2005年09月30日
童夢ファクトリーご案内:中村卓哉
こんにちは。中村卓哉です。急に秋らしくなってきましたね。今日はちょっと話題を変えて、NSX-GTを速く走らせるために日々研究・開発を重ねている我等がオフィスをご案内しようと思います。
SuperGTに出場するNSXは私の所属するレーシングカー・コンストラクターの童夢が車体の設計・製造・開発を行っています。今GTを走っているNSX-GTの車体は全て我々のファクトリーにて設計・製造されたものです。そのうちの2台をTeam Honda Racingの8号車と18号車として我々が走らせており、普段の車輌のメンテナンスも童夢のファクトリーにて行われています。
では、順番に紹介していきましょう。
まずは、外観。童夢のファクトリーはこんな感じです。

京都♪大原♪三千院♪という歌のフレーズを耳にしたことがある方も多いと思いますが、童夢のファクトリーは京都北部、大原三千院の麓にあり、豊かな自然に囲まれた場所にあります(余談ですが、携帯は圏外!)。冬には雪が積もる事もあり、裏にある清流には鮎もいるそうです。夜になるとたまに駐車場に光るものがあってビックリ!何と野生の鹿に遭遇する事もしばしばです。
次にNSXが設計されている部屋にご案内します。

パソコンが何台も置かれた普通の部屋ですが、ここでNSXが設計されています。それぞれ設計者が、自分の担当エリアを持ち協力してCADを使って設計してきます。そうして出来上がった図面を元にNSXの様々なパーツが作られていきます。ちなみに、終業時間は9:00~18:00なのですが、これはあってないようなもので、みんな遅くまで少しでもクルマを速くするためのアイディアを持ち寄ってああでもない、こうでもないと頑張っています。ここの部屋は365日ほぼ年中無休のコンビニ状態(笑)。
設計データに基づいて作られたクルマが、予想通りの走りをしてくれるかどうかを確かめる為に使われるのが風洞と呼ばれる実験施設です。

これは、京都ではなく滋賀県の米原にある自社施設ですが、大きなトンネルのような管の中に、実車の40~50%の精巧なモデルを入れて、実際のクルマの空気の流れや、走った際のシミュレーションを行うもので、レーシングカーと空力の関係が切っても切り離せない大事なものとなった今は、必要不可欠な設備です。童夢が所有する風洞はF1チームが所有するものに匹敵するほどの規模と装備を持っており、ここでの実験の成果がGTを走るNSXのコーナリングの速さに繋がっていると言っても過言ではありません。
最後に日々のマシンのメンテナンスを行うメンテ室です。

ガラーンとしていますが、これはレースに出発してしまったあとの風景。普段はここで8号車と18号車の2台がそれぞれレース・テストに向けての準備や整備を行っています。メンテ作業中の写真がなくてごめんなさい。
急ぎ足でしたが、NSXを速く走らせるために我々は日々こんなところで働いています。ここで多くのスタッフが遅くまで皆さんのご期待に添えるように日々頑張っていますので、これからも応援よろしくお願いします。

次にブログをアップするときにはオートポリスも終わっていますね。皆さんに優勝報告をできるように、今日も頑張ってバリバリ働きます!!
September 30, 2005 11:57 PM | コメント (5) | トラックバック (1)
2005年09月27日
本山選手抜き返し「ちょっとうれしかった!」:柳田真孝
皆さん、こんにちは。少し髪が伸びてきた柳田真孝です。前回のブログで髪を切ったことがあんなに盛り上がるとは思わなかったです。もっと短くしようか検討中です(冗談です。笑)

今回も更新のタイミングが良くレース直後なので、先日行われたSUPER GT第6戦についてです。
残りもあと3戦となったSUPER GT。シリーズランキング3位で迎えた今回の富士では、高地補正でNAエンジンはリストリクター(エンジンに空気の吸入を制限するパーツ)を1ランクアップする事ができて、ターボエンジンを搭載している僕たちフェアレディZ勢は苦戦を強いられると覚悟して臨みました。レースウィークの水曜日にはライバルのトムスチームのJ・コートニー選手と一緒にSUPER GTのPR活動をしながら、お互い、いいレースをしようと話していました。

