2005年05月02日
財産
まずは、わたくし今季初めて試合に出場しました。4・30(土)に行われたWeek5対ハンブルグ・シーデビルズ戦で、4Qの終わりに(悪く言えば)敗戦処理という形ではありましたが、出場致しました。その内容も含めて、ケルンのWeek5の戦いぶりについて書こうと思います。
先週、初黒星を喫し、1つのミスがどれだけ試合に影響するのかを思い知らされました。なので、今週は練習から細かいミスに厳しく取り組んできました。ハードカウント(QBがボールスナップのコールを叫ぶ際に相手DLをオフサイドさせたり、スタートのタイミングを一定にさせないためのテクニック)を多く混ぜたり、一つ一つのプレイでも最後まで厳しくアタックするなどといったように緊張感のある激しい練習を行ってきました。しかし、試合前から懸念されていたポイントもありました。エースWRの欠場を始めとする怪我人の量。プレイは出来ていたとしても、100%でない選手も少なくありません。シーズンも中盤に差し掛かり、そういった面での戦いもまた厳しくなっていました。
そんな中でのWeek5、ハンブルグへの遠征。初年度でありながら、人気が高く20000人近くのファンが詰め寄せる相手をどう攻略するのか。
試合が始まりました。ケルンは自陣40yd付近までの好リターンを魅せて勢いづきます。しかし、開始3プレイ目でのスターターQBの負傷退場―。一気にベンチが凍りつきます。その後二番手のクリス(キャンプ相部屋)がオフェンスを率いましたが、やはりケヴィンの穴を埋めるには至らず、単調なオフェンスが続きました。しかし、前半はどうにかディフェンスが攻め込まれながらもFG2本での失点に抑えて3対6と折り返し。自分はというと、恥ずかしいながら普段はヘルメットではなくキャップをかぶってプレイ・バイ・プレイをつけているのですが、ケヴィンの負傷によりいつでもフィールドに出られるようにヘルメットをかぶりながら書き込むといった状況でした。
後半-。前半と同様にディフェンシブなゲームが展開されます。ケルンオフェンスはハンブルグの執拗なブリッツディフェンスに苦しめられ、前進することが出来ません。ディフェンスも反則やコミュニケーションミス等で罰退していき、TDを奪われます。6対9で迎えた4Q残り12分弱、ケルンオフェンスはついにターンオーバーを犯し、それがそのままリターンタッチダウンとなり6対16。次のシリーズでも、すぐさまQBサックを浴びファンブル、ターンオーバー。6対23とされ、その時が来ました! あんまりチーム的には嬉しいことではないですが、自分にとってはついに来たチャンスでした。敗戦処理でも何でもいいから試合に出たい。そう思い続けてきたのですから。しかも、リターンで敵陣30yd付近まで進み、TDを狙える絶好の位置からのシリーズとなりました。
ファーストプレイ―。パスのため5歩のドロップバックをしたのですが、ターゲットは見つからずスクランブル。これが、実に2年ぶりのスクランブルになりました。それが、9ydゲインして2nd1、TDを狙うプレイコールが来ました。しかし、惜しくもパスは成功せず3rd1、Runでノーゲイン。4th1ギャンブルを迎えます。タイムアウトを取り、ベンチでコーチからの指示を受けます。プレイはバックへのパス。しかし、カバーされていたためまたもやスクランブル。どうにか身体をいっぱいに伸ばしフレッシュ獲得。残りは44秒。次のプレイでミスもあり、パス不成功。2nd10となったところで3ステップのパスが来ました。相手ディフェンスのカバーを読み、迷いなく小川選手に投げました。この二年間、毎朝練習前にキャッチボールをしてきました。これは大きな信頼です。しかし、相手のタイトなカバーと集まりによりカット。そのボールが空いてSFの手におさまりインターセプト―。どうにかサイドラインに押し出しタッチダウンは免れました。そして、試合終了―。
6プレイという少ないプレイ回数の中で多くを学んだ気がします。最後のパスは、どんな形であろうとQBの責任。なぜなら、ボールを投げたのはQB本人なのだから。
本当に多くを学びました。昨日のゲームに出場できたことは本当に大きかったと思ってます。昨シーズンはWeek10でした。次はありませんでした。でも、今年はまだ6試合も残っています。これからの練習や試合に臨むことにとって、大きな財産になればいいと思います。
Kentaro Namiki
May 2, 2005 05:51 AM
