6月11日、大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場。1位通過を決めた2年前と同様に雨が降りしきる中、11月に行われる全日本大学駅伝へのキップをかけて予選会が行われた。昨年は総合10位と沈んだ法大であったが、2組秋山がトップでゴールするなど3組目を終えた時点でほぼ予選通過を決め、最終的には1位神大に40秒差の2位で本戦へと駒を進めることとなった。
<1組目>
1組目は友廣哲也と柳沼晃太が出場。レースは序盤から集団を作ってのゆっくりとした展開で進む。途中雨も降り始めると、國學院の選手が飛び出す。しかし、集団のペースは上がらず、友廣、柳沼の二人も集団の中で飛び出せずにいる。すると終盤、友廣が次第に遅れていく。柳沼も集団についていくが結局14位と20位という不安な立ち上がりとなってしまった。
<2組目>
2組目の出場は秋山和稔と松垣省吾。1組目からの流れそのままにゆっくりとした集団を形成してレースは進む。中盤から松垣が集団を引っ張る形となり、秋山は集団の中で様子を伺う状態が続いた。そしてラスト3週くらいから秋山が猛然とスパート。中央学院の選手とデットヒートを繰り広げると、最後は自力に勝る秋山がトップでゴール。松垣も8位でゴールとここで流れは一気に法大へと動いた。
<3組目>
関東インカレのハーフマラソンで入賞を果たした山口航と昨年28分を出しエースの座に登り詰めた田中宏幸が3組目に登場。序盤のペースは前2組と変わらずスローペース。田中、山口ともに集団の前方に位置取りレースは終盤へ。徐々にスピードが速まっていく中、田中も山口も冷静なレース運びを見せる。最後も二人ともほぼ同時期にゴール。この時点で法大の総合成績は2位となり、本戦出場をほぼ手中に収めた。
<4組目>
予選通過をほぼ決めた法大であったが、最後となる4組目に出場したのは、主将・原田誠と岡田拓也の法大2枚看板だ。レース開始直後から流経の選手と東海大の2選手が飛び出す形となった。原田と岡田はその中、冷静にレース展開を読み、4位集団の中に付けていた。中盤、東海大2選手のペースが落ちると4位集団に吸収される。しかし、同時に集団は縦に大きく伸び、岡田のペースも少しずつ落ちてゆく。集団の前方で粘りを見せていた原田もラストで大きく離される。結果原田は30分を切るも14位。岡田も24位とのびることができなかった。
| 出場組 |
選手名 |
順位 |
記録 |
1組 |
柳沼晃太A |
14位 |
30分48秒8 |
友廣哲也B |
20位 |
31分00秒5 |
2組 |
秋山和稔C |
1位 |
30分07秒7 |
松垣省吾B |
8位 |
30分17秒0 |
3組 |
田中宏幸B |
3位 |
30分04秒8 |
山口 航C |
5位 |
30分08秒7 |
4組 |
原田 誠C |
14位 |
29分41秒6 |
岡田拓也C |
24位 |
30分04秒3 |
OP |
山川太一@ |
8位 |
30分45秒3 |
下川原温A |
17位 |
31分21秒2 |
*コメント*
成田監督
「(今回の結果を総合的に見て)妥当な結果。通過できただけでよい。8人が完璧な状態で走れるとは思っていなかった。(チーム内の雰囲気は)関東インカレはあまり結果は良くなかったがそんなに沈んでいなかった。去年はけが人だらけでどうしようもなかった。それに比べれば良い方。ただ少し人任せになっていた。誰かがやってくれるだろうという。(関東インカレ後建て直しは)普段通りのことしかしていない。関東インカレで走った者はしっかり走れていたが、問題は走っていなかった者であった。それで日体大の記録会に出してみたが、日体大の記録会があまり良くなかったのでさすがに心配した。(各個人について)良い者は良かったし悪い者は悪かったが通過できたのでそれで良い。(関東インカレに出場した圓井選手と高嶺選手が出場しなかったが)圓井はケガ、高嶺は疲労がたまっていたようなので出場させなかった。(今後は)駅伝本戦はまだ先なので普段の練習、夏合宿としっかりやらせたい。」
柳沼晃太A
「(タイムについて)思ったより力が発揮できなかった。(調整は)うまくいっていた。(レース中)7000メートルまでは体が動いた。思った以上にペースが遅かったのでラスト2000メートルからが勝負だと思ったがそこから急激にペースが上がったのでついていけなかった。(雨が降っていてグランドコンディションが悪かったが)風が気になったが雨は気にならなかった。(同じ組の法政の選手を意識したか)意識したが友廣さんのほうが持ちタイムがいいので着いて行こうと思った。(関東インカレがあまりよくなかったがその後のチーム内の雰囲気は)いつもどうりだった。(今後)練習をしっかりこなし、監督を安心させることができるような頼れる選手になりたい。」
友廣哲也B
「設定タイムとかはなかった。7校まで本戦に行けるので最低14、余裕を持って12位までに入るつもりだった。風が強かったのと走って暑かったのは気になったが、雨は気にならなかった。ペースは遅かったが、普通にダメだった。自分が足を引っ張ってしまったので、通過はうれしい。自分の力をしっかり出して走れるようにしたい。去年ダメだったので今年はしっかり結果だそうと思ったが、見ての通りです。秋へ向け、距離が長くなるので距離に慣れていきたい。」
