第18回出雲全日本大学選抜駅伝 10月9日 島根・出雲大社〜出雲ドーム

出雲全日本大学選抜駅伝
圓井が区間新!!粘って掴んだ7位


 10月9日、学生3大駅伝の開幕戦、第18回出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)が出雲大社〜出雲ドーム間全6区間・44kmを舞台に行われた。
 出雲大社正面をスタートする1区を務めたのは2年連続となる圓井彰彦(社4)。昨年は、最後までトップ争いを繰り広げ区間2位に終わったため、今年は区間賞を目指した。3キロすぎから先頭集団を引っ張り、冷静にレースをうかがった圓井。第1中継所目前まで壮絶なトップ争いが繰り広げられた。結局、トップと2秒差の4位で襷を渡し、区間新をマーク。幸先の良いスタートを切った。2区は出雲初出場の松垣省吾(経4)。第一工大の選手が飛び出し、松垣は2位集団を引っ張る形になった。しかし、残り500メートルとなったところで他選手がスパート。松垣はついていくことが出来ず、6位での襷リレーとなった。各校エースが名を連ねた3区はキャプテンの友廣哲也(経4)。終盤は苦しい表情を見せながらの走りで、区間11位となってしまった。チーム順位を10位に落とし、襷を4区の清水陽介(経4)へ。しかし、清水も順位を上げることは出来なかった。2区から4区で順位を下げてしまうという昨年と同じような展開で迎えた5区。その5区を走るのも昨年と同じ高嶺秀仁(社2)だ。駅伝デビューとなった昨年は区間8位。同じ場所、同じ展開で、襷を受け取った高嶺は、昨年からの成長を見せた。区間賞の選手と1秒差、区間2位の快走で順位を上げ、チーム8位で笑顔の襷リレー。アンカーを務めるのは3年連続となるエース田中宏幸(現福4)。「最後の出雲。悔いの残らないようにしたい」と語っていた田中は、チームを法大最高成績タイの7位まで押し上げた。
 「一人になった時にどこまで走れるか」。成田監督は出雲の課題をこう語っていた。終盤の5区6区で粘りを見せ、順位を上げられたことは収穫となったのではないだろうか。6月の全日本駅伝予選落ちで、法大にとって次の駅伝は箱根となる。今回の出雲で課題を残した選手、今回走ることが出来なかった選手。箱根へ向けて彼らの奮起が期待される。

区間2位の走りで追い上げの口火を切った高嶺

出雲駅伝・成績
順位大学名成績
1位 東海大  2:07:48
2位 日 大  2:08:27
3位 東洋大  2:10:06
4位 日体大  2:10:19
5位 駒 大  2:10:22
6位第一工業大 2:10:30
7位 法 大  2:10:32
8位 亜 大  2:10:34
9位 順 大  2:11:01
10位 立命大  2:11:18
11位山梨学院大  2:11:33
12位 中 大  2:12:26
13位IVYリーグ 2:14:28
14位 京産大  2:15:50
15位日本文理大 2:16:52
16位 徳山大  2:18:47
17位 東北選抜 2:19:18
18位 名古屋大 2:19:34
19位北海道選抜 2:20:27
20位中四国選抜 2:20:45
21位北信越選抜 2:20:57


*個人成績*
区間選手名(学年)タイム区間順位チーム順位
1区(8.0km)圓井 彰彦C23:184位―――
2区(5.8km)松垣 省吾C16:4610位6位↓
3区(8.5km)友廣 哲也C26:1911位10位↓
4区(6.5km)清水 陽介C19:159位10位→
5区(5.0km)高嶺 秀仁A15:022位8位↑
6区(10.2km)田中 宏幸C29:525位7位↑

◆選手・監督コメント◆

1区 圓井 彰彦  4位 (23:18 区間新)
「今日のレースは記録を出せると思って臨みました。実際は体調が良くなかったんですが。教育実習期間中に体調を崩したままだったが、結果が出せたので良かった。(箱根に向けては)体を絞らないといけないと思った。それが課題です。(箱根の)1区が走りたいので調整もしていきたい。(4年生としてチームをどんな風に思うか)今日はみんな悪くない程度に、無難に走れたと思う。チームの雰囲気も良いと思います。」

5区 高嶺 秀仁  2位 (15:02)
「(レースについて)襷を受け取った時、前と差があることがわかっていたので、逆に吹っ切れていつもの通り走ることができた。レースのコンデイションも悪く無かったし、沿道からの応援をすごく感じた。(課題は)特に無いです。いつも通りの気持ちで挑んでいきたい。(箱根に向けては)シードを狙えるようにこれからしっかり練習したい。」

