日本インカレ特集 第1弾
福島 成博

  今シーズン、福島成博(経2)は法大長距離陣を引っ張る注目株だ。先日の関東 インカレでは3000mSCで6位入賞。八王子駅伝、立川ハーフマラソンといった長い 距離のレースでも積極的な走りを見せ、日に日に存在感が高まってきている。全 日本インカレでも、上位入賞が期待される。


■ 父の影響 ■

 長髪にサングラス。福島のこのスタイルは法大のユニフォームによく映える。 「父親が法大OBなんです」幼少時代、正月は箱根路を走る法大ランナーを父と 一緒に見つめていた。父から子へ受け継がれた法大DNA。福島は、ごく自然に 、そして必然的に法大で陸上競技をすることを決めたのかもしれない。

福島成博
■ 成長 ■

 法大に入学して1年、福島は確実に実力をつけている。「今の結果はこれまでの 練習量の蓄積」と言うように、けがなく練習を積めていることに絶対の自信を持 つ。その結果、走力が上がり、大学の試合で十分に勝負できるようになった。ま た「調整が上手くなった」ことも好結果につながっている。自分の調子を見極め 、状況に合った練習を選択できているようだ。

■ 箱根へ ■

 明日に迫った全日本インカレであるが、福島の照準は必ずしも全日本インカレに 向いているわけではない。「調整は主に全日本大学駅伝の予選(6/23)に合わせ ている」と、昨年出場を逃した全日本大学駅伝への出場を切望する。駅伝、それ は福島が心の奥底に持つ、箱根駅伝への思いにつながる。
 福島は3000mSCを軸にレースに望んでいるが、彼自身箱根駅伝には強い思いを持っ ている。「3000mSCは長い距離を走る上での基本。秋からはハーフや10000mなど箱 根を見据えて走っていきたい」と今シーズンのビジョンは明快だ。今年の箱根で は補欠に入り、肌で箱根を感じることはできた。しかし、それはあくまで補欠。 自分が走ったわけではない。 しかし、2年生になり、成長を遂げた今年。「箱根をとにかく走りたい。」高校 時代は無縁だった大きな舞台へ。福島の挑戦は続いている。
 そんな思いを持って挑む今回の全日本インカレ。「秋以降のレースの土台となる ようなレースにしたい」と、今大会でも3000mSCでの入賞を狙う。6月9日、福島 のレースに注目しよう。

(黒澤 亮)


日本インカレ特集 第2弾
十亀 慎也

十亀慎也

  先月の関カレで三段跳を制覇した十亀慎也(経3)。彼の視線は全カレ制覇、そして世界中の大学から選抜された選手たちで競い合うユニバーシアードに向けている。


■ ライバルは、やはり青木 ■

 法大入学後の十亀にとってチームのキャプテンである青木の存在は少なからず影響を受けているといえる。青木のライバルは十亀であり、十亀のライバルは青木であるからだ。
 同じ三段跳という分野で、切磋琢磨しこれまで数々の記録を残してきた二人。青木は4年生、十亀は3年生であるため、二人が三段跳を競う全カレはこれで最後になる。先月の関カレでは十亀に約80センチの差をつけられて10位に沈んだ青木はリベンジに燃えているに違いない。十亀の一番のライバルは紛れもなく青木なのだ。

■ 全カレ制覇そして目標の舞台へ ■

  今年度の関カレの三段跳で優勝した十亀。もちろん全カレでも優勝を狙いにいく。今大会は8月にタイで行われるユニバーシアード大会の選考も兼ねている。出場のためには記録を伸ばすことが必須であり、全力を尽くさなければならない。より高いレベルの跳躍が必要になってくるのだ。
 昨年度の全カレでは、三段跳に出場したものの、21位という結果に終わり、「根本的にダメだった」と振り返る。この一年の練習の成果で、改善すべき点として挙げた「ファウルの多さ」はクリアできているという。昨年の反省を生かし、今大会の全カレは優勝を目指す。
 全カレで表彰台の一番上に立つ姿もさることながら、「当面の目標」であったユニバーシアード大会出場が叶えることができるか注目だ。

(片野 真和)


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