打てなくなる。遅いから引っ張るのではなく、しっかりセンター返しを心掛けて打てるようにしたいです。
―前日の雨でグランドが湿っていたと思いますが守備の影響はどうでしたか。
自分たちは神宮と同じグランドで練習しています。問題ないです。
―残り少ない試合ですが、残りで心掛けたいことはありますか
良い形で終わりたいです。
―明日に向けて
貢献できるようにしたいです。4年生をしっかり良い形で送り出せるように試合に臨みたいです。

マスクを被った石川選手

‐まず、きょうの試合を振り返ってみていかがでしたか?
 きのうは本当にうまくいかなかったので…。きょうは一心不乱にいきまし た。結果的に、それがうまくいったんだと思います。
‐小松投手は、尻上がりに調子を上げていったように見えましたが…。
 そうですね。きょうはブルペンで投げてた時点から、調子はあんまり良く なかったです。実際に試合が始まってもあんまり良くなくて。でも、気合いとか 気迫で抑えた、っていう感じでした。
‐調子が良くないということもあり、打たせて取る、という感じでいきました か?
 そうですね。調子があんまりよくないぶん、そんな感じでした。状態的に も、球数もそんなに投げられないっていうのもあったので。(東大に)早い段階 で打ってもらって、それでアウトを取る、って感じでした。
‐序盤はハラハラする場面もありました。乗り切ったポイントは何かあります か?
 そうですね…。いいところに、(打球が)たまたまいってくれたな、って 感じです(笑)。
‐何度かマウンドに向かわれる場面もありましたが、どんなことを話しました か?
 基本あんまり覚えてないんですけど(笑)、ひとりずつアウトを、しっかり とっていこうっていう感じです。
‐きのうは試合の入りが最悪、ということでしたが…きょうはいかがでしたか ?
 きのうに比べれば、良かったですね。きょうは「やらなくちゃいけない」 っていうのもあったので。雰囲気も悪くはなかったと思います。
‐きのう帰ってからは、どんな練習をしましたか?
 全体でまとまった練習はしませんでした。自分はバッティング練しました けど…みんな自主練って感じでした。でもバッティング練してない人も素振りし てた人も多くて、みんな室内練習場にけっこういたと思います。
‐きょうは先制点も挙げ、打点をひとつ伸ばしましたね。
 あれも、たまたまいいところにいったんです。チームバッティングです(笑) 。
‐現在打点はチームトップと、ベストナインの候補にも挙がっていますが、タ イトルなどは意識していますか?
 まったくしてないです。みんな言ってくるんですけど。チームが優勝でき てないから、ひとりだけタイトルとっても喜べないです。チームが勝って、それ で(タイトルを)とれたらそれが一番ですけど。個人だけ良くても、意味ないで す。
‐あしたの先発は、やはり加賀美投手でしょうか?
 その可能性もあると思います。あしたになってからか、早ければきょうの 夜に決まると思います。監督しだいっていう感じで。
‐あしたで、本当に最後の試合です。特に、4年生は引退試合となりますが… 。
 きょうも最後のほうに4年生がたくさん出たんですけど、そうするとチーム 的にもいつも盛り上がるんです。4年生にはいいかたちで終わってほしいし、3年 生以下は、4年生が決めるようないい場面を作れるようにしたいです。あと、いつ も言ってるんですけど…きのうも、きょうも、ファンの人たちや、見てる人みん なイライラしてると思うので、そういう人たちのためにも、しっかりやりたいで す。
‐では、最後にファンの人たちへ、あしたの見どころをお願いします。
 きょうみたいに、あしたも終盤のほうに4年生がいっぱい出てくると思いま す。その4年生たちの、最後の一打席とかですね。(お客さんだけでなく)3年生 以下はしっかりそういうところを見てほしいし、来年のためにもなると思うので 。
‐ちなみに、石川選手個人(の見どころ)は…?
 自分ですか。…まぁ、普通にやりたいです(笑)。失点を最小に抑えて、が んばります。

伊藤暢選手

−今日の試合を振り返ってどうでしたか?
序盤は苦労しましたが1点取ってからは普段通りにできました。
−明日でもしかしたらラストになりますが今の気持ちはどうですか?
明日で最後にしたいです。
−東大の安原投手の印象はどうでしたか?
三振する球は無かったんでどんなピッチャーか見極めるまでフォアボールをとる ようにしました。
−打線が好調でしたが昨日との違いは何かありましたか?
ボール球を振らないように心掛けました。
−最後に4年生が多く出ましたが同学年としてどんな気持ちでしたか?
一番長く一緒にやってきたから嬉しかったです。
−明日は出場する予定はありますか?
足のケガの状態次第です。

金光監督

−今日を振り返って教えてください。
 序盤で点を取れそうで取れな い状況でした。小松は悪くなかったです。加治屋のタイムリーで3点は、彼にと って久しぶりでしたし、大きかったです。
−小松投手についてどうでした か?
 一点でも取られたら変えるつもりでしたが、よし完封だからよし とします。故障から復帰でここまでよくやってきたと思います。
−打線に ついてどう思いましたか?
 一日で変わるものじゃないと思います。チ ャンスの思い切りの良さがないです。
−亀谷選手の怪我はどうですか?
 腰を捻ったみたいです。明日どうなるかは様子を見ます。
−今日ホーム ランを打ちましたが、加治屋選手についてどう思いますか?
 低め変化 球に対するバッティングなど良いものを持っています。
−明日の試合に向 けてお願いします。
 4年生は最後の試合です。思いはそれぞれあるけ れど有終の美を飾ってほしいで す。

                         〜東大3回戦展望〜


 前日、東大との初戦をまさかの引き分けに終わった法大だが、今日の第2戦では 8−0で圧勝。加治屋のリーグ戦初本塁打、7回には打者一巡の猛攻でビッグイ ニングを作るなど、第3戦へ向けて見通しは明るい。しかし、油断は出来ない。 第3戦、東大の先発は初戦で法大打線を延長12回1失点に抑えた鈴木が予想さ れる。今シーズンを通して粘り強い投球を続ける『赤門のエース』にリベンジは 成るか。法大の先発は加賀美が予想されるが、初戦で延長12回を完投したこと を考えると、二神の可能性もある。勝てば5季ぶりのAクラス入りが確定するが 、今日の様に攻守で東大を圧倒していきたい。さらに亀谷、石川、加治屋が26 日の日程を終えた時点で打率TOP10に入っている。明日の活躍次第では、ベストナ インのタイトルも見えてくる。チームの勝敗とともに、選手個人の活躍にも注目 してみたい。 開幕ダッシュに成功し、ライバル、早大との死闘など、今シーズン、印象深い戦 いを繰り広げてきた法大。全てを無にしないためにも明日勝って有終の美を飾り たい。
                                                   (鈴木 幸長)


 




▲トップページへ戻る   ▲野球トップページへ戻る