スポーツ法政ラグビーTOP試合日程&結果> 07年10月8日流経大戦

暗闇から脱出!日本一へ起爆剤に

 (10/10 更新)
〜関東大学リーグ戦1部〜
FL荻山の意地のトライで初勝利を掴む!!

10月8日(月)           秩父宮
法   大 

 

1T1
0G0
1PG0
0DG0

流 経 大 

 

 試合終了後、3点差の接戦だったにもかかわらず選手たちは満面の笑みを浮かべていた。待望された和田組リーグ戦初勝利は、3試合目にしてやっとのことで達成された。
 No.8竹中副将(社4)、PR鎌田(社3)がけがから復帰したこの試合、法大は試合開始当初から相手陣に攻め込むものの、なかなか得点に結びつかない。そうしているうちにディフェンスの穴を突かれ、自陣での戦いに。ついに9分にはインゴール10b前スクラムからの流経大の持ち出しにフォローが追いつかず、先制トライを許してしまった。その後の法大は得点のチャンスとなっても判断やキックのミスで相手にボールを支配されるシーンが頻発。幾度もチャンスから一転してのピンチを招いてしまったが、何とか持ちこたえて0−5で折り返した。
 迎えた後半はいきなりハンドリングエラーを連発するも、法大が相手陣でプレーし続けるなど序盤から押していく展開に。相手のミスを誘い、7分にはPGを成功させる。逆転の兆しが見えてきたその後は、法大のペースではあるものの相手も必死に食らいつく。
 そして24分、均衡はついに破られる。自陣深くまで法大は攻められていたが、後半のスーパーサーブとして定着しつつあるSH和田耕主将(経4)の好クリアで陣地を相手陣深くまで回復。その後連続してラックを形成し、ついにインゴール前5bに。27分、FL荻山(経2)が飛び出し、意地のトライを決める。ここでスコアを8−5とし、法大は逆転に成功した。
 それ以後は相手も意地を見せ、ボール支配率も流経大が上回る。それでも法大は相手の突破を、和田耕主将の好タックルを中心に「前に出るディフェンス」とすばやいフォローで次々と阻止する。両者とも初勝利に向け一歩も引かない状況が続き、ロスタイム1分にもかかわらず44分まで続く熱闘を演じる。そしてノーサイドの瞬間、法大フィフティーンは暗闇から解放された。
 緊迫のシーソーゲームを制した法大。「ギリギリの戦いに勝ったことに意味がある」と和田耕主将が語ったように、フィフティーンも自信を得ることができた。得点力や今回成功率が振るわなかったラインアウトに課題はあるものの、この「1勝」は入れ替え戦回避と「王座奪還」のきっかけとなったに違いない。



竹中副将、PR鎌田が復帰 快足を飛ばすWTB出村(社4)。この後幻のトライ。

***  選手と監督のコメント  ***

駒井監督:
今日はまず2連敗ということで絶対に勝つということで臨んだ。前半FWはファールが多くて、BKは取れるときに取れなかった。プランとしては最初の10分で1トライ取りたかったが。後半になって体が動くようになってきて、ディフェンスが決まるようになった。課題はセットプレー、ラインアウトモール。次は勝つだけでなく、法政らしいラグビーを見せたい。チーム内では1戦目では精神的ダメージを受けていたようだが、2戦目で開き直っている様子があった。勝てない原因がわからず、基本的なところから4年生主体で取り組んでいった。今日は1点でも勝てればよいという気持ちだった。勝てないという不安はあったが、チームを信じるしかなかった。

和田耕二主将:
監督が言っていたように、自分がキャプテンになって公式戦初勝利ということだが、今まで勝つということがチームとしてわかっていなかった。やっと勝てて勝ちたくても勝てないという緊張が解け、初めて自信というものを得られた。これがいい形でつながっていけばいい。チームとしてもさらに詰めていきたい。

口では今まで勝てるといっていたが結果が出てなかったので心の底から勝てると言えてなかった。今シーズン始まって、法政はBKのチームだが今までBKでゲインできなかった。FW頼みだった。これからはBK主体の攻めをしていきたい。攻め負けで大分ダメージがあって、そこで開き直り、自分たちの苦手な場面はできるだけ作らないように心がけた。勝てない原因がみんなわからなくなり、基本的なことから立ち直ってやっていくしかなかった。1点でも勝てばいいと思って今日は臨んだ。