富士では厳しいと言われていながらも第2戦(富士)では2位になっているし、マシン、チーム、ドライバーが完璧であればまた表彰台圏内にいけると思っていました。しかし、そんなにあまくないのがレースの世界。金曜日の練習走行で走ってみれば大苦戦。事前テストで良かったことが今回は外れてしまい、僕たちも頭を抱えてしまいました。土曜日の予選はラッキーもあり10位でスーパーラップに進出。しかしギアトラブルでまともに走ることができずにそのままの順位でスタートする事になりました。

台風の影響で天気が心配されていましたが、ドライコンディションでレースがスタート。今回のスタートも僕が担当しました。自分のミスで同じNISMOの1号車の本山選手に抜かれてしまいましたが、ダンロップコーナーのブレーキで抜き返して(ちょっとうれしかった!)僕にとって波乱のオープニングラップを8位で帰ってきました。レース中盤からはペースが上がらずスープラ勢と猛烈に追い上げてきた金石選手の3号車に抜かれてしまい10位でクルム選手とドライバー交代をしました。僕たちのZは、相手のミスもあり8位まで順位を上げましたが、速いスープラに抜かれてしまい結局9位でレースを終えました。

今回は本当に厳しかったけど、あせって無理をしてノーポイントにならなくて良かったと思いました。悪い時はあるし、今回我慢すれば次回必ずチャンスが来ると信じています。次回のオートポリスも高地補正がありますが、昨年はZが優勝しています。次こそは優勝を狙ってがんばります!!
最後に今回もたくさんの日産サポーターがスタンドやコーナーから応援してくれてありがとうございました! 特にスタンドの日産の赤い旗は走っている時も目に入ってきます! 今回は皆さんの前でいいレースが出来ませんでしたが、オートポリスと鈴鹿で必ずいい結果がでるようにがんばるのでまた応援よろしくお願いします!!
September 27, 2005 08:29 AM | コメント (18) | トラックバック (4)
2005年09月23日
全日本F3選手権 完全制覇! 3冠達成!!:中里治
トムスF3チームがドライバー部門、チーム部門、エンジンチューナー部門の全タイトルを獲得しましたョ(^^)v!

今シーズン、強豪揃いのライバル達と熾烈(しれつ)なチャンピオン争いを繰り広げてきたゼッケン36 J.P.デ・オリベイラが、9月10日(土)のシリーズ第17戦で3位に入賞し、ドライバー部門のシリーズチャンピオンが確定! チームは、すでに前戦富士大会でタイトル2冠を獲得していましたが、これで全日本F3選手権シリーズの全タイトルを完全制覇しました!! 日本人期待の中嶋一貴君は、レース序盤、トップを走りながらも、突然、降り出した雨に足元をすくわれ、痛恨のスピン! 最後まで諦めずに走り続けましたが、スピンしてコースアウトした際にエンジンに石が混入してしまいエンジンブロー。参戦2年目でのF3チャンピオン獲得まで、あと一歩のところで夢を実現できませんでした。なんか、ドラマと同じような劇的なエンディングでした…。
シリーズ戦は、まだ1大会2レースが残っていますが、これでオリベイラと中嶋一貴のマカオGP参戦が内定。また、池田大祐君もレース主催者側の推薦枠を獲得し、他チームからの参戦が決定。トムスの若い3人が揃って、F1への登竜門、F3世界ナンバー1決定戦に出場することになりました。トムスにとってマカオGPは、とても特別なレース。世界の強豪F3チームとの頂上決戦です! 自ずとテンションも上がります!! 全日本代表チームとして、戦いに挑みますので、是非、応援してください!!!

9月19日(祝)には、前回のブログで紹介した「DREAM DRIVE, DREAM LIVE 2005」に参加してきました。お台場のメガウェブには、朝からた~くさんのお客さんが集まってくれて、とても盛況でしたョ。本当に、楽しかった~。レースじゃないイベントは、気も楽だし楽しい(笑)! トムスのF3マシンはもちろん、皆さんのお父さんの青春時代にサーキットを駆け抜けた伝説のマシン、トヨタ7やトヨタ2000GT、そして、1999年にフランスのル・マン24時間レースで準優勝したトヨタTS020、1997年にトムスが全日本GT選手権シリーズでチャンピオンを獲得したカストロール トムス スープラなど、お客さんの1m前を疾走(>_<)。ウチの監督の関谷正徳と社長の大岩も、この日だけは、現役レーサーに復帰。ちょっと暑くてお客さんも大変だったと思うけど、きっと、本物のレーシングマシンの迫力を堪能してもらえたと思います。
10月2日(日)には、同じメガウェブで、F1日本GPに先駆けて、トヨタF1がデモ走行があります。デモ走行といっても、本当に目の前を究極のF1マシンが走ります。ラルフ・シューマッハとリカルド・ゾンタが会場に来て、トークショーなども行われますので、前回のイベントを見逃した方は、是非、ご参加くださいませ。⇒詳細は、メガウェブのホームページをご覧ください!

