2005年05月25日
波木健太郎/チャンス
恒例のプレゲームの儀式を終え、Week8のゲームに臨んだケルン・センチュリオンズは、3敗ともうあとのないアムステルダム・アドミラルズに12-30と一蹴されてしまいました。立ち上がりは、これ以上ないくらいの滑り出しだったのに…。
ケルンのリターンで始まったファーストシリーズ、なんと2プレイ目で45ydの独走TDランが飛び出しました。正直、自分も、この大一番で開始早々の先制点、気が緩んでいたのだと思います。しかし、続くTFPのキックを失敗。チームの雰囲気がガラッと変わりました。
続くアムスのファーストシリーズをパントで止めたものの、オフェンスが続きません。そうこうしている間に1FGと1TDを奪われ、簡単に逆転を許してしまいました。一気にコーチの顔が赤くなっていきます。ベンチではコーチの怒鳴り声しか聞こえません。
そんな中、次のドライブでも、アムスディフェンスにビッグプレイが生まれました。ケヴィンの投げたスラントのパスを、インターセプト。そのまま走ってTD―。あっという間に6-17。もうこの時点で「今日は負けるのか?」と頭によぎったほど、チームの雰囲気は良くありませんでした。しかし、続くシリーズでケヴィンの投げたロングパスをWRロンビー・ブライアントがダイビングキャッチ!!すぐさま立ち上がり、ディフェンスを振り切ってTD―。まだまだ、これからと言わんばかりのTDでした。そして前半終了。12-17、5点のビハインドとなりました。
後半の話に入る前に、この試合でのオフィシャルの出来には「それでもプロなのか?」と疑問を抱きました。判定は別として、ゲームクロックや25秒計は止まるわ、プレイ寸前にゲームを止めてリズムを乱すわ・・・サイドラインで見ていた自分ですら、やりづらかったゲームでした。
さて、後半―。3Q始めはお互いのディフェンスが踏ん張りをみせて、両オフェンス共に得点を奪えずにいました。しかし、ゲームは動きをみせます。ケルンの52ydのFGのチャンスにアムスディフェンスは、会心のブロック。そして、こぼれたボールをそのままエンドゾーンに持ち込みTD。我々ケルンのプレーヤー達は、あっけに取られて何も言えませんでした。すべてのリズムが狂ってしまったようです。このプレイの間に、フォルダーも務めるスタートQBケヴィンが負傷退場。試合はアムスのものでした。
その後を受けて、2本目のクリスがオフェンスを指揮しますが、反撃ののろしを上げることは出来ず、アムスに追加点を奪われます。
そして、残り3分強―。今シーズン2度目のチャンスが巡ってきました。今季初のパス成功や18ydのスクランブルを決めるなど要所でいいプレイを見せましたが、最後は自分のミスでインターセプトを喫し、終わってしまいました。本当にあの最後のパスには悔いが残っています。もちろん自分のミスです。プリベントでホールをカバーしているMLBが見えずに、ホールに走りこむWRに投げてしまいました。コーチに「お前は相手選手にボールを投げろと日本で教わったのか?」と怒られました。そう言われても仕方ありません。結果的には前よりも何も成長しておらず、何にも生かされていない。そんな自分を恥じました。
今回に限らず、これからどれだけのチャンスが巡ってくるかはわかりません。その少ないチャンスを活かせないようでは、何の意味もなく、何のために練習しているのかわかりません。試合という中での精神状態や、プレイの理解をもっと高めて、次のステップへと進んでいけるように1プレイを大切に取り組んでいきたいと思います。
Kentaro Namiki
May 25, 2005 07:33 AM
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コメント
コメントありがとうございます、タカさん!
いえいえ、そんなことはないですよ!どんどん書き込んでください。皆さんのコメントが自分を成長させてくれてもいるので^0^自分の日本での試合を待っていてくれているのは、率直に嬉しいです。その気持ちに応えられるくらいのプレイをしなければなりませんね^0^頑張らなければ!
アメフトというスポーツを、多くの方に知ってもらうこと、このスポーツの素晴らしさや感動を多くの人が感じてもらうことが我々プレーヤーの目標です。期待に応えられるようにこれからの日々を充実に過ごして行きたいと思います。
もしかしたら、帰国後日本でのゲームに出場することになるかもしれません。それを期待していてください!では!
Kentaro Namiki
投稿者 Namiki Kentaro : 2005年05月29日 03:08
コメントありがとうございます、masaさん!
