大勝も課題の残る内容


関東大学アメフトリーグ戦 Bブロック
法政大学 VS 神奈川大学
○2006.9/10  アミノバイタルフィールド 晴 観衆812人 


57
法政大学
14 1Q
神奈川大学
22 2Q
14 3Q
4Q

 
34−25−2 パス(試投−成功−INT) 16−5−2
409YDS パス獲得ヤード 52YDS
110YDS(26) ラン獲得ヤード(ラン数) 161YDS(40)
0-0 フィールドゴール 回数−成功 1-0


 甲子園連覇を目標にスタートした今季の法大トマホークス。春のオープン戦では、横浜ボウルでの関学大戦の快勝を筆頭に順調にチームとして成長を続けてきた。そして、迎えた秋の関東大学リーグ戦。初戦の相手は、今季から初の1部に挑戦する神奈川大学。試合は、法大の圧勝と思われていたが、思わぬ苦戦を強いられた。

 試合は序盤から法大のペースで進む。1Q第1シリーズ、QB菅原からWR吉田へのパスなどでダウンを更新し、最後はゴール前1ヤードからエースRB丸田のTDランが決まり、法大が先制。続く第2シリーズもQB菅原から期待の新人WR栗原へ28ヤードのTDパスが通り神大に力の差を見せつける。序盤からの得点でこのまま法大が神大を圧倒していくと思われたが、QB菅原のパスがインターセプトされるなどオフェンスが繋がらなくなっていく。さらに、ディフェンスも相手のオフェンスをなかなか止めることが出来ず、相手のドライブが長く続く。そして、神大が良い位置でFGのチャンスを得る。この試合完封を最低目標に掲げていた法大にとって危機を迎えた。しかし、ここでビッグプレーが飛び出す。主将でありディフェンスの要であるDT伊倉が相手のFGを見事にブロックする。このプレーで法大は再びモメンタムを引き寄せる。その後は、鈴木のファンブルリカバーなどでチャンスを作り、そこから菅原の2本のTDパスで追加点を奪い、前半を36−0で折り返す。

 後半の法大は、メンバーを入れ替えながらも菅原から変わった小田.黒坂両QBがそれぞれTDパス、TDランときっちりとオフェンスを引っ張っていった。ディフェンスもS樋田のインターセプトなどもあって神大オフェンスを完封し、56−0という大差で甲子園連覇への一歩を進めた。

 結果的には大勝に見えた試合だったが、課題が大きく見えた内容だった。オープン戦を通じて反則が多いということが、チームとしての問題点だったがこの試合でもその問題は解決されていなかった。また、全体を通じても一つ一つのプレーが粗く、今日のような相手ならば勝つことができるが、日大、早大など強豪との対戦ではこういった部分が勝敗を分ける大きな要因になりかねないので、これから修正していくことが望まれる。


◆監督・選手の試合後のコメント◆


 

・青木監督 「今日の試合は点差も予想の範囲だし、まあまあの出来だった。ただ全体的にプレーが粗かった。また相手もうちをよく研究していた。夏の練習では、すべてにおいて精度を向上することを心がけていたので今日の試合はまだまだだった。これからの中でじっくりと取り組んでいきたい。」
・DT伊倉主将(4年) 「点差のついた試合だったが、内容的にはまだまだ。もっと練習していかなけれいけない。FGブロックは、この試合のテーマが完封することだったのでなにがなんでも止めようと思ってやった。結果的に完封できたのでそこはよかった。」
・QB菅原(3年) 「今日は全然だめだった。不用意に浮かせたパスをインターセプトされてしまったりしたので最悪だった。本当は後輩QBに楽な場面で交代させてあげたかったが、逆の場面で交代になってしまったので申し訳なかった。でも2人ともTDを決めたりし、いい経験になったと思う。チームとして誰が出ても戦力的に変わらないように成長していってほしい。」