第83回東京箱根間往復大学駅伝競走が、1月2日午前8時大手町の読売新聞社前よりスタートした。
スタートの1区に起用されたのは、4年生キャプテンの友廣哲也(経4)であった。スタート直後から、東海大の佐藤が独走。佐藤についていた東洋大の大西も置いていかれ、さらにその後ろの18人で形成する3位集団で友廣はじっくりと自分のペースを守り我慢した。しかし、18キロ付近の六郷橋でのペースアップについていけず、ずるずると後退してしまう。結局、区間18位に沈み、最後の箱根駅伝で結果を出し、キャプテンの意地を見せることはできなかった。
花の2区に起用されたのは、田中と共にダブルエースと目され、出雲駅伝で快走した圓井彰彦(社4)。大きな出遅れを取り戻す、エースとしての貫禄ある走りが期待された。しかし、一向にペースが上がらず、最後の箱根駅伝で納得のいく走りはできなかった。結果は、1区友廣と同じく区間18位。順位も変わらず、18位での襷リレーとなった。
いい流れができないまま、3区で襷を受けたのは、2大会連続でこの区間に起用された下川原温(経3)。前回大会でまずまずの成績を残し、今シーズンでも自己新記録を出して自信と経験を胸に挑んだ今大会の3区。しかし、流れを変える快走を見せることはできず、区間14位で順位を一つ下げて19位で次の4区へと襷をつないだ。
予想外に大きな出遅れのまま、往路終盤の4区で襷を受けたのは、今大会の箱根駅伝が最初で最後となる、清水陽介(経4)であった。初エントリーでスピードが試されるこの区間での大抜擢であったが、1、2区の4年生2人の不本意な走りを帳消しにする走りが期待された。その期待に応えるべく、区間10位のまずまずの走りで順位を3つ上げて、16位で往路の最終区で山場となる、山上りの5区へと襷リレーした。
いよいよ往路のハイライトとなる山上りの5区。前回大会で1年生ながら起用され、区間17位と期待に応えられなかった姜山佑樹(経2)が今大会も起用された。前半、少しでも前と差をつめて明日の復路につなげようという熱い意気込みが感じられ、一時、シード権のある10位の背中が見える12位まで順位を上げた。ところが、その前半のオーバーペースがたたり、徐々に順位を落としてしまった。最終的に、16位で芦ノ湖のゴールに飛び込み、前回大会の自己記録も下回り、区間15位とまたしても箱根の山に跳ね返されしまった。
3大会連続で苦しい往路になってしまった法大。前回大会よりもさらにシード権圏内の10位との差は広がり、5分24秒。現実的には非常に厳しいタイム差。しかし、復路には2大会連続で山下りの6区で区間2位と快走を見せている松垣、さらにはリザーブとして、ダブルエースの一人である田中、前回大会7区区間賞の柳沼、高い潜在能力を持つ後藤、加えて最初で最後の箱根駅伝にかける伊藤、越後が控えている。往路で悔しい思いをした選手の分まで、納得できる最高の走りをすることを期待したい。そうすれば、復路2連覇、そして、4年連続シード権獲得も成し遂げられるだろう。
法大は往路1位の順大と10分以上のタイム差がついてしまったため、明日の復路は神奈川大、國學院大、国士舘大、関東学連選抜と共に一斉スタートとなった。午前8時10分、4年連続のシード権に向けて芦ノ湖をスタートする。
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◆ コメント ◆
成田道彦駅伝監督
「(往路終わって)苦戦ですね。4区まではまあ予想通りでしょう。10番からそれほど離れてなかったし。それが最後でね。明日は辛いです。普通に走ってくれさえすれば…。でもそれを言ったらたらればですし仕方ないです。(姜山選手の容態は?)もう大丈夫です。オーバーペース。早すぎです。自分で抜いてやろうということだったんでしょうが…。(10位まで5分24秒)松垣にはつっこませない。深く考えすぎると姜山のようなことになる。一人で駅伝するなと言っているのですが。駅伝はみんなでするものです。(圓井選手は?)途中いいかげんなことをしていた。(いいかげんなこととは?)余裕があったのでしょう。15kmから引っ張ろうとした。引っ張るのはいいが早すぎる。だから最後走れなくなって沈没した。(区間順位を見て)寂しい成績ですね。でもしょうがないでしょう。(明日へ向け)つっこむなと指示します。地道にちょっとづつ詰めていくしかない。」
姜山選手の容態について (小野和洋主務の話)
「オーバーペースによる脱水症状と脱水症状による足への負担です。最後下りはまったく動けてませんでした。でも意識も回復しましたし、とりあえずは大丈夫だと思います。」
| 区間 |
名前 |
順位(総合順位) |
記録 |
| 1区 |
友廣 哲也 |
18位(18位) |
1時間05分57秒 |
| 2区 |
圓井 彰彦 |
18位(18位→) |
1時間11分05秒 |
| 3区 |
下川原 温 |
14位(19位↓) |
1時間05分16秒 |
| 4区 |
清水 陽介 |
10位(16位↑) |
57分10秒 |
| 5区 |
姜山 佑樹 |
15位(16位→) |
1時間25分44秒 |
| 往路 |
法政大学 |
16位 |
5時間45分12秒 |
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