もちろん、メガウェブで展示していただいている次郎マシンにも再会して来ました。イベントの合間に何度か観にいきましたが、当日は、家族連れのお客さんも多く、たくさんのお客さんが観てくれていて、すごく満足! でも、な~んか、カップルばっかりで、ちょいと悔しかったけどネ(^_-)-☆ 確かにマシンに気がつかないで通り過ぎる人もいたし、次郎のヘルメットに気がついて、驚いている人も見かけました。まぁ、これを教訓に、全国公開(^^ゞに役立てたいと思ってます。←東京以外の「エンジン」ファン、そして何よりも木村拓哉さんのファン皆さん、まだ諦めていないからネ…。皆さんの期待に応えられるよう、関係各位と調整中です。待っててください!! そういえば、西谷監督の対談記事、遅くなってごめんなさい! 嘘ついちゃいましたネ(>_<) やっぱり他の記事との関係で、先送りになってしまいました。今日確認したら、早くて10月6日(木)発売との情報ですので、お楽しみに~! (※編集スタッフの皆さん、これ以上嘘つきにさせないでくれ~。ヨロシク…。)
今週末は、スーパーGTのシリーズ第6戦。今大会からメーンスポンサーに「オープン インターフェイス 株式会社」を迎えての初戦となります。前回のもてぎ大会の時にカラーリングが変わりましたが、また少し変わります(笑)。もてぎでは、ウエイトハンディやプラクティスでのトラブルもあり、地味~なレースになりましたが、36号車がシリーズランキング首位をキープ、37号車が5位です。ライバル達も力をつけて、今シーズンを象徴するような激戦になると思いますが、チームのホームサーキット、富士スピードウェイでのレースですので、精いっぱい、戦ってきますので、応援ヨロシク!

そして10月9日には、F1日本GPですネ。もちろんトムス・チームは出場しませんが、トムスからスーパーGTに参戦中の山本左近君が、いよいよF1にデビューします!! すでにイギリスのシルバーストーンでジョーダン・チームと合流。初めてのF1テストを順調にこなし、先日、帰国してきました。チームの評判もメチャメチャ良かったとのこと。スーパーGT第4戦 菅生大会で優勝して以来、ノリノリの左近君ですから、今から、とても楽しみです。Huuuu----!(by HG)。
え~っと、次は10月14日(金)ですね。あちゃ~、またスーパーGTレースの週末じゃない…。それでは、また(^-^)/…。
September 23, 2005 10:48 AM | コメント (2) | トラックバック (0)
2005年09月20日
またしてもマンガ:小暮卓史
前回同様、今回もマンガについて書いていこうと思います。
最近は地元にも新しいマンガ喫茶が次々と立てられ僕としては嬉しい限りです。しかし、なんと一番近くてよく通っていたマンガ喫茶がつい最近閉店しているではありませんか…。せっかく最近、年間更新料も払ったばかりなのにと、少し悔しくも寂しくもありました。やはりあれだけ新しいお店が多くなってくれば致し方ない事なのでしょう。
それにしてもどこのお店でも毎回お客さんの数の多いこと。需要が多いからこそお店も新しく出来るのでしょうが、たまに混んでいて入れないことがあります。そんな時、どうしても読みたい本がある時に限っては、すぐ読みたい為にガマンできずについつい買ってしまいます。その為か? 部屋がプチマンガ喫茶のようになってしまっています。そこで最近、あまり読まなくなったいらない単行本を処分しようと思い、どうせ捨てるなら売れるらしいので、そういう本を買ってくれるお店に約100冊ぐらいを持ち込み(数が多いためかなり恥ずかしかった…)売って来ました。
いらなくなったものとはいえ、どれもみなキレイで中にはまだ新しい物もたくさんあったので、少しというかかなり期待して良い値段が出るのを待っていたところ、なんと値段は全部で6000円!? 妥当な値段なんでしょうか!? もう少しいい値段がつくと思っていたのですが…。まあいらなかったのも事実。
よく分からない締めですが、いらない本などはみなさんも売ってはいかがでしょうか。
September 20, 2005 11:07 PM | コメント (7) | トラックバック (2)
2005年09月16日
もてぎレース:小河原宏一
なかなか涼しくならないですねー。温暖化の影響でしょうか? ちゃんと選挙投票いきましたか? な ヒゲジニアです。
さて今回は暑いもてぎで行われた第5戦の結果について書きましょう。最重量車だったXanavi、予選は驚きの16位。金曜からかなり厳しそうだとは感じていましたが、こんなにも重さが効くなんて今年のシリーズは本当に各車の実力が拮抗してます。しかも今回からSL(スーパーラップ=公式予選)も規定変更で10台になってしまい、午後の予選は寂しいものになってしまいました。(SL参加車は別ですよ)。