今日はまず前半は敵陣に入ってキックを多用していこうと。その中でSOが相手のディフェンス体形を見て攻撃を変えていく。あいているところをついていくというのがゲームプランだった。選手に勝てないという不安があった。まず仲間を信じること勝たせるためにチーム一丸となってやっていけたと思う。

(ポジションについて)本職のSHで、途中からの方がいい。今年は選手だけではなく、主将としての立場があって、みんなを見なきゃいけないという気持ちがあった。スピードがあるだけじゃWTBはできない。どこのチームもだと思うがキャプテン像は先輩から作るもの。自分自身の問題で悩むことが多かったが、チームのことで悩むことも多かった。

今日は接戦で我慢できた。ただの勝ちではない。我慢して勝てたのは大きい。接戦が苦手なチームだからこそ価値がある。春外でとりきろうということだったが、外に回して取れない、もしくは外に回せてなかった。自分たちがボールを出すことを考えたが、そこに気づけなかった。先輩たちに指摘されて始めて気づいた。僕らが得意なことで勝負しようと。少しは自分たちのスタイルを取り戻せたとは思うがまだ完璧ではない。ボールを持ったらBKでゲイン出来るようにならないと。

今日はFWが頑張った。モールも押されず崩されなかった。徹底的にモール対策していたのでそこらへんはやってくれるだろうと信頼していた。一人一人がやるべきことを理解していなかった。,

一番自分がどこで100%の力を発揮すべきなのか、どうでもいいところで100%の力出して勝負所で出せないでいた部分もあった。チームとして何がしたいのかわからなくて、自分自身で落ち込んだ。どうしよう、どうしようでずっと行ってって、ただ試合こなすだけになってしまっていた。悪いところなのに改善することを恐れている節があった。連敗して、失敗してもいいから変えてみようと。そのことに関して誰も反対する奴はいなくなった。このままだめなのに、今変えなきゃいつ変えるのか、と。やっとそのことが言えた。監督やOBの方とも話して、悪いところに気づいていけたところも良かった。

竹中副将:
今日は大きいです。勝つと負けるでは違う。FW若いし、思いっきりやれずに今までは選手全員、熱意が足りなかった。負けこんで、個人が甘えてたのでみんなふっきれて出来た。春の段階ではやるべき事を怠っていた。今までかみ合わなかったがやっとフィットしてきました。今までなんでかみ合わなかったかは、勝ちたい、日本一になりたいが細かいところがいまいち、準備不足だった。前の2戦は迷いがあった。キャプテンとスタッフ同士で話し合った。やっと波に乗れるかなという感じです。話し合ったって言うのは不満をBチームがAチームにぶつけた。刺激になった。監督と選手の意志疎通が出来てなかった所もあった。今日、ゲームキャプテンとしてはきつかった。まだまだ甘さはあるし選手権出れないかもという、緊張感があった。話し合いで膿を出せたと思う。負けて分かった。個々はすごいが、能力任せだった。長いトンネルを抜け出せて嬉しい。

WTB出村:
ずっと負け続きで、今日は接戦で勝てたのというのは次への財産になると思います。シンプルにパスワークとか1から基本を見直してどうゆう流れでトライを取るか、という点を中心に練習してきた。コミュニケーションが取れるようになってきてチームとしていい雰囲気になってきて、信頼感ができてきていると思う。(幻のトライがありましたが)あれはトライですね(笑)

FL荻山:
今日はみんな良くがんばっていた。とくにディフェンスが良かった。気持ちの面で崖っぷちだったので、気合いが入っていた。この試合では個で動いていたチームがチームとしてまとまってきた。(スタメンに定着している様だが)まだまだ(レギュラー争いの行方が)分からないので、ちゃんと頑張らないといけない。まだ2年なので上級に引っ張られないように、自分から積極的にいきたい。(今日1トライを挙げたが)あんまり(その瞬間を)覚えていない。早く動かして相手の来るところに動かないとという気持ちだった。


【法大出場メンバー】※丸数字は学年
1浅原A 2稲田C 3佐藤雄A 4原田B 5栗林@ 6有田B 7荻山A 8竹中C 9日和佐A 10文字A 11出村C 12宮本A 13濱川C 14高山将C 15城戸B

《途中交代》 前半33分3佐藤⇒鎌田B:後半0分9日和佐⇒和田耕C:5分2稲田⇒垣内C:37分7荻山A⇒岩爪C
《得点者》※法大のみ 文字(1PG)、荻山(1T)



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