2004年度ブロック編成表
 法政大学トマホークス公式サイト  法政大学トマホークスファンクラブ
IVY-SAMURAI BOWL
リーグ戦: 早大戦 明大戦 日体大戦 立大戦 一橋大戦 横国大戦
オープン戦: 専大戦 関東学院大戦 関大戦 中大戦

専大の猛追を振り切り2年連続の決勝進出

SCORE
チーム1Q2Q3Q4Q
法 大19
専 大1414

 過去2年間とは打って変わって快晴に恵まれた駒沢陸上競技場。法大はここで味の素スタジアムへの切符を賭けて専大と対戦。試合は3Qまで完全な法大ペースで進行するが、4Qに専大が猛追を見せ、一気に緊迫した展開となる。しかし専大の執念に屈することなく法大は19−14で勝利を収め、見事にプレーオフ決勝戦進出を決めた。

1Q

 試合は法大のレシーブでスタート。このボールをRB伊藤喜が自陣の37yds地点までリターンしOFを開始する。注目の先発QBは前節好調を見せた市川。法大はSG隊形からの市川のキープとI隊形にオーディブル後の伊藤喜のランで前進を図るが、ここではフレッシュできず、パントを試みる。しかしこのパントを専大のリターナーがファンブルし、これを法大のCB大浦がリカバー。法大はゴールライン目前から絶好の攻撃機会を獲得する。このチャンスを活かしたい法大だが、2プレー目に市川がエンドゾーン内に放ったボールが専大DFの手に収まりターンノーバーとなる。一方法大DFは序盤から落ち着きを見せ、フレッシュこそされるが、専大OFをFG圏内まで前進させずパントに追い込む。続く法大OFの際には反則による罰退を喫するが、3rdダウンの伊藤喜のランプレーで1stダウンを更新する。法大はここでQBを菅原にスイッチし、パス中心のOFで前進を狙うが、専大DBの好カバレッジによりヒットさせることが出来ず、パントに追い込まれる。TE井芹の好パントで専大を敵陣6yds地点まで後退させた法大はDFで積極的にブリッツを試み、専大の前進を阻む。

2Q

 2Q開始直後のOFシリーズではランプレーが止められ、3rdダウンロングの状況となるが、菅原のシャベルパスがRB伊藤尚にヒット、ボールをキャッチした伊藤尚は好セカンドエフォートを見せ、一気に敵陣に進入する。こうしてレッドゾーンにまで攻め込んだ法大だが、ここではTDにつなげることが出来ずFGに終わる。先制点を奪った法大は続くDF時にもDT伊倉のQBサックなどで専大のOFを封じ込め、試合のモメンタムを掴む。そして再び攻撃権を得た法大はこれまであまり通らなかったSG隊形からのランプレーで的確にゲインを重ね、パスでもコーナーやフラットへのパスがヒットし始め、フレッシュを続ける。しかしここでもTDを奪うことが出来ず、追加点は3点に留まる。一方DFはDLの猛ラッシュで専大OFをシャットアウトして反撃の芽を摘む。だが専大P木村の好パントで法大は自陣70yds地点まで後退させられてしまう。この時点で残り時間は1:01。得点に繋げるには困難であるが、法大はここから粘りを見せる。伊藤尚がオプションピッチで好ゲインすると、続いて菅原-戸倉のホットラインが炸裂し、フレッシュを続けていく。さらにパスをレシーブしたWRもサイドラインに出て時計を止めて的確なタイムコントロールに成功する。結局TDには至らなかったが、LB飯塚が冷静にFGを決めて法大は追加点を奪って前半を9-0で折り返す。

3Q

 後半は専大のレシーブで開始する。法大DFは2プレー目にパスでフレッシュを許すと直後にランでも1stダウンを更新され、専大にじわじわと前進される。しかしこの嫌な流れをCB真木の好カットで断ち切り、得点を許さない。続くOFの際にはSG隊形からのインサイドへのランとアウトサイドへのパスさらにI隊形にオーディブルしてからのランやオプションでゲインを重ねるが、要所でパスが通らずここでもTDを奪うことが出来ない。しかし飯塚がこの日4本目となるFGを成功させ、小刻みではあるがリードを広げ始める。一方法大DFは後半に入っても大崩れすることなく、攻撃を封じ込める。またフレッシュこそされるが、LB上羽の好パシュート、SF鹿島のQBサックなどで専修OFを封じ込める。

4Q

 4Q開始直後、法大OFは菅原→戸倉のパスでフレッシュすると、続くI隊形からの伊藤喜の中央へのランプレーでゴールライン直前まで攻め込む。そして最後はRB丸田のダイブが決まり待望のTDを獲得する。しかし直後の専大QB中田のポストへのパスがヒットし一気に42ydsものゲインを許してしまう。モメンタムを渡しかねないプレーであったが、続くプレーでSF樋田がエンドゾーン内に投げられたパスをインターセプトし、反撃の目を摘む。だが迎えた法大OF時に菅原のパスがインターセプトされ、試合の雲行きが怪しくなる始める。さらに法大はパントの際にもミスを犯し、リターンTDを決められてしまう。これは専大の反則で無効となるが、専大OFの気迫のこもったプレーにより法大DFは前進を許し残り時間3:05にはパスでTDを奪われ、さらに2点COVも成功される。これでモメンタムが一気に専大に流れると、直後のキックオフの際にはオンサイドキックを決められてしまう。法大も意地を見せ必死のDFを行うが、専大の執念がそれを上回り、3rdダウンにまで追い込んでもプレーを通されてしまう。そして残り時間1:53には再びTDを奪われ19-15とついに1本差まで詰め寄られてしまう。専大は最後まで法大を追い込むが、その前進も法大陣16yds地点まで攻め込むに留まり、結局は法大が辛くも逃げ切って勝利を収めた。

今後に向けて

 この試合はOLが今季一番の安定感を見せたおかげでこれまで課題であったSG隊形からのランプレーが通り始め、しっかりとタイムコントロールを行うことが出来た。またDFでもDL、LB、DBいずれも安定してプレーを行うことが出来た。もし法大の目標が関東制覇であるならば十分に及第点を与えられる。しかし甲子園で待ち構える関西を視野に入れた場合は大きく課題が残る内容でもある。OFではレッドゾーン内までは攻め込むものの、そこで攻めあぐねてTDに繋げる事が出来ず、DFでも終盤になって立て続けにTDを奪われるなど特にメンタル面での課題があった。法大の本当の目標を達成するためにもこれらの点をしっかり修正して、決勝戦では中大を圧倒する姿を期待したい。 

コメント

二上主将:「序盤にリードを奪ったのに危ない試合展開になってしまった。リーグ戦のときの悪かった点が出てしまった。しっかり立て直して決勝に臨みたい。DFは序盤はプレーを出されていたが、得点はとられないようにしっかり止められた。しかし最後は気持ちで相手に負けてしまった。決勝はどちらが出てきてもやりにくい。自分たちの力をしっかり出してやっていきたい」