だからといって何もしないわけではありません。決勝セットの確認とピットワークの練習。(これが翌日効くんですよ)明日の朝もう少しセットも変更すれば決勝は上位進出が見えるぞと。

でも、ここでひと騒動。#22がSL前にトラブル発生。ここからがニスモの本領発揮。全員で一斉に作業開始。あっという間に修復終了。無事SLへ送り出しました。(^-^)//""パチパチ
明けて決勝日。雨の予報もあり、決勝前パラパラきましたが、暑さの中スタート。序盤はフルタンクでの重さの影響もあり我慢のレースでしたが、20周過ぎくらいから周りは徐々に落ちてきました。こうなると毎度のことですが、どこでピットへ入れるかが勝負の分かれ目です。前後差とタイヤを考慮して30周で入れました。前日からの練習の成果もあり、気づくと、あれ? 7位(?_?) 予定では9位ぐらいのはずだけど。。。どうやら何台かミスったようです。残り半分このままゴールだ。

何度か後方から迫られましたが最終的には余裕のリード。ハンディ20キロ下ろしてポイント取って完璧だ。と、思いきや最終ラップに最終コーナーで1台止まってる。結果は6位、TOPの#36との差は縮まりましたがウェイトが微妙に残りました。でもこの1点が最後に効果が出そうな気が。。。

