| 第61回 毎日甲子園ボウル 法政大学 VS 関西学院大学 |
| 45 法政大学 |
21 | 1Q | 7 | 43 関西学院大学 |
|---|---|---|---|---|
| 14 | 2Q | |||
| 0 | 3Q | |||
| 10 | 4Q |
| 28−18−0 | パス(試投−成功−INT) | |
| 259YDS | パス獲得ヤード | |
| 232YDS(35) | ラン獲得ヤード(ラン数) | |
| 1-1 | フィールドゴール 回数−成功 |
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12月17日、甲子園連覇を掛けた戦いが関学大と聖地甲子園で繰り広げられた。法大は開始早々TDを奪うと常にリードを保つ試合を展開した。後半に関学大の猛攻を受けるも、粘り強いディフェンスで関学大を振り切った。45−43という激戦の末に関学大を下した法大が、法大史上初の「連覇」を成し遂げ、新たな歴史を作った。 阪神甲子園球場は関西代表の関学大ホームの雰囲気に包まれていた。関学大のキックオフと同時に大きな歓声が上がり試合が始まった。 法大ファーストプレーでエースRB丸田がいきなり見せた。QB菅原からピッチされたボールを受けると素早い動きから相手のミスタックルを誘い混戦を抜け出す。そのまま関学DFを寄せ付けることなく80ヤードを激走しTDを奪った。青木監督の望んでいた試合展開であった。続く法大の第2シリーズは自陣20ヤードから始まるも立て続けにダウンを更新する。そして、ゴール前9ヤードから、QB菅原が上手い動き出しで相手DFのマークを離したWR本間へTDパスをヒットさせ追加点を奪う。完全に法大ペースかと思われた関学大の第3シリーズ。法大34ヤード地点からの関学大の攻撃でQB三原がWR榊原へピッチし、WR榊原がオープンに開いていたWR岸へ40ヤードTDパスを通す。スペシャルプレーから失点するも、その次の関学大のキックオフでRB丸田が96ヤードキックオフリターンTDを決め関学大を引き離した。RB丸田のポテンシャルの高さが光ったプレーである。 2Qに入ると落ち着いたQB三原が本来の力を取り戻し、関学大OFをリードした。関学大の第5シリーズ、法大ゴール前9ヤードからQB三原がスニークのフェイクからTE韓へのパスをヒットさせ再び点差を縮められる。また、関東のスピードに慣れた関学大DFに法大OFは抑えられ見せ場を作ることができなかった。しかし、その流れを変えられるのがQB菅原だ。相手のラッシュを上手くかわし、レシーバー陣へ次々とパスをヒットさせダウンを更新。最後はゴール前8ヤードから自らのランでTDを奪った。リーグ戦で見られなかったプレーで得点を重ねた。さらに、次の関学大のシリーズでLB細井がファンブルリカバーしターンオーバーを得ると、QB菅原からWR戸倉へ40ヤードTDパスを通し関学大を突き放す。しかし、直後に関学大はQB三原のキープからゴール前25ヤードまで進むと、最後はモーションからランでTDを奪いスコアを35−21と追い上げる。試合は前半から大きく動き、一進一退の攻防が続いた。試合の行方は全く分からないまま後半へと突入する。 前半の晴れが嘘のように甲子園に雨が降り始めた。スタンドの照明がつけられたなか、法大のキックオフで勝負の後半戦が始まった。 後半最初の関学大のシリーズ、QB三原の鋭いパスとRB陣の粘り強いセカンドエフォートによりドライブが続く。ゴール前1ヤードまで侵入され、スニークから法大DFが関学大のラインに押され、RB水口にダイブからTDを許す。迎えた法大のシリーズはパントに追いこまれ、関学大に流れが傾きかける。しかし、続く関学大のシリーズ雷鳴が轟き試合が30分中断。結果的にこの中断は法大にとって有利に働くことになった。試合再開最初のプレーで関学大はキックに定評があるK大西がFGを狙うも失敗に終わる。この後、両チーム雨に悩まされたのか、互いに攻撃を組み立てることが出来ず、スコアは動かなかった。 泣いても笑っても最後の4Q。法大の第14シリーズはパントに追いこまれたが、関学大のミスに助けられ大きくダウンを更新。ゴール前18ヤード地点からの攻撃で、QB菅原がマンツーマンディフェンスの裏をかくターンボールを投げエンドゾーンにいたWR栗原へTDパスをヒットさせる。相手のミスにつけいり点差を広げた。しかし、直後の関学大のシリーズ。QB三原のパスとランでダウンを更新するとゴール前2ヤードから、再びQB三原が思い切り良く走り、法大DFを切り裂きエンドゾーンに飛び込みTD。関学大を突き放すことがなかなか出来ない。失点後のシリーズで法大はWR戸倉へのパスやRB丸田のランで確実にダウンを更新する。迎えたゴール前7ヤードで法大はTOを取り、FGを選択した。そして、22ヤードのFGを渓本が落ち着いて決める。これでスコアを45−35とした。残り時間は約4分。関学大が怒涛の攻めを見せる。敵陣39ヤードからの関学大の攻撃でWR榊原、岸へパスをヒットさせるとゴール前9ヤードまで侵入。そこからRB古谷がオープンを駆け抜けTDを奪われ点を返される。続くTFPで関学大はキックのフェイクから2ポイントコンパージョンを成功させ、FGで逆転できる点差まで縮められる。続く関学大キックオフでオンサイドキックを選択するもTE東がしっかりとカバーし失敗に追いこんだ。残り2分21秒。連覇への鍵となるシリーズ。法大は時間を稼ぐためにランプレーをし、関学大は時間を止めるためにTOを取る。熱い駆け引きが行われていたが、QB菅原、WR戸倉が立て続けにダウンを更新し関学大の夢を打ち砕いた。最後はニーダウンを選択し喜ぶ法大に対して、成す術の無い関学大は呆然とその光景を見つめていた。フィールド上で観客とともにカウントダウンし、試合終了のホイッスルを待つ法大イレブン。そしてついに、法大連覇を告げるホイッスルが吹かれた。その瞬間喜びを爆発させる青木監督と選手たち。主将伊倉の目にも涙が見えた。 「学生王者」を掛けた試合は激しい意地と意地のぶつかり合いとなった。法大が得点すれば、関学大がすかさず返す。なかなかモメンタムのつかみ所がない試合だったが、個人能力の高さと相手のミスをしっかりとモノにした法大が甲子園を制した。ショットガンとOLの確かな成長を見せた試合であった。昨年と比べよりいっそう強さを増した法大トマホークスが全国にその実力を証明してみせた。 次は2007年1月3日、社会人王者オンワードスカイラークスと対戦する。今年のライスボウルではオービックシーガールズに大敗を喫した。東京ドームで法大トマホークスはその雪辱を誓う。
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