成田駅伝監督
「(結果を見て)結局去年と対した変わらず。3区と4区が駅伝をしていない。2区と5区がちょっと良かったくらい。試そうと思って使ったのだが・・・。きついですね。(過去最高タイの7位ですが)もっと上にいけたはず。3区で30秒、4区で15秒。そこを我慢できたら。田中の走りももっと違ったはず。友廣は使い方が難しくなった。1区の圓井がおしかったが、秒差はその日の調子にもよるので。ただそれにつられて松垣も早く入ってしまった。早く入るとどうなるか、本人にとって勉強になったのではないか。高嶺もタイムは去年より20秒ほど悪い。去年の走りができれば区間賞だった。ただ、(全日本大学駅伝の)予選会でのボロボロの走りからは回復して走れていた。田中はもう入り方だけ。状況が状況なだけに前を追わなければならなかった。途中ペースメーカーにもされていたので、よく最後まで持ったのではないか。(箱根前、駅伝がこれで最後)辛いところ。まだ2人(伊藤・越後)使っていない。箱根を走ったことがある人はだいたいわかるのだが、走っていないので。これからどうするか。清水も今回の走りじゃ合格点とはいかない。(今回の収穫は?)3区、4区の遅れを盛り返したという点では駅伝をできたので、特に高嶺は評価できる。しかし、収穫とまではいかない。(今後にむけ)流れとしては、記録会・上尾・合宿と続いていく。日体大記録会では来年のインカレもあるので1人でも多く標準記録を切れるように。(箱根駅伝の)予選会は何が起こるかわからないので、稼げる所で稼いで蓄えを作っておかなければ。昨年は壊してしまったから今年は故障がでないように気をつけながらやっていきたい。今年は特に代えがいない。今、1年生を大事に育てすぎているので、どれだけ上がってこられるか。伊藤・越後・清水の3人もハーフの結果を見ながら考えていきたい。彼らが上がってこないと辛いものがあるので。」




出雲駅伝直前
エントリー発表!監督、選手に直前取材!!

 学生駅伝のシーズンがやってきた。3大駅伝の開幕戦、第18回出雲全日本大学選抜駅伝競走を9日に控えて、成田駅伝監督、田中、圓井両選手に出雲直前取材を行いました。
 エントリーメンバーの5000m平均タイム(14分24秒68)は参加21校中10位。関東の大学10校中9位と分が悪い。しかし、幸い現在怪我人がおらず、先日の日体大記録会で自己記録を更新する選手が続出するなど、順調な仕上がりを見せている。今春の箱根駅伝のように上位食いができるか!?

◆選手・監督コメント◆

成田駅伝監督

「(チーム状態は)そんなに悪くない。ようやく去年並になったかという所。後藤が相変わらず走れてない。(出雲のエントリー選手について)日体大記録会で伊藤と清水は10000m29分台、越後は30分台の自己ベストを出したし、他と遜色ないと思う。(4年生が多いが)それしかいないので。(下級生があまり入ってないようだが)姜山は入れてもよかったが、夏故障していたので練習をしっかりしてもらいたかった。でも日体大記録会の5000mで部内1番だったので入れておけばよかった。大森は長い距離での実績が無いので、札幌ハーフを走らせたので今回外した。(夏合宿について)最初の白樺湖合宿で1年生が全然走れていなかったので、次の妙高合宿は例年の2割練習を落としてやった。9月の菅平合宿でやっと去年並の練習ができ、1年生も走れていた。(目標は)設定していない。走らせてみないとわからない。(去年は最後1kmが課題と言っていたが)やはりそこでしょう。最後に一人で走ったときにどこまで走れるかだと思う。去年は最初から最後までダメだったので。」

4年生

田中 宏幸選手

「(調子はどうですか)いつもの通り普通ですね。良くも悪くなくて。(出雲については?)出雲のために練習したんじゃないんで。出雲は通過点。あくまで箱根のために走っています。頭の中は箱根のことだけです。(チームの雰囲気は)例年と変わりない感じですね。みんな自由な感じで。(夏の成果)夏合宿終以降一度も実戦を走ってないので、まだ成果が確認できてない。まあ成果は箱根を見てもらえれば。(具体的に春と比べてスピードやスタミナとかは)スピードはトラックシーズンと比べたらついたと思う。箱根を見てほしいです。(逆に課題は)出雲出てから考えます。(目標)とにかく最後の出雲なので、法政史上最高の順位の成績を残したいと思ってます。(最後に意気込みを)悔いの残らぬように、もう出雲走らなくてもよいように、走りたいです。」

圓井 彰彦選手

「(調子は)ちょっと悪い。(今はどのような調整をしているか)出雲は短いのでスタミナよりスピードをつける調整をしている。(夏合宿の収穫は)ケガをしないで一通り練習出来たこと。でも教育実習で体調を悪くしてしまった。(全日本駅伝予選会の時に、体重を増やさないようにしたいと言っていたが)教育実習で増えてしまって、戻そうとしてご飯を減らしたら体調をおかしくしてしまった。今は戻ってきている。(現時点での課題は)無い。とりあえず出雲で与えられた区間をちゃんと走りたい。(6月の全日本予選会落選から、チームの雰囲気は)うちはそういうことは引きずらない。いい意味で忘れている。走れないのは仕方ないし、終わったことは切り替えて練習している。(チーム状態は)けが人がいないし、悪くない。(出雲の目標は)今まで区間賞を獲ったことがないので、獲りたい。前回は2位で惜しかったので、その上を目指したい。(最後に出雲駅伝の意気込みを)今シーズン駅伝初戦なのでチーム力をはかるにはいい機会。上位に入れたらいいと思う。」


*エントリー選手一覧*
   
学年 名前 身長 体重 出身校 5000mベスト
4年 友廣 哲也 169cm 52kg 白石 14分27秒1
  伊藤 雅紀 175cm 56kg 14分33秒2
  越後 英俊 178cm 60kg 飯田 14分31秒9
  清水 陽介 172cm 51kg 法政二 14分25秒40
  田中 宏幸 168cm 51kg 佐竹 14分26秒4
  圓井 彰彦 169cm 53kg 田村 14分08秒94
  松垣 省吾 167cm 56kg 上野工業 14分14秒63
3年 下川原 温 173cm 56kg 専大松戸 14分33秒6
  蜿タ 晃太 178cm 58kg 田村 14分35秒8
2年 高嶺 秀仁 178cm 60kg 田村 14分09秒80


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