来週はもう富士。いよいよ残りも少なくなってきましたが、皆さんの応援でZを後ろから加速させてくださいね。
September 16, 2005 10:17 AM | コメント (6) | トラックバック (1)
2005年09月13日
人生は小説より奇なり:山本左近
どうも、みなさん、こんにちは。山本左近です。
僕は今、シルバーストーンから車で10分ぐらいのところにあるWhittleburyという村のホテルに泊まっています。このブログが火曜日更新なんで、次の日の水曜日に、初めての体験をすることになりそうです。
それは、ご存知の通り、F-1の車を運転してきます。初めての体験なので、とっても楽しみです。なんだか心のこもってない当たり障りのない言い方ですが、本当に楽しみなんです。といっても、かなり平常心なんですよね。でも、乗る直前になったら、やっぱりテンション上がるんだろーな~(笑)
ここのホテルは、イギリスGPの時などには関係者が泊まるホテルのようで、明日からの合同テストのために、デ・ラ・ロサやアロンソがチェックインしてました。昨日までベルギー・スパでレースをしてたアロンソが今もう英国にチェックインとは・・・なかなか大変ですね。だけど、僕からしたらいっぱい車に乗れるから羨ましいですね。F-NipponやGTのテストなんてほとんどないですからね。
さてさて、このブログを始めた時に、まさかイギリスで、それも、ジョーダンGPのファクトリーで、ブログを更新するだなんて全く思ってもみなかったです。人生、突然何が起こるか分からないから、面白いですし、怖いですよね。
2002年といえば、僕のレースキャリアの中で、もっとも辛いシーズンだったと記憶しています。まず、初めてのヨーロッパでの一人暮らしの中、もはや潰れかけのF-3チームと契約し、シャーシがモデルチェンジしたシーズンなのに、開幕前のテストもろくにできず、さらに、シーズンが始まってからも、準備不足で他チームより出遅れ、3戦目にはレース中他車に突っ込まれ、大クラッシュして両膝を痛め、ヘリコプターで運ばれ、その上、国際F-3レースのマルボロマスターズの1週間前に、チームオーナーと大モメし、レースにでれず。いったい何なんだ!俺が何したっていうんだ! っと本当に辛い思いをしていた19歳から20歳になる年のことでした。
ざっと02年シーズン前半の出来事を並べてみましたが、なんという悲惨さ。よくここでレースを止めなかったな~っと改めて今思いました。
チームと決別した後、ちょうどレーススケジュールが夏休みの時期だったので、一度帰国し、シーズン残りの4戦をどうしようかっと考えていました。各チームにコンタクトを取ってみても、シーズン中にドライバーの空きなんてあるはずがなく、あったとしてもレースに出てるか出ていないか分からないようなところでした。この時、随分悩みました。レースを続けるべきか、シーズン後半は乗らずに休み翌年まで待つのか、日本に帰ってくるのか、それともレースを止めるべきか、どうか・・・本当にいろんなことを考えました、二十歳になったばかりの僕なりに。
その時ちょうど話があがったのが、チームコレスというところでした。そのコレスというのが、現在、ジョーダンGPのマネージメントディレクターであるコリン・コレスがオーナーのチームだったわけです。僕とコリンの関係は、03年のユーロF-3の時まで続きました。
その僕と、コリンがまたこうやって一緒に仕事をすることになるとは、思いもよりませんでした。しかも、F-1という世界で。
正直、世の中ってのは、不思議なものなのだと今改めて感じています。もし、02年のシーズンが好調でシーズン途中でチームを変わらなかったら、もし、移籍先が他のチームだったら、もし、ヨーロッパに行ってなかったら、この話はなかったでしょう。「人生は小説より奇なり」とは、よく言ったものですね。
それでは、水曜日、木曜日、この貴重な機会を存分に楽しんできたいと思います。
September 13, 2005 04:59 AM | コメント (5) | トラックバック (6)
2005年09月09日
NSXを走らせ勝利を目指せる幸せ:中村卓哉
こんにちは。中村卓哉です。出張三昧の挙句に風邪をひいてしまい、なんだかんだでブログの更新が遅れに遅れてしまいました…。申し訳ありません。そういう今も、実は出張先からこれを書いています。

CO2による温暖化について、かれこれ言われ出したのはずいぶん前のこと。この影響かどうかはわかりませんが、今年は全世界的に驚異的破壊力を持つ気象現象が各地で発生しているようです。最近ではカトリーナや台風14号が甚大な被害を及ぼしましたし、東京でも集中的な豪雨が交通を麻痺させたりもしましたね。被害に合われた皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い現状復帰を願っております。
テレビのニュース等を観ているとアメリカでも、九州南部でも被害状況は本当に深刻でそんな光景を見るにつけ胸が痛みます。と、同時に我々が毎日モーターレーシングのために、勝利を目指し日々頑張っていられることは本当に幸せなことだと思っています。

もし、食べるものも、着るものも、住むところもなくなってしまったら誰もレースのことなど考えてなどいられないし、それこそ生きるためにやらなければいけないことが最優先される訳ですから、我々がこうして日々レースに力を注げることは、ドライバー、チームスタッフ、関係者、スポンサーの皆様、そしてそれを応援してくれるファンの皆様を含む多くの人が、その力を我々に与えてくれているからだと言うこと、そして自分たちの目標に向かってひたむきに努力できる環境が我々に与えられているということを、今更ながらに感謝しなければならないと強く思います。
我々がNSXを走らせ、活躍し、レースを盛り上げることで少しでも多くの皆さんに喜びと感動と、夢を与える事ができるならば、こんなに嬉しい事はありません。レースでは様々なトラブルや苦労が我々降りかかりますが、我々が感じる苦労など、災害で苦しむ皆さんの苦労と比較すれば、取るに足らないものです。これからも自分たちに与えられたものに感謝しながら、皆さんの期待に添えるように頑張っていこうと思います。

