2005年07月19日
あとはドライバー次第:小暮卓史
みなさんお久しぶりです。
今回は最近の2つのレース、GTとフォーミュラ・ニッポンの出来事を書こうと思います。

初めにGTのセパンでのレース。とにかく暑かった!! うちのチームはクールスーツではなく、氷のベストを着ての走行なんです。クールスーツによくある冷えなくなるというトラブルはありませんが、低温やけどをしやすいのと(スイッチがないため温度のコントロールが出来ない)溶けたら、ただのお湯みたいになってしまうことがデメリットです。

しかしそれ以上に見ている人はわからなかったでしょうけれども、今回僕が一番大変だったのは「音」です。急遽ドライバー交代となったレース中盤、急いでヘルメットをかぶった際、左の耳栓が少しゆるく入っていたことに不安を感じていました。案の定、交代後のアウトラップですぐに耳栓がはずれ、もうそれは脳みそが痛くなるぐらいのすごい爆音に感じたものです。これで残りの周回数を考えた時、「マジでやばい」と思っていました。とにかくミッションからの「ウィーン」という音がでかく、左耳の痛さも尋常じゃありませんでした。結局無事走りきる事ができ、自分自身ほっと一安心。けれども次の日まで耳鳴りは取れませんでしたけど。あえて耳栓の大切さを実感したというところでしょうか。
自分の事ばかり書いてしまいましたが、レース内容はまあ見ての通りです。あえて言うなら、チームはすごく良いクルマを用意し、効率良く動いてくれたと思います。結果が7位というのは残念ですが、次のSUGOに向けてやっと流れが我々のチームに来たと感じる事ができました。
フォーミュラ・ニッポンのほうはこれはもう、悔しいの一言に尽きます。

「どうして抜かれたの?」と聞かれる人が多いため(ラスト2周で抜かれ2位となる)、この場を借りて僕が言えることは、明らかにドライビングに無理があったと言わざる得ません。トップを走行している時点で僕は自分のタイヤ、マシンの状況、そしてバトルしている相手のペースを確実に把握していました。それなのに僕は「抜かれない」という判断ではなく「突き放す」という判断をしてしまったことが1つの原因です。
とことん突き詰めたドライビングをすればペースはあげられると思っていたのですが、実際はそれ以上のペースで走ることは難しく、ただリスクを上げるだけという形になってしまいました。

抜かれていく時の「勝利」が逃げていくあの感覚はなんともいえません。
チームに申し訳ないのと、悔しさとで少しソファーに八つ当たりもしましたが、次なるステップに大きく前進はできました。
GTにおいてもフォーミュラ・ニッポンにおいても、確実に良い流れに乗れてきていることは事実です。両方とも勝利を得るための条件は満たしているので、あとはドライバー次第と言ったところでしょうか?
July 19, 2005 03:11 PM
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コメント
「それと「TAKATA童夢NSX」の次のレースはGT選手権ではなく、8月21日に鈴鹿
で行われる1000kmに出場となります。」 小暮選手はドライブされるのですよ
ね? 真夏、ハコ、長距離・・・小暮選手にとって三重苦かも知れません(笑)
まあ、セパンの暑さに耐えられたのですから、心配ないと思うのですが。これを走ってこそHONDA Racingのドライバーというイメージがありますし、この後の
レースのためにも、走りきって欲しいですね。
私は長時間耐久は好きなのですが、走る皆さん、参戦されるチームはいかに
大変か・・・でも見る方からすると、長時間耐久は、長時間という設定だけでもう
すでにただごとではありません。なにかあるぞというか。時間の流れは流れに
つれ、変化を呼びますし、変化はドラマを引き起こしますから、時間の魔法は
必ず何かを感じさせてくれるのです。 ましてや、普通の時間でなく、凝縮され
たデリケートなレースの時間。サーキットでは、それ以外の場所とは違う時間が
流れていますから、それはここにしかない特別な時間。この時にしかない何か。
小暮選手も、ここにしかない思い出を作ってください。
投稿者 海南鶏飯 : 2005年08月04日 03:24
「あえて」と「自分自身」ということば遣いが多い
小暮氏は積極的で意志が強いと思う。
この勢いで進んで行ってもらいたい!
投稿者 ちど : 2005年07月22日 22:10
改めてこうセパンのレースを振り返られると、かなり
大変だったみたいで、よくぞご無事で戻られました!
と言いたくなりますね。
さて、まだこれからも無事でSUGOに行って帰って
またすぐMINEに行って帰らないといけない。すごく
お忙しくて大変ですが、持ち前のタフさで乗り切って
ください!
投稿者 SPP : 2005年07月21日 22:56
「抜かれない」と「突き放す」に大きな違いがあるのですね。
勝利まであと少しだと思うので、月並みですが、次のレースもがんばって下さい。
昨日のトリビアによると、富士TVのアナウンサーは耳型をとって、イヤホンみたいの作るそうですが、
ドライバーの耳栓もそうだったらはずれにくいかなぁ・・・??
投稿者 ないちぃ : 2005年07月21日 09:15
