関東インカレ特集 第3弾
飛翔する男 青木祐輔

  関東インカレで注目すべきなのが三段跳びの青木祐輔(経4)だ。青木は昨年の 関東インカレで十亀(経3)に続き4位に入賞した。今年は主将としてチームを 引っ張り、全体にいい流れを作る意味でも健闘が期待される。


■ ライバルはチームメイト ■

 青木に「ライバルは誰ですか?」を聞くと、予想通りの答えが返ってきた。 「十亀です。彼の普段の練習を見ていても、自分より上のものがたくさんある」 と、きっぱりとライバルの存在を認めた。青木、十亀はともに三段跳びでインタ ーハイを制した実力者であるが、大学入学後は十亀の活躍が目立っていた。そん な十亀の姿が青木のいい刺激になり、日々の練習にも緊張感を与えてきた。同じ 法大の仲間ではあるが最大のライバルである。

青木祐輔
■ 主将として「勝ちたい」 ■

 4月の東京六大学対校戦では15m59の自己べストで優勝。幸先のよいスタート をきった。昨年と比べて「体力がついて、スピードが出るようになった」という 。そしてこの先、関東インカレ、日本インカレの両方で「勝つ」つまり優勝する ことを主将として果たすべき最低条件に挙げた。主将として意識は高く、「競技 成績でチームを引っ張っていきたい」という。法大は団結するというよりも個性 的で、それぞれがそれぞれの目標に向かって頑張るというチームカラーである。 そんな法大の柱としてチームを支え、チームに活気を与える跳躍ができるかどう かが見所だ。青木はこれまで地道に記録を伸ばしてきたが、いまだ16mの壁を超 えることはできてはいない。16m台の跳躍をみせれば優勝は間違いない。身に付 けたスピード感とこれまでの4年間の思いをのせて、「勝ち」にいく。

(小原 祐香)


関東インカレ特集 第2弾
法大を投擲で引っ張る男 山田壮太郎

山田壮太郎

  関東インカレ特集第2弾は砲丸投げの山田壮太郎(現3)。昨年の関東インカレ は2位、そして続く全日本インカレでも4位入賞を果たした。今年に入り先月の 六大対校陸上競技大会でも圧倒的強さで優勝、レベルの違いを見せ付けた。今年 はまずは関東インカレ、そして全日本インカレを制し学生チャンピオンを目指す 。


■ 順調な調整 ■

 「調子はベストにいい」と語る山田。4月の六大対校陸上競技大会でも今シーズ ン初試合で試合勘もなく周りに張り合いを感じない中、15m72で優勝。自己 記録に及ばず本人は満足していないが圧倒的強さを見せた。課題も現在特になく 間近に迫った関東インカレにむけ視界良好である。さらに今回のインカレでは関 カレポイントでも法大チームの主力として昨年以上の期待がかかる。

■ 精神面の成長 ■

 今年に入り「昨年より力がついて物事を冷静に考えられるようになった」と実力 がつき精神面でも成長を果たしている。昨年の山田はライバルに日大井元を挙げ 打倒井元の気持ちで関東インカレ、全日本インカレを闘った。しかし今年の山田 は「(井元のことを)別に気にしていない。今年は勝てる自信があるのであと は自分がいかに冷静になれるか。冷静に試合をし、自分の満足できる投てきがで きれば結果がついてくる」と自分との戦いになると話す。精神的に成長した山田 の今年の目標は全日本選手権3位以上、目標への序章である関東インカレでの山 田の戦いに注目だ。

(図師 康佑)


関東インカレ特集 第1弾
躍動する男 齋藤雄太郎

齋藤雄太郎

  今週末に迫った関東インカレ特集の第1弾を飾るのは、3000mSCの齋藤雄太郎(経3 )である。昨年は、6位入賞を果たし、続く日本インカレでも7位入賞、先月の 六大学対抗では優勝と、法大の誇る3000mSCのスペシャリストである。目標とする 8分40秒台を出せば、昨年を上回る表彰台、さらには優勝も見えてくる。大き な期待を背に、法大を勢いづける熱い走りを見せることができるか。歓喜の中で 、ゴールテープに飛び込んでくる齋藤に注目だ。


■ 技術と粘り ■

 3000mSCを「走力で勝てない選手に技術で勝つことができて、自分が表舞台に立つ ことができる得意な種目」と語った、齋藤。特にハードルを飛び越える技術には 自信を持っている。 昨年は6位入賞という見事な成績を残した。ただ、「昨年はただがむしゃらに走 って、あんなに上にいけると思わなかった」と語っており、成績を残せたという 大きな自信とともにラスト勝負への対応という課題も挙げていた。そして、4月 に行なわれた六大学対抗戦では、最後のバックストレートで粘って見事な逆転優 勝を果たした。また、高いレベルの練習にまだ対応しきれていないと語るほど、 ライバルと表現する自分自身をとことん追い込んで関カレに備えている。そんな 齋藤に今年も好成績を残す期待が集まっている。

■ 関カレから箱根へ ■

 今年の関カレは齋藤にとってもチームにとっても昨年以上に大きく意味のある大 会である。今年の箱根駅伝でシード落ちした法大は、予選会から箱根本戦を目指 すことになる。予選会では関カレでの獲得ポイントが加味される。昨年の予選会 では、関カレポイントによって、拓殖大がわずか1秒足りずに本戦出場を逃がし たほど、関カレポイントは大きな意味を持っている。今年の箱根駅伝に出走する ことができなかった齋藤は「この関カレでしっかりと結果を残しチームのため に貢献し、また、箱根につながる走りをしたい」と意気込んでいる。そんな中で も「上ばかり見ずにまずは、しっかりと予選通過を考えていきたい」と、全く 気負いも見せていない。最後まであきらめない粘りの走りで、関カレから箱根へ 自分自身とチームを導くことができるだろうか。齋藤の激走に注目だ。

(田平 貴洋)


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