前述の災害と比較する訳ではないですが、今年のGTを戦うNSXにも厳しい試練が次から次へと起こります。ホンダのホームコースであるもてぎでは、圧倒的な速さでNSXの強さと復活を皆様に披露しましたが、我等がTeam Honda Racingの8号車と18号車は揃って不運に見舞われ、勝ちを逃してしまいました。ですが、この程度で弱音を吐くつもりは全くありません。勝利を目指して粘り強く戦って行きますから皆さんも応援よろしくお願いします。
気分も新たに次回富士のレース、異常気象にも負けない防災対策も万全? 精一杯頑張ります。それでは、来週の富士スピードウェイでお会いしましょう。
September 9, 2005 06:00 PM | コメント (7) | トラックバック (0)
2005年09月06日
スーパーGT第5戦と髪を切った理由:柳田真孝
皆さん、こんにちは、ニスモの柳田です。今回はつい先日行われたSUPERGT第5戦についてです。

前回のSUGOのレースでは、3位スタートでしたが、レース序盤で順位を落として課題の残る悔しい結果になってしまいました。約1カ月半のインターバルの間は早く次のレースが来ないかと思い過ごしていました。シリーズポイント的にも、今回のもてぎで多くのポイント稼がないとチャンピオン争いが厳しくなってしまうので、大事なレースになると僕自身もチームも思っていました。
金曜日の走り始めからマシンの状態はまずまず。僕の金曜日の主な仕事であるロングラン(少し長めの距離を走って、マシンのバランスやタイヤの状態を確認する)も良かったので、レースでの手応えを感じていました。土曜日の予選は、チームメイトのクルム選手ががんばって7位。本人は不満そうでしたが、僕は悪くないと思っていました。
そして、日曜日の決勝。前日の夜は、やっと前回のリベンジができると思ったのか、珍しくすぐに寝る事が出来ずに(興奮?緊張!?)眠い朝を迎えてしまいました。今回のスタートも僕が担当。スタート自体はうまく決まったのですが1コーナーの混乱の中で少しコースから外れてしまい1つ順位を落としてしまいました。今回は必ず順位を上げて帰って来ると思っていたので、スタートから順位を下げてしまい、ちょっとがっかりしてしまいましたが、レースは始まったばかり。レースはこれから。気持ちを入れ替えて集中して走った結果、前の車の接触もあり6位に上がる事ができました。

今回のレースでは黄旗が多く、周回遅れのマシンを抜く時にロスになってしまったのが運が悪かったです。それ以外は自分でも納得のいく走りだったと思います。そして自分のパートを終えてクルム選手に交代。12号車のZと3位争いをしていましたが、終盤にタイヤがきつくなってしまったので4位でゴール。3位表彰台まであと一歩でした。でも、タイヤの磨耗が厳しい状態でのクルム選手の頑張りには本当に感謝です!! そしてチームのみんなも最高の仕事をしてくれました。予選(スーパーラップ)の前にはギアのトラブルが発生したにもかかわらず、短時間で直してくれました。そしてピットワークも最高でした。感謝です! そして今回も多くの日産ファンの人たち応援してくれました! 今回は日産栃木工場の人たちや日産自動車の志賀COOが応援しに来てくださいました。応援ありがとうございました!! シリーズランキングも3位に上がって十分にチャンピオンを狙える位置にいます。次のレースは富士。第2戦では2位でした。次回も表彰台に上がれるように頑張ります! 応援よろしくお願いします!
それと、今回僕の髪型が変わって、いろんな人から「何か悪い事でもしたの?」とか「どうして切ったの?」など声を掛けられました。特に悪いことはしていません。気合と軽量化でした(笑)
では、また次回。
September 6, 2005 10:21 AM | コメント (11) | トラックバック (2)
2005年09月02日
お待たせしました~! 本日開店(^^)v!:中里治
ドラマの撮影に使った次郎マシンの展示が、ようやく実現しましたョ!
なんと、今日2日から公開してます(笑)。お台場にあるMEGAWEB(メガウェブ)トヨタシティ ショウケースの1階モータースポーツスクエアに展示していただけることになりました¦(^-^)/。