秋山和稔C
「(今日のタイムについて)特にタイムは考えていなかった。どれだけ粘れるかだけをかんがえていた。教育実習に行っていたのであまり思うように練習はできなかったがそのことを考えると良く体は動いた。松垣は意識していなかった。1、2位とれたらいいなってくらいで。相手は他のチームですから。(雨が降ってたが天候は)特に気にならなかった。(レースの終盤、中央学院の選手と激しく競ったが)最後ちょっとスパートが早かった。メンバー見て、負けるわけにはいかないなと思った。四年で落ちるわけにはいかないので。前に出られた時はあせったが自分のレースをすることだけを考えたので必死でスパートした。(一着)必死だった。一秒がものをいうので。気を抜かないようにした。あとの人が楽にはしれるようにと。ラスト一周伸び悩んでしまいましたが。二年前の一着とはちがう。(去年は予選を通過することはできなかった今回はどんな気持ちで臨んだか)四年生であり今年で最後なので「ここで負けるわけにはいかない。」という気持ちがあった。2年前に通過したときは上級生に守られて走ってたが今は自分が最上級生なのでチームをひっぱって行かなくてはという気持ちがある。(今後)練習をして体をベストの状態に戻したい。」
松垣省吾B
「走る前、10位以内を目指していた。特に体調は悪くなかった。(レースは)神大の選手が三重の同じチームで、県でいつも1,2を争っていたので負けたくないと意識しすぎて前へ出たりと無駄な動きが多くなってしまった。本戦はシードを取れるようにしたい。これからの課題は距離。距離走を強くしたい。」
田中宏幸B
「1組目の結果が出てからアップを始めたのですが、正直まずいと思いました。でも2組で秋山さんが流れを変えてくれたので、やらなくてはと思いました。前半は練習みたいで6000mぐらいまではウズウズしていました。ただ、関カレで前に出て失敗しているので、監督からも8000mまで我慢するようにいわれていました。去年はけが人もいて、走る前から弱気になっていましたが、今年はそこら辺が違っていました。同組に走った山口さんも関カレの時は意識したが、今回はチーム戦なので同じくらいでゴールできればと思っていました。今回はチームのために走ったので。自分たちはやればできるチーム。本戦ではシードを獲得したい。全カレではもう一度28分台を出せるようにタイムにこだわりたい。今後の課題は、今日のレースもそうだったけど、変化の出るレースでスピード如何に出すか。変化走。スピードを切り替える力を付けたい。スタミナは戦える自信がある。だからスピード。」
山口 航C
「調子はよくなかった。でも先月末の日体大記録会よりはよかった。関カレ後練習を詰め込んで疲れていたのが抜けてきた感じ。(雨上がり)蒸し暑い。アップした感じでつかめていたが。(レース)あまり位置が後ろだと対応できなくなるのでできるだけ前に前にと。レース後半は動きは悪かった。チームが通過するのに足をひっぱらない程度に走れた。動かなかった割りにはねばれた。(四年として)最後の年。関カレを含めて悔いの残らないようにしている。全日本駅伝は補欠ばかりで本戦を走りたい!意地でも。今後は夏走って、秋の駅伝とトラックでしっかりと。(二位通過)本戦にでれる。よかった。」
原田 誠C
「3組目で2位と聞いていたので、力まず無難に走ろうと思った。それでチャンスがあったらと。(グランドは)湿度があって風が強かった。体調はまずまずだった。今日は最初から行かず、去年のようにバテないようにした。最低14位までに入ろうと。今年はチームに「絶対(本戦)行くぞ」という雰囲気があった。下もしっかりしてきていることが大きい。キャプテンとして、いろいろ考えてきたが、結果往来なのでホッとしている。今後は全カレ。今年は入賞を狙っていきたい。本戦出場はホッとしています。本戦ではシード権を取りたい。夏は走り込み。ラストのスタミナを付けていきたい。あとはスピードのなさの克服。」
岡田拓也C
「調子はあまり良くない。調子を崩しっぱなしでメニューをこなせていない。でもスタートラインに立ったらそのことは考えず予選通過のことを考えて走った。レースの位置どりはできるだけ前の方で走ろうと思っていた。でも後半あげなきゃいけないところであがらず力不足。(タイム)よく分からないが、こんなもんでしょう。だが自分がもっとしっかり走っていたら1位で通過できたかもしれない。(グランドコンディションは)ムシムシしてて走りにくかった。(一緒に走った原田)同じ学年で競い合ってきている。負けたくないというのがあったが一緒に上位でゴールしようと。(二年前との違い)二年前は考えながら走れていた。今回はついていくのがやっと、思ったとおりではない。でも今年は通過しないと悔いが残ると思っていた。(今後)体を完全な状態にもっていく。実績を残す。」
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