走るQBの欠点についてですが、私自身いくつかあると考えています。もちろん、masaさんがおっしゃったケガもそれの大きな要素だと思います。エースQBがフィールドに居ないだけで、チームはまるで違ったチームかのように見えてしまうものです。それだけ重要なポジションであり、欠かせないものだと思います。
さて、このようなチーム事情のようなものではなく、個人として考えられるものですが、まずは冷静さだと思います。特にNFLEなどのレベルの高いリーグで、QBに求められるものはおおよそがパスです。常にカップの中で冷静であり続け、フロントのラッシュとセカンダリーのカバレッジを読まなければなりません。走るQBにとって欠けているものの1つは、カップの中で辛抱する忍耐力だと思います。自分に脚力があるが為に、プロテクションが持っている状態でも辛抱できずに動き出してします。走るQBが良くやってしまうことだと思います。もちろんそれでフレッシュを獲ったり、TDを奪うことは悪いことではありません。しかし、オフェンスのプラン上は正しいともいえません。
おそらく自分自身、大学時代も含め現在でもその癖というか感覚を消すことは出来ません。走れてしまうということが、全てにおいてプラスになることではないということです。スクランブルというのは、本当にその意味の如く、いざという時に走り出すということであって、それを念頭においているQBは(もちろん自分も含めて)まだ未熟なのだと思います。
フットボールは本当に紙一重のスポーツです。あと一秒遅かったらとか、もう少し早くイケていたらとか、そんなのばかりです。しかし、それを「イケた!」となるように毎日練習を積み重ねるわけです。
masaさんのコメントで、また1つ自分は勉強になりました。全てはNFLに行くために!1つ1つ自分自身の欠点を見つめなおして日々の練習に繋げていきたいです。
Kentaro Namiki
投稿者 Namiki Kentaro : 2005年05月28日 08:02
始めまして。波木選手の事は日本にいるときに知って今どうしてるのかな?と思っていました。たまたまこのブログ見つけて頑張ってるんだなと思い応援したくて書き込みました。
自分もいまだにスポーツをしていて明日も試合があります。
波木選手みたいに夢に向かっては行けなかったけど小さい大会だしプロじゃないけど皆で頑張ってます。
自分の事は良いとして自分は実際にアメフトを見たことないしルール自体詳しくは分かりません。でも色んなスポーツをやったり観たりするのが好きでアメフト観るなら波木選手の出てる試合って決めてたんで今は我慢してます。今の現状は本当に辛いと思いますでも必ず今の経験をいかしてください。凱旋帰国した時は必ず観に行きますね。失敗も良い経験です。ただ同じ失敗しないように頑張ってください。でも気にしすぎて消極的なプレーはしてほしくないですね!なんか生意気な事言ってますが自分の夢に挑んでいる波木選手をこれからも応援していきます。後三試合なんですね?出場できたらいいですね?
出たら自分の納得のいくプレーをしてください。きっと大丈夫です。それだけの練習してるんだから。頑張ってください。始めてなのに生意気ですみませんでした。
投稿者 たか : 2005年05月27日 23:04
今期2試合目の出場おめでとうございます!
前回もそうでしたが、プレーが崩れた時でもスクランブルでロングゲインを稼げるというのはすごい武器だと思います。1つ聞きたいのですが、走れるQBの欠点を波木さんがどう思われているのか教えて欲しいです。よく言われるのが怪我が多いということですよね?そういうチーム視点じゃなく、QB本人の視点でどう思われているのか…とても興味があります。
それでは残り3試合も応援してますのでがんばってください!
投稿者 masa : 2005年05月27日 14:09
コメントありがとうございます、オランダの人さん。
試合を生でご覧になったのですね^0^もちろんアムスの応援だとは思いますが、アメフトをいろんな方々に知ってもらう事が自分の目標でもあるので嬉しいです。しかも、こんなに嬉しくなるようなお言葉をかけて頂いて、心から感謝しています。
それにしても、ひどかったですね審判。ケルンの攻撃中に何度も時計が止まって、流れは本当に悪かったです。自分が出場したときは、時計は動いてないし、審判のシグナルなんかわからないし・・・大変でした。プロフェッショナルなリーグではあってはならないことだと思います。でも、そんな中でも最高のパフォーマンスをするのが我々のプロとしての役割だと思います。いろいろとありますが、残り3試合!頑張りたいと思います。3試合できることを祈っています。
Kentaro Namiki
投稿者 Namiki Kentaro : 2005年05月27日 04:45
コメントありがとうございます、アメフトファンさん!
そう言ってもらえると、どうにか凹まずに居られます(笑)ケヴィンのケガの状態は良さそうですが、いつでもバックアップとしての仕事が出来るように備えておくつもりです。今度こそは、チャンスは逃さないように頑張ります。
あのころの早稲田についてですが、お褒めのお言葉を頂いて素直に嬉しいです。4年間の全てが詰まったシーズンだったと思ってます。挫折もあり、歓喜もあり、そこまでの過程に本当に感謝しています。でも、甲子園に行っていたらどうなっていたのかは本当に未知のままですね^0^2002年よりは、パスも投げるようになって、オフェンスとして考えればいいとこまではいけたかもしれませんが、チーム全体としてはどうだったでしょうか?そして、前回の甲子園とその年の横浜の2回の対戦でどれだけ立命館がスカウティングをしてくるのか。それも楽しみな反面恐ろしい事だったのかもしれません。まぁ本当にいけなかったことは残念でしたが、悔いは残してないのでそれだけが救いです^0^
Kentaro Namiki
投稿者 Namiki Kentaro : 2005年05月27日 02:21
初めて書き込みさせていただきます。
こないだの試合は事情により相手チームを応援する立場でしたが、波木さんのパス成功の瞬間とスクランブルの時は熱いものがこみ上げてきました。これからもご活躍をお祈りします。
しっかしこの試合のクロック管理(審判の名誉のために言うと彼らの責任ではないです)はひどかったですね。パス不成功なのに時計止まらないし、審判たちもブチきれて、ラスト2分からは「ゲームクロックは審判が管理するからもうやめてくれ」とまで言われるし。
投稿者 オランダの人 : 2005年05月26日 05:23
今期2回目の出場と初のパス成功おめでとうございます!!またINTを喫したことについて引きづらず、内容が良くなったと思えばいいと思います。それにしてもケビンが負傷退場ということはまた次のゲームでも出番がある可能性が高いと思うので気持ちを切り替えて次に臨んでください。
ところで前回のブログについてなのですが、あのときの早稲田は本当に強かったですねえ。チームとしても個人としてもとても完成度の高いチームであったと思います。ワンプレイワンプレイを見ていて本当にそう思いました。全員が勝利という目的に向かって気持ちをひとつに出来ているんだなと感じました。それだけに甲子園でその勇姿が見られなかったのが残念ですね。きっと見ごたえのある闘いになったと思うんですが・・・
投稿者 アメフトファン : 2005年05月25日 18:43