昨夜、マシンの搬入に立ち会ってきました。皆さんもご存知の通り、このマシンは、ドラマで大活躍してくれました。カメラ位置を変えて、何度も何度もスタートしたり、派手なスピンを繰り返したり(笑)・・・。オンエアの中で走行している時間は、とても短かったけれど、この3ヶ月間、よ~く頑張ってくれました。幸い、撮影に迷惑をかけることはありませんでしたが、あまりにも過酷な使用条件のため、クラッチを破損したり、エンジンもオーバーホールしなくてはならないほど、酷使しちゃいました。このドラマには、なくてはならなかったマシンです・・・。木村さんが練習を積み、初めてこのマシンを走らせた時の、背筋がゾクゾクっとするような感動や、オンボードカメラでの撮影がうまくいった時のスタッフの嬉しそうな顔、そしてチームイチノセのメンバー達にメカニックの演技を覚えてもらうために、部品を取り外したり付けたり・・・。いろいろな撮影時のエピソードが、鮮明に蘇ってきます・・・。自分の携わったマシンには、ともて愛着がありますが、こいつは特別ですネ。。。
残念ながら、小・中学生達の夏休みには間に合いませんでした。本当に遅くなってしまいゴメンなさい!。でも、入場無料ですから、もし近くにいらっしゃることがあれば、是非、お立ち寄ってください。最寄駅は、りんかい線「東京テレポート」駅になります。お台場の観覧車のある建物です。10月末まで展示を予定しています。その間の休館日は、9月12日(月)、10月17日(月)になります。事前にホームページなどで確認してくださいネ。そして、11月以降に関しては、現在調整中ですが、東京以外の場所での展示ができないか、いろいろと相談しているところです。まだ、障害はありますが、全国の皆さんが、身近なところで見ることができたらと思っています。。。

ちなみに、このメガウェブでは、今年も9月19日(月・祝)にレーシングカーと音楽のコラボレーションイベント、「DREAMDRIVE,DREAMLIVE2005」が開催されます。歴代のトヨタのレーシングカーのデモラン、ミュージシャンのコンサートも行われます。去年は、DANCE☆MANでした。その中で、中嶋一貴君がドラマ撮影で使ったマシンと同じカラーリングの今年仕様のF3を走らせる予定です。こちらも入場無料ですが、コースサイドの席に限りがありますので、事前にホームページをご確認くださいませ。都内で本物のレーシングカーが目の前を走ることは、滅多にないことですから・・・。お時間があれば、是非、お立ち寄りください。 http://www.megaweb.gr.jp/
そして、西谷監督との対談ですが、9月8日(木)、または15日(木)発売号のどちらかになるとのこと・・・。ウイークリーなモータースポーツ専門誌なので、他のニュースとの兼ね合い上、掲載日を確約できなくてゴメンなさい・・・。2時間以上話しこんでしまいましたから、どんな内容になっているかは、自分もわかりません。でも、「へぇ~」という話を掲載してもらえると思います。そういえば先日、ドラマ「エンジン」のDVDが、10月7日に発売になることを知りました。こんなに早く発売されるとは・・・。オンエア当日の月曜日というと、お約束のようにロケがあったから、の~びりビール片手に・・・なんて出来なかったので、もう一度、じっくり見直したいと思っています。今から発売が、とても楽しみです・・・。でも、ゆっくり見れるのは、シーズンが終わってからだろ~な~(+_+)。

レースの方はというと、先週末、静岡県の富士スピードウェイで全日本F3選手権の第15戦と第16戦が行われました。チーム・イチノセ別班(?)、絶好調のゼッケン37中嶋一貴君は、2戦連続でポール・ポジションを獲得!。決勝レースでは、残念ながら連勝記録を伸ばすことができませんでしたが、2戦連続の2位表彰台!!。これで16戦中10回目の表彰台フィニッシュ!。現在、日本人としては、シリーズ最上位のランキング2位につけています。残り2大会=4戦もお楽しみに!。
今週末は、前回のブログでも書きましたが、スーパーGT第5戦が栃木県の「ツインリンクもてぎ」で開催されます。2台のトムススープラは、カラーリングを一新して、初めてのレースになります。2台ともに50kgのハンディキャップウエイトを積んでのレースですので、苦戦を強いられると思いますが、心機一転、気分も新たに戦ってきます。それから、来週末の9月10日(土)11日(日)は、全日本F3選手権の第17戦と第18戦が、山口県のMINEサーキットで開催されます。そして、19日(祝)の「DREAMDRIVE,DREAMLIVE2005」、25日には、スーパーGT第6戦と続きます・・・。(あちゃ~、また連戦じゃないの(^_-)-☆)

今年の夏も、もう終わりですねー。まだまだレース三昧の日々が続きます。季節の変わり目ですので、皆さんも体調など崩しませんように。。。では、また3週間後の9月23日(金)にお会いしましょう(^-^)/・・・。
September 2, 2005 09:00 AM | コメント (7) | トラックバック (2)
