2005年05月25日
勝利のために
このブログを書いているのは、Week8の試合前日です。2週連続でのアウェイ戦なので、アムステルダムに遠征に来ています。明日の試合は、ケルンにとってとても重要な試合となります。勝てばワールドボウルがグッと近づきます。そこで今回は、ケルンの試合前日の過ごし方について書きたいと思います。
試合がホームの際は、そのままホテルに帰宅し、アウェイの時はバスで敵地に移動します。その後は、夕食前は何もなく夜の9時30分からミーティングがあります。ここでケルンは、対戦相手のフィルムを見るだけですが、他のチームはリラックスのために映画を流したりすることもあるそうです。うちは個人個人に委ねられているといったところでしょうか。
食事の話も少々。試合前日と当日の食事は、ホテルによって多少の違いはありますが、ほぼ毎試合同じです。前夜は牛肉のステーキとチキン、サラダにスープ。当日の昼飯は、チキンにラザニア。朝は、言うまでもなく4ヶ月間全く同じです。日本のように、朝納豆とご飯を食べたい! と毎日思っています。もちろん身体もことを考えて、最良の食事が出されているわけなのですが、こうも毎回同じメニューしか出ないと、けっこうへこむものです。
昼食前に、軽いミーティングがあります。これは我らがヘッドコーチ・Vaasの流儀です。毎回チームのスローガンである「How We Win」に沿って話をします。
① Togetherness
② Toughness
③ Fundamental
④ 7Critical Areas
①Turnovers
②Big Plays
③ME
④Discipline
⑤3rd Down
⑥Red Zone
⑦Kicking Game
⑤ Don’t Flinch!!
それぞれに大きな意味を持つ言葉ばかりですが、全ては「Don’t Flinch!!」という言葉に集約されています。「諦めない」とか「怯まない」という意味ですが、これがフットボールの試合にとって一番重要なのだと毎回熱く語っています。
試合会場に入ってからは、各自が自分なりのやり方で気持ちを高めています。音楽を聴いたり、DVDを観たり。1つ日本との文化の違いを感じたのが、Bibleについてです。全員ではありませんが、ほとんどの選手が試合前に必ず手をつなぎ聖書の言葉に耳を傾けます。これは、アメリカという国の文化そのもので、フットボールの試合を行うことがどれだけ気高く、誇り高きことなのかということを物語っている気がしました。最後にチーム全員で手をつなぎ、心を1つにします。全ては「勝利」のために。
そして、戦いに向かうわけです。前にも書いたことがるかも知れませんが、アメフトのゲームは戦場です。皆がみな、その恐怖に打ち勝ってフィールドに出て行くのです。それは並大抵のことではありません。自分にはまだ、それを味わうだけの技術や経験が足りません。その試合前の恐怖を、一日でも早く味わえるように日々精進して行きたいと思います。
Kentaro Namiki
May 25, 2005 01